Da-iCE、常に挑戦し続けた10年間 心に残ったメンバーの言葉・結成当初&現在で変わらないことは?<動画連載Vol.6>
2021.07.15 18:00
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2021年、結成10周年を迎えた5人組男性アーティスト・Da-iCE。連載最終回(Vol.6)は、彼等の10年間に迫るロングインタビュー。心に残るメンバーの言葉、結成当初の想い、現在の夢…5人が本音で語り合った。また、モデルプレスYouTubeではメンバー全員でファンからの質問に答える動画企画も公開している。
Da-iCE、2011年に結成
工藤大輝・岩岡徹・大野雄大・花村想太・和田颯の5人で構成されたDa-iCE。2011年1月にグループを結成し、2014年1月に1stシングル「SHOUT IT OUT」でメジャーデビューを果たした。2020年8月~12月、“五感で感じるエンターテインメント”をコンセプトに「視覚」をテーマにした「DREAMIN’ ON」、「聴覚」をテーマにした「amp」、「触覚」をテーマにした「image」、「嗅覚」をテーマにした「CITRUS」、「味覚」をテーマにした「EASY TASTY」と5ヶ月連続でシングルをリリース。さらに、2021年1月にはそのラストを飾る6thアルバム「SiX」を発売した。ドラマ「極主夫道」(日本テレビ系)の主題歌にもなった「CITRUS」は大きな注目を集め、SNS上ではカバー動画の投稿も多数、サブスク再生回数は累計6000万回を突破。さらに3月には「Bubble Love」という楽曲で、CSオリジナルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」(CSテレ朝チャンネル1)の主題歌も担当した。
工藤大輝&花村想太「CITRUS」作詞はわずか4~5時間
― 「CITRUS」をきっかけに大きな注目を集められている皆さんですが、反響は感じていますか?大野:カバーしてくださっている方がこれまでリリースした楽曲の中で1番多いので、見ていて楽しいです。
花村:自分たちの実感としては薄いのですが、カラオケランキングや色々な音楽サイトでご紹介いただくことも多く、びっくりしています。
大野:街中でも流れているのをよく聞きます。昨日も、お店入った瞬間に聞こえてきたんです。めちゃくちゃニヤけたので、本当にマスクしていて良かったなと思いました(笑)。
― 作詞は花村さんと工藤さんが担当されていますが、どのような思いを込められたのでしょうか?
花村:実際に「極主夫道」の台本を読ませていただいて、最初に2人でサビを作ったんです。その後はLINEのやり取りで、大輝くんが1番のAメロ書いたら、僕が1番のBメロ書いて…というリレー方式で進めました。ドラマの世界観に沿った楽曲にしようと話していたので、作品通りの力強さと決意の強さみたいなものを表現しています。
工藤:出来上がるまでがすごく早かったんです。悩んで何日も寝かして完成させたわけではなかったので、それを皆さんに聞いていただいていると思うと、なんだか変な感じがしますね(笑)。
― どのくらいの期間で作られたのですか?
工藤:1日だよね?4~5時間くらい?
花村:そうですね。最初はドラマ用にワンコーラスだけ作っていたので、その部分は1~2時間くらいかもしれないです。そこから1~2週間空けて2番以降を作りましたが、トータル4~5時間ぐらいです。
― いつもそのぐらいのスピードで作られているのですか?
花村:今回は早い方かもしれないです。
工藤:一緒に書くと早いよね。
花村:そうですね。2人で書くと分担されますし、すり合わせる時に2人の方向性がしっかり見出せていたので早かったのだと思います。「CITRUS」というタイトルを大輝くんが最初に提案してくれたので、より想像が膨らみました。
工藤:“五感で感じるエンターテインメント”がコンセプトにあり、「嗅覚」というテーマと「Da-iCE」の「C」がタイトルの頭文字になることはすでに決まっていたんです。それで、2人で「どうする?!」と困惑しました(笑)。
花村:きつかったですね…(笑)。
工藤:ドラマにもマッチする単語を探していて、結果的にたまたまポンと浮かんできました。
― 実際に出来たものを聞いて、岩岡さん・大野さん・和田さんはどう感じましたか?
大野:「お~!いいじゃない!」って(笑)。
岩岡:プロデューサーじゃん(笑)!
和田:「CITRUS」は、今までの僕らの楽曲とは少し違っていたのですごく新鮮でした。
岩岡:僕もそうですね。「新鮮」という言葉が1番に浮かびました。
「Da-iCEらしさ」にこだわらない強み
― 「CITRUS」で新たにDa-iCEさんを知った方に「Da-iCEらしさ」を見せるという点で、オススメの楽曲はありますか?大野:まず、僕らは大前提として「らしさ」というものにこだわらないからこそ色々なジャンルに挑戦することが出来ています。ですが「CITRUS」が出来た時には「これをDa-iCE色にインプットしてから、Da-iCE色でアウトプットできるかな」という不安がめちゃめちゃ大きくて、想像が出来ませんでした。レコーディングの時も「すごく難しいな」と思いながら歌っていたのを覚えています。
岩岡:最初は皆そうだったね。
大野:ですが、結果としてこの楽曲が僕らの名を広めてくれたので、「らしさ」にこだわらずに挑戦し続けてきて良かったと思っています。
花村:確かに。きっと「自分たちっぽくないから、絶対やらない」という究極論もあったと思うのですが、「色んな曲に挑戦しよう」というスタンスを変えなくて良かったと感じています。
― 次のライブからは「CITRUS」をきっかけにDa-iCEさんを知った方も参加されると思いますが、どのような一面を見せたいですか?
