竹内涼真「今までとは全然違う」“交代人格”持つ青年役で新たな一面 悲しみの乗り越え方も語る<「ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者」インタビュー>
2023.03.07 07:00
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3月24日放送のテレビ東京系ドラマスペシャル『ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者』(よる8時~)に出演する俳優の竹内涼真(29)にモデルプレスがインタビュー。本作にて解離性同一性障害を抱える難しい役に挑戦した竹内。役作りや撮影現場の様子のほか、竹内自身の“悲しみの乗り越え方”などを聞いた。
沢村一樹主演ドラマ「ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者」
本作は、虚実が入り混じった現代社会に送る、これまで観たことのないヒューマンサスペンスドラマ。誰が“ほんとうの顔”で、誰が“ニセモノの顔”を被っているのか?過去にある事件で妻を殺害された元刑事が新たな連続誘拐事件をきっかけに様々な真実を導き出していく。優秀な刑事だったがある出来事をきっかけに退職し、今は高校生の一人娘を育てる元刑事の専業主夫・獅子舞亘を沢村一樹、物語の発端となる「連続誘拐事件」の容疑者となったいくつもの人格を持つ解離性同一性障害(DID)の青年・元村周太をテレビ東京初出演となる竹内が演じる。容疑者となった元村は元刑事の獅子舞亘を呼び出し、自分の取り調べを担当するように言う。一体、なぜ元村は獅子舞を知っていたのか?なぜ呼び出したのか?
竹内涼真、難役への挑戦と役作り
― 解離性同一性障害の青年という難しい役に挑戦されましたが、本作への出演が決まったときはどのような心境でしたか?竹内:初めてこの役のお話を聞いたときは、一目散にやりたいと思いました。
― 脚本を読んだ感想と、面白いと感じた点がありましたら教えてください。
竹内:僕が演じる元村の見どころは、やはり人格が変わる瞬間だと思います。今回DIDという1つの症例を挙げた作品になっていますが、僕はDIDの人を演じたというより、すべての人格が一貫して自分の愛情を勝ち取るために生きている姿を大事にしたかったので、難しい題材ですが、人間ドラマとして感情移入しやすいのではと思います。もちろんDIDについてたくさん勉強して、それぞれの交代人格は一人ひとりこだわって演じたので、人格が変化するシーンは演じがいがありました。
― この役を演じるにあたって準備されたことはありますか?
竹内:前回の連ドラが終わってから1ヶ月半ぐらい準備期間があったので、プロデューサーのみなさんが用意してくださったDIDの資料をまず拝見しました。あと、彼の交代人格の一人であるカブトは7歳の少年なので、実際にDIDの子どもたちと触れ合ってたくさんヒントをもらいました。複数の人格を持つ役は自分の中でもチャレンジな役なので、自分で動画を撮って見返したりとたくさんの準備をしました。
― その役作りはスムーズに進んだのでしょうか?
竹内:今回、台本を読み解くことに1番時間がかかりました。元村周太という役が、この物語全体においてどういう意味をもたらすのかを明確にしたことで、台本に書いてある交代人格それぞれのキャラクターや役割をどう表現していったら良いかが見えてきた気がします。
― 監督からのリクエストで印象に残っているものはありますか?
竹内:交代人格のキャラクターに関しては、監督やプロデューサーのみなさんから事前にイメージ資料をいただいて、その情報をもとに僕の役作りの中に取り入れました。あとは主人格からそれぞれの人格に変わる瞬間の目を今回色とりどりに撮っていきたいと監督からリクエストをいただいたので、そこは現場で相談しながら意識しました。
― 目が変わるという演技をしていると。
竹内:出来上がった作品を観たら、鋭くなったり優しくなったりしているように見えるかもしれませんが、僕の中ではそういう意識はなくて。チェンジしたとき、いきなり話し出すのではなく、少し余韻がほしいということだと思うんです。無理に意識していなくても、観た方からすると「今、変わったな」という間があると思います。
― たくさんの人格が出てきますが、特に印象的なキャラクターはありますか?
