インスタグラマー宮崎麗香“美しすぎるシングルマザー”と呼ばれる秘密とは
2020.12.23 14:32
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バイリンガル、父は参議院議員、パリの社交界にもデビューしたことがあり、セレブタレントとして活動していたこともある宮崎麗香。現在はシングルマザーとして、自ら道を切り開く経営者として活動している。さらに、美しすぎるシングルマザーとして、Instagramで15万7000人以上からフォローされているが、彼女はなぜそこまでのフォロワーを確保したのか。そして、これからどこへ行くのか。今回、インタビューで語ってもらった。
生まれてこのかた…
セレブタレント時代もありました。私の母親が長野県諏訪市出身で、里帰り出産したので、一応プロフィール上では長野県出身です。でも、その後は東京・世田谷で育ちました。インターナショナルスクールに12歳まで通い、その後、アメリカへ移住。理由は主に私の教育のためでした。高校の半分くらいで日本へ戻って、その後、上智大学へ。15歳の時にモデル事務所にスカウトされ、大学在学中に大手タレント事務所に移籍し19~20歳で芸能界へ。
フジテレビやキー局で数本レギュラーももっていました。当時流行っていたセレブタレントみたいな感じでしたね(笑)。パリの社交界でもデビューしたからかな。
同じ代でデビューした子の中で一番活躍しているのは。ドラマ「エミリー、パリへ行く」や、映画「白雪姫と鏡の女王」に主演する女優のリリー・コリンズですね!デビューできて楽しかったし、いい経験でしたけど、今は正直あんまり役に立たないですね(笑)。卒業後、台湾の大学にも1年通っています。中国語ですか?少しです(笑)。しばらく住めばまた言語感覚が戻ってくるかもしれないけれど。
子育て…
子どもは生きているだけで可愛い。25歳で台湾へ行って、1年で戻ってきて。29歳で最初の結婚、その後離婚2回あり(笑)、3人の子供を産んでいます。一番下の子はちょうど1年前ぐらいに産んだのですが、かなり大変でした。お腹の中でうまく育たなくて、981グラムで産んで、しばらくNICUに入っていました。
2019年と2020年の前半はずっと入院と通院の生活でしたね。今は同じ歳の子供のなかでも大きいほうになったので、よかったと思っています。本当に可愛いんです。
先日、子供と二人でブロッコリーを食べている動画がInstagramでバズりました。いつもこんな感じです。無邪気で太陽みたいな子。そんなわけで、4歳男子、2歳男子、1歳女子の子どもがいます。みんなとてもいい子。保育園とシッターさん、それから私の実家にも助けてもらっています。
4歳男子は超クールで頭いい感じ、観察力がすごい。この間、ディズニーランドに連れていったのですが「It’s a small world」に入ったら「この歌はどこから流れてくるの」と言うのです。「お人形たちが歌っているんだよ」と言ったら「この人数じゃそんな大きな音は出ないよ」と。
2歳男子は太陽のようなザ・子どもらしい子で、お味噌汁と白いご飯を出すと「おみそちるー」と拍手して「おいちいー」と喜んでくれます。1歳女子は逆境で生まれたせいか、まだしゃべらないけれど、顔に強い意志を感じます。眼力がすごいし、おっさんみたいな大きなくしゃみをしてくれて、たのもしい!
やっぱり女子は強い(笑)。女の子を産んで尚更感じます。
インターで育ったせいか、男尊女卑が大嫌いで、いままでは「男性と女性は一緒!」って考えを強くもっていたんですが、両方産んでみてわかりました。もう生まれた瞬間から全然違う。男の子っていい意味で、アホで単純(笑)。泣いててもすぐ騙しが効くけど女子はそうはいかないんです。ちゃんと泣いてて悲しいって言うことを肯定してあげて説明してあげて慰めてあげて、って。男女平等は賛成だけど、やっぱり脳のつくりは全く違うんだろうな。
将来子供たちには「こうなってほしい」というような期待はないですね。ただ、自分らしくいてほしい。芸能界の仕事、結婚と、自分自身がいろいろと経験して思うのは「いつわりの自分でいることのつらさ」です。矛盾を抱えて生きるのは本当につらい。ただ自分らしく輝けるように生きていくことが一番幸せだと思います。
生まれもった個性を存分に生かし、失敗してもいい。ぎりぎりのところで私が守るから、安心してどこへでもいってきなさい、と。
ある日突然、Instagramが15万人フォロワーになったわけ
あやしいと思われることもありますよね、きっと。フォロワー買ってるんじゃないかとか。でも1年ぐらいで突然、Instagramで、15万人のフォロワーになったんです。自分でも不思議に思い、「どうやって私のことを知ったのか?」って逆にフォロワーの皆に聞いたことがあって。そしたら帰って来た答えは「美しすぎる妊婦」ってことで掲示板に載ったり、とあるカリスマYouTuberが私のことを虫眼鏡で探してアップしたり、有名なインスタグラマーの方がストーリーで出してくれたり。
いろんなところで紹介されたら、それまでは7000ぐらいだったフォロワーが、1年ぐらいで突然15万人になったんです!素直に嬉しいです。だけど、よくDMで「見かけました!」って毎日のように来るから、まだ慣れてなくて(笑)。本当に意外と見られていてびっくりします!特に何も気にしてないしいつも素のままの自分でいるので、もうちょっと姿勢よく歩かなきゃなって思ったり。
バッシングをエネルギーにする術は父が教えてくれた
父は参議院議員で、韓国人のハーフです。テレビにもよく出ていました。そんなこと隠してもしょうがないし、私が高校生の頃とか選挙前よく街宣車が来ていました。父へのアンチ姿勢をもつ人たちはすごかった。なんでこんなことされるんだろうと私も泣いたし、「お前死ね」と何人にも言われて、すごく嫌な気分や怖さも味わいました。でも、どんなときでも父は笑顔だったのです。
「なんで平気でいられるの」と私が聞くと、父は言いました「僕の名前をこんなに宣伝してくれるんだ。しかもタダで」。私はそれでも理解できなくて黙っていました。すると父はこう言いました。「いいか、麗香。バッシングより何よりやばいのは、無関心なんだ。わざわざ遠くからここへきて、悪口を言ってくれる。嫌いになるほうが、エネルギーがいるんだよ。宣伝してくれて、ありがとうだよ」。
私はその言葉を聞いて、人生への思いを変えました。だから、今もInstagramにはたまにアンチもきますが、その「嫌い」の気持ちは強いエネルギーだから、いつか良い方向へ変えられると信じているのです。私に関心をもってくれてありがとう。そう素直に思えるのです。
私はインターへ通ったり、海外で育った時間が長いので、感覚が一般的な日本人とちょっとズレてると感じる事があります。だからたまに「もっと母親らしく振る舞え。恥だ。子供達がかわいそう」とか書き込まれる事がありますが、全く気にしません(笑)。
私は私、そんな私のために時間をわざわざ割いてくれてありがとう。その強さは父から受け継ぎましたね。
今やっていること、これからやっていきたいこと
今、様々な会社や商品の開発やコンサルティング、海外戦略、ジュエリーのデザインなどのお仕事をさせてもらっていて、もうすぐアパレルのブランドも立ち上げる予定です。1年前の自分と比べたら、夢のようですよ。自分が思い描いていた以上に、なりたい自分になっている。だから来年の目標?って聞かれたら、もう目標なんて設定したくないんです。強いていうなら、「自分の設定した目標を大きく超える」。カッコつけているように聞こえるかもしれないけど、実際本当にそうなったので。というのも、当時は離婚して、本当に子どもとの入院代はどうしようかと思うほど、どん底でした。悩む、ってまだ余裕があると思うんですよ。
悩む余裕すらなかった。生きるのに必死でした。
人間って、そのどん底で「やっぱり世の中アンフェアなんだ」と思うか「よし、落ちるとこまで落ちたら這い上がってやる」と思うかが分かれ道だと思うのです。自慢でもなんでもなく、自分がすごいと思ったこともあまりないです。一人の力なわけではない、みんなに助けてもらったからだと。
ただ誰にも負けないことがあるとしたら、ネガティブをポジティブに変換する天真爛漫さかもしれない。
私は周囲の人に助けてもらって子育てをしながら、これから、シングルマザーの人たちが「あ、麗香もがんばってるんだから、私もやれる」と思ってもらえるような存在になれたらな、と思っています。
謎でも幻でもなく、ちゃんと、地に足をつけて。
(modelpress編集部)
インタビューと文:森 綾
宮崎麗香(みやざき・れいか)プロフィール
モデル、インフルエンサー、起業家として活躍する三児の母。グローバルな視点で自身が発信するSNSでは、逆境に負けないポジティブでパワフルな生き方や母となって、なお素敵に輝く「女性」でいるためのヒントが、国内外の同世代ファンから支持を得ている。最近では自身のジュエリーブランド「Solaris by TOWIT」(ソラリス バイ トゥウィット)を発表した。Instagramアカウント:@reikamarianna
【Not Sponsored 記事】
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