A.B.C-Z橋本良亮、卒業した河合郁人への本音「自分を貫き通して1人でやってほしい」【「君じゃなきゃだめなんだ」インタビュー後編】
2024.06.05 17:00
views
6月5日に14thシングル「君じゃなきゃだめなんだ」をリリースしたA.B.C-Zの橋本良亮(はしもと・りょうすけ/30)にモデルプレスが単独インタビュー。昨年12月、帝国劇場にて上演された舞台「ABC座星(スター)劇場2023 〜5 Stars Live Hours〜」をもって、メンバーだった河合郁人がグループを卒業。後編では、今だからこそ話せる河合への本音や、グループ&個人の展望、夢を叶える秘訣などについて語ってもらった。【インタビュー後編】
橋本良亮、河合郁人への本音「河合さんには自分を貫き通して1人でやってほしい」
― 事務所としてもグループとしても新たな門出を迎えましたが、4人体制になったタイミングで、メンバーの皆さんと話し合ったことなどはありますか?橋本:3ヶ月前くらいに戸塚さん(戸塚祥太)発信で「みんなでご飯に行こうよ」という連絡があったのですが、次の日が早かったり、それぞれのスケジュールが合わなかったりして、プライベートではなかなか集まれていないです。本当ならみんなで集まっていろいろ話せたらいいのですが、4人で真面目な話をしているのが想像できなくて…。多分1人1人の意見が強すぎてまとまらず、喧嘩になる気がします(笑)。メンバーだから、たまにはぶつかってもいいとは思いつつ、それで長年やってきたものが崩れるのは望んでいないので、仕事場で集まるくらいがちょうどいいのかなと。
― 河合さんが抜けるタイミングで「4人になってもやっていこう」というお話もあったかと思いますが、その時に4人だけでは話し合っていない?
橋本:それは5人の時に話しました。もちろん1人1人いろいろな意見があったのですが、塚ちゃん(塚田僚一)が河合さんに対して「俺は背中を押せない」「これからも5人でやっていきたい」「ファンの気持ちも考えてあげて」ということをハッキリ伝えていたので、その時はグループの雰囲気がギクシャクして、大丈夫かなと不安になりました。
― 河合さんの中ではずっと前から考えていたことだとしても、言われた側からすると、やはり突然のことなので戸惑いますよね。
橋本:2年前の12月に初めてその連絡が来て、夜中の1時~2時くらいだったので、酔っ払って送って来たのかと思って最初は無視していたのですが、次の日の朝も長文で送って来たので、「これはガチだ」と思いました。でも僕は心の準備ができていなかったので、その時は何も返せませんでした。その後みんなで何回も話し合って、河合さんがグループから抜けることを9月に正式に発表させていただきました。
― 何度か話し合いの場が設けられたとのことですが、橋本さんの中で気持ちに整理がついたのはいつ頃ですか?
橋本:僕は正直、河合さんの思いを聞いて「100%絶対に抜ける」と感じたし、引き止めてもストレスを溜めてしまうだけだと思ったので、すぐに受け入れて背中を押すモードになりました。みんなで話し合いをした時も河合さんは頑なに自分を曲げませんでしたが、塚ちゃんも曲げないので、2人の話し合いで半年くらいは長引いたと思います。もちろんデビューしてすぐに辞めるというなら話は別ですが、10周年まで続けて来て、いろいろな経験を積んで身につけたものを新たな場所で出せるのは素敵なことだと思いましたし、僕たちはもう子供ではないので、次の目標が決まったなら、自分のやりたいことをやったらいいと僕は思いました。
― 河合さんが卒業してから、連絡は取っていますか?河合さんのYouTubeなどは見ているのでしょうか?
橋本:連絡は1回も取ってないです。YouTubeも見ていないのですが、動画の内容がSNSでたびたび話題になっているのは目にしていて、A.B.C-Zに助けられている感じがあるので、まだ僕たちの名前を出してほしくないというのが本音です。河合さんには自分を貫き通して1人でやってほしい。僕以外のメンバーがどう思っているのかは聞いたことがないのでわからないですが、僕はそう思っています。
橋本良亮が怒り・悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、橋本さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。橋本:僕も人間なので、そういう感情になることはあるのですが、本当にムカついた時はお酒を飲んで寝て忘れます(笑)。お酒を飲むと気持ち良くなって、「許してやるか」「小さいことで気にしていたんだな」と心変わりするんです。できたら誰かに話して受け止めてほしいけど、家族に話すような内容でもなければ、親友も忙しいので、話せる相手がそんなにいなくて。どちらかと言うと周りの相談に乗ることが多いので、共感して自分のイライラも一緒に発散させています(笑)。
― では、消化されないことはあまりない?
