【西野七瀬インタビュー】今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいこと
2021.08.30 17:00
views
今、ひっきりなしに仕事のオファーが舞い込んでいるのが、公開中の映画「鳩の撃退法」に出演する西野七瀬(27)。「こうしてお仕事をいただけることがありがたいな、というのはいつも思います」と本人は周囲からの期待に戸惑いを隠さないが、それでも臆せず新しい環境に飛び込むのは、彼女の考え方に答えがあった。<モデルプレスインタビュー>
西野七瀬の考え方、心が折れそうなときは「折れてもいいかな」
― 映画「鳩の撃退法」の物語しかり、人の人生しかり、思い通りに事が運ばないことは得てしてあります。今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいことはありますか。西野:私は自分に対して、そういうときは折れてもいいかなと思っています。
― 折れていい?
西野:そんなに抗わなくていいんじゃないかなって。私は一回折れてみるっていうのもいいっていう考え方です。
― それを聞いて、気持ちが楽になる方もいそうです。西野さんはどうしてそう思うんですか?
西野:私自身、今27歳ですが、10代20代のうちは心をたくさん折っていってもいいんじゃないかって思います。なんの根拠もないんですが、いっぱい苦労した方が、30代40代になったとき、きっといい気がするんです。
― 西野さんも心が折れそうになる瞬間があった?
西野:今もですし、心が折れることは何度もありました。
― そんなときでも日々生活しないといけない。どのように立ち直りますか?
西野:たぶん、いろんな方法を試していたと思います。誰かに話を聞いてもらって、スッキリさせるときもありましたね。ときにはぶすーってしながら、話すこともあったんだと思います(笑)。
西野七瀬が藤原竜也との共演で得た「挑戦心」
― 映画「鳩の撃退法」では藤原竜也さんと共演されました。これまでも数々の出会いがあってそのたびに刺激を受けてきたと思いますが、藤原さんから得たものはありますか?西野:たくさんありますけど、挑戦心ですかね。藤原さんご自身がおっしゃっていたのですが、今回の役では、実験的な挑戦をしたと。今まで数々の役を演じて、たくさんのキャリアを積んできた方でも、そうやって挑戦するんだと驚きがありました。
自分の持ってるもので演じるのではなく常に新しいことに挑戦する、現状に満足せずに挑戦をし続けている、ということを知って、それがすごく素敵だなと思いました。
― 素敵ですね!でも私の西野さんに対する印象も、特に卒業してからは新しいことへの挑戦の連続だったように思います。
西野:私はまだまだやってないことだらけで、まだまだたくさんやるべきことがあるなと思います。
西野七瀬が人を惹きつける理由は「ご先祖様のおかげ」!?
― その姿勢、見習いたいです。西野さん本人がまだまだ、と思う一方で、西野さんを求める人たちの存在が多いのも事実。なにが周りを惹きつけていると思いますか?西野:もしそうだとすると……ご先祖様のおかげとしか…(苦笑い)私よくご先祖様に感謝するんです。ご先祖様のおかげとかじゃないと、自分では分からないから。私自身が特別なことをしているわけではないので、やっぱり分からないんですよね。
自分の力でなにかを掴んで道を切り拓いてきたみたいな感覚はないので、ご先祖様としか思いつかない…うん(笑)。今こんなに楽しい人生を送れているのは、自分のお陰じゃないなって、よく自分にも言い聞かせています(笑)。
― 奥ゆかしい…そういうところも人を惹きつけるんだなと思いました。なのに負けず嫌いでストイックというギャップもありますし。現在27歳、これからどんな人になりたいですか?
