大原櫻子が今“ダンス”を選んだ理由 「なつぞら」でファン層拡大中
2019.12.27 20:30
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【大原櫻子ニューシングル「Shine On Me」(12月4日発売)インタビュー】2019年は大原櫻子(おおはら・さくらこ/23)がさらにたくさんの人に知られる1年だった。特筆すべきはNHK連続テレビ小説「なつぞら」での熱演。“親友”広瀬すずの主演作、“戦友”吉沢亮の妻役、かねてからのファンはめぐり合わせに心を踊らせ、初めて大原を見た視聴者は「この子は誰?」と注目した。そんな中、もう一つの主戦場「歌手」として次なる一手に選んだのは、シングル表題曲では初となる“ダンスナンバーだった。
大原櫻子「なつぞら」を振り返る
― まずは今年、世間の反響も大きかった「なつぞら」のことから聞かせてください。大原:「なつぞら」はすごく人気のある朝ドラで、しかも吉沢亮くんの奥さん役、でも特別な緊張はせずにリラックスしてお芝居ができました。放送後、知り合いから「見たよ」という声を想像以上にいただけたのですが、そこでようやく朝ドラに出たということを実感しました。
― 吉沢さん演じる天陽くんが亡くなり、涙ながらに想いを語るシーンは視聴者の心に響いていました。
大原:すごくやりがいのある役をいただけて感謝しています。だからこそ絶対に手は抜けないという緊張感がありましたし、期待に応えたいという思いもありました。共演者の方々が作る雰囲気、空気感に助けられた部分もあったと思います。
大原櫻子が今、ダンスを初披露した理由
― 「なつぞら」をきっかけに大原さんのことを知った人もたくさんいると思います。その方々は「大原さんはどんな歌を歌うのか」と関心を持ったはずで、そこにあえてダンスナンバーをあててきたのが非常に興味深かったです。とはいえ、ライブではこれまで何度もダンスを披露してきていましたね。大原:そうですね。ずっとシングル曲でダンスナンバーをやってみたかったので、今回やっと夢が叶いました。ダンスの振りはとにかくかっこよくしたくて、先生と何度も話し合って決めていきました。「踊りたい!」と思っていた気持ちの高まりを爆発させるような振り付けになっています。
― 今のところ、どんな声が届いていますか?
大原:この曲をイベントやテレビで披露すると「大原櫻子って踊れるんだ」と知った方も多いみたいで、このタイミングに新しい一面を見せられたのは良かったなと思っています。それにその新しい一面が「へ~」と受け流されるのではなく、きちんと人の目に触れたら突き刺せるというか、エネルギーや熱を伝えられるダンスにできたという自信もあるので、より多くの方にミュージックビデオも見ていただきたいです。
大原櫻子、ダンスのルーツに迫る
― ダンスは小学生の頃からやっていたとか。大原さんのダンスのルーツをたどっていくと、始まりはなんでしたか?大原:小学1年生のとき、今も教えていただいているダンスの先生のレッスンを初めて見て、一目惚れしたんです。私もこんなにかっこよくダンスを踊りたいって。それからすぐに習い始めました。YWKI(ユーキ)さんっていう先生で、いろいろなアーティストさんの振り付け、ダンサーとしても活躍されています。
― どれくらい熱中していましたか?
大原:レッスンは週2回。レッスンを受けて、家に帰ったら復習しての繰り返し、ビデオも撮っていたのでそれを見ながら何度も何度もかっこよく踊れるように練習しました。ダンスが本当に大好きで、もちろん歌も大好きだったのですが、歌は練習という意識があまりなかったので別物というか。ダンスは振り付けも自分で考えて、姉にそれを強引に教える、なんてこともしていました(笑)。
― 影響を受けたダンサーさんはいますか?
