赤楚衛二「石子と羽男」“石子への気持ちが確信になった”有村架純の一言明かす 交際後シーンで話し合ったこととは<インタビュー後編>
2022.08.26 07:00
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俳優の赤楚衛二(あかそ・えいじ/28)が、26日に第7話が放送される女優の有村架純と俳優の中村倫也がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(毎週金曜よる10時~)のリモート囲み取材に出席。刺激を受けた有村と中村の姿や告白シーンの裏側を明かした。
有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」
本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント。赤楚が本作で演じる大庭蒼生は2人の最初の依頼人で、初回に会社のパワハラ問題を経て退職。新たな挑戦をするため、転職活動中に石子と羽男の働く「潮法律事務所でアルバイトとして働き出す。石子の高校の2歳下の後輩で、当時石子に憧れていた。
赤楚衛二、有村架純&中村倫也から刺激を受け続ける日々
― 有村さん、中村さんとの共演についてどのように感じていますか?赤楚:台本通りではない+αのお芝居と有村さん・中村さんの出す色によって化学反応が起きていると感じます。会話のテンポ含めシーンの広がりを感じ、毎シーン刺激を受けています。
中村さんは劇中で依頼者が相談に来た時に、スマートにキメるのかと思いきやギャグなどを挟み込んでいる姿を見て、緩急のすごさを感じます。
また、僕が「告白しました」と石子先輩に告白したことを羽男に伝えるシーンで、中村さんが「うん」と言う台詞があるのですが、その一言を毎テイク変えていたんです。一言だけでもすごく種類があり、豊かな表現をされる方だなと思いました。色々なことを現場でやられているので表現の種類、アプローチの仕方が学びになります。
有村さんは普通に話しているだけで、石子先輩が目の前にいるような感覚になりますし、台詞がない時に「今、石子先輩は何を考えているんだろう。何に悩んでいるんだろう」と考えさせられてその表情にハッとさせられます。肌に直接響いてくるような感覚です。
― お二人の現場での柔軟性を体感して、取り組み方に変化はありましたか?
赤楚:毎回変化しています。持っていたものだけじゃ成立できない。「1回こうやってみよう」と思っていても、現場に入ったら「違うよな」と感じるので、あまり固めずにいきたいなと思っています。
赤楚衛二、2度の告白シーンを振り返る
― 5話では石子に“告白の告白”を、6話ではついに告白をして、2度の告白シーンがありましたが、演じていた時の心境についてそれぞれ教えて下さい。赤楚:5話で大人の恋愛に触れて、仕事も就活も上手くいったので大庭はその流れに完全に乗っかったのだと思います。「失恋してしまうのでは…」という思いよりも「けじめをつけたい」という思いを強く持って演じていました。
6話の告白は「どうにでもなれ」と思っていました(笑)。多少の不安はあったと思いますが「ちゃんと僕は向き合っているので、あとは石子先輩の選択ですよ」と委ねている感じです。
― 石子と大庭が付き合った後、2人の距離感の変化を伝えるために工夫したことは何ですか?
赤楚:有村さんともお話をしたのですが、今の関係の延長線上の2人が魅力だと思っているので、恋人同士になったから距離を近づけようとするのではなく、今のままで居ようということを見せられるようにしていました。ただ少しプライベートな時間、例えば石子先輩の家に入る時は互いにがちがちになっているなど、2人の微笑ましさが見えたらいいなと思っています。1話から比べると距離は着実に縮まっているはずです。
赤楚衛二、石子(有村架純)&羽男(中村倫也)との関係性語る
― 特に印象に残っている有村さんとのシーンはありますか?赤楚:4話で大庭が事務所から就職面接に向かう時、僕が「行ってきます」と言ったことに対して「行ってらっしゃい」と返してくれるやり取りが印象に残っています。大庭としていいなと思いました。石子への気持ちが確信になった一言だと感じています。演じていて手応えがあったというよりも、本当にそのままの感情を現場で感じ取ることができた瞬間でした。
― 大庭は羽男に対して、恋のライバルという意識はあったのでしょうか?現場で、2人の関係性や距離感について中村さんと相談はされましたか?
赤楚:羽男はライバルというよりは、初回で助けてもらった恩人です。変わっているところはありますが、尊敬する先生という認識は変わっていないです。石子先輩が取られるという焦りよりも、法律事務所の仲間に入れていない自分の力不足な無力さを表現できたらいいなと考えていました。大庭に嫉妬心はなく、2人は仕事ができているのに自分は何も仕事ができていないというコンプレックスを持っていると思います。
赤楚衛二、作品を通して伝えたいメッセージは?
― 過去の放送回での大庭的注目ポイントを教えて下さい。赤楚:事務所内の何気ない会話が注目ポイントです。会話を引っかき回して、結果的にツッコミを入れられているところに大庭らしさが出ているのではないでしょうか。
― 物語も後半戦を迎えましたが、本作を通して伝えたいメッセージを教えて下さい。
赤楚:身近なところから大きな事件までを取り扱っているところが魅力の1つです。以前は法律が最終手段でなるべく避けて通りたいと思っていましたが、友達までは行かずとも、法や弁護士の方が近くにいるべき存在となり、生きやすい社会になったら嬉しいです。
― ありがとうございました。今後の放送も楽しみにしています。
(modelpress編集部)
「石子と羽男」第7話
石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、停車中のキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受け、丸来町の繁華街にやって来た。ここは居場所を求める少年少女が集まる場所。聞き込みをしてもまともに話を聞かない少年たち。石子と羽男は川瀬ひな(片岡凜)と東美冬(小林星蘭)にも話を聞こうとするが無視されてしまう。ドライブレコーダーの映像をもとに聞き込みをした結果、車を破損したのは少年少女たちのカリスマ的存在で「K」と呼ばれている人物だとわかる。
そんな中、羽男に「助けて!」とひなから電話があり…。少女たちに隠された秘密とは?
赤楚衛二(あかそ・えいじ)プロフィール
1994年3月1日生まれ、愛知県出身。「仮面ライダー」シリーズ(テレビ朝日系)に出演し、話題に。ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系/2020)でドラマ単独初主演を果たし、ドラマ「彼女はキレイだった」(関西テレビ・フジテレビ/2021)、「SUPER RICH」(フジテレビ/2021)、映画「思い、思われ、ふり、ふられ」(2020)など話題作への出演が途切れない。2022年後期放送予定のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」への出演が控えている。
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