「劇場版おっさんずラブ」金子大地インタビュー 眞島秀和の助手席で「僕の話を聞いてもらいました」
2019.08.21 12:00
views
おっさんたちのピュアなラブストーリーで社会現象を巻き起こしたドラマ「おっさんずラブ」(2018)が、ド派手にスケールアップした『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(8月23日公開)として再び、“民”のもとへ帰ってくる。モデルプレスは春田(田中圭)の愛すべき後輩社員、“マロ”こと栗林歌麻呂を演じた金子大地(22)にインタビュー。撮影の裏話やキャスト同士の仲良しエピソード、さらに民から寄せられた質問にも答えてもらった。
金子大地、大塚寧々から「大地ちゃん」と呼ばれる
― 今作をご覧になった感想からお聞かせください。金子:「おっさんずラブ」らしい笑える要素は存分にありつつ、すごく愛に包まれた内容です。ドラマ版のその後のストーリーが面白くて、僕も見入ってしまいました。台本をはるかに超えた映像になっているという手応えもあります。
― マロと蝶子(大塚寧々)さんのその後もしっかり描かれました。マロ的な見どころは?
金子:ドラマよりも“マロの本当の姿”みたいなところがしっかり描かれていると思います。蝶子さんとは歳も離れているので、マロとしてはやっぱり覚悟を持って臨まなければいけないなと思って演じました。男として成長した姿を感じていただけると嬉しいです。
― ビジュアル面にも変化はつけましたか?
金子:ドラマ版から引き続き前髪はセンター分けです。やっぱりおでこを出すと印象が変わりますよね。
それとドラマ「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」(NHK)のクランクアップの次の日が「おっさんずラブ」のクランクインだったんです。真逆の役柄だったので、ビジュアルも含めてマロに戻るのがちょっと難しいかな?と思っていましたが、現場に入ったら自然と感覚が戻ってきました。
― 今回の映画化にあたり、田中さんや林さんをはじめとするキャストの皆さんから何かお話はありましたか?
金子:ドラマの時から変わらず「マロは自由にやっていいよ」と言っていただきました。寧々さんも相変わらず、可愛らしくて。僕のことを「大地ちゃん」って呼ぶのが印象的でした。
― それはドラマの時から?
金子:いや、映画からです(笑)。「大ちゃん」じゃなくて、「大地ちゃん」って呼ぶ寧々さんが可愛いなぁと(笑)。
― 演技の面で共演者の方々から改めて刺激を受けた点はありましたか?
金子:やっぱり台本を読んだ時には想像もつかないような、遥か上の演技が繰り出されるな、というのはどのシーンでも感じたことです。「おっさんずラブ」の現場では常に予想だにしないものが生まれるというか。一つ一つのシーンが面白いものになっていく過程がすごく印象的でした。
金子大地、眞島秀和の助手席で「僕の他愛もない話を聞いてもらって」
― 金子さんのInstagramにアップされた写真からも、キャストの皆さんの仲の良さが伝わってきます。映画の撮影期間中にはプライベートな交流もありましたか?金子:何回か皆で飲みに行きましたし、撮影中は眞島(秀和)さんと帰り道が一緒になることがあったので、眞島さんの車で送ってもらったりもしました。
― 眞島さんの運転で、助手席に座るんですか?
金子:はい(笑)。それでいつも僕の他愛もない話を聞いてもらっていました。その日の撮影のこともそうですし、眞島さんだから話せることみたいなのもあるし…(笑)。
― 本当に仲良しですね!乗り心地はいかがでしたか?
金子:とても良かったです(笑)。安全運転で!
【Q&A】“マロ”金子大地が民の質問にアンサー
Q.ドラマ版で一番好きなマロのセリフを教えてください。金子:う~ん…なんだろうなぁ。「“働き方革命”って知ってます?」ですかね!あそこのやり取りが好きです。
Q.マロは蝶子さんのどんなところを好きになったのでしょう?
金子:可愛らしいところ。あと、気が強いけれど繊細なところに惹かれたんだと思います。
Q.マロよりも年下のジャスティス(志尊淳)が入社してきて、何か心情が変わったりしましたか?
金子:ドラマに比べて春田さんとのシーンが減ったので、そこはやっぱりジェラシーを感じます(笑)。
まあでも…僕には蝶子さんがいるんで!別にいいんですけど!!(と声を大にする金子さんに一同笑い)
Q.キャスト同士の仲が良いと思ったエピソードを教えてください!
金子:いまだにLINEグループが動いていること。
― 金子さんはそこにあまり参加しないという情報がありましたが…
金子:(小声で)そうですね…
― (笑)
金子:もちろん、ちゃんと目は通しています(笑)。
― 一番送ってくるのは誰ですか?
