<山本彩インタビュー>不安から自信へ…“前向きな50点”ソロ本格始動1年目を語る
2019.12.25 07:00
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3rdアルバム『α』を12月25日にリリースした山本彩が、モデルプレスのインタビューに応じた。
1月1日よりソロ活動を本格させた山本。2月にはソロライブツアー『I'm ready』をスタートさせ、その後『イチリンソウ』『棘』『追憶の光』と3作のシングルをリリース。その締めくくりとなった『α』は、全曲で作詞作曲。大木伸夫(ACIDMAN)、Kai Takahashi(LUCKY TAPES)、亀田誠治、小名川高弘、寺岡呼人、小林武史、トオミヨウ、根岸孝旨、Mori Zentaroと豪華プロデューサー陣が参画し、山本のクリエイティブを存分に感じられる作品となった。
インタビューでは、走り続けた2019年を振り返るとともに、今後の展望、私生活の変化まで語ってくれた。
山本:50点くらいですね。
― その理由は?
山本:この1年は環境も仕事内容もガラッと変わったので、まずはそれに慣れる、これからのやって行き方を知る1年でした。その中でこれだけの作品をリリースさせて頂いて、ツアーも出来て、イベントにも出れたことで吸収したことも多くて、シンガーソングライターとしてだいぶ自覚がついてきたなと。
あとは、比べるというか意識する相手がグループやアイドルじゃなくて、ミュージシャンの方々に変わったので、その人たちを比べるとまだ自分は知らないことだらけ、至らないことだらけなので、どっちの意味も込めて50点だなって思います。
― 以前インタビューさせて頂いた時にも「他のアーティストから刺激を受けるからこそ“自分”を認識できる」と仰っていましたが、その残り50点も、他人を通じてこそ見える理想なのでしょうか?
山本:めちゃくちゃなマイナスの比べ方をしているわけではないんですけど、刺激を受ける場面が去年に比べてすごく多かったですし、それが自分を前向きに変えられているなと感じています。
― では、ご自身の中で1番変わったなと思うことは?
山本:変わったことはたくさんあるんですけど、ほとんどのことが自分主体になったことです。今まで他のメンバーやスタッフさんとみんなで話し合って意見を出し合いながら決めていたものを、「自分は何したい」「自分のツアーだからこうしたい」「こういう曲を書きたい」とか、自分発信でやらないといけない環境になりました。
― “ソロ”というと一見孤独にも見えますが周りには支えてくれる人がたくさんいるわけで、今回のアルバムも豪華なプロデューサー陣が参加しています。刺激を受けたことも多いのでは?
山本:皆さんそれぞれのやり方で引っ張ってくださったんですけど、小林(武史)さんや大木(伸夫)さんとは、音楽的な話以外も人間的なお話もしました。大木さんはボーカルっていう立場でも重なるところがあるので、そういう面での物事のとらえ方の話も含めて、皆さん人生の先輩として教えてもらうことがすごく多かったです。
山本:初めて私の音楽を聞いてくださる方にとっても、今まで聞いてきてくださってた方にとっても、意外性のあるアルバムになったんじゃないかなと思っています。今までやってきたものは残しつつ新しく開拓した楽曲もあるので、「こういう曲も歌うんだ」ってイメージを覆せるものになりました。
― ジャケ写と「TRUE BLUE」MVはロンドンで撮ったんですよね、すごくカッコいいです!
山本:場所がカッコよかったんで、何してても多分カッコよくなると思います(照笑)。
― ロンドンはいかがでしたか?
山本:ヨーロッパ自体が初めてで、景色も触れる人たちも全部が新鮮で面白かったです。
― 撮影以外の時間も楽しめましたか?
山本:最終日にフリーの時間があったので観光したりお土産買ったり。でも、それ以外は基本朝から夕方まで撮影して、夜は毎日ご飯をセッティングしてくれて頂いたので、すごく太って帰ってきました(笑)。
山本:やっとライブが楽しめるようになってきましたし、このツアーで自分のスタイル、ライブのやり方・作り方が見えてきたので収穫が大きかったです。今までグループとソロ活動を並行しながらライブをやっていたのが、ソロ1本になったので不安も大きかったんですけど、今回のツアーに関しては回を重ねるごとにそれが良い方向に働いてくれていて「本当にこれでやっていくんだ」っていう意識と自信みたいなものが少しずつ湧いてきました。
― では、もう1人になっての不安はない?
山本:全くないわけではないんですけど、ライブをする時には不安がワクワクに変わることが増えてきました。
― 期待も抱えて臨む次のツアー、展望は?
山本:ホールツアーなのでセットや演出面はライブハウスより豪華になるところもあるのかなと思っています。今まで歌ってきた曲も今までと違う歌い方、表現方法で出来ると思うので、曲のイメージも良い意味で変えていけたらなと考えています。
― ツアーも含めて、ソロ本格化2年目となる2020年はどうしていきたいですか?
山本:まずはホールツアーを無事に納得のいく形で終えること。本当にこのツアーの結果で次の一歩がステップアップになるのか、ステップダウンになるのか決まってしまう気がしているので、アップにできるように。アップした先はそれから考えたいです。
山本:むちゃくちゃ影響してると思います。シンガーソングライティングってなると日常からいかにモノを作り出せるかだと思いますし、全部が全部そのヒントってわけではないですけどその意識が変わってきました。シンプルに時間の作り方・出来方・進み方がグループのときとは違いますし、制作期間は机に向かってる時間が夜中から朝にかけてで昼夜逆転しますし、聞く音楽のジャンルも幅が広がりました。
― 髪型も髪色すごく変化してますよね?お見かけするたびに違うような…。
山本:(笑)。はい!
― やっぱりケアも大変?
山本:もともと毛が強い方何だと思います。ブリーチも結構してて、1回めちゃくちゃ毛が死んだ時もあったんですけど(笑)、今は回復してます。なので、「毎日毎日これ欠かさずやってます」みたいなのはないです。
― なるほど…一方でスタイルは変わらないですよね。
山本:いや…変わってるんです。踊ってた時に比べると動かなくなりましたし、今の生活では体が使える限界もあるので食事に気をつけるようにしています。
山本:我ながら色々なジャンルの音楽、楽曲を『α』で作れたなと思います。今まで聞いてくださっていた方も、そうでない方も1曲は引っかかるようなラインナップになっているので、ぜひ食わず嫌いせずに聞いていただけたら嬉しいです。そして、聞いてツアーに来てもらえたら、必ず楽しませます!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
初回限定版:CD+DVD
FC限定版:CD+DVD+PhotoBook
【CD】
M1.unreachable
M2.イチリンソウ
M3.追憶の光
M4.feel the night feat. Kai Takahashi (LUCKY TAPES)
M5.君とフィルムカメラ
M6.TRUE BLUE
M7.stay free
M8.棘
M9.Are you ready?
M10.Homeward
M11.Larimar
【DVD】
・Music Video Clip集(イチリンソウ、棘、feel the night feat. Kai Takahashi (LUCKY TAPES)、追憶の光 & TRUE BLUE)
・「TRUE BLUE」メイキング映像(レコーディング風景)
【Photo Book】
・ロンドンで撮影された豪華撮り下ろし 208P写真集
血液型:B
身長:155.5cm
出身地:大阪府
特技:ギター・ダンス・熱中すること
趣味:歴史探索・学ぶこと・知ること・音楽・映画鑑賞
2010年にNMB48のオープニングメンバーとして加入。グループおよびチームのキャプテンを務める。2015年にはNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌『365日の紙飛行機』のセンターに抜擢、2017年末にAKB48として出場した紅白歌合戦での“総選挙”「夢の紅白選抜」では1位を獲得。2018年10月27に約3万人を動員した“NMB48 山本彩 卒業コンサート 「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」”を開催。翌月11月4の「大阪・難波 NMB48劇場」での公演を以てNMB48を卒業した。
そして、2019年1月1日よりソロ活動を本格始動し、2月から24都市27公演、約2万6千人の動員を予定のライブハウスツアー「I’m ready」をスタート。4月17日に、1stシングルにして、ユニバーサルミュージック移籍第1弾シングル「イチリンソウ」をリリース。12月25日には3rdアルバム「α」を発売。2020年は2月22日より「山本彩 LIVE TOUR 2020 ~ α ~」がスタートする。
インタビューでは、走り続けた2019年を振り返るとともに、今後の展望、私生活の変化まで語ってくれた。
山本彩、2019年を振り返る「吸収したことも多くて」
― グループを卒業してから約1年、シングル3作・ツアー・そして今回のアルバム。その間にイベントやフェスにも出演してかなり活発な1年に見えますが、ご自身で点数をつけるとしたら?山本:50点くらいですね。
― その理由は?
山本:この1年は環境も仕事内容もガラッと変わったので、まずはそれに慣れる、これからのやって行き方を知る1年でした。その中でこれだけの作品をリリースさせて頂いて、ツアーも出来て、イベントにも出れたことで吸収したことも多くて、シンガーソングライターとしてだいぶ自覚がついてきたなと。
あとは、比べるというか意識する相手がグループやアイドルじゃなくて、ミュージシャンの方々に変わったので、その人たちを比べるとまだ自分は知らないことだらけ、至らないことだらけなので、どっちの意味も込めて50点だなって思います。
― 以前インタビューさせて頂いた時にも「他のアーティストから刺激を受けるからこそ“自分”を認識できる」と仰っていましたが、その残り50点も、他人を通じてこそ見える理想なのでしょうか?
山本:めちゃくちゃなマイナスの比べ方をしているわけではないんですけど、刺激を受ける場面が去年に比べてすごく多かったですし、それが自分を前向きに変えられているなと感じています。
― では、ご自身の中で1番変わったなと思うことは?
山本:変わったことはたくさんあるんですけど、ほとんどのことが自分主体になったことです。今まで他のメンバーやスタッフさんとみんなで話し合って意見を出し合いながら決めていたものを、「自分は何したい」「自分のツアーだからこうしたい」「こういう曲を書きたい」とか、自分発信でやらないといけない環境になりました。
― “ソロ”というと一見孤独にも見えますが周りには支えてくれる人がたくさんいるわけで、今回のアルバムも豪華なプロデューサー陣が参加しています。刺激を受けたことも多いのでは?
山本:皆さんそれぞれのやり方で引っ張ってくださったんですけど、小林(武史)さんや大木(伸夫)さんとは、音楽的な話以外も人間的なお話もしました。大木さんはボーカルっていう立場でも重なるところがあるので、そういう面での物事のとらえ方の話も含めて、皆さん人生の先輩として教えてもらうことがすごく多かったです。
山本彩、撮影でロンドンへ
― 改めて『α』がどんなアルバムになった教えて頂きたいです。山本:初めて私の音楽を聞いてくださる方にとっても、今まで聞いてきてくださってた方にとっても、意外性のあるアルバムになったんじゃないかなと思っています。今までやってきたものは残しつつ新しく開拓した楽曲もあるので、「こういう曲も歌うんだ」ってイメージを覆せるものになりました。
― ジャケ写と「TRUE BLUE」MVはロンドンで撮ったんですよね、すごくカッコいいです!
山本:場所がカッコよかったんで、何してても多分カッコよくなると思います(照笑)。
― ロンドンはいかがでしたか?
山本:ヨーロッパ自体が初めてで、景色も触れる人たちも全部が新鮮で面白かったです。
― 撮影以外の時間も楽しめましたか?
山本:最終日にフリーの時間があったので観光したりお土産買ったり。でも、それ以外は基本朝から夕方まで撮影して、夜は毎日ご飯をセッティングしてくれて頂いたので、すごく太って帰ってきました(笑)。
山本彩、2020年ツアーにかける思い
― アルバムを引っさげてのツアー『山本彩 LIVE TOUR 2020 ~α~』もスタートしますが、今年のツアー『I'm ready』も盛り上がりましね。ご自身的の手応えとしてはいかがでしたか?山本:やっとライブが楽しめるようになってきましたし、このツアーで自分のスタイル、ライブのやり方・作り方が見えてきたので収穫が大きかったです。今までグループとソロ活動を並行しながらライブをやっていたのが、ソロ1本になったので不安も大きかったんですけど、今回のツアーに関しては回を重ねるごとにそれが良い方向に働いてくれていて「本当にこれでやっていくんだ」っていう意識と自信みたいなものが少しずつ湧いてきました。
― では、もう1人になっての不安はない?
山本:全くないわけではないんですけど、ライブをする時には不安がワクワクに変わることが増えてきました。
― 期待も抱えて臨む次のツアー、展望は?