大野:楽曲やミュージックビデオから知っていただいた方は、まだ音楽に向き合っている僕たちしか知らないと思うんです。ライブの時には、MCでも結構くだけた雰囲気で話していたり、面白いコミュニケーションもいっぱいあると思うので、そういう部分を見ていただけたら、より僕らにハマっていただけるのではないかと思います。
和田:「CITRUS」から知ってくださった方は、ライブでは「こんなに踊ってるグループなんだ」と驚きがあると思います(笑)。なので、自分たちが普段見せているパフォーマンスを知っていただけたら嬉しいです。
グループへの想い「帰ってきたときにすごく安心する」
― では、ここからは結成当時から現在までを振り返る質問もお伺いしたいと思います。まず、ここまでの道のりを振り返ってみていかがですか?大野:歳くったな~!
一同:(笑)
花村:早かったですね。あっという間でした。
大野:2、3年くらいに感じます。
― 思い返して「辛かった」と感じる出来事はありますか?
大野:僕は「辛い」と思うことはあまりないのですが、1番キツかったライブはよく覚えています。2016年の「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」です。
岩岡:めちゃくちゃ暑かったやつだ!
大野:ライブ中に倒れるんじゃないかと思ったくらい暑かったんです。
岩岡:ちょっとした低温サウナみたいな感じだったもんね。
和田:あれはすごかった…。
工藤:僕はサウナがすごく好きなんですが、思い返してみればあれはサウナでした(笑)。
花村:普段、僕はあまり手に汗をかかないのですが、その時は踊りながらマイクが滑って飛んでいきそうになりました(笑)。
工藤:夏フェスは全部キツイですが、コロナ禍になってからその感じを味わえていないのも少しショックです。
岩岡:分かる。逆に欲しがってるよね(笑)。
和田:逆に今が1番辛いですね。前のようなライブが出来ないので…。
工藤:運動不足ですね…。
花村:去年の夏なんて、ずっと家にいたから全然暑さ感じられてないよ。
― それぞれ個人でも多彩に活躍されていますが、個人活動とグループ活動での心境の違いはありますか?
大野:やっぱりグループ活動の時は、楽屋がうるさいので…。
岩岡:お前が言うな(笑)!
工藤:お前が軸となってうるさくなってるんだよ(笑)!
花村:でも確かに、1人で舞台に出演した時には寂しさを感じました。他の共演者の方は、普段から個人で活躍されていますが、僕はこの和気あいあいとしたホームを知っているので、やはりどこか「寂しいな」と思いながら過ごしていました。
和田:僕もです。やっぱりここに帰ってきたときにすごく安心するんですよね。
印象に残ったメンバーからの言葉
― この10年間の中で、特に印象に残っているメンバーからの言葉を教えてください。
工藤:結構面白いやついっぱいあるな~(笑)。
和田:僕一つあります!想太くんが「徹くーん」って言おうとして「想太くーん」って言ったの(笑)。
岩岡:あ~!ありました。あれは衝撃でした(笑)。他のメンバーの名前ならまだしも、自分で自分の名前呼んで間違えるなんて聞いたことないですよね…。
花村:あれはガチで間違えました(笑)。しかも、徹くんに「あっ、大輝くん!あ~、颯くん!え~っと、想太くん!」って言っちゃったんですよ。
岩岡:全部間違えてる(笑)。
― 他の皆さんはいかがですか?
花村:雄大くんが酔っぱらっちゃった時に「一緒に歌ってくれてありがとう」と言ってくれたことがあったんです。それは嬉しかったですね!
大野:言ってないよ~!と言いたいところですが、覚えています…(笑)。割と最近だよね。3年前くらい?
花村:佐世保でカウントダウンライブをしていて、その後に雄大くんの部屋にいた時に言われたんです。それから最近で言うと、徹くんから届いたLINEがすごく嬉しかったです。「30歳を超えたから、皆で自分の好きな人生を歩んでドームに立とう」と送られてきて、すごく響きました。
岩岡:あ~、あれは友達が勝手に携帯奪って…。「おい、やめろ」って言ったんですけど…。
一同:(笑)
工藤:徹、絶対友達に携帯触らせないじゃん(笑)。
岩岡:触らせない…(笑)。
大野:指紋一つ付けさせないでしょ(笑)。
花村:好きなように生きた上でドームに立つのが重要というのが、本当に刺さりましたね。
岩岡:やり取りをしている中で送ったので、そんなに深い意味があるわけではないです。その時も浮かんだことを送っただけで…。
花村:嬉しいですよね。徹くんは、僕が個人で出演する舞台の初日や、僕と雄大くんが「THE FIRST TAKE」を撮影した日などにもメッセージをくれたんです。
― この10年間で変わらなかったことはありますか?
花村:歌って踊ることです。年を重ねていく中で、もう体力は全盛期ではないですが、常に全盛期だと思って振り入れをしています。これはずっと変わりません。普通だったら、振り付けももう少し落ち着いていくんじゃないかなという中で、今までで1番激しい振り付けが来たりとか。常に挑戦し続けている姿勢も、変わらない部分なのかもしれないですね。
和田:あとは関係性かな。ずっとこの和気あいあいとした感じです。
大野:でも、結成してすぐは緊張して「あ、どうも…」みたいな雰囲気もあったよね(笑)。
花村:確かに最初はそうでしたね。
和田:初めて雄大くんと2人でラーメン行った時、結構無言でしたよね(笑)!
大野:そうだね、颯の歌の練習に付き合ってそのまま食べに行ったんだよね(笑)。
岩岡:その様子、動画で見たいな(笑)。
花村:僕は結成する前から雄大くんと仲良くしていただいていて、レッスン後一緒にご飯行ったりもしていたんです。でも、結成してすぐはなぜかその時より緊張して喋れなかったです。
大野:え~?!溝が出来ちゃってるじゃん(笑)!
岩岡:関係性が変わったからじゃない?
花村:そうなんです。ずっと「お兄ちゃんお兄ちゃん」という感じだったのですが、メンバーという身近な存在になったのでなんだか難しかったです(笑)。
― そのような距離感から、今のような和気あいあいとした雰囲気になったきっかけはありますか?
花村:一緒に過ごしていく中で自然と距離が縮まっていきました。
和田:僕と大輝くんなんて、初めて話したのが電話でしたよね(笑)。
工藤:電話が来て、代官山まで迎えにいきました(笑)。
和田:田舎者なので「ここどこやねん」と思って…。
工藤:キッズダンサーみたいな子がいたので「絶対この子だ!」と思いました。
花村:まだ10代半ばくらいだったもんね!
大野:颯は、今や最年少としてグループの平均年齢を一生懸命下げてくれている存在。最初は「若い子がいるな」と思って引っ張っているつもりでしたが、今はもうお世話してもらっています(笑)。
Da-iCEの“夢を叶える秘訣”
― 今後の夢やグループとしての目標を教えてください。花村:たくさんの方に楽曲を聴いていただいて、Da-iCEというグループを知っていただく。全てがそこに詰まっていると思います。「ドームに行きたい」など、具体的な目標の一つ一つも、その糧になるのではないかと思います。
大野:コロナ禍になってから有観客でのライブも出来ていないですし、普通だったことが一つも出来ていないんです。なので、今までのように「アリーナツアー成功させよう。その先にドームがあるから」という感覚よりは、まずは目の前の6月から始まるライブを開催するのが目標です(取材は5月下旬)。大袈裟かもしれないですが、それを完走するのが夢というか。早く通常運転に戻ってくれることを願うばかりです。
花村:そうですね、本当にそれ次第で僕たちも色々変わってくると思うので…。フェスも出たいですね!
工藤:夏の炎天下でお酒飲みながら、爆音で音楽聴きながら盛り上がりたい。もうそれに尽きます!
― 最後に、皆さんの夢を叶える秘訣を教えてください。
花村:夢には大中小色々なものがありますが、常に更新されていくものだと思います。とにかく一生懸命ということですかね!
工藤:いや、まとめ方下手か(笑)!でも最初の方は良かったよ。僕らも結成当初は「ドームに立とう」なんて全く思っていなかったので、一つずつクリアしていくことが大切だと思います。
和田:先を見すぎないというのも良かったのかもしれないですね。
大野:目標を細かく立てることが大事だよね。
岩岡:そうだね。
工藤:2、3歩先くらいを頑張って追い続けるというのが良いと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
Da-iCEプロフィール
2011年1月にグループを結成し、2014年1月に1stシングル「SHOUT IT OUT」でメジャーデビュー。2015年には「第29回日本ゴールドディスク大賞」“ベスト5・ニューアーティスト賞”を受賞。2017年1月には、念願の初の日本武道館での公演「Da-iCE PHASE 5 FINAL in 日本武道館」を開催した。2020年1月には代々木第一体育館2DAYSで 2万人を動員し、2021年6月より、自身初のアリーナツアー「Da-iCE ARENA TOUR -SiX-」を開催。工藤大輝(くどう・たいき)
生年月日:1987年6月28日出身地:北海道
血液型:B型
岩岡徹(いわおか・とおる)
生年月日:1987年6月6日出身地:千葉県
血液型:O型
大野雄大(おおの・ゆうだい)
生年月日:1989年4月1日出身地:愛知県
血液型:A型
花村想太(はなむら・そうた)
生年月日:1990年8月15日出身地:兵庫県
血液型:A型
和田颯(わだ・はやて)
生年月日:1994年2月3日出身地:群馬県
血液型:O型
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