<女子アナの“素”っぴん/堤礼実アナ>仕事に悩んだ時期、ポリシー…アナウンサーを志したきっかけとは【「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載】
2019.03.16 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.33~34は2016年入社の堤礼実(つつみれいみ・25)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。
前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――佐々木恭子アナの後を引き継ぎ、17人目に登場するのは堤アナ。※後編(Vol.34)は4月1日に配信予定。
堤アナ:何度もありますが、入社してから3年目くらいまでは自分のキャラクターを作りたくて悩んでいました。周りでは個性的でキャラクターの立った方が活躍されていて。その点、私は個性がなくて…。だから何か個性を出して、キャラを際立たせないと、と思っていました。
― 今はその悩みは解消されたんですね。
堤アナ:はい。同期を見ていて「自分からこのキャラを出していこうと思って出しているのではないのだろうな」と感じ、無理やり作ってもうまくいかないだろうなと思ったんです。そうしたら、急に「この仕事においてキャラは必要じゃないのかもしれない」と思って。
何かはっきりとしたきっかけがあったわけではないのですが、当時「こうありたい」というアナウンサー像に固執しすぎてしまったことで、仕事を楽しむ事を忘れていました。でも「毎日、楽しくないなと思って過ごしていては損だな」と気が付いてからは気が楽になり、仕事も楽しめるようになりました。
― 仕事で辛いことがあると落ち込んでしまうタイプですか?泣いてしまうような経験もありましたか?
堤アナ:落ち込みます。しばらくズーンと沈んで、突然、復活するタイプです。ですが泣くことはあまりないですね。入社1年目に、早朝番組を担当していたのですが前日に「うわぁー」と泣いてしまったことがあって。そのまま寝られずに、顔がパンパンに腫れた状態でオンエアを迎えたことがあったんです。ですので、今は極力泣かないようにしています。とは言え、舞台や映画などで感動したり、人間なので泣いてしまうこともあるんですけどね(笑)。
堤アナ:2年くらい前にある実力派女優さんのインタビューに行かせて頂き、いつも通りに取材を終えると、その方が「なんか、今日良かったです!」と言って下さって。「どうしてだか分からないけど、良かったです!」という言葉を頂いたことが嬉しかったです。
アナウンサーとして常に、相手が気持ちよく話してその時間を「楽しかった」「良かった」と思って頂きたいと思っているので、そのような言葉をかけてもらえたのがとても嬉しくて。それに取材対象者からインタビューに対する感想を頂いたことも初めての経験でした。「理由は分からないけど、良かった」ということは、トータルの雰囲気が良かった、ということだと思うので、すごく嬉しかったです。
― 堤さんがお仕事をする上で大切にしていることを教えて下さい。
堤アナ:私じゃないとできないことをしようと思っています。色々なアナウンサーがいる上で、番組が私を起用して下さった理由は何だろう、と新しい番組につく度に考えます。自分の憶測ですが「私のこういうところが、番組に合っていると思ってくれたのかな」と考えて、極力そのニーズに応えるように努めています。
― 堤さんが今、描いてる将来像を教えて下さい。
堤アナ:ずっと「何でもできるアナウンサーになりたい」と言っていたんです。でも最近、それはアナウンサーとして働く以上、当たり前のことなのかなと思って。だから今は1つ強みがほしいです。それがどのジャンルなのかは、自分でもまだはっきり分からないのですが、とにかく「何でもできるけど、堤はこれをやらせたら抜群に上手いよ」と言われるような分野がほしいと思っています。なので、今は頂いたお仕事と向き合いながら、日々模索しているところです。
― そうなんですね。色々なアナウンサーさんがいらっしゃいますが、堤さんが憧れている先輩はどんな方ですか?
堤アナ:ずっと尊敬しているのは先輩の斉藤舞子アナです。斉藤アナは普段、ものすごく明るくておちゃめ。でも仕事のスイッチが入ると、ミスをしないし言葉もスッと耳に入ってくるし、100%の力で求められているものを返せる。仕事の顔と普段の顔がはっきり分かれている方なんです。本当にすごいな、と尊敬していて、後輩としても見習わないといけない姿だと思っています。
― 1月からは「みんなのKEIBA」(毎週日曜/15:00~16:00)の番組MCを担当されていますね。新しい環境で心がけていることはありますか?
堤アナ:まず、情報を正確に伝えること。そして言うか言わないかは別として、自分の調べた情報を持って、オンエアに臨むようにしています。
馬は話すことができないので、他のスポーツと違って取材が少し難しい部分もあるのですが、私がMCとして席に座っている意味を持たせるため「私だから取材できること」や「私だから気が付けたこと」を何か1つ持っていたいです。
堤アナ:もともと舞台が好きで、エンターテイメントの世界に携わりたいと小さい頃からずっと思っていました。それで、たまたま学生時代にアルバイトをしていたカフェで、フジテレビのアナウンススクールに通っていた先輩と出会ったんです。その方の話し方や醸し出す雰囲気にすごく惹かれて、真似をしてアナウンススクールに入りました。大学で心理学を専攻していたこともあり、言葉の力に興味があったので面白い仕事だと思っていましたし、スクールに入って勉強していくうちに面白さをどんどん感じて。最終的には大学3年生の夏頃にBSキャスターを始めて、就職試験を受けてみようという気になりました。
でも遡ってみると、高校時代の東日本大震災も大きなきっかけでした。「めざましテレビ」の中で生野(陽子)さんがひたすらボロボロと泣いている映像が流れたのですが、それをすごく強烈に覚えていて。その姿から伝わってくるものがあったんです。当時「アナウンサーって喋るだけが仕事ではないんだ」と感じたのを憶えています。
― そうだったんですね。就職活動を通じて、1番大事だと思ったことは何ですか?
堤アナ:ありのままで勝負すること!あまり気負わずに楽しむことを心がけていました。
― フジテレビに入って、良かったと思うのはどんな所ですか?
堤アナ:とにかく楽しい!それにアナウンス室の人はみんな明るくて仲良し。休みの日なのにわざわざ集まって、みんなでフットサルをすることもあります。そういう時、良い職場に入れて幸せだなぁと思います。
堤アナ:言葉にすること。考えてみれば就職活動の時も、試験を受けている時からすでに内定をもらったと想像していたような気がします。最終面接の前は、お風呂に入っている時などに「堤礼実はフジテレビアナウンサーになる」と何回も何回も呪文のように繰り返していました。
小さい目標でも「私はこういう事をしたいんだ」と独り言や誰かに言うことで、自分の中で「私はこれしたいんだ」と再確認できますよね。そうしてはっきり目標を確認することで夢も近づくので、とにかく口にすることが大事だと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
11時~13時 昼食をとりながら競馬新聞や資料を元に下調べ
13時~14時 打ち合わせ
15時~16時 「みんなのKEIBA」生放送
18時~19時 「週末はウマでしょ!」打ち合わせ
19時半~21時 「週末ウマでしょ!」収録
その後帰宅
<担当番組>
めざましテレビ(金)エンタメ
KinKi Kidsのブンブブーン
みんなのKEIBA
週末はウマでしょ!
入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで2018年10月1日より販売中。
前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――佐々木恭子アナの後を引き継ぎ、17人目に登場するのは堤アナ。※後編(Vol.34)は4月1日に配信予定。
2016年入社以降、人気番組を担当
堤アナは2016年にフジテレビに入社し「めざましテレビ」「BSフジニュース」「馬好王国」などを担当。今年1月からは「みんなのKEIBA」MCを務める。堤礼実アナが仕事に悩んだ時期
― 2016年の入社以降、様々な経験をされたかと思いますが、仕事に悩んだ時期はありますか?堤アナ:何度もありますが、入社してから3年目くらいまでは自分のキャラクターを作りたくて悩んでいました。周りでは個性的でキャラクターの立った方が活躍されていて。その点、私は個性がなくて…。だから何か個性を出して、キャラを際立たせないと、と思っていました。
― 今はその悩みは解消されたんですね。
堤アナ:はい。同期を見ていて「自分からこのキャラを出していこうと思って出しているのではないのだろうな」と感じ、無理やり作ってもうまくいかないだろうなと思ったんです。そうしたら、急に「この仕事においてキャラは必要じゃないのかもしれない」と思って。
何かはっきりとしたきっかけがあったわけではないのですが、当時「こうありたい」というアナウンサー像に固執しすぎてしまったことで、仕事を楽しむ事を忘れていました。でも「毎日、楽しくないなと思って過ごしていては損だな」と気が付いてからは気が楽になり、仕事も楽しめるようになりました。
― 仕事で辛いことがあると落ち込んでしまうタイプですか?泣いてしまうような経験もありましたか?
堤アナ:落ち込みます。しばらくズーンと沈んで、突然、復活するタイプです。ですが泣くことはあまりないですね。入社1年目に、早朝番組を担当していたのですが前日に「うわぁー」と泣いてしまったことがあって。そのまま寝られずに、顔がパンパンに腫れた状態でオンエアを迎えたことがあったんです。ですので、今は極力泣かないようにしています。とは言え、舞台や映画などで感動したり、人間なので泣いてしまうこともあるんですけどね(笑)。
堤礼実アナの仕事のポリシー&将来像
― では、今までのお仕事で「これはファインプレーだったな」と感じたお仕事は何ですか?堤アナ:2年くらい前にある実力派女優さんのインタビューに行かせて頂き、いつも通りに取材を終えると、その方が「なんか、今日良かったです!」と言って下さって。「どうしてだか分からないけど、良かったです!」という言葉を頂いたことが嬉しかったです。
アナウンサーとして常に、相手が気持ちよく話してその時間を