西野:なれるのなら、聞き上手な人になりたいです。でも自分でなれたかってきっとわからないことですよね。相手が判断することですし。
映画キャッチコピー“119分すべてを疑え。”
― 映画のキャッチコピーは“119分すべてを疑え。”。西野さんは日々、いろんなことを疑いやすい性格ですか?西野:めっちゃ疑い深いです(笑)。たぶんですけど、疑いの気持ちをなくさないまま、全部のことに接しているかもしれません(笑)。
― なぜ?(笑)
西野:自分の中で、何事も疑うのが癖になっちゃっているのかもです(笑)。でも疑うっていうよりは、100%鵜呑みにしないっていう感じの方がしっくりきます。なにか違う意図があるのかなって考えてしまうんです。でもほとんどは杞憂に終わりますけどね(笑)。
西野七瀬が今“撃退”したいもの
― 映画のインタビューなので、映画にからめた質問を最後にもう一つ。今“撃退”したいものはありますか?西野:うーん、もう撃退したいとまでは思わないですが、お酢とか酸っぱいものが少し苦手なので、それは撃退したいかな。
― 大人になって苦手なことを克服した経験ってありますか?
西野:あります、虫とか!克服ってほどではないですが、以前よりは動じなくなりました。あとオバケ(笑)。昔は本当に怖くて。
― (笑)。
西野:子どもの頃は虫とオバケが2大怖いでした。でも大人になって、やっぱり人が1番怖いのかなって思ったんです(笑)。それを知り始めると、オバケとかも全然大丈夫だなって思って。
― 人が1番怖い?
西野:自分の実体験ではないんです(笑)。テレビとかでよくエピソードが語られるじゃないですか。近隣トラブルとか、こんな人いましたとか、こういう経験しましたとか。そういうのを聞いたり見たりするのが好きで、そういう実話に触れると、もしかしたら人が1番怖いんじゃないかなって思うんです(笑)。
(modelpress編集部)
ヘアメイク:猪股真衣子(TRON)
スタイリスト:鬼束香奈子
西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール
1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格して芸能界に入る。7回センターを飾るなど、中心メンバーとして活躍し、2018年12月にグループを卒業。現在は主に女優として活動し、出演作品はドラマ「あなたの番です」(2019)、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020)、ドラマ「ホットママ」(2021)、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(2021)など。映画「孤狼の血 LEVEL2」が公開中、12月10日に映画「あなたの番です 劇場版」の公開が控える。また10月スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「言霊荘」(後11:00)で主演を務める。映画「鳩の撃退法」(8月27日公開)
直木賞作家・佐藤正午氏の原作を、藤原竜也主演で映画化。天才作家の津田伸一(藤原竜也)はとあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。神隠しにあったとされる家族、津田の元に舞い込んだ大量のニセ札、囲いを出た鳩の行方、津田の命を狙う裏社会のドン、そして多くの人の運命を狂わせたあの雪の一夜の邂逅…。彼の話は嘘?本当?鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか“検証”を始めるが、そこには驚がくの真実が待ち受けていた――。
西野七瀬は、津田が行きつけとしているコーヒーショップの店員・沼本(ぬもと)役。劇中に登場する“謎”についても何かを知っている様子で、鳥飼の事実検証も手伝うなど、重要な役どころとなっている。
【 #西野七瀬 インタビュー】今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいこと#鳩の撃退法 @hatogeki_eiga @nanase_andstaff
— モデルプレス (@modelpress) 2021年8月30日
▼詳細&モデルプレス撮り下ろし写真12枚https://t.co/V153XBDYRs
【#西野七瀬 インタビュー】
— モデルプレス (@modelpress) 2021年8月30日
✨藤原竜也との共演で得た「挑戦心」
✨人を惹きつける理由は「ご先祖様のおかげ」!?
✨今“撃退”したいもの#鳩の撃退法 @hatogeki_eiga @nanase_andstaff
🔻詳細&モデルプレス撮り下ろし写真12枚https://t.co/1wvsebkXn9https://t.co/qs7A5MRnZm pic.twitter.com/bW5NM7R69t
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
“福岡の16歳アイドル”LinQ有村南海、グラビアでも躍進 撮影までの体作り&表情のこだわり明かすモデルプレス
-
【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うことモデルプレス
-
「光る君へ」敦明親王役・阿佐辰美が話題 大河ドラマ初出演の心境&共演者に“救われた”エピソード明かす【注目の人物】モデルプレス
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス