「青春高校3年C組」日比野芽奈、初主演ドラマで感じた苦悩と成長 演技に圧倒された生徒も明かす「鳥肌が立ちました」<「あなた犯人じゃありません」インタビュー>
2021.01.07 17:00
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テレビ東京ほかにて木ドラ25「あなた犯人じゃありません」(毎週木曜深夜1時~)が1月7日より放送スタート(初回はメイキング公開SP、BSテレ東では1月12日より毎週火曜深夜0時~放送)。主演を務める「青春高校3年C組」生徒の日比野芽奈(ひびの・めいな/19)がモデルプレスのインタビューに応じた。元々昨年4月期に放送予定だった今作は新型コロナウイルスの影響で約9ヶ月放送が延期。「泣くことが多かった」という撮影前のワークショップの苦労、撮影中止期間を経ての成長、一緒に生徒を演じたメンバーから受けた刺激…紆余曲折を経験して完成した今作について語ってもらった。
「あなた犯人じゃありません」で主演挑戦の日比野芽奈
同ドラマはテレビ東京にて放送中の青春ドキュメントバラエティ「青春高校3年C組」(毎週月曜深夜0時12分~)に出演中の生徒たちによるドラマ。学校で起こった殺人事件を陰キャでクイズ好きなクラスの委員長・日比野と担当刑事・五島ケイジ(山崎樹範)がタッグを組んで解決。毎回犯人を名乗る人物が現れるものの、殺人方法と理由に矛盾を感じる委員長が、自白する犯人を「あなた犯人じゃありません」と論破していき、真実を見つけて真犯人を暴いていくという新感覚の1話完結型学園ミステリーとなっている。日比野は普段は陰気キャラでおどおどしているが、自白する犯人を前にすると痛快に論破する変わり者の主人公を生き生きと演じている。
日比野芽奈「泣くことが多かった」悩んだワークショップ…
これまで「孤独のグルメ」などに出演経験があるが、本格的な演技挑戦は初、「主演を任せてもらったのが初めてだし、演技に自信がなかったので怖かったです」という日比野。クランクイン前に今作のスタッフによって行われたワークショップが一番苦労したといい、「皆が上手いのに私は監督さんに厳しく指導されることが多くて、どんどん凹んじゃってプレッシャーに感じちゃって泣くことが多かったです。本当に途中は『怒られるから行きたくない』と思うくらいまで悩みました。その頃は監督さんに結構直球で『その演技のままだったらアイドル演技って言われちゃうよ、女優さんとしての演技が見せたいんじゃない?全然やり切れてないし感情もない』と指摘して頂きましたね」と振り返る。それでも自分を奮い立たせて本番に入ってからは少しずつ褒めてもらえることも増えた。
「やっと褒めてもらえるようになったのは本番に入ってから。やっぱりできないことがすごく悔しかったので、今までは例えば『青春高校』でアイドル部の歌を頂いてから1週間で本番という状況でも、めちゃくちゃ頑張れば乗り越えられてきたんですけど、今回は全く新しい挑戦だから今までとは全然違う大きさの壁にぶち当たった感覚で、頑張らなきゃなと思えました」
日比野芽奈、自粛期間での成長
ドラマはクランクイン2日目に撮影が中止となり、一時は放送日程も白紙に。自粛期間にリモート収録がメインとなった「青春高校3年C組」にて日比野は新しいキャラクター“桃山あすか”を考案し、ソロ曲が誕生するなど人気を集める。以前「青春高校3年C組」の佐久間宣行プロデューサーもモデルプレスが行ったインタビューで“リモートになってから特に才能が開花したと思う生徒”に日比野の名前を真っ先に挙げていた。本人にとってもドラマの撮影中止期間に「青春高校3年C組」にて新たな試みに挑戦したことが良い影響になったようで、「あのときはドラマが延期になってしまってどこを頑張れば良いんだろうと気持ちが落ちこんでいたんですけど、お家にいる時間も多くなって考える時間も長くなった分、青春高校も深夜に移動してバラエティーにシフトチェンジしてきたからちゃんとそっちに集中しようと思って、今まで以上にどうしたらMCの方が反応してくれるかを深く考えるようになりました。それまでは自分のキャラクターの持ち味も分からなかったので、桃山あすかのキャラクターやキュン台詞もやり切れるようになったのは本当に自粛期間の影響です。結果的に良い時間だったなと思います」と明かした。
日比野芽奈、演技に圧倒されたメンバー「鳥肌が立ちました」
クラスメイト役には「青春高校3年C組」の生徒が本人役で集合。これまでも切磋琢磨してきたメンバーとの共演だからこそ支えられた部分も大きかったといい、「やっぱり現場の雰囲気はドラマとバラエティーじゃ全然違うんですけど、楽屋に戻ったときにはいつもの青春高校があったし、カットがかかったときに皆と些細な話をすることで自分の心を落ち着かせられました。青春高校のメンバーだからこそ身を委ねて緊張がほぐれたんじゃないかなと思います」と笑顔で話す。演技が特に上手いと感じたメンバーを聞いてみると、「これが私、全員だと思っちゃうんですよ。どうしよう、誰の話しようかな?1人ずつ話せるんです(笑)」とメンバー愛が止まらない。
「意外性で言えばまーがりん(大曲李佳)は、元々バラエティーをやっていてもキュン台詞とかも自分のものにして上手くやっているイメージがあったんですけど、感情をあらわにしてるところはファンの方も観たことが無いと思うので、衝撃的だと思います。感情の起伏が激しい難しい役ですっごく爆発的なシーンがあって圧倒されました。色んな振り幅があるんだなと鳥肌が立ちました。…他のメンバーも言ってもいいですか(笑)?
