櫻坂46 三期生・山下瞳月インタビュー「新参者」千秋楽「語るなら未来を…」披露までの裏側
2024.02.27 18:00
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<櫻坂46・8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」(2月21日リリース)山下瞳月インタビュー>
櫻坂46の三期生が「新参者 Live at THEATER MILANO-Za」最終公演(昨年11月)にて欅坂46時代の楽曲「語るなら未来を…」を当時の衣装でサプライズ披露したことは、約3ヶ月が経過した今でも思い出して胸を熱くする人が多いのでは。センターに立った山下瞳月(19)も「この曲をやると決まって披露するまでの期間は全部がすごく良い思い出です」と振り返る。「新参者」をきっかけに彼女はまた一つ大きな成長を遂げたようだ。
山下瞳月「新参者」は「できるならまたやりたい」
― 三期生だけで10公演を行った「新参者」ライブは今でも脳裏に焼きついています。毎公演とてつもない熱気が会場を包んでいました。山下:できるならまたやりたい、と今も思います。「新参者」は三期生との時間が改めて大切だと感じる期間でした。ちょうどその頃、7thシングルの時期が重なり、三期生の中でも選抜と非選抜で初めて稼働が別々になることが多かったのでなおさら。本番までタイトなスケジュールでの振り入れで、みんなの気持ちが同じ方向に進まず、ギリギリまで一つになれるのか心配でしたが、最終的にはみんなが楽しかった、またやりたい、と言えるようにまでなって。私もみんなで2時間のフルライブをずっと踊れるのが楽しくてしかたなかったです。
― グループ全体ではキャプテンの松田里奈さんはじめ、一期生や二期生が引っ張っていくことが多いと思うのですが、三期生だけのときはいかがですか。
山下:初期からずっと変わらず、小島凪紗だと思います。「声でか番長」なんです(笑)。「新参者」期間、公演が始まる前に円陣をするのですが、その声かけも、なぎ(小島凪紗)がやってくれていました。みんな自然となぎが言ってくれるんじゃないかと視線を送るくらい、みんながなぎに信頼を置いています。なぎを筆頭に、最近はゆう(村井優)やあいり(谷口愛季)も引っ張ったり声がけしたりしてくれて、みんながどんどん周りを見るようになってきたと思います。
― 山下さんもダンスで引っ張ることができそうです。
山下:私は先頭に立ってというタイプではないですが、「承認欲求」で選抜に選んでいただいて、少しは変われたのかなと感じていて。先輩から学ぶことがたくさんあったので、それを「新参者」でも他の三期生に受け継ぐとまでは言わないですが、橋渡しができたらと、三期生の(※7thシングル)選抜4人でよく話していました。それができれば三期生全体の雰囲気も良くなるし、三期生全員が個々で強くなっていくし、未来につながる。私なりにですが、レッスン中に振りが違っていたら積極的に言うようにしていました。
― 先輩からはどんなことを具体的に学びましたか。
山下:これを言ったら今までどういう気持ちでやっていたんだと思われてしまうかもしれないですが、選抜メンバーに選ばれて、一人ひとりがグループの顔として見られているということを実感しました。私たち三期生は、完成されたグループに加入させていただくというとてもありがたい環境の中で活動をしていたので、一人ひとりがグループに貢献できていたか、と言われたらたぶんみんなわからないと思う。少なくとも私は自信がないです。でも先輩方と一緒に活動するようになって、歌番組をはじめ数多くの番組に出るようになってから、先輩と三期生ではグループに対する意識が違ったとつきつけられて。もしそれを三期生全員が身をもって感じることができたら、もっと個が強くなると思いました。
山下瞳月センター「語るなら未来を…」披露までの裏側
― 「新参者」では千秋楽のダブルアンコールで「語るなら未来を…」を披露、さらに山下さんはセンターに立ちました。山下:欅坂46の曲をやるということだけでも荷が重いと感じている中で、さらに自分が真ん中に立つとわかったときは、正直マジかと思いました(苦笑い)。でも真ん中に立つから私だけがしんどいというよりは、みんなそれぞれ思うことがあったんじゃないかな。負の感情に支配されず、みんなで乗り越えて良いパフォーマンスができたらと気を引き締めました。
― あくまで私の主観ですが、山下さん以外の三期生メンバーが感情を爆発させるようなパフォーマンスをする一方で、山下さんは良い意味でどこか冷静に、でもこちら側になにかを訴えようとしている表情で歌って踊る姿が印象的でした。
山下:嬉しいです。感情を表に出すことが減ったな、泣くこともなくなったな、と最近思っていたのですが、「語るなら未来を…」の振り入れをするときに一度泣いてしまうことがありました。それはどれだけ教えていただいても振りが頭に入ってこなかったから、踊る自分の姿を鏡で見ることさえできなったから。あぁ……って涙が止まらなくなりました。でもそのとき、久々に感情を出せたのが逆に良い方向に進んで。先輩方の映像を片っ端から見て、どういう表情をすれば一番伝わるのか、たくさん考えました。せっかくなら三期生でしかできないものを見せたい、たくさん考えて、たくさんの決心をして、それが本番のあの感じになったんだと思います。
― ご自身でも本番の映像をあとから観ましたか。
山下:はい、確かに今言ってくださったみたいに、みんなそれぞれ良い意味で曲の解釈が違ったように感じました。全員が同じ表情をしているわけではないのに、まとまりがあって個の強さも感じる。私がファンだったら確実にワクワクしちゃうなって思いました(笑)。それにレッスン動画は普段、その期間中は保存して見返しますが、容量がどんどん重くなってしまうので、終わったら消すようにしているんです。でも「語るなら未来を…」の前日の振り固め動画だけは、たぶん今後も一生残していると思います。この曲をやると決まって披露するまでの期間は全部がすごく良い思い出です。
山下瞳月の「夢を叶える秘訣」
― 山下さんが約4ヶ月前に話していた「夢を叶える秘訣」が「少し軽い気持ちで挑戦してみる」でした。それからまだ日は浅いですが、今は初めてのことも多いからこそ、考えに変化も起きやすい時期なのかなと。もし今思うようになったことがあれば教えてください。山下:夢がある人はすごいです、未来しか見ていないというか。私は現実主義であることが多くて、先のことを考えたり、こういう未来になってほしいと考えすぎたりすると、そうならなかったときに絶望してしまうタイプ。なので以前は「少し軽い気持ちで挑戦してみる」と言っていたんです。もしかしたらこれから言うことは、なにを言っているか意味がわからないかもしれないですが、例えば大学は何歳からでも入れるじゃないですか。勉強したいと思ったとき、何歳でも入れる場所があるってすごくいいなと思います。それと同じで叶えたいとか、やりたいと思ったとき、どんなことでも挑戦できるということを頭に入れておけば、なんでもできちゃうんじゃないかって。何歳になっても気持ちさえあればいつでも夢は追えるもの、叶えられるもの、そう思うようになれることがとても大切だと思います。
― 新しいメッセージをありがとうございます。「大好きなラーメン関連のお仕事をしてみたい」というのは変わらずあると思うのですが、三期生も少しずつ個人仕事をするメンバーが出てきている中で、気持ちの変化はありましたか。
山下:直近で言えば、ちょうど同期の中嶋優月や石森璃花が「ラヴィット!」の月曜レギュラーとして頑張っていて、私も朝早く起きた日は観ていますが、私にはたぶんできないなって思いました(苦笑い)。みんながそれぞれの強みを活かせる場所でも活動して、グループに貢献できていけたらいいなって思うんですけど、私はまだ強みを自分で見つけられていないですし、具体的にこのような仕事をしたいというのも今はないです。でも強いて言うなら、グループのライブで出られる曲数が少しでも増えたら嬉しいです。
【おまけ:取材後の雑談エピソード】
― いつかファッションショーでランウェイを歩く姿も見てみたいです!
山下:無理です(笑)。絶対に両手両足がいっしょになります…こけそう(苦笑い)。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
山下瞳月(やました・しづき)プロフィール
2005年1月22日生まれ(みずがめ座)、京都府出身。152cm。A型。「櫻坂46 新メンバー募集オーディション」に合格し、2023年3月に三期生としてお披露目された。愛称は「しーちゃん」など。好きな食べ物はラーメン、次に唐揚げ。MBTI診断は「INFP」。なお櫻坂46は3月2日の福岡公演を皮切りに大阪、愛知、神奈川と全国4ヶ所、計8公演の全国アリーナツアーを行う。櫻坂46・松田里奈さん&山下瞳月さんが「#モデルプレス決め顔チャレンジ」に挑戦✨
— モデルプレス (@modelpress) 2024年2月27日
🔻写真・インタビューはこちらhttps://t.co/GNEsmDaUeehttps://t.co/yTL5b9mtQDhttps://t.co/sFuZN2JxOu#櫻坂46_何歳の頃に戻りたいのか#何歳の頃に戻りたいのか #櫻坂46 #sakurazaka46 @sakurazaka46 pic.twitter.com/pXGaSWnZlO
【櫻坂46 三期生 山下瞳月インタビュー🌸】
— モデルプレス (@modelpress) 2024年2月27日
「新参者」千秋楽「語るなら未来を…」
披露までの裏側💬
「一度泣いてしまうことがありました」
「どういう表情をすれば一番伝わるのか、たくさん考えました」
⊿詳細&撮り下ろし写真(全13枚)https://t.co/sFuZN2JxOu#櫻坂46 #sakurazaka46… pic.twitter.com/C9EXo9RVzG
櫻坂46・8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」
表題曲は二期生の山崎天(※「崎」は正式には「たつさき」)がセンターを務める「何歳の頃に戻りたいのか?」。形態は初回仕様限定盤Type-A・B・C・D(いずれもCD+Blu-ray)、通常盤(CD)の5種類で、共通カップリングとして「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」、そのほかTYPE-Aに「油を注せ!」、TYPE-Bに「真夏に何か起きるのかしら」、TYPE-Cに「心の影絵」、TYPE-Dに「恋は向いてない」、通常盤に「泣かせて Hold me tight!」がそれぞれ収録される。特典映像は2023年にフランス・パリ、マレーシア・クアラルンプール、フィリピンでの海外イベントに出演した際のオフショット映像と、櫻坂46・三期生によるイベント「新参者」の最終日公演。
【Not Sponsored 記事】
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