アートメイクで注目の安藤敏江&MAO、親子と公表 メイクが受け入れられるまでの葛藤・夢を叶える秘訣
2022.12.02 18:00
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眉を形取り、必要のない部分を脱毛し、中国式刺繍メイクを混ぜた独自のアートメイクを生み出したことで注目の安藤敏江と、同じくアートメイクアーティストとして活躍するMAOに、モデルプレスがインタビュー。2人が親子であることを公表したことについてやアートメイクが受け入れられるまでの葛藤、夢を叶える秘訣について聞いた。
安藤敏江&MAO、親子であることを公表
― どうしてこのタイミングで親子であることを公表しようと考えたのですか?敏江:昔からMAOがアートメイクに興味あることは知っていました。ココクリニックで一緒に働くようになり、私と比較されることがMAOにとってプレッシャーになると考えていましたが、仕事ぶりを見ていくうちに、必ず私を超えていけると確信したので公表に至りました。
― お互いの活動をどのように見ていますか?尊敬する部分や刺激を受けるところがありましたら教えてください。
MAO:すごく単純な解答ですが、としえ先生はすごいなと思います。休日も勤務終了後も、惜しまず練習をしています。そんな姿に私も刺激され、今では2人が描いた眉毛の絵が家中のいたるところに転がっています(笑)。また、電車の移動時間などでも新しい情報を常に仕入れていて、どんなにベテランになっても新しいことに目を向けることや、自分の技術や知識を深めていく姿にとても感動し、尊敬しています。今の自分に満足をしない、そんな姿に刺激を受けます。
また、としえ先生は絶対に「できない」と言いません。どんなに難しい方でも、どうやったらできるか、どうやったらうまくいくかを考え、安全第一ではありますがお客様のご要望に可能な限り応える努力も惜しみません。そんな姿を尊敬しています。
敏江:私は1から10を教えるのではなく、10のうち7くらいまで教えて、あとはどちらかと言うと私をみて、感じて、自分のスタイルをつくりあげなさい、という感じで教えています。難しそうな人も積極的にさせていますが(もちろん私が後ろで待機しています)、今は想像以上に仕上げています。これからもいろいろ経験を積んで欲しいと思います。そして近い将来、私を抜くくらいの勢いで迫ってきて焦らせて欲しいです。お互いが高い次元で刺激しあい、向上していきたいです。
安藤敏江&MAO、アートメイクが受け入れられるまでの葛藤
― アートメイクを始めようと思われたきっかけは何ですか?敏江:昔、モデルの仕事を少しやっていた時、プロのメイクさんでさえ眉毛を気にいるように書く人は少なく、モデル仲間でも「あのメイクさん眉毛描くの上手だよね〜」と、眉毛がポイントとなっていました。それで眉毛のこだわりが強くなっていったのもあります。
また、人相学を取り入れ、運気の上がる顔作りにこだわってきたのは、当時有名な人相学者の藤木相元先生がテレビで眉毛のいろいろなお話をしていらっしゃって、私は「勝手に顔相を変えて人の人生を変えて良いのかな?」と疑問に思うようになり、藤木相元先生の元に聞きに行きました。そうしたら「あなたとても良いことをしているよ、眉毛は手相でいうと生命線みたいなものだから、短いより長い方が良いし、細いよりは太い方が良いし、切れている間断眉は繋げてあげなさい。あなたはとても良いことをしているよ!」と言われました。それなら「運気の良い顔にして差し上げたい!」と思い、そのまま藤木先生に弟子入りし、人相学を学びアートメイクに取り入れる勉強をしました。
MAO:私は間違いなくとしえ先生の影響です。以前に、あるお客様の来院時と施術後のお顔を拝見しました。お帰りの際にお顔が違うのは当たり前ですが、表情が豊かで幸せそうにお話になっていることに感動しました。としえ先生がよくいう言葉があります。それは「私の仕事は、お客様を綺麗にするのではなく、幸せにすることだよ」と。私もそんな素敵な仕事がしたいと思ったのがきっかけです。
― 今では、タレントやアスリートの方などがアートメイクについて普及しているようですが、世間に受け入れられるまでに葛藤や辛いことはありましたか?
敏江:昔、アートメイクは刺青と言われ、高い、痛い、濃いと三拍子揃っていたので、若い人からは特に敬遠されていました。SNSが普及して、世の中に知られるようになり、すごく自然にできると広まり老若男女問わず施術されるようなったことは良かったと思います。また、25年前、アートメイクはエステでやっておりましたが、医師法の適用が通達されアートメイクは針で施術することなので、医療機関で施術しなければならないことになりました。40歳過ぎて、3人の子供(娘と双子の男子)を育てながら、学校に通い看護資格を取り、医療で堂々とできるようになりました。医療機関で安心にやれることから、アートメイクの認知も広がったと思います。
MAO:日本ではアートメイク=刺青という印象が強く、アートメイクをしたいと思っても家族や周囲の人から反対される方が多くいました。現にとしえ先生も、アートメイクを始める時に家族から心配をされたそうです。アートメイクが安全で、消えるものであり、自然な仕上がりになるという認知を広げるまでにとても時間がかかったそうです。アートメイク関係者の努力で、今では当院にも多くの著名な方が来院されています。
― アートメイクが周知されるまでに努力したこと、続けてこられた理由は何ですか?