大原:BoAさんのライブ映像は本当に何度も観ました。あと菅原小春さんのダンスも大好きです。本当にかっこよくて、一度、レッスンを受けてみたいなと思います。
大原櫻子、2019年は「駆け抜けた1年だった」
― 2019年は「なつぞら」のほかにも、5周年記念の全国ツアーや、ドラマ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」(ドラマパラビ・テレビ東京)での初主演&初主題歌、ミュージカル「怪人と探偵」など、トピックが多かったように思います。充実した1年だったのでは?大原:そうですね、すごく駆け抜けた1年だったなと思います。音楽とお芝居、ドラマと舞台など、バランスよく走れたなとも。プライベートでは10月にニューヨークに一人で行けて、インプットもできた1年でした。それにブロードウェイで同い年の役者さんを観ていたら、その素晴らしさに「パフォーマンスをする以外に幸せなことってない」と改めて思わされて。「お酒を飲んでいる暇なんてないな」といい刺激を受けましたね(笑)。
― 来年は年女ですね!さらなる活躍を楽しみにしています。
大原:海外でレコーディングとか、いつかやってみたいですね。大人になっていくからこそ、見られる世界もあるだろうし、そこでもっと経験をして、知識を広げたいなと思います。やっぱりブロードウェイにもいつか出てみたい、という気持ちがないわけではないので。それには語学力も必要ですし、まだまだいろんなことを勉強しないといけない。日々の努力の積み重ねが、そういうことに繋がっていったら嬉しいなと思います。
大原櫻子「健康オタク」に磨きがかかる/インタビューメモ
いま仕事以外の時間は「とにかく健康オタク」と話す、さくちゃん。取材後に「いま1番今ワクワクしていること」を聞くと…「前から健康オタクではあったんですけど、最近それに拍車がかかってまして、自分が健康になっていくのが嬉しいんです(笑)。野菜を食べたり、酸素カプセルに入ったり、ゲルマニウム温浴したり、岩盤浴に行ったり、質の良い睡眠を取ったり、ジムに行ったり、あと本当に“お酒は飲まない方がいい(超小声)”。いま健康でいることが1番幸せ、食べるよりもデトックスする時間が幸せなんです(笑)」
と止まらない、止まらない。
最後はモデルプレス読者に「健康が大事だと思います、本当に!!だって元気だったら心も元気!」とメッセージを送ってくれました。「カノジョは嘘を愛しすぎてる」から6年、大人になっても周りをぱっと明るくする無邪気さは変わらないです。2020年は年女、さらに輝く姿に期待大。(modelpress編集部)
大原櫻子ニューシングル「Shine On Me」(12月4日発売)
打ち込みサウンドを取り入れた表題曲「Shine On Me」は、シングル曲では初となるダンスナンバー。作曲・プロデュースは丸谷マナブ氏、作詞はいしわたり淳治と丸谷の両氏が共作した。カップリングには大原が作曲(共作)に初挑戦した「Let Me Go」を収録。プロデューサーにはRyosuke“Dr.R”Sakai氏を迎えた。表題曲同様、打ち込みサウンドに切なくも力強い歌唱を乗せた楽曲となっている。
大原櫻子(おおはら・さくらこ)プロフィール
1996年、東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。2013年、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」全国ヒロインオーディションで5000人の中から抜てきされ、スクリーン&CD同時デビューを果たす。2014年、女優として「日本映画批評家大賞 “新人賞”」、歌手として「第56回輝く!日本レコード大賞“新人賞”」を受賞。以降、歌手活動と並行して、数々のテレビドラマや舞台へ出演を重ねている。2020年5月、6月に東京・帝国劇場で上演されるミュージカル「ミス・サイゴン」でヒロインのキム役を演じる。来年2月5日、ニューアルバム「タイトル未定」を発売予定。<ニューアルバム「タイトル未定」(2020年2月5日発売)>
初回限定盤A(CD+DVD) VIZL-1721 ¥4,500(税抜き)
初回限定盤B(CD+BOOKLET) VIZL-1722 ¥4,000(税抜き)
通常盤(CD)VICL-65317 ¥3,000(税抜き)
大原櫻子さんからモデルプレス読者にメッセージ🌸@staff_sakurako
— モデルプレス (@modelpress) 2019年12月27日
▼さくちゃん“ねずみ”になる…!🐭撮り下ろし写真はこちらhttps://t.co/XvNnZO4VzL pic.twitter.com/yvDkOjC4pA
【Not Sponsored 記事】
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