山本:ホールツアーなのでセットや演出面はライブハウスより豪華になるところもあるのかなと思っています。今まで歌ってきた曲も今までと違う歌い方、表現方法で出来ると思うので、曲のイメージも良い意味で変えていけたらなと考えています。
― ツアーも含めて、ソロ本格化2年目となる2020年はどうしていきたいですか?
山本:まずはホールツアーを無事に納得のいく形で終えること。本当にこのツアーの結果で次の一歩がステップアップになるのか、ステップダウンになるのか決まってしまう気がしているので、アップにできるように。アップした先はそれから考えたいです。
山本彩の変わったこと、変わらないこと
― お仕事面で「ガラッと変わった」と仰っていましたが、私生活にも変化や影響はあるものでしょうか?山本:むちゃくちゃ影響してると思います。シンガーソングライティングってなると日常からいかにモノを作り出せるかだと思いますし、全部が全部そのヒントってわけではないですけどその意識が変わってきました。シンプルに時間の作り方・出来方・進み方がグループのときとは違いますし、制作期間は机に向かってる時間が夜中から朝にかけてで昼夜逆転しますし、聞く音楽のジャンルも幅が広がりました。
― 髪型も髪色すごく変化してますよね?お見かけするたびに違うような…。
山本:(笑)。はい!
― やっぱりケアも大変?
山本:もともと毛が強い方何だと思います。ブリーチも結構してて、1回めちゃくちゃ毛が死んだ時もあったんですけど(笑)、今は回復してます。なので、「毎日毎日これ欠かさずやってます」みたいなのはないです。
― なるほど…一方でスタイルは変わらないですよね。
山本:いや…変わってるんです。踊ってた時に比べると動かなくなりましたし、今の生活では体が使える限界もあるので食事に気をつけるようにしています。
山本彩からメッセージ
― では、最後にモデルプレスの読者にむけてメッセージをお願いします。山本:我ながら色々なジャンルの音楽、楽曲を『α』で作れたなと思います。今まで聞いてくださっていた方も、そうでない方も1曲は引っかかるようなラインナップになっているので、ぜひ食わず嫌いせずに聞いていただけたら嬉しいです。そして、聞いてツアーに来てもらえたら、必ず楽しませます!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
山本彩「α」(12月25日発売)概要
通常版:CD only初回限定版:CD+DVD
FC限定版:CD+DVD+PhotoBook
【CD】
M1.unreachable
M2.イチリンソウ
M3.追憶の光
M4.feel the night feat. Kai Takahashi (LUCKY TAPES)
M5.君とフィルムカメラ
M6.TRUE BLUE
M7.stay free
M8.棘
M9.Are you ready?
M10.Homeward
M11.Larimar
【DVD】
・Music Video Clip集(イチリンソウ、棘、feel the night feat. Kai Takahashi (LUCKY TAPES)、追憶の光 & TRUE BLUE)
・「TRUE BLUE」メイキング映像(レコーディング風景)
【Photo Book】
・ロンドンで撮影された豪華撮り下ろし 208P写真集
山本彩(やまもとさやか)プロフィール
生年月日:1993年7月14日血液型:B
身長:155.5cm
出身地:大阪府
特技:ギター・ダンス・熱中すること
趣味:歴史探索・学ぶこと・知ること・音楽・映画鑑賞
2010年にNMB48のオープニングメンバーとして加入。グループおよびチームのキャプテンを務める。2015年にはNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌『365日の紙飛行機』のセンターに抜擢、2017年末にAKB48として出場した紅白歌合戦での“総選挙”「夢の紅白選抜」では1位を獲得。2018年10月27に約3万人を動員した“NMB48 山本彩 卒業コンサート 「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」”を開催。翌月11月4の「大阪・難波 NMB48劇場」での公演を以てNMB48を卒業した。
そして、2019年1月1日よりソロ活動を本格始動し、2月から24都市27公演、約2万6千人の動員を予定のライブハウスツアー「I’m ready」をスタート。4月17日に、1stシングルにして、ユニバーサルミュージック移籍第1弾シングル「イチリンソウ」をリリース。12月25日には3rdアルバム「α」を発売。2020年は2月22日より「山本彩 LIVE TOUR 2020 ~ α ~」がスタートする。
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