橋本:消化されないことはないですし、そういう感情を溜め込むといずれ爆発することがわかっているので、基本的に溜めないようにしています。言ってしまえば、勝手に僕が怒ったりイライラしたりしているだけなので、お酒を飲む以外にも走ったり筋トレしたりと、トレーニングに夢中になっていたら自然とその感情は消えていきます。まず“何も思わないこと”が一番良いです。
橋本良亮「絶対にやりたい」グループ&個人の展望明かす
― A.B.C-Zは5月1日からサブスクも解禁となりましたが、今後4人でのライブツアーや「ABC座」などは予定しているのでしょうか。橋本:みんなと話し合っているところなので、言える時が来たら発表させていただきます。帝国劇場での「ABC座」は去年で一旦終わりでしたが、違う劇場で内容を変えていくらでもできると思っていますし、「ABC座」がないとA.B.C-Zは年を越せないので、少々お待ちいただけたらと思います。今までは毎年夏にツアーをさせていただいていたのですが、去年はできなくて僕自身すごく寂しかったですし、グループにとって大事なイベントをなくしたこともめちゃくちゃ悔しかったので、その分「ABC座」があって良かったなと思いました。
「ABC座」はA.B.C-Zがわからなくても、他のグループの曲を歌ったりもするので、A.B.C-Zのファンの方が、違うグループが好きな友達を誘って観に来ても楽しめるのがいいところだと思います。去年はほぼライブとしてやらせていただきましたが、劇場なので舞台モードになってしまって、お客さんもどこまで騒いでいいのか迷うところではあったと思うので、今後はライブツアーもできたらいいなと思います。
― 橋本さんの個人の展望としてはいかがですか?舞台出演を控えていると思いますが、ブログでは「ソロをやりたい」とも書かれていたので、今後挑戦してみたいことをお聞かせください。
橋本:ソロコンサートは絶対にやりたいです。20代前半くらいの若い頃に、はっちゃけた感じのソロコンサートをやらせてもらったことがあるのですが、すごく楽しかったので、今後もしやるとしたら、ディナーショーのような“大人になった橋本良亮”をお見せできたらなと思っています。「Vanilla」や「君じゃなきゃだめなんだ」のテイストでしっとり大人っぽく魅せて、最後のアンコールだけはっちゃけるとかをソロでやってみたいなと考えつつ、まず今年は4人で活動したいという思いがあるので、年内は難しくても、来年以降で、死ぬまでにできたら(笑)。
― 塚田さんの塚☆リカちゃんとは真逆の路線ですね。期待しております。
橋本:塚ちゃんの路線とはまったく違いますね(笑)。個人の自由なので、僕たちを巻き込まなければ好きにやってください(笑)。塚☆リカのライブツアーについては、塚ちゃんから事前に連絡が来ましたが、発表時に話題になっていたし、塚ちゃん自身すごく楽しみにしているみたいなので、塚ちゃんらしく楽しんでほしいです。
橋本良亮の夢を叶える秘訣 河合郁人から得た“実現までの道”
― 橋本さんは今年で芸能生活20周年ということで、これまでにいろいろな経験を積んで来たと思います。モデルプレス読者に向けて“夢を叶える秘訣”のアドバイスをお願いします。橋本:僕が見てきた中では、口に出して発信している人はみんな夢を叶えていると思います。河合さんも10年前から「売れたい」と口に出し続けて、個人でどんどん活躍していく姿を僕は近くで目の当たりにしたので、それを実感しました。やっぱり夢や目標を口にすると、そこにきっとエネルギーが集まって伝わっていく気がします。
― 素敵なお話をありがとうございます。最後に、改めてファンの方に向けてメッセージをお願いします。
橋本:6月5日、4人体制初シングル「君じゃなきゃだめなんだ」のリリースとともに、自信を持って良いスタートダッシュが切れると思うので、これから4人での活動を楽しみにしていてほしいです。5人の時よりも幸せにできる気がします。これからもよろしくお願いします。
― ありがとうございました。
取材後記
約45分にわたって実施した今回のロングインタビュー。どんな質問に対しても真っ直ぐ包み隠さず話す姿に、とてもフランクで人懐っこい印象を受けた。A.B.C-Zの末っ子でありながらセンターを務めていた橋本だが、「今でもセンターでいる気持ちは変わらない」と語ってくれたように、グループの形は変わっても本人の思いは変わらずにいることを確信した。最初から最後まで、自分の言葉を素直に発信してくれたなかで、他に聞き足りていないことはないか、自分の発言は大丈夫だったか、その意図を汲み取ることはできなかったが、取材後に「大丈夫ですか?」と気遣う姿も印象的だった。ますます磨きがかかった新星A.B.C-Z、そして“大人になった橋本良亮”の続きをこれからも見届けていきたい。(modelpress編集部)
