【後編】旦那がギャンブルで莫大な借金を抱えていた……でもなかなか離婚に踏み切れません

もうすぐ第二子が生まれるという幸せな気持ちに包まれていた投稿者さんは、ある日旦那さんから莫大な借金を告白されてしまいました。その額およそ1,000万円以上。旦那さんは「もうギャンブルには行かない」と約束するも、その約束はすぐに破られてしまいます。旦那さんへの情があるため、離婚に踏み切れずに悩んでいる投稿者さん。ママスタコミュニティのママたちからは離婚を強くすすめられますが、まだその迷いをぬぐいきることができないようですね。そんななかママたちからは「旦那さんはギャンブル依存症では？」との疑問が寄せられました。

旦那さんはギャンブル依存症？

『ギャンブラーの私から言わせてもらうと、旦那みたいな人は口約束でギャンブルをやめることなんて絶対に無理だよ。依存症だから治療しないと。信用するのは、もはや無駄な時間』
『ギャンブル依存症は病気です。しつこくやめられない病気。一生付き合う気がないのなら、離婚を強くお勧めします』
『ギャンブル好きは、本人が治そうと思ってちゃんと病院に通わないと治らないと思う』
投稿者さんの話を聞く限り、「旦那さんはギャンブル依存症のように見える」とママたちは考えたようですね。ギャンブル依存症は「病的賭博」という名称で正式に病気として認められており、特徴的な症状のひとつに「ギャンブルのことで嘘をついたり借金したりする」というものがあります。今回の旦那さんの言動によく当てはまりますね。ママたちの疑いはもはや確信に近いのかもしれません……。ギャンブルをする人は、誰でもギャンブル依存症になりえます。支援サービスを受けたい場合には、相談窓口や専門医療機関などで相談してみるのもいいでしょう。
『夫に病院に行くことを提案したら、ぼそっと「めんどくさ……」と言われました。更生の余地なし、確定ですね。嘘をついたり借金までする人は病気……その通りですね。夫は間違いなく病気です。気付かせてくださりありがとうございます』
投稿者さんが旦那さんに通院を提案したところ、思わず耳を疑ってしまいそうな言葉が返ってきたようです。投稿者さんも旦那さんの言葉を聞いて、少し気持ちが動いたようです。
参考：依存症対策全国センター「ギャンブル依存症ってどんな病気？」

私たち、ギャンブル狂の夫と離婚しました！

『私の元旦那もギャンブルでの借金が払いきれない状態なのに、さらに借金を重ねてどうにもならない状態になりました。ありとあらゆる人間に嘘をついて借金して、わずかな給料さえ差し押さえられて、子どものお金を持ち出して……。子どものためを思って建て直そうともしましたが、お金に追われている人はお金のこと以外考えられません。私は子どものことを考えられなくなった人と一緒に生きていく意味はないと思い、離婚しました』
『第二子を出産直後に旦那の借金やギャンブルが発覚。子どもも小さいしギャンブルや借金がなければ本当にいい人だし、本人も泣いて土下座。今回だけはと思い許して借金を返済しました。しかしその後もギャンブルはやめられず、借金をしては土下座。結局離婚しましたよ。もっと早く離婚しておけばよかったと、離婚して7年経った今思っています』
『元旦那もギャンブルであちこちから借金していた。幸いうちの実家が裕福で、借金を立て替えて全部清算した。「二度とやらない」と約束したけれど、気付いたらまたギャンブルで借金。何度もその繰り返し。最悪だったのが、お金に困ってうちの実家の金目の物を盗んで売っていたこと。もう無理だと思って別れたわ。うちもギャンブル以外は子どもにも優しかったし夫婦関係も悪くなかった。ギャンブル依存症は病気だから絶対繰り返すよ。一生借金生活で貧乏生活だよ』
ギャンブルが原因の借金で旦那さんと離婚したママたちが体験談を語ってくれました。どのお話も壮絶で、ギャンブルに夢中になりすぎることやそれによって莫大な借金を重ねてしまうことの怖さがよくわかります。余裕のある範囲で楽しむならまだしも、基本的な生活を脅かすほどにギャンブルにのめりこんでしまうとなるとママたちが離婚を選択するのも無理はないでしょう。

幸せになって！投稿者さんへのエール

『でも子どもの未来を守れるのは投稿者さんしかいないよ。父親がいなくて寂しい思いをさせてしまうかもしれないけれど、結果的によかったと子どもが成長したときに思えるように頑張って欲しいな。ひとりで子どもを育てるのはきっとすごく大変だと思うけれど、返済しても返済しても減らないマイナスな生活よりは絶対いいはず。頑張って！』
『投稿者さん、お子さんと一緒に幸せになってよ。これから生まれる子が18歳になるまで毎月30万円を払い続けたら、軽く6000万円を超えるね。それでは済まないよ。旦那さんはまだまだ借りる気マンマンだよ。もう借金はしないという旦那さんの話、まさか信じてしまっているの？』
『誰も離婚したくて結婚する人はいないですし、不幸せになるために離婚する人もいないですよ。投稿者さんのように悩んで苦しんだ方はきっとその気持ちは忘れないので、お子さんもご自身も幸せになれるように一生懸命に生きていけると思いますよ。そんな方はきっと幸せになれるんじゃないかな。頑張ってくださいね！』
迷える投稿者さんの背中に最後のひと押しをするかのように、ママたちから「お子さんと一緒に幸せになって」とのエールが寄せられました。投稿者さんご自身のことももちろん心配ですが、環境を自分で選ぶことができないお子さんたちのことを考えると、今後の生活のことをより冷静に検討する必要がありそうです。
『みなさんコメントありがとうございます。「幸せになって」というお言葉をいただきすごく温かい気持ちになりました。離婚しなきゃ。頑張ります！』
離婚に踏み切れずにいた投稿者さんでしたが、ついに決心をしたようです。ママたちの壮絶な体験談や温かいエールにも心を動かされたのかもしれませんね。これ以上借金が増えてしまう前に、何とか手を打つことができますように。

莫大な借金が判明したとしても、長い間一緒に連れ添っていた配偶者との離婚になかなか踏み切れないのは決して珍しいことではないでしょう。むしろ何とかして助けてあげたいと考えてしまうのも無理はありません。しかし今後の生活のことやお子さんを取り巻く環境のことなどをしっかりと考えると、旦那さんへの情だけではなく冷静な判断も必要と言えそうです。今回離婚を選択した投稿者さんですが、皆さんならどのような選択をしましたか？

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・森乃クコ