手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバー5選「紅」「secret base」など本人解説 初のソロツアーへの意気込みも<インタビュー連載Vol.1>
2021.08.17 19:00
views
音楽活動を本格スタートし、第2弾デジタルシングル「ARE U READY」を8月18日にリリースする手越祐也(33)。モデルプレスが“ソロアーティスト・手越祐也”の魅力に様々な角度から迫る連載初回は、人生に影響を与えたロックナンバー5選を紹介してもらった。
手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバーその1【X JAPAN「紅」】
「紅」は、2年ほど前に日本テレビで放送された音楽番組「THE MUSIC DAY」で歌わせてもらったことがあります。X JAPANは、中学生のとき友達がすげぇバンドがいるってXの曲を持ってきていて聴いてみたら、一気に好きになりました。そのときすでに売れてましたけど、当時の僕は音楽に詳しくなかったので、すごい演奏をする人たちと、なんてキレイなハイトーンボイスを出すボーカルなんだって衝撃を受けました。当時は声変わりとかもありましたけど、X JAPANの曲を原曲・原キーで歌えるようになりたいと、一つの目標を立てました。そんなとき事務所入りをして、芸能界に入って、自分でボイストレーニングの先生を探していたのですが、やっぱりレッスン料が高いので、母親に無理を言って1ヶ月だけ払ってもらって、レッスンを受けました。そこからは我流で練習したのですが、将来ボーカリストという芸能生活に繋がったのは、まさにXとの出会いのおかげです。ちょっと気管支炎で万全な状態ではなく、いつもの5割くらいの状態で歌う羽目になってしまったんですけど、自分にとって憧れであり、歌うきっかけをくれた曲を生放送の「THE MUSIC DAY」で歌えたのは、ボーカルをやっていてよかったなと思った瞬間の一つなので、僕にとって最高な曲であり、大切な曲ですね。
― ロックを好きになったきっかけをくれた曲なんですね!
そうです!この曲と出会ったから、ロックを、音楽を好きになりました。
手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバーその2【ポルノグラフィティ「サウダージ」】
中学2年生のとき、初めて自分のお金で学校帰りに友達とカラオケに行ったんですよ。当時、ポルノがすごい流行ってて、「サウダージ」を初めて歌ったとき、友達に初めて手越って歌が上手いと思ったよって言われて、俺って歌える人なの?って、上手いの平均がわからなかったのですが、そこから歌が一気に身近になりました。やっぱり褒められることは嬉しいので、歌を好きになって、ちょこちょこカラオケに行くようになって、その1年後ぐらいに事務所に入りましたね。― 「サウダージ」に出会わなければ、歌を歌うことを仕事にしていなかったかもしれなんですね?
そうかもしれないです。当時はゴリゴリのサッカー選手を目指していたので(笑)
手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバーその3【ZONE「secret base ~君がくれたもの~」】
これは思い出の曲です。先日、TikTokの生ライブでも歌わせてもらったんですけど、当時のサッカー仲間だったキャプテンの家が遠かったのですが、しょっちゅう泊まりに行って、遊んでいました。学校の帰り道、MDのイヤホンを一つずつ耳に付けて「secret base」を聴きながら帰ったという景色が今でも鮮明に浮かぶぐらい覚えています。歌詞とメロディラインがすごく好きで、“10年後の8月”ってみんな来るじゃないですか。“10年後の8月またで出会えるのを信じて最高の思い出を~” って、儚いし夢があるし未来があるしって思ったんです。当時14~15歳くらいだったと思うんですけど、その10年後の8月は、事務所に入って素敵な景色をたくさん見させてもらいました。歌詞が青春とかぶっていて、当時の景色が浮かぶのって、やっぱり音楽のすごいところだなって思いました。― 青春時代の曲なんですね!
青春を思い出させてくれる曲だなと、TikTokの生ライブで歌ったとき改めて思いました。
手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバーその4【B‘z「いつかのメリークリスマス」】
「いつかのメリークリスマス」は単純に曲が好き。稲葉(浩志)さんのボーカルも大好きなんですけど、クリスマスソングと言えば僕はやっぱり「いつかのメリークリスマス」なんですよね。かなり前に発売された曲ですが、いつ聴いても色褪せないし、CDで聴いても古臭さを感じない。メロディーラインもギターも全部含め、すごいなって。結構サビとかって王道なコードなので、みんなの心にすぐ入るのかなというか、馴染みやすくなっているので、自分もいつか将来作詞作曲をするときに、王道なコードでわかりやすい曲を作るのもいいなと、基本って大事だなと、それを最初に勉強させてくれた曲です。― 「いつかのメリークリスマス」と出会ったのはいつ頃なんですか?