金子:圭さん。やっぱり圭さんがずっとしゃべっています(笑)。
Q.マロは宇宙人と言われますが、本当はものすごく空気を読んでいる人だと思います。どうですか?
金子:その通りです!ありがとうございます。
― (笑)
金子:意外とちゃんと周りを見ていて、器がすごく広い。そこに気づいてくださる人がいて嬉しいです。
Q.スピンオフをやるとしたら、どんなお話をやりたいですか?
金子:主任(眞島)が主役のスピンオフが見たいです。「主任の大恋愛」(笑)。やっぱり主任には幸せになってもらいたいので。それがまた映画化まで行ってほしいですね!
劇場版は「期待を裏切らない作品」
― 最後に、映画を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。金子:楽しみにしてくださっている方々がたくさんいると思いますが、その期待を裏切らない作品になっていると思うので、存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。
― プレッシャーは感じますか?
金子:いや、大丈夫です!
― (笑)ありがとうございました!
(modelpress編集部)
金子大地(かねこ・だいち)プロフィール
1996年9月26日、北海道出身。2014年、アミューズ主催の「アミューズオーディションフェス2014」にて応募総数 32,214人の中「俳優・モデル」部門賞を受賞。翌2015年のデビュー以降、様々なドラマ・映画等で活躍。代表作は映画『ナラタージュ』(2017)、『わたしに××しなさい!』(2018)、『家族のはなし』(2018)、ドラマ「明日の約束」(2017、関西テレビ・フジテレビ系)、「おっさんずラブ」(2018、テレビ朝日系)、「タスクとリンコ」(2019、YouTube)、「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」(2019、NHK総合)など。待機作は『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(8月23日公開)、『殺さない彼と死なない彼女』(11月15日公開)、『猿楽町で会いましょう』(2020年秋公開)、彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾「ヘンリー八世」(2020年2月~3月)など。『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(2019年8月23日公開)
監督:瑠東東一郎脚本:徳尾浩司
音楽:河野伸
主題歌:スキマスイッチ「Revival」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
出演者:田中圭 林遣都 内田理央 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉 ・ 沢村一樹 志尊淳 ・ 眞島秀和 大塚寧々 吉田鋼太郎
<ストーリー>
永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一。久しぶりに戻ってきた天空不動産第二営業所では、黒澤武蔵をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。
そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たに、アジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太の姿も…。
何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いてゆく。一方、コンビを組むことになったジャスティスは兄のように春田を慕い、さらには黒澤もある事故がきっかけで突然“記憶喪失”に…!
しかも忘れたのは春田の存在のみ。…え、どゆこと?そんな記憶喪失あんの!?混乱する春田をよそに、黒澤は“生まれて初めて”春田と出会い、その胸に電流のような恋心を走らせてしまい…。
そんな中、天空不動産を揺るがす前代未聞の大事件が発生!それに巻き込まれた春田にも最大の危機が迫る。果たして、春田の運命は…!?笑って泣けるこの夏最高のエンタテインメント!おっさんたちの愛の頂上決戦<ラブ・バトルロワイアル>が、ついに幕を開ける。
#劇場版おっさんずラブ本日公開 🎬✨#マロ こと #栗林歌麻呂 を演じた #金子大地 さんからモデルプレス読者にメッセージ🌰
— モデルプレス (@modelpress) 2019年8月23日
インタビューはこちら🔻https://t.co/NgPUwyx1CA@ossans_love #おっさんずラブ #劇場版おっさんずラブ pic.twitter.com/czwaETpYzH
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
金子大地&大塚寧々が抱き合う…内田理央らの恋に新展開?映画「おっさんずラブ」場面カット公開モデルプレス
-
金子大地「おっさんずラブ」で共演・吉田鋼太郎の演出作で舞台初挑戦<ヘンリー八世>モデルプレス
-
金子大地、金髪姿の新ビジュアルに「誰かと思った!」と驚きの声モデルプレス
-
「おっさんずラブ」お泊りショットにファン興奮 金子大地、田中圭&林遣都&眞島秀和らとベッドでくつろぐモデルプレス
-
<金子大地インタビュー>ゲイの主人公演じ「一番苦しかった」ことを語る 新ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」モデルプレス
-
「おっさんずラブ」林遣都との2ショット公開 金子大地に感謝の声「マロありがとう」「牧くんだ」モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うことモデルプレス
-
「光る君へ」敦明親王役・阿佐辰美が話題 大河ドラマ初出演の心境&共演者に“救われた”エピソード明かす【注目の人物】モデルプレス
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス