インタビューに応じた生見愛瑠(C)モデルプレス

生見愛瑠「ネガティブな意見もありがたい」“バラエティで飛躍”の裏にある努力<モデルプレスインタビュー前編>

2020.07.29 08:00

雑誌「Popteen」を専属モデルとして牽引する“めるる”こと生見愛瑠が、今年上半期はバラエティでも目覚ましい活躍を見せていると話題だ。この自粛期間にもたくさんの番組に出演し、お茶の間に元気を与えた生見。半年間で飛躍を遂げた現在の思いについてインタビューした。<インタビュー前編>

日本テレビ系「ヒルナンデス!」の2月・3月水曜日レギュラーをはじめ、今年に入ってすでに90本以上のバラエティ番組に出演している生見。1日に3本の出演番組がオンエアされたこともあり、まさに「テレビでめるるを見ないときはない」と言えるほど。「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)、「ダウンタウンDX」(読売テレビ系)など、大御所番組でもしっかりと爪痕を残している。

いつでも“ハッピーオーラ”全開で、“めるる語”と呼ばれる独特な言葉を使ったり、愛嬌たっぷりの素直なキャラクターで愛される生見。モデルとして同年代女子のカリスマ的存在でい続けながら、この短期間ですっかり幅広い世代から愛されるタレントになった彼女が進化を続ける秘訣とは?

生見愛瑠、バラエティで飛躍 インスタフォロワーは30万人以上増加

― 今、“めるるがバラエティで大活躍”と言われています。飛躍は実感していますか?

生見:そう言っていただけてとてもありがたいですが、自分では飛躍したとは思っていなくて、まだまだこれからだと思います。でも1年前の私には考えられない状況で、沢山の番組に出演させていただけて、本当に嬉しいです。ファンの子からも「番組見たよ」とか、そういう声をいただくことがすごく増えて嬉しいですね。

― バラエティに出たいという気持ちはもともとあったのですか?

生見:そうですね。もともとバラエティがすごく好きだったというのもありますし、いろいろな番組に出させていただくうちに「もっと出たい」という気持ちが強まって、マネージャーさんに相談したり研究したりしていました。「こういう番組も出てみたい」ということも、自分から常に言っています。

― モデルとの両立は向いていると思いますか?

生見:向いてるというより、楽しんでできているという感覚です。私は普段、趣味など続かないことが多いんです。でもテレビの仕事は楽しく続けられているので、どんどんやっていきたいなと思っています。

― バラエティタレントとしても、仕事にやりがいを感じている?

生見:すごく感じます。コロナの時期で元気がなかったけど、私の笑顔や発言にすごく癒やされましたとか、元気が出ましたというDMやメッセージをいただくことが最近すごく多くて、本当に嬉しいなと思います。私がテレビに出ているのを見て笑顔になってくださる方がいると思うと私もとても嬉しいです。

― テレビに出ることで、反応をくれる方の幅も広がりましたか?

生見:そうですね。今まで応援してくれる方は同年代が多かったのですが、すごく年代の幅が広まりました。Instagramのフォロワーの方も女性が多かったけれど、最近は男性もとても増えていて、男性の方に知っていただけるのはとても嬉しいですし、すごく感謝しています。

― 実際にInstagramフォロワーはどれくらい増えたのですか?

生見:テレビに出始めの頃は20万人以下だったのですが、今(インタビューは7月上旬に実施)は45万人以上の方にフォローしていただいているので、倍以上増えていますね。とても嬉しいです。

生見愛瑠、厳しい意見もプラスに「次に活かせるのでありがたい」

生見愛瑠(C)モデルプレス
生見愛瑠(C)モデルプレス
― バラエティ番組ではトークも大変だと思いますが、出演するときはいつもどんなことを意識していますか?

生見:最初の頃はすごく色々と考えていたのですが、結局は考えすぎるより素でテレビに出た方が、皆さんが良いと言ってくださるんです。なので最近は考えすぎず、自然体で出るようになりました。台本も読むのですが、読み込みすぎないというか、流れだけを意識するようにしています。

― タレントとしても以前より成長したと思いますか?

生見:時にはマイナスな意見も色々といただくのですが、ネガティブな意見で落ち込んでいたらよくないなと思ったので、今はそれもプラスに捉えるようになりました。そういう意見も次に活かせるので、ありがたいです。どんどん良くなっていけるように頑張りたいので、色々な意見を素直に受け止めるようになりました。

― 実際に参考にしようと思った意見は?

生見:“ちょっと落ち着く”とかですかね。うるさいという意見もいただいて、自分でも確かにそうだなと思ったので、必要ないところではあまりはしゃがないようにするようになりました。

― ご自身の番組は見ていますか?

生見:全部録画して見ています。

― 録画を見て「もっとこうしたら良かったな」など考えたりすることも?

生見:研究したりしていましたね。私はトーク力があまりないので、ほかの方と比べて、その場の雰囲気も見て、「こういうところが使われるんだ」とか、そういうところを見ていました。

― コメント力が「この人すごいな」と思う人は?

生見:芸人さんは本当にすごすぎます。 “間”とかを教えてほしいですね。トーク力は本当にみなさんすごいです!

印象に残った番組は?「南原清隆さんは東京のパパのよう」

― これまでで印象に残った番組は?

生見:「ダウンタウンDX」とか「さんま御殿」とか、自分がいつも見ていた番組に出られたのはめちゃくちゃ嬉しかったです。

― 大御所の方と番組でトークをしてみていかがでしたか?

生見:「本物だ」という感じでした。私に話が回ってきたとき、そのペースに乗っかるのに必死でしたね。最初はすごく戸惑ったのですが、出てよかった、楽しかったなと思いました。すごく優しい方たちばかりでした。

― バラエティ番組ならではの出会いもあると思いますが、印象に残っている共演者さんはいらっしゃいますか?

生見:ヒルナンデスのシーズンレギュラーで南原清隆さんとご一緒させていただいたときに、本当に優しくて、東京のパパのように色んなことを教えてくださったんです。「東京のここが良いよ」という話もしてくださるし、パンとか色んな美味しいものをくださって(笑)。こんな私に優しくしてくださって驚きました。ほかのみなさんもたくさん話しかけてくださって、水曜メンバーの方が優しい方ばかりだったので、恵まれていたなと思います。

生見愛瑠、「Popteen」で鍛えられたバラエティ対応力

生見愛瑠(C)モデルプレス
生見愛瑠(C)モデルプレス
― 藤田ニコルさんやみちょぱさんなど、若いモデルさんたちがバラエティに進出して「若者の意見はどうなのか?」というご意見番的な立ち位置になることも増えています。そういった立ち位置について生見さんはどう思いますか?

生見:立ち位置とかを考えるよりも、本当に思ったことを素直に言うことが私の意見や同年代の意見になっていると思います。そういう意味で考えすぎずに素直に答えるようにしています。

― 「Popteen」からバラエティで活躍される方がとても多いですよね。自己PRで順位がつく企画が多かったり、上下関係がしっかりしている「Popteen」の環境で鍛えられた部分もあるのでしょうか。

生見:それはすごく大きいと思います。「Popteen」では普段から礼儀や挨拶も本当にしっかりしていますし、自分から発信して動かないと何も生まれないという面で、自己プロデュース力もとても大事です。そういう点ではすごく鍛えてもらったなと思います。

テレビに出たときにトレードマークみたいなものがあった方がファンの子が真似しやすいなと思い、ファッション、メイク、髪型も意識しているのですが、今しているヘアピンも「Popteen」でずっとやっていたことなんです。そういったことのおかげで、テレビでもみんなが「めるるだ」とすぐ分かるように、印象付けられているかなと思うので「Popteen」にはとても感謝してます。

― そうだったんですね、ヘアピンとかはあえてつけている?

生見:そうですね。もともとこういうピンが好きで、それをファンの子が良いと言ってくれたり、真似して買ってくれたりしているので続けています。みんなイベントとかにも付けてきてくれて、本当に可愛いんです。

生見愛瑠、これからの「Popteen」はどうなっていく?

― 「Popteen」は新たなモデルさんが続々と加入していますが、雑誌を牽引する立場としてどんな風に引っ張っていきたいですか?

生見:「Popteen」は今沢山の方に知っていただけているので、もっともっと知ってもらえるように、頑張っていきたいなと思います。ひとりで上がるのではなくて、みんなで上がっていけたら嬉しいです。最近は後輩もたくさん増えて、コミュニケーションを取る機会も増えたので、仲良くなって、みんなで盛り上げていきたいです。

― これからの「Popteen」はどうなってほしいですか?

生見:ティーン世代の教科書みたいになれたらと嬉しいと個人的には思います。「Popteen」は色んなテイストのファッションが載っていて、自分の好みが見つかる雑誌だと思っているんです。似合うファッションが知りたいときに、勉強しやすいし、自分のスタイルやメイクを見つけやすい雑誌だと思っていて。それぞれの個性が際立っていてすごく面白い雑誌なので、それがもっと広まればいいなと思います。

あとは男性にも読んでほしいですね。今のティーンの文化を知るために最先端な情報が載っている雑誌だと思うので、ぜひたくさんの方に見てほしいです。

生見愛瑠、20代への目標は

生見愛瑠(C)モデルプレス
生見愛瑠(C)モデルプレス
― あと2年で20歳ですね。20代へ向けての目標があれば教えてください。

生見:バラエティのお仕事も大好きなので、このままたくさん続けたいですし、お洋服とかヘアアクセサリー、メイクが大好きなので、プロデュースのお仕事等にも携われたら嬉しいです。最近は演技もやってみたいと思っているので、そういった色んな目標に向かって頑張りたいと思います。

― 夢に向けて今実際にやっていることはありますか?

生見:やっぱり夢を叶えるためには努力だと思います。でも私としては常に全力なので、努力しようと思って努力しているというよりも、自然に頑張っている感じなんです。いただいている仕事はいつも全力で、取り組むようにしています。

――――いつもそばで見ているマネージャーも「見えないところで常に努力している」と言う。それは努力を努力と思わず、全力で取り組めるベースができている証拠だ。これだけの実績があっても、現状に満足しない。「進化しましょう!みんなポケモンなんです!」と、自分を高めていく向上心を当然のように持ち合わせた彼女。これからも進化を止めることはないだろう。(modelpress編集部)

生見愛瑠(ぬくみ・める)プロフィール

2002年3月6日生まれ、愛知県出身。「Popteen」専属モデル。女子中高生に絶大な人気を誇るティーンモデル。2019年夏に出演した番組をきっかけに、バラエティへの出演が急増。2020年は高校を卒業し「ヒルナンデス!」(日本テレビ系/毎週月曜~金曜ひる11時55分~)2月・3月の水曜日レギュラーに抜てき。その後バラエティ番組の起用は加速しブレイクを果たしている。

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