10代の半ばぐらいかな。年末のスペシャル番組でB’zが歌っているのを聴いて、自分も歌いたいなと思うようになりました。
手越祐也の人生に影響を与えたロックナンバーその5【Janne Da Arc「DOLLS」】
単純に好きで、サビで衝撃を受けた曲です。新しい彼女ができたのか、仕事を優先するようになったのか、その理由はわからないんですけど、歌詞の世界観が好きで、自分の夢のために振らなきゃいけないという曲なんです。その歌詞が全部カギ括弧になっていて、「『私じゃ無いの?』『もう好きじゃないの?』強い君が震えてた」とか、彼女目線の歌詞なんですよね。この曲が好きすぎて、ジャニーズ時代の自分のソロ曲で、似ている曲がいっぱいあるんです。「Encore」のサビにある「『わからないの』『もうやめにしよう』泣かないで行かないでもう二度と」という歌詞は、「DOLLS」に影響されたところです。あのカギ括弧の歌詞がすごく響くと当時感じていたので、自分も将来そうやって歌いたいなと思いました。― 今でも影響されているんですか??
今でも抽象的な歌詞より、ストレートな歌詞の方が好きです。セリフを歌うようにした歌詞が好きになったのは「DOLLS」のおかげです。
手越祐也「気持ちは『ARE U READY』なんです」
― 第2弾デジタルシングル「ARE U READY」はロックですが、今回ロックにしようと思った理由を教えてください。「ARE U READY」は「シナモン」より前に、2021荒野CHAMPIONSHIPのテーマソングとして使用していただいていたんですけど、前回のインタビューでお話しましたが、一発目の「シナモン」を先に選んだのは、いい意味で期待を裏切りたかったからです。今まで僕のことを知ってくれている人はきっとロックでくるんだろうなと思っていたと思うので、あっと言わせたいなと思ったのと、「シナモン」みたいな純愛なストレートソングの方が僕の声の魅力が伝わるのかなと思ったので、「シナモン」にしたんですけど、気持ちは「ARE U READY」なんですよね。
やっぱり独立して、セカンドデジタルシングルってことで僕はずっと音楽の準備をしてきて、自分自身に“ARE YOU READY?”って問いかける状態を作ってきて、この曲を一発目にしたら“だよね”と言われるところをあえて、さらにクオリティを上げてから自分が大好きなロックを選びました。「ARE U READY」は自分自身にも言っているし、ファンにも言っている。コロナ禍でいろんなことが制限されて、本来はコロナと戦わないといけないのに、今ってゾンビ映画みたいに人間同士が潰しあって、揚げ足取りあってという状態。自分のストレスを芸能人やオリンピック選手にSNSで攻撃してもなんの意味もない。そうじゃなくて、未来に向かって再出発しようって気持ちも込めています。プラスして、荒野行動のゲームの戦い要素も入っています。この2年で人間ってたくさんのものを失っているので、もう前に突き進むしかない。叩きあっている場合ではないだろうという気持ちを歌っています。
― 手越さんの今の気持ちが反映されているんですね!
もちろん荒野行動の世界観を取り入れつつも、こんな感じの歌詞がいいというのを細かく伝えさせていただきました。2番では一気に疾走感増したいし、2番のサビの後の間奏は、みんなが全てを忘れて、普通のライブとかフェスとかで盛り上がるサウンドにしたいなと、全部要望を出させてもらって作り上げていきました。
― 第1弾シングル「シナモン」の反響も大きかったのではないかなと思います。
すごくありましたね!初めて僕の歌を聴きましたという反応がすごく多かったです。
― 初めて聴いた!?
SNS含め、配信サービスで音楽を配信するのは僕にとって初めてのことだったからだと思います。今ってなかなかCDを買いに行く人も少なくなってきていると思います。以前と違って、初めての方もクリックしてみようかなと、気軽に聴けた方が多かったようです。バラエティ番組のイメージがありましたけど、こんなに真剣に歌をやっているんですねみたいなコメントが多かったです。
― バラード、ロックときて、次の曲も楽しみです!
