<清野菜名&橋本環奈「今日から俺は!!劇場版」インタビュー>「すぐに打ち解けた」初対面を振り返る 若月佑美とのエピソードも
2020.07.18 08:00
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7月17日より映画『今日から俺は!!劇場版』が公開中。モデルプレスでは今回、“今日俺”キャストにインタビューを実施。Vol.3は、軟葉高校に通い、主人公・三橋を叱れる唯一の女・赤坂理子を演じる清野菜名(せいの・なな/25)と、成蘭女子高校の女番長であり伊藤の恋人・早川京子を演じる橋本環奈(はしもと・かんな/21)。2人の出会いや、今作への思いなどを聞いた。
映画「今日から俺は!!劇場版」
2018年10月期に日本テレビ系で放送されたドラマ『今日から俺は!!』は、累計4000万部を超える西森博之氏のヤンキーギャグ漫画を実写化。『銀魂』『スーパーサラリーマン左江内氏』などヒット作品を手掛けてきた福田雄一と、福田が絶大な信頼を寄せる俳優・賀来賢人による、斜め上を行き過ぎる抱腹絶倒のツッパリコメディードラマとして、老若男女問わず幅広い世代から人気を博し、日本中を席巻。放送時同クールドラマの中で視聴率がコアトップ独走するなど、輝かしい伝説を打ち立ててきた。
劇場版では、原作でも人気が高いエピソード“北根壊編”が描かれ、「どんな手を使っても勝てばいい」が信条の卑怯者だが、実は仲間想いのツッパリ三橋を賀来、三橋の相棒であり「曲がったやつには絶対負けない」が信条の正義感の塊、ツンツン頭のツッパリ伊藤を伊藤健太郎が演じ、ほか清野、橋本、仲野太賀、矢本悠馬、若月佑美、柾木玲弥、鈴木伸之、磯村勇斗らドラマを盛り上げてきた個性豊かな俳優陣総勢18名が誰1人欠けることなく映画に出演。
さらに、柳楽優弥、山本舞香、泉澤祐希、栄信など、新進気鋭のニューフェイスが参戦する。
清野菜名&橋本環奈、互いを褒め合い
― 映画化が決定した時の心境をお聞かせください。清野:ドラマの時から、みんなで映画化を目指して撮影を頑張っていたので、実際にそれが実現できて、夢が叶ったというか、素直に嬉しかったです。
橋本:ドラマの撮影の時から、みんなで映画をやりたいと言っていたので、純粋に良かったと思いました。
― ドラマから映画まで1年半ほど空きましたが、アクションシーンなどのブランクは感じませんでしたか?
清野:アクションは人の力を利用する特殊なアクションだったので、今までやってきたアクションとは違って、久しぶりにやったらまた難しいなと思いました。アクション監督が、「映画だからドラマよりも難しいアクションにした」と言っていたので、それに応えるのが難しかったですね。
― 清野さんは、山本舞香さんとの女性同士のアクションシーンもありましたね。
清野:アクションを一緒にできる女優さんは少ないので、環奈ちゃんともドラマで一緒にやって楽しかったし、やっぱり女性同士でやれるのってまた違った楽しさや嬉しさがありますね。
橋本:舞香ちゃんは、もともと空手やってるからね。
清野:そうだよね。ほんとうに強い!
橋本:今回、私はアクションシーンはあまりなかったんです。ただお約束の伊藤さんとのバカップルのシーンをみんなが揃う登場シーンで撮影したんです。予告にも使われている「見えない見えない」って言ってるシーンなんですけど、あれは2人とも基本的にアドリブでやっていて、時間の経過を感じさせずに、すんなり京子という役に入れたなと思いました。
― 伊藤さんも話していましたが、事前に相談はしないんですね。
橋本:そうですね、相談は特にしてないです。どっちもふざけてるだけ(笑)。久々の2人のシーンは、懐かしいというより楽しいほうが大きかったです。あそこまで振り切ってやると楽しいですね。
― 清野さんは橋本さんのコメディシーンをどのように見ていましたか?
清野:私はふざけたりしないパートなので、いつもみんなを大人しく見ていて、悪いことがあったら三ちゃんを怒る役だったんですけど、環奈ちゃんのコメディシーンは緩急がすごく効いていて、現場でも一視聴者目線で楽しませてもらっていたので、そこに感心しました。私が同じことをやれと言われたらなかなか難しいので、いつも面白くてすごいなって。
― 橋本さんから見た清野さんのアクションシーンはいかがですか?
橋本:菜名ちゃんのアクションシーンは本当に男性に全然劣らず、パワフルでスマート。もちろん全員が決められた動きではあるんですけど、パンチの受け止め方や、ひとつひとつのつなぎ目がすごく上手だなと思いました。「ダンスの振り付けを覚えるのがヘタクソ」とは自分で言うんですが、アクションになったら動きの重心移動もすごく身軽だし、全体的にバランスがとれていて、見ていて安心するしかっこいいなって。そのかっこいい部分があるからこそ、理子ちゃんの女の子らしい可愛さがより際立っていた気がします。
清野:よく見てる!(笑)嬉しい。
橋本:本当にアクションが上手なんだと思う。アクションの大きさや力強さって、女性は男性よりも表現するのが難しいと思うんです。だけど菜名ちゃんはスムーズにこなして本当にすごい!
清野:(照れてふんぞり返る)
橋本:ふんぞり返ってる(笑)
清野:適当に殴ってもわかりづらいので、本当にやりにいく気持ちでやっていました(笑)。そこはアクションをやる上で、大事にしている部分かもしれないです。
清野菜名&橋本環奈、初対面を振り返る 若月佑美とのエピソードも
― 共演者の方に久しぶりに会っていかがでしたか?清野:ドラマ以降、皆さんテレビで見ない日はないというくらいの活躍だったので、久しぶりに再会したら、芸能人に会ってる気持ちになりました(笑)。私はもともと、本当に人見知りなので、喋っていいのかな?って思ったりするんですけど、話していくうちにドラマの空気感を思い出して、距離を縮めることができました。
橋本:私はあまり久しぶりな感じはなかったかなぁ。『今日から俺は!!』が終わってからも共演している人もいるし、基本的に人見知りになることがないです。菜名ちゃんもドラマの時からすぐに打ち解けました。
清野:ドラマの時に初めて環奈ちゃんと会ったけど、スッと入ってきたよね。環奈ちゃんは本当に人見知りをしなくて、そのままのテンションで来てくれるから、こっちも人見知りせずに話せました。
橋本:初日から普通に話してたもんね。
― 最初の会話は覚えていますか?
橋本:「家行きます」。
清野:速攻、「家行きます」だったね!(笑)
橋本:初めて会ったその日に、「お家に遊びに行きます」って言いました。今思うとめちゃくちゃ迷惑なやつだなって思うんですけど(笑)、「タコパしよう!」って話になって。
清野:そうそう。
橋本:明美役の若月佑美ちゃん含め、3人でタコパしようってなって、その場所を貸してもらっていいかなみたいな流れで、菜名ちゃんの家に集ろうってね。
― 清野さんは、橋本さんからいきなり来られてどう思いましたか?(笑)
清野:迷惑だな~って(笑)。嘘だよ(笑)
橋本:「家行っていいですか?」って聞いたら、「あ、ダメです」って言われたよね(笑)
清野:環奈ちゃんなら冗談だってわかってくれそうだと思って。
橋本:そうだね。その後、実際に1週間経たないくらいにお家に遊びに行ったね。
清野:めちゃくちゃ早かったもんね。今までそんな人いなかったですよ(笑)
橋本:そもそも人を家に入れるタイプじゃないよね?
清野:うん。
― 今でもプライベートで遊んだりしていますか?
橋本:行こうと思っていたけど、コロナの影響で自粛になってしまったので、落ち着いたら行きたいねって話してます。
清野:前は定期的にご飯に行ってたよね。
橋本:若(若月)のライブも、2人で観に行ったもんね!
清野:行った!明治神宮!
橋本:あれ楽しかったね~。
清野:楽しかった。叫んだ~!
― アイドルの若月さんを見ていかがでしたか?
清野:可愛かったですよ。これは応援したくなる、って思いました。
橋本:確かに。普段とまた違う魅力があった!
清野:私たちに手振ってくれたね!っていうファン目線(笑)
橋本:そうそう!「若~!」ってずっと叫んでた(笑)
清野:「え、こっち見てる!」とかね(笑)
清野菜名&橋本環奈、映画公開への思い
― コロナ禍の今、今作が公開となりますが、お2人がエンターテインメントに対して感じていることをお聞かせください。清野:この映画は本当に何も考えなくても自然と笑えちゃう、本当に楽しい作品だと思います。この自粛期間、悶々としている中、私も「映画館でとにかく映画を観たい!」っていう気持ちがすごく強かったんです。『今日から俺は!!劇場版』を通して、映画館で映画を観る楽しさをまた皆さんに味わってもらえたら嬉しいです。
橋本:自粛中、家でできることを楽しむ人もいれば、ずっと家に居ることが苦痛という人も結構多いと思うんです。今の状況下で、私たち自身が手放しに「劇場に行ってください」とは言いづらい雰囲気もありますが、この作品は今だからこそ観るべき映画なのかもしれないなと思っています。医療従事者の皆さんをはじめ、コロナのことを念頭に抱えながら働いている方がいる中で、1人1人が徹底するところは徹底しつつ、劇場でクスっと笑えるこの映画を観てほしいなと思っています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「今日から俺は!!劇場版」あらすじ
「今日から俺はつっぱる!」――時は1980年代。転校を機に、髪を金髪に変えてつっぱりデビューした軟葉高校二年生・三橋貴志(賀来賢人)。持ち前の運動神経とねじ曲がった性格で、たちまち周囲の不良達に目を付けられる。同じ日に転校してきたトゲトゲ頭の伊藤真司(伊藤健太郎)とコンビを組んで、次々やってくる強敵を返り討ちにしていく毎日。三橋と友達以上恋人未満な赤坂理子(清野菜名)や、伊藤とラブラブな早川京子(橋本環奈)とのラブコメ的青春を謳歌したいのに、寄ってくるのはワルばかり…。三年になったある日、かつて二人が壮絶な戦いを繰り広げた不良の巣窟・開久高校の一角を隣町の北根壊高校が間借りすることに。かなりの極悪高校で名の通った北根壊の番長は柳鋭次(柳楽優弥)と大嶽重弘(栄信)。彼らは、智司(鈴木伸之)と相良(磯村勇斗)という圧倒的な“頭”を失った開久の生徒に対して妙な商売を始める…。一方、怪しいスケバン・涼子(山本舞香)が今井(仲野太賀)に近づき…。それは、「今日俺」史上最大で最凶の波乱の幕開けだった―!
清野菜名(せいの・なな)プロフィール
1994年10月14日生まれ、愛知県出身。ティーン誌の専属モデルを卒業後、女優に。2014年に映画『TOKYO TRIBE』のヒロインに抜擢されたことで一躍注目を浴びた。近年の主な出演作は、ドラマ『トットちゃん!』(2017年、テレビ朝日)、『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ)、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(2020年、日本テレビ)、映画『暗黒女子』(2017年)、『恋は雨上がりのように』(2018年)など。松坂桃李とのW主演映画『耳をすませば』(公開時期未定)の公開を控える。橋本環奈(はしもと・かんな)プロフィール
1999年2月3日生まれ、福岡県出身。福岡発ダンスボーカルアイドルユニット・Rev.from DVLのメンバーとして2014年4月にメジャーデビュー。「奇跡の一枚」といわれる写真をきっかけに“天使すぎるアイドル”“1000年に一度の逸材”としてブレイク。その後は、映画、ドラマなど女優としても活躍し、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で主演デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ『FINAL CUT』(2017年、関西テレビ)、『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ)、映画『銀魂』、『斉木楠雄のΨ難』(2017年)、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年)、『十二人の死にたい子どもたち』、『キングダム』、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』、『午前0時、キスしに来てよ』(2019年)など。2020年は、『シグナル100』、『今日から俺は!!劇場版』が公開されたほか、『小説の神様 君としか描けない物語』(公開時期未定)、『弱虫ペダル』(8月14日公開)、『新解釈・三國志』(12月11日公開)の公開を控える。
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