広瀬すず、朝ドラ「なつぞら」インタビュー「涙が止まらなかった」ヒロインの覚悟と作品への思い 姉・広瀬アリスからアドバイスも
2019.03.25 08:00
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女優の広瀬すず(ひろせ・すず/20)がヒロインを務める2019年度NHK連続テレビ小説『なつぞら』が4月1日よりスタートする。脚本は、大森寿美男氏によるオリジナル作品となり、戦後、北海道の大自然、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きた、ヒロイン・奥原なつの夢と冒険、愛と感動を描く。節目の100作目の朝ドラとなる今作では、オーディションではなくオファーでヒロインが決定。放送に先駆け、初の朝ドラ出演となる広瀬が、モデルプレスなどのインタビューに応じ、大役に挑む心境や、作品への思いなどを語った。
広瀬すず、ヒロインとしての覚悟
ヒロイン・奥原なつ(広瀬)は、昭和12(1937)年生まれ。両親を戦争で亡くし、兄妹と別れ、父の戦友・柴田剛男(藤木直人)に引き取られ、十勝に移り住む。剛男の義父・泰樹(草刈正雄)のもとで、牧場を手伝ううちに、持ち前の明るさを取り戻していく。戦争で両親を失い、傷ついたなつを癒やし、たくましく育てた北海道・十勝の大地と、開拓精神にあふれた強く、優しい大人たち。成長したなつは、十勝で育まれた豊かな想像力とみずみずしい感性を活かして、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界にチャレンジする…というストーリー。広瀬がヒロインを務めることが発表されたのは、2017年の11月。撮影の関係で、放送の1年5ヶ月前と早期発表となったが、“ヒロイン”だということを実感したのは、最近だという。「1週間の撮影スケジュールに、なつの出演シーンを示す『な』がたくさん書いてあって、『あ、私本当にヒロインなんだ』と思いました。朝ドラのことを考える時間が1年以上あったので、ずっとフラットな状態で、撮影が始まってからもあまり今までと変わっていないかもしれないです。今は『大変だな』というよりも、『現場が楽しい』という気持ちが大きい。長い期間同じ役で、1日中お芝居ができる毎日が、すごく楽しいなと思っています」。
広瀬すず、“朝ドラの先輩”姉・広瀬アリスからアドバイスは?
同作は、現在放送中の2018年度後期『まんぷく』に続く、節目の100作目の朝ドラということもあり、ヒロイン発表の会見では、プレッシャーを感じている様子だった。「私は、人や作品の巡り合わせに関して、すごく運があるという自信があるので、『また運を使っちゃった…申し訳ないな…』という気持ちが大きい…。でも、以前同じような気持ちになった時、ドラマで共演した先輩に、『せっかくだから楽しみなよ』と言われて、その言葉にすごく救われました。なので、せっかく強い運を持っているからこそ、楽しませてもらおうと思います!」。
『わろてんか』(2017年)に出演していた“朝ドラの先輩”である姉・広瀬アリスからの助言もあったという。「普段からお互いに仕事の話はあまりしないのですが、朝ドラについては『ヒロインは大変そうだったし、私もヒロインじゃないのに大変だった』と連絡がきました(笑)」。
「今は撮影が楽しいけれど、共演者の方もスタッフさんもだんだん疲れてきちゃうと思うので、私がその疲れを吹き飛ばしたい。ヒロインからもらうパワーは、絶対に大きいんだなというのは、撮影が始まる前から意識していたので、まずは自分ができることを一生懸命に。簡単なことではありませんが、皆さんのエネルギーになるような姿で、現場にいられたらいいなと思います」。今はプレッシャーよりも、ヒロインとして現場を引っ張っていきたいという思いが強くなったようだ。
「元々負けず嫌いで完璧主義な性格なので、やり遂げないと気が済まない。『悔しい』という気持ちがバネになります」と語った。
広瀬すず、松嶋菜々子に「支えてもらっている」
ストーリーの舞台となる十勝は、年間を通じて雨雪が少なく、「十勝晴れ」と呼ばれる晴天が豊潤な大地に実りをもたらす。同作は、そんな十勝の突き抜けた青空のような、すがすがしいなつの生きざまが描かれるが、戦後直後と現代との違いについて、「現代は、SNSなど人と繋がれる手段がたくさんあるけれど、戦後直後は、手紙や電話など人との繋がりをより大切にしている。この時代を演じているからこそ、なつと同じように、私も繋がりを大切にしたいと感じます」と明かす。「台本を読んで、マネージャーさんや事務所の社長さんに、『涙が止まらなかったです』と言いに行きました。人の幸せを自分の幸せだと思っている登場人物が多いなという印象なので、台本をもらう度、早く世の中に届けたいという思いが増します」。
なつの育ての母・柴田富士子役を務めるのは、『ひまわり』(1996年)でヒロインを務めた松嶋菜々子。「松嶋さんは、共演者の方とその場の化学反応を楽しまれているので、すごく心強くて、かっこいい女性です。お母さんの愛情や優しさも感じられて、台詞を交わす度に、なつとして受け取る感情があるからこそ、溢れる涙があったり、『ありがとう』という言葉が生まれたりするシーンが本当に多い。すごく居心地が良くて、支えてもらっています」――松嶋は広瀬にとって、女優として、“母”として、大きな存在となっている。
なつは「太陽みたいな存在」だと話す広瀬。「どの世代の方にも届いたら嬉しい」――確かな実力を持った“孤高の女優・広瀬すず”が新たに挑む世界は、視聴者の日常を輝かせるに違いない。(modelpress編集部)
『なつぞら』あらすじ
昭和21(1946)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。剛男の父・泰樹は偏屈者で知られていた。泰樹は、なつを厄介者と言いながらも内心、不憫に思っていた。子供ながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。
なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術をとことん叩き込む。なつも天真爛漫な子供らしさを取り戻していく。
やがて、なつは素敵な馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカで流行っていた漫画映画の魅力を教えられ、〝絵が動く“夢のような世界があるのかと感動する。
高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。なつに旅立ちの日が近づいていた―。
広瀬すず(ひろせ・すず)プロフィール
1998年6月19日生まれ。静岡県出身。2012年、女性ファッション誌『Seventeen』の“ミスセブンティーン”に選ばれ専属モデルとなる。『幽かな彼女』(13年/CX)で女優デビュー。『学校のカイダン』(15年/NTV)で連続ドラマ初主演。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にエントリーされた『海街diary』(15年)では、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞。主な映画主演作に『ちはやふる』三部作(16年・18年)、『四月は君の嘘』(16年)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17年)、『ラプラスの魔女』(18年)など。
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