上手になったという意味だと、『誰目線だよ』という感じではあるんですけど西村瑠香。台本を読んだ当日に『このシーンは不安だね』という話を2人でしていたらその日2人ともめちゃくちゃ監督に怒られて、私たちに本当にできるのかと不安に陥ったんです。でもそこから西村の伸びがすごくてちゃんと復習して練習しているんだなというのが伝わってきたし、本番ではワークショップのときとはワンランク上の演技を見せてくれて空気作りをしてくれて私もすごく助かったので、一緒に『不安だね』って言ってた西村はどこに行っちゃったの?というくらい驚きました。
あとは頓知気さきなちゃんも元から上手いイメージだったんですけど、嘘をついたり涙を流したり怒ったり激しく感情表現しなきゃいけないシーンがそれぞれあるので本当に『自然で上手だな』と思いました。本当に皆が上手かったので自分もそれで頑張ろうと思えましたね」
日比野芽奈、今後の目標は?「青春高校に恩返ししたい」
「ドラマは人生の中でも2番目に頑張ったなと思えることになりました。1番はもちろん青春高校。高校生のときから3年間本当にずっと人生を捧げているので!」と今作は確実に日比野にとってターニングポイントの1つとなったようだが、今後の女優業について聞くと謙虚な答えが返ってきた。「よく『これからもドラマに出たいですか?』と聞いて頂くんですけど、今回突然のドラマで主人公をやらせて頂けたことがすごいこと過ぎるのでおこがましくて上手く答えられません。今はとりあえず『あな犯』が楽しかったなという気持ちでいっぱい。悩んでいるので何が自分のやりたいことなのか20歳になるまでに決めなければなと思っています」
元々バラエティーやお笑い芸人が好きで「青春高校3年C組」に応募。「芸人さんに会いたいという下心があるので(笑)、バラエティーに関われるお仕事はこれからもしていきたです。本当に青春高校やテレビ東京のスタッフさんに恩返しをしたいので、他の番組に出て『この子青春高校から来たんだよ』とか、共演した芸人さんの番組に出て『この子僕らが持ってた番組の子で』と言ってもらえるような活躍ができることが理想です」とどこまでも番組思いだ。
最後にドラマの見どころを改めて聞いた。
「青春高校のファンの方は、青春高校のキャラクターに沿った登場人物で全員が出ているので生徒を探したり、番組内でイジられていたネタが反映されていたりするのも楽しめると思います。もちろん観ていない方も物語として謎解きやミステリーな部分は本当に楽しめると思うし、キャラクターもはっきりしているし1話完結型で観やすいので良かったらぜひ観て下さい!」
(modelpress編集部)
今夜スタート📺新木ドラ25「あなた犯人じゃありません」主演の「青春高校3年C組」日比野芽奈さんからモデルプレス読者へメッセージ💕
— モデルプレス (@modelpress) 2021年1月7日
@mei_6276_3C @tx_anahan #あなた犯人じゃありません #あな犯 #青春高校3年C組
🔻インタビューはこちらhttps://t.co/MJ1ma7chhX pic.twitter.com/TFfVji6yYi
日比野芽奈(ひびの・めいな/19)プロフィール
「青春高校3年C組」は、漫画やドラマの中でしか見たことのない、誰もがなんとなく想像する「理想のクラス」を目指し、多彩なキャラクターの生徒たちが様々な企画に挑戦し成長していく姿を追う青春バラエティー番組。日比野は、2001年6月27日生まれ、神奈川県出身。過去にはりぼんガールやモデル・アイドルとして活動し、番組オーディションの際、審査員が口を揃えて「可愛い」と絶賛した3年C組のマドンナ的存在。番組では学級委員長としてクラスを引っ張っており、アイドル部のユニット・Blue Springのリーダーを務めている。
「あなた犯人じゃありません」第1話あらすじ(14日放送)
ある日、高校のプールで女教師・泉(北乃きい)の刺殺遺体が発見される。事件を担当することになった刑事の五島(山崎樹範)は、泉が担任をしていた3年C組の生徒に話を聞いていた。ひょんなことから、五島のバディとしてクラスの学級委員長・日比野芽奈(本人)は事件の捜査を手伝うことに。屋上に向かうと、そこには演劇の練習をする前川歌音(本人)の姿が。捜査に協力するという前川から突然、「私が先生を殺しました」と自供され…
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