敏江:20数年前、中国からアートメイクをなさってきたお客様がいて、それが1本1本描く綺麗なアートメイクをなさっていました。その頃はマシーンで枠をとって塗り潰すという技法だったので、とても大きな衝撃を覚えました。とにかくこの技法をいち早く日本に入れたいという想いで、すぐに中国に飛び、勉強してきました。毛を1本1本描くという技法、もっとより自然な仕上がりを出せる技法を考えて、それを世に広めたいという想い。そしてなによりお客様をより幸せにできるよう努力していきたいです。
安藤敏江&MAOが悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、お2人がこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」もしくは「怒りを乗り越えた方法」を教えてください。敏江:会社を経営していると。言いたくないことも言わないといけないことがあります。そのワードの意味を180度曲げて他の人に話す人がいて、大切に思っていた人もそれを信じて離れて行ったことがあります。その時が本当に1番辛かったです。ただ、離れていく人はそれまでの人だと思うようにしました。私自身至らないことも多いですが、今はそばにいる人たちをハッピーにし、喜んでもらえるようにしています。自分自身が常に前向きに、ポジティブな人とつきあって行きたい。ネガティブな人はポジティブに変えてあげたい。類は友を呼ぶように、波動が良い人の周りには、波動が良い人ばかり集まっていくと思います。去っていく人は決して追わない。同じ土俵にはのらない。今の人を大切し、家族や仲間がいてくれるから、辛いことも乗り越えていけました。
MAO:自分が悲しみや怒りの感情になる理由の対象に対して、ありがとうと思うようにしています。と言っても、私もそんな心に余裕があることは早々ないです。ある時私は、自分が悲しい感情や腹立たしい感情を、相手にそのままぶつけてしまったことがあります。その時の私は傷ついた自分をどう守ろうかと必死でした。今思えば良くなかったなと思います。自分を傷つけた相手と変わらないことを私はしたのだと思いました。はじめは憎しみや悲しみというマイナスな感情が強く出てしまうのは人間なのでしょうがないことだと思います。でも、忘れないでおきたいと思うことは「相手は自分の鏡だ」ということです。傷つけられたら傷つけ返してしまってはいけない。つらい気持ちになりとことん落ち込んで自分の好きなこと好きな人と時間を共にして、散々愚痴をこぼす期間があってもいいと思います。でもそこですっきりしたら、もうその後は絶対にぐちぐち言わないようにしています。自分とは違う価値観を知ることができて良い経験だった、ありがとうと思い「自分は前へ進み続けるんだ!」という信念こそが、悲しみや怒りを乗り越える上で大切なことかなと思います。
― 今後、挑戦したいことや目標、野望などを教えて下さい。
MAO:親子2人で「アートメイク世界No.1を!」という大きな夢を抱いております。何をもって1番というのかは人それぞれかと思いますが、私は技術力、知名度、人間力と、総合的に誰もが認める1番になりたいです。日本にとどまらず、世界に向けても活動できたらと考えております。
敏江:「ココクリニックのアートメイクは、人を綺麗にするのではなく、人を幸せにするもの」だと考えていますので、1人でも多くの人を幸せにしたいです。最先端技術の第一人者となれるよう、日々努力していきます。また、私1人が施術できる数には限りがありますので、MAOをはじめ多くの施術者の育成にも今後尽力していきたいと考えています。
安藤敏江&MAOの夢を叶える秘訣
― これまで、アートメイクを通して多くの方の夢を叶えてきたと思いますが、お2人が考える「夢を叶える秘訣」は何ですか?MAO:私が考える秘訣は「信じる」ことです。私にはまだ沢山の夢があります。側から見たらそんなの無理だろと言われるような夢もあります。しかし、周りに何を言われようと私はそれを叶える素質がある。それだけ自分は努力し行動をしている。自分自身をそう信じられるようになれば、必ずその夢は叶うと私は思っています。
敏江:私が考える秘訣は「努力」です。できないと言いたくなので、できるまで努力したいです。お客様の要求にできるだけ応えられるように、日々精進し、ココクリニックならではの様々な力で、お客様と一緒に人生を歩んでいけたら幸いです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
安藤敏江(あんどう・としえ)プロフィール
10代よりTV、CM、レポーター、雑誌のモデルとして活躍し、ネイリストのライセンスを取得。1998年には、サロン「studio coco」を設立し、インストラクターとしても指導を行う。その後、アートメイクが医療行為となったことをうけて、看護師免許を取得。2019年に「ココクリニック麻布十番」を開院し、中国式刺繍メイクを混ぜたアートメイク「ファーエンブロウ式」を独自で生み出すことに成功する。MAO(まお)プロフィール
SNSで、眉アートメイクについてなどの発信を行い、一躍有名になりフォロワー数は36000人超え。その後、アートメイクアーティストを目指すため看護資格を取得し、モテ眉アートメイクアーティストとして活動中。InstagramやTikTokなどで発信を行いながら、「ココクリニック麻布十番」の施術者としても活躍している。【ココクリニックSNS】
・インスタグラムhttps://instagram.com/cococlinic_official?igshid=YmMyMTA2M2Y=
・TikTok
https://www.tiktok.com/@cococlinic_official?_t=8XdobIkl7ti&_r=1
【MAO SNS】
・インスタグラムhttps://instagram.com/mao_507aj?igshid=YmMyMTA2M2Y=
・TikTok
https://www.tiktok.com/@mao_507ajtt?_t=8XdpKnSQcXS&_r=1
【としえ先生 SNS】
・インスタグラムhttps://instagram.com/toshi.coco?igshid=YmMyMTA2M2Y=
【Not Sponsored 記事】
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