橋本良亮(はしもと・りょうすけ)プロフィール
1993年7月15日生まれ、千葉県出身。愛称ははっしー。2004年9月に事務所に入所。2008年8月、ジュニア内ユニット・A.B.C.に加入し、A.B.C-Zを結成。2012年2月1日、DVDシングル「Za ABC〜5stars〜」で事務所史上初のDVDデビューを果たす。2021年7月、ドラマ「痴情の接吻」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で初の単独主演を務める。近年の主な出演作は、音楽劇「逃げろ!」(2023)、「ブンとフン」(2023)、ドラマ「坂の上の赤い屋根」(WOWOW、2024)など。7月より舞台「SLEUTH/スルース」が上演。衣装クレジット
トレンチベスト¥49,500(ANTOK/ANTOK otn@antok.jp)ステンカラーコート¥19,990 シャツ¥11,990 パンツ¥18,990(以上全て UNFILO/オンワード樫山 03-5476-5811)
靴¥19,800(ASICS/アシックスジャパン・カスタマーサポート部 0120-068-806)
ネックレス¥12,100(ABISTE/アビステ 03-3401-7124)
その他スタイリスト私物
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
A.B.C-Z橋本良亮「今でも気持ちはセンター」4人体制後の思い・新曲が「Vanilla」超え宣言した理由【「君じゃなきゃだめなんだ」インタビュー前編】モデルプレス
-
Travis Japan七五三掛龍也、A.B.C-Z橋本良亮の撮影現場に“新入社員”で潜入サプライズ<坂の上の赤い屋根>モデルプレス
-
蓮佛美沙子、A.B.C-Z橋本良亮との「イチャイチャシーン」で撮了「私は救われた」<坂の上の赤い屋根>モデルプレス
-
A.B.C-Z橋本良亮、グループ加入時に“1日で15曲”習得 無茶ぶり続きで共演者驚き<坂の上の赤い屋根>モデルプレス
-
A.B.C-Z橋本良亮、1ヶ月半で13キロ減量も“イケメン扱い”には謙遜 桐谷健太「ミスター謙虚!」<坂の上の赤い屋根>モデルプレス
-
A.B.C-Z橋本良亮、衝撃の血だらけ姿 桐谷健太主演「坂の上の赤い屋根」場面写真一挙解禁モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
ICEx志賀李玖、EBiDAN冠番組が俳優業挑戦のきっかけに 「スノ恋」共演中の先輩・宮世琉弥との交流も【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
Billlieムン・スア、大切なものは「思い出」完全体カムバックへの思い【インタビュー連載Vol.3】モデルプレス
-
「おむすび」ルーリー役・みりちゃむ、橋本環奈の涙から受けた刺激「環奈ちゃんが主役で本当に良かった」共演者一同総意の思い【インタビュー後編】モデルプレス
-
「おむすび」ルーリー役・みりちゃむ、朝ドラで伝えたいこと ギャル人生は「心ない言葉を受けることも多かった」【インタビュー前編】モデルプレス
-
有村架純、坂口健太郎の現場での行動に「本当にびっくり」再共演までの5年で起きた変化【さよならのつづき インタビュー後編】モデルプレス
-
有村架純&坂口健太郎「健ちゃんだからこそ本音を言えた」「頼ることはすごく大事」弱音も吐ける2人の信頼関係【さよならのつづき インタビュー前編】モデルプレス
-
Billlieつき、日本でK-POPアイドル夢見たきっかけ「どんな仕事をしたとしても、世界で活躍できることをしよう」【インタビュー連載Vol.2】モデルプレス
-
紅しょうが稲田美紀、行列話題の“セミヌード写真展”に手応え 熊元プロレスの「カッコよすぎる」夢を叶える秘訣とは【インタビュー】モデルプレス
-
森口瑤子&高橋大輔、長く活躍し続ける2人の夢を叶える秘訣 着物は「敷居が高いもの」「伝統的な着方をしないと」を変える魅力発信に意欲【インタビュー】モデルプレス