いろんな歌が歌えて、曲によって発声の仕方とか表現を変えられるようなボーカリストになりたいなと思っています。ほかのボーカリストにはあまりない特徴だと思うので、そういう意味で全然違うジャンルの曲を連発していきたいなと思っています。やっぱり自分の音楽の生き様を見せていきたいなと思っているので。
手越祐也、初のソロツアーにプレッシャー「身体にかかる負担はある」
― 9月からツアー「ARE YOU READY?」が始まりますが、どんなツアーになりそうですか?ツアーへの直接的なリハーサルはまだなのですが、ツアー以外にフェスが控えているので、ツアーと被る曲もあります。リハーサルをしながら、若干変わることがあるかもしれませんが、順番を見ただけでワクワクするような、楽しいのは確立されたセットリストを組みました。3ヶ所を回るツアーになりますが、独立して初めて自分の足で会いに行くツアーということで、今まで来てくださった人も今回初めて来てくださる人も、実際に会って音楽を共にしたいなという思いがあるので、まずは「ARE YOU READY?」というツアータイトル通り、ここから僕自身も新たなスタート、みんなにとっても新たなスタートだと思うので、制限のある中で楽しめる内容を絶対に作っていきたいと思っています。たぶん、ファンの方以上に僕も楽しみです(笑)
― これまで何度もツアーはやられていますが、ソロは初めてということで、気持ち的にはいかがですか?
緊張はしていないのですが、プレッシャーはあります。身体にかかる負担はあるなと。例えば、ソロツアーで10曲歌うとします。僕は4人組のグループにいたので、40曲歌うことと一緒だと思うんです。フェスもあるので、1番大切にしていることは体調管理。今までは自分が少し調子が悪くてもカバーしてくれる人はいましたけど、今回フロントに立つのは僕一人なので、そこへのプレッシャーはあります。いろんな意味でしっかり準備をしなきゃって。体力や体調に関して、僕は絶対大丈夫な自信があるし、疲れたって感じたことが人生で一度もないので、そこの心配はないんですけど、声は消耗品なので、気をつけなくちゃと思います。
― いろんなプレッシャーを背負っていると。
やってみないとわからないところもありますね。セットリストを見たときに楽しそうと思ったけど、果たして、これがどうなっていくのか…。それに、今はツアーとフェス3つ控えていて、全部セットリストが違うので、全部の準備もしなくてはいけないので。でも楽しいです!音楽に触れる時間って!
手越祐也、ファンにメッセージ「楽しみにしていてください!」
― 最後に楽しみにしているファンの方に向けてメッセージをお願いします。待ちに待ったツアーなので、僕の願いは当選が確定している人たちと無事に会えることです。今までオンラインライブはたくさんさせてもらいましたけど、やっぱりファンの子がいる前でやるパフォーマンスは同じようにやってますけど、全然違います。みんなが目の前にいることを想像しながらリハーサルしているので、まずは無事にみんなと会えることと、会えた暁には、いろんなことが溜まっている状態だと思うので、それを吹き飛ばすようなライブにします!楽しみにしていてください!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
手越祐也(てごし・ゆうや)プロフィール
1987年11月11日生まれ、神奈川県横浜市出身。15歳でジャニーズ事務所に入所し、2003年9月のデビューから2020年6月独立までの約17年間男性アイドルグループのメンバーとして活動。在籍期間中、歌手活動だけでなく、「FIFA クラブワールドカップ」「FIFA ワールドカップ」でメインキャスターを務め、人気バラエティー番組へのレギュラー出演、俳優など幅広く活動。
フリー転身後は、自身のTwitter、Instagram、YouTubeチャンネルなどSNSを開設。2021年5月、富士スピードウェイで行われた「SUPER GT 第二戦」にて初の国歌独唱、地元横浜スタジアムで行われた「横浜DeNAベイスターズ」対「中日ドラゴンズ」戦では始球式を務めた。
2021年7月からは6ヶ月連続新曲配信及びアルバムリリースを予定し、アーティストとして精力的に活動。2022年には単独で初となる全国ツアーを控える。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
手越祐也、6カ月連続配信第2弾「ARE U READY」決定 高校生リアル恋愛番組もスタートモデルプレス
-
手越祐也、第1子妊娠のイモトアヤコ祝福「イッテQ!」で共演モデルプレス
-
“ソロアーティスト・手越祐也”の多彩な魅力に迫る連載スタート【モデルプレス】モデルプレス
-
手越祐也、6カ月連続リリース第2弾「ARE U READY」TV初披露<スペプラ手越 ~Music Connect~>モデルプレス
-
手越祐也「“こちら側の人間”」“エヴァ”渚カヲルのコスプレで登場 生歌披露で熱いエールも<世界コスプレサミット2021>モデルプレス
-
手越祐也「世界コスプレサミット2021」シークレットゲストで出演決定 生配信で歌声披露もモデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス