山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス

杉原千尋&山本賢太アナが語る“フジアナがYouTubeを開設した理由” テレビとの違いは?【フジテレビアナウンサー×モデルプレス連載<“素”っぴんトーク>】

2022.07.16 17:00

「フジテレビ×モデルプレス」アナウンサー連載第2弾『“素”っぴんトーク』―――― Vol.25~26は、杉原千尋(すぎはらちひろ・26)、山本賢太(やまもとけんた・24)の「フジテレビアナウンサーch.」YouTube班の2人でトーク。

フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんトーク」

フジテレビ×モデルプレスPresents“素”っぴんトーク(C)モデルプレス
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テレビには映らないフジテレビ女性アナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」に続く本連載では、対談形式にパワーアップ。共通点を持ったメンバー同士が集まり、仲間だからこそ知る“素”の一面を引き出していく。

第13回はフジアナたちの素顔が垣間見えるYouTubeチャンネル「フジテレビアナウンサーch.」の主にキャスティングを担当する杉原アナと山本アナにインタビュー。山崎夕貴(※「崎」は正式には「たつさき」)アナをリーダーに、YouTubeという新たなコンテンツに踏み出した理由や2人が担当している業務の詳細まで、たっぷり語ってもらった。

杉原千尋&山本賢太アナ、YouTubeキャスティングを担当

山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
― まずはお二人のこれまでの交流や仲を深めたきっかけを教えてください。

山本:YouTube班になってより仲良くなった感じです。

杉原:元々2人とも明るくよくしゃべる性格なんです。山本は1年目の頃から挨拶もよくしてくれましたし、「先輩たちと交流しよう」という気持ちも強いタイプなので、仲良くなるのも早かった。それをさらに加速させたのがYouTube班だったかなと思います。

山本:僕は内定した時に、採用担当の方に「男版・杉原だね」と言われたんです(笑)。それがすごく嬉しくて、そこから「姐さん!」みたいな感じで自分から声をかけにいくことも多かったです。

― そもそもYouTube班のメンバーはどのように決まったのでしょうか?

杉原:私はリーダーの山崎夕貴さんから「一緒にやらない?」と誘ってもらいました。

山本:僕もそうです。

杉原:山本は元気で行動力もあるし、後輩力がすごく高い。仕事を振った時は「やります!」と気持ちよく返してくれるので先輩として頼みやすいですし、一緒に仕事をする時にとてもありがたい存在です。

山本:杉原さんとは、夜にお互いの仕事が終わった後にキャスティングについて電話で話し合うこともあります。お互い返信も早い方で、いつも杉原さんのやる気を見て「僕も頑張らなきゃ」と思っています。

杉原:キャスティングでは同じ人ばかりにならないよう、情報を共有しながらお互い役割分担をして行っているのですが、だんだん信頼関係も築けてきた気がします。

山本:休みの日でもお互い気を使わず連絡しますよね。

杉原:はい、そういう面でもラクです。「勤務時間内じゃなければ連絡してはいけない」というよりかは、日頃連絡をとるのが当たり前というか…。

山本:もっと気遣った方がいいですか(笑)?

杉原:あ、全然大丈夫です(笑)。

「フジテレビアナウンサーch.」開設の理由

杉原千尋アナ (C)モデルプレス
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― 改めて、フジテレビアナウンサーch.を開設した経緯を教えてください。

杉原:今の時代、YouTubeが若者から支持され多くの人にとって当たり前のコンテンツになっているので、テレビを通してだけではなく、YouTubeを使って今の時代にあった方法で繋がっていきたいという思いがありました。

山本:YouTubeチャンネルを通して、より視聴者と触れ合う場所を増やしていきたいという思いもありました。

山本賢太アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ (C)モデルプレス
― 実際にやってみて、テレビとYouTubeの違いは感じましたか?

杉原:これまでインスタライブなどで視聴者の皆さんと繋がることはできていましたが、YouTubeで生配信をやるようになったのがかなり大きかったです。生配信で30分から1時間ほど観てくださっている方のコメントに直接応えられるのは、やはりテレビと違うところかなと思います。また発足の理由とも繋がりますが、現在70人ほどいるフジテレビアナウンサーのそれぞれの個性を出していきたいという思いもありました。テレビではわからない人柄や「この人にはこんな面白いところがあるんだよ」というまだ知られていない部分をYouTubeでは出していけるのではないかなと思っています。

山本:趣味や日常的なものを発信するのはテレビではあまりできないことですし、より気軽にできるところがいいなと思います。またコメントで視聴者の方の反応もわかりますし、再生回数も見られるので面白いです。

― 確かにこの「“素”っぴんトーク」でこれまでたくさんのアナウンサーの方とお会いしましたが、皆さんテレビで観ている姿よりもさらに親しみやすい印象だったので、それが動画を通してわかるのはすごくいいですね。

杉原:番組では深刻なニュースを日々扱っていますが、意外とプライベートでは抜けているところもあるんです(笑)。そういうところも少しずつ垣間見えて「この人面白い!」と好きになってもらえるきっかけになったらいいなと思います。

テレビ&YouTube、出演者として変えていることは?

杉原千尋アナ (C)モデルプレス
杉原千尋アナ (C)モデルプレス
― テレビとYouTubeで出演者として意識して変えている部分はありますか?

杉原:やはり情報番組や報道番組では、「アナウンサーとして情報を的確に伝える」「アナウンサーの職をまっとうする」という軸でやっていますが、YouTubeではもっと親近感を持てるプライベートな自分を見せても大丈夫という気持ちでやっています。なので、言葉遣いなどもテレビよりラフになってしまいますね(笑)。

山本:わかります(笑)。

杉原:油断していると「おっと…」となることがよくありますが(笑)、でもそこが楽しいところというか。アナウンサーはちょっと堅く見えるところもあると思うのですが、「プライベートではこんなに柔らかくて親近感があるんだよ」というのを見せられるのが目標です。そう思っていただけるように、私は意識して自分の素を出すようにしています。

山本:自然体ということですよね。僕も入社する前まではテレビに出ている人はちょっと遠い存在に見えていたのですが、自分自身は本当に普通の野球をやっていた学生でしたし、今も学生気分が抜けない部分もあったりして…(笑)。僕がそう感じていたからこそ、YouTubeでは「普通でいる」というのがいいなと思います。

杉原:皆、ありのまま、着飾らずにやっていると思います。

杉原千尋&山本賢太アナ、キャスティングで意識していること

山本賢太アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ (C)モデルプレス
― 企画はどのように考えているんですか?

杉原:2週間に1回YouTube班の会議をやっていて、そこでやりたい案を提案して通れば進めるという流れです。OA業務や他の業務と被らなければYouTube班のメンバーが基本的に全員出席して、そこでまず進捗状況を全員で報告します。ほかのメンバーがどういう思いでその企画をやっているのか知るきっかけにもなっています。

― 制作側としての経験は、テレビ出演の時にも活きてきそうですね。

杉原:そうですね。考え方が変わりましたし、制作スタッフがどんな思いで番組を作っているのかを私たちも体験させてもらっています。

山本:「作るって楽しい」と思いますね。僕は筋トレ系の動画のプロデュースを担当したのですが、台本を作ったりトレーニング内容を考えたり、一から積み上げて撮影して、出来上がった動画は宝物になりました。

― 70人という大人数の中から、どのようなことを意識してキャスティングをされているんですか?

杉原:勤務時間の兼ね合いを考えながらですが、同じ番組をやっていない人同士や、朝の顔の人と夜の顔の人を一緒にするなど、意外性のある組み合わせにして「どんな空気になるんだろう?」と私たちも楽しんでいます。

山本:逆に「この人たちはすごく仲が良いから、この仲の良さを観てほしい」というパターンもありますよね。

杉原:その化学反応を楽しんでもらいたいです。

杉原千尋アナ (C)モデルプレス
杉原千尋アナ (C)モデルプレス
― 色々な組み合わせを考えられるのは、お二人が皆さんのことよく知っているからこそできることですよね。

杉原:私も山本もすごくおしゃべりで色々な人たちとコミュニケーションを取っているので、それが活きていると思います。

山本:それぞれの個性や、室員の普段の様子も良く知っているので、それを参考にキャスティングを行っています。勤務時間の関係で最初の候補メンバーに決まらなかった場合も、それはそれでまた面白いですよね。

杉原:第2候補というか、「この人たちができないなら、こっちのメンバーでやってみたらどうなるんだろう」など色々考えています。

山本:第2候補でやってみて「あ、こっちのパターンもあったんだ」「こっちもいいね!」となることもあります。

「フジテレビアナウンサーch.」で見せる新たな一面

山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
― 実際に今まであまり観たことのなかった組み合わせにしてみて、お二人が知らなかった新たな一面を見せてくれたアナウンサーの方はいましたか?

杉原:生配信の時に藤井(弘輝)さんと竹俣(紅)のペアでやってくれたことがあって。あの2人は空気感も違うので、すごく意外でした。竹俣はどちらかというと性格もスンとしていて佇まいも凛としている。藤井さんはちょっとおちゃらけたお兄さんみたいなイメージなので、その2人での生配信はどうなるんだろうと思っていたのですが、すごく楽しい時間でした。藤井さんの良いお兄さん感が出ていましたね(笑)。

― そのペアもお二人がキャスティングされたんですか?

杉原:その2人は山本がキャスティングしました。藤井さんも始まる前に「どうなるかわからない」とずっと言っていたんです(笑)。だからこそ面白いですし、私たちも観てみたいと思いました。おそらく藤井さんもご自身で「この1時間、どう調理しよう」みたいな感じでやられていたと思います。今までやったことのない組み合わせだったからこその面白さが出ました。

― 生配信では皆さんどのようなことをされているのでしょうか?

山本:本当にまったり喋っています(笑)。台本もほとんどなく、お互いが気になることを話したり、視聴者の方のコメントに答えたりする感じでフリーなんです。どこかの飲食店でお茶をしているところをカメラで撮っているくらいの感覚ですね。

山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ、杉原千尋アナ (C)モデルプレス
― 確かにそのようなトークでは意外な一面も見つかりそうです。

山本:木村(拓也)さんと新美(有加)さんの配信では、木村さんのコメント一つ一つが心に沁みました(笑)。木村さんは今「Live News イット!」でアクティブキャスターを担当していて、毎日さまざまな現場から中継をしています。自分でネタを決めて、取材をして、中継で伝えるのですが、配信で「目の前の人を喜ばせることに毎日全力で、誰かに喜んでもらえる、誰かの役に立てる仕事は素敵。良い仕事だな」と話していて。観ている人のためにアナウンサーがいるというのが、改めて自分も勉強になりました。一生懸命目の前の仕事をやっていると矢印が自分に向いてしまいがちだと思うのですが、木村さんは「自分のことも頑張るけど誰かのために仕事をしている」と言っていて、すごく素敵だなと思いました。

― お茶をしているようなフランクな雰囲気から、深いお話になることもあるんですね。

杉原:それもアナウンサーのキャラクターによって変わってきます。木村さんのような心の中の熱い思いは普段なかなか聞けないですし、視聴者の方にお伝えすることもできないので、木村さんにとっても良いきっかけの一つになったのかなと思います。

※後編に続く!
(modelpress編集部)

杉原千尋(すぎはら・ちひろ)プロフィール

杉原千尋アナ (C)モデルプレス
杉原千尋アナ (C)モデルプレス
生年月日:1995年11月9日/出身地:富山県/出身大学:国立音楽大学/血液型:O型/入社年:2018年

<担当番組>
ノンストップ!
Tune

山本賢太(やまもと・けんた)プロフィール

山本賢太アナ (C)モデルプレス
山本賢太アナ (C)モデルプレス
生年月日:1998年4月11日/出身地:東京都/出身大学:慶應義塾大学/血液型:A型/入社年:2021年

<担当番組>
ポップUP!(エンタメキャスター)
LiveNews イット!
VS魂(ナレーション・実況)
スポーツ中継(野球・駅伝)

【Not Sponsored 記事】

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