「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office

NCT 127東京ドーム公演に地響きレベルの叫び 6人だからこそ浮き彫りになるパワー、完全体8人での永遠誓う【THE MOMENTUM/セットリスト】

2025.05.23 14:38

グローバルボーイズグループ・NCT 127(エヌシーティーイチニナナ)が21日から22日にかけ、東京ドームにて「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」を開催。モデルプレスでは、最終公演となった22日の様子をレポートする。【セットリスト掲載】


NCT 127「THE MOMENTUM」東京ドームで幕

「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
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1月の韓国・ソウル公演を皮切りにアジア、アメリカの15地域を巡ったワールドツアーの最終地点として迎えた東京ドーム公演、そしてこの日の翌日・23日はNCT 127の日本デビュー7周年という記念すべき日。リーダーのテヨン(TAEYONG)、ジェヒョン(JAEHYUN)が兵役中のため6人のメンバーでの開催となったが、そうした状況であるだけにシズニ(NCTzen…ファンネーム)との結束力は強まり、より強固となったNCT 127だけのバイブスを響かせるツアーとなった。

「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
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この編成でのステージは、人数に変化があっただけに決して容易ではない準備が必要だったはずだが、そうした条件すらも味方につけ、グループの新たな一面を鮮やかに浮き彫りにする。一人ひとりの個性がより際立ち、メンバー間の結束力がこれまで以上に強固になった姿を、東京ドームという聖地で目撃することができた。

NCT 127、6人でのパフォーマンスも味方に

「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
最終公演の幕開けを告げる「Gas」は、爆発的なサウンドや演出で飾るわけではなく、NCT 127の“存在”だけで訴えかける迫力が会場全体に伝播していく。ライブの熱を一気に押し上げる「Bring The Noize」「Chain」は欠かせない存在で、「2 Baddies」では特にドヨン(DOYOUNG)の一層磨き上げられたロングトーンが天井へと響き渡り、会場を震撼させた。一方、「Gold Dust」「No Longer」といったバラードで発揮される美声もNCT 127の強靭な持ち味で、6人での公演であるからこそ、パートごとのボーカル力はより鮮明に印象付けられ、特にジョンウ(JUNGWOO)の深みも備わった、水晶のように透き通る歌声には心を奪われた人も多かったのではないだろうか。

「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
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NCT 127の魅力の一つは、スキルフルで芸術的なステージから一瞬で移り変わる愉快なMC。ジャニー(JOHNNY)からのリクエストで「マーク、あん」と可愛らしく愛嬌を披露したマーク(MARK)は、ステージで皇帝のようなオーラを纏う姿とは別人のよう。テヨンに代わって「Sticker」の冒頭のパートを見事に決めたヘチャン(HAECHAN)が「ツアーが終わったらこのパートのメンバーをくじで決めたい」とお茶目におねだりし、ドヨンは「テヨンが戻ってきてもやるの?」と純真な疑問を投げかける、思わず笑ってしまうような一幕もあった。

NCT 127「Fact Check」地響きレベルの歓声で訴えかける熱

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本編を畳み掛ける「英雄;Kick It」「Fact Check」では、ユウタ(YUTA)が煽る、お決まりの「やれるか東京!」の言葉の通り、東京ドーム中が奮い立たされたかのように、パフォーマンスと呼応するシズニの掛け声がみるみる大きくなっていく。メンバーが去ったステージに向けても熱を訴え続けるように歓声が届けられ、地響きにも近いようなその余韻は空気を震わせ続けた。

「NCT 127 4TH TOUR ’NEO CITY:JAPAN - THE MOMENTUM’」より(C)田中聖太郎写真事務所_Seitaro Tanaka Photo Office
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アンコールでは「Sunny Road」「Promise You」と多幸感に満ちた楽曲で、お別れの時を感じ始める客席に温かな風を吹き込む。日本デビュー7周年を迎えるNCT 127へ、シズニからのサプライズで「Long Slow Distance」のコーラスが贈られると、メンバーたちは感動を言葉に。一人ずつのコメントでは、ユウタが最終公演であることを受けて「終わりがあるからこそ新しい挑戦を始められると思う」と前向きに告げ、ドヨンは事務所へのメッセージとして「僕たちNCT 127は永遠なので心配しないで、これからも僕たちのことを推してください!」と未来に向けて希望に溢れたメッセージを伝えた。ライブの締めくくりに響いたこの言葉は、ファンとメンバーが共有する確かな未来への道筋を示していた。

NCT 127マーク&ヘチャンは涙堪える シズニと辿り着いた「THE MOMENTUM」の最終地点

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ファンのコーラスに応えるように、ダブルアンコールに選んだ楽曲は「Long Slow Distance」。マークやヘチャンが涙を堪える場面もあったほど、この日まで様々な思いも抱えていたはずだが、今回のツアーは、NCT 127にとってさらなる成長の証明となったであろう。ジャニーが「ライブはシズニと一緒に作るもの」と伝えたとおり、ファン・アーティストの関係を超えた真の仲間としての絆がそこには息づいていた。困難な状況においても変わらぬパフォーマンス力、そしてファンとの揺るぎない絆。これらすべてが、8人での再結集の日をより特別なものにしてくれるだろう。東京ドームで感じたこの確かな手応えとともに、完全体としてのその日を待ち続けたい。(modelpress編集部)

NCT 127「THE MOMENTUM」東京ドーム最終公演セットリスト

M1 Gas
M2 Faster(Short Ver.)
M3 Bring The Noize
M4 2 Baddies
M5 Skyscraper
M6 Chain
MC
M7 Designer
M8 Orange Seoul
M9 Touch(Japanese Ver.)
M10 No Clue
M11 Pricey
M12 Regular(Korean Ver.)
M13 Sticker
MC
M14 Whiplash+Lemonade *Mash-up
M15 Rain Drop
M16 Can't Help Myself
M17 Gold Dust
M18 No Longer
M19 Far
M20 英雄;Kick It
M21 Fact Check
ENCORE
M22 Intro: Wall to Wall
M23 Walk
MC
M24 Meaning of Love
M25 Sunny Road
MC
M27 Promise You
M28 Long Slow Distance
【Not Sponsored 記事】

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