竹内:カブトという役は、天才的な知能があったり、人見知りだったり。また、カブトという人格が生まれた経緯には、小さい頃の辛い経験が影響しているのですが、その分、愛情に飢えていて、沢村さん演じる獅子舞にすごく忖度をします。愛情がほしいがためのその一生懸命さや、カブトの臆病な部分、カブトの良くない部分も描かれています。
竹内涼真、沢村一樹の印象を語る
― 沢村さんの印象を教えてください。竹内:沢村さんとのお芝居は楽しいですね。その場で生まれるものもたくさんありますし、目の前のキャッチボールを大切にしてくださるので、僕もあまりお芝居を固めず、よい距離感でお芝居させていただきました。
― 「人は誰だって、いくつもの顔を使って生きている」という沢村さんのセリフがあると思うのですが、竹内さんご自身でもし自分の顔を使い分けているなと思うときがあれば教えてください。
竹内:結構みんな図星なんじゃないかな。意識して変えている人もいれば、自分がいる場所に応じて自然と変わる人もいると思います。そういうのってみんな知らぬ間に使い分けていると思うし、その環境に応じたコミュニケーションをとって生きていかなくてはいけないので、自ずと変わってくると思います。僕だったら、このドラマではこういう佇まいの方がいいかなとか、そのときの現場の状況に応じています。
竹内涼真「今までと全然違う」俳優としての新たな一面
― チャレンジングな役になったと思いますが、俳優として新たな一面が引き出せそうだなと思ったところを教えてください。竹内:これまでに僕が演じてきた役とは全くカラーが違うため、今回のような役をいつかやってみたいと思っていました。なので、撮影をすごく楽しみにしていましたし、もっと時間をかけてやりたかったなと思うぐらい面白い台本でした。役作りでは今回特別なことをしたわけではないのですが、自分なりに新しいやり方でアプローチしてみたり、時間があったらいろんな場所に行って自分の中に取り入れることができました。俳優として新しいものを引き出せたかどうかはまだわからないのですが、今までにない新しい役に挑戦しているので、見応えがあると感じていただけたら嬉しいです。
― 具体的にどんなところでしょうか?
竹内:自分から発信する役というところです。受け止める役のお芝居が多かったんです。でも今回は自分から仕掛けにいくので今までとは全然違いました。
― 作品名にちなみ、なにか密告したいことがあれば教えてください。
竹内:すごく難しい題材を細かく紐解いてドラマを作ろうという気合がすごく好きです。監督やプロデューサーのみなさんが僕が感じたこと、思いついたアイデアをすごく尊重して受け止めてくださるチームで。だからこそ、現場ではいろんなアイデアが飛び交っていますし、リハーサルから監督もプロデューサーのみなさんも積極的に寄り添ってくださって、すごく嬉しかったです。それぞれの各部署がこだわりを持った、すごく良いチームです。
竹内涼真が悲しみ・怒りを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、竹内さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」もしくは「怒りを乗り越えた方法」を教えてください。竹内:今自分の中にある、良いもの・悪いもの、ある・ないとか、そういう白黒みたいな固定概念を少しずつ取り除いていって、いろんな出来事や物事を多方面から捉えるようにすると、自分の悲しみも緩和できると思います。
― それはご自身の経験からですか?
竹内:そうですね。物事って白と黒だけじゃないと思うんです。もっと柔軟に周りからの情報を取り入れて、答えを出していくと、悩みや不安もなくなって、解決できることもあると思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
竹内涼真(たけうち・りょうま)プロフィール
1993年4月26日生まれ。東京都出身。2013年、雑誌オーディションでグランプリを受賞し、芸能界デビュー。2014年、「仮面ライダードライブ」で泊進ノ介役を務め注目を集める。主な出演作に「下町ロケット」(15、18)、連続テレビ小説「ひよっこ」(17)、「過保護のカホコ」(17)、「陸王」(17)、「ブラックペアン」(18)、「テセウスの船」(20)、「君と世界が終わる日に」シリーズ(21、22)、映画「太陽は動かない」(21)、「六本木クラス」(22)、映画「アキラとあきら」(22)など。主演作「君と世界が終わる日に」が3月19日に地上波スペシャル放送&Season4配信。さらに待望の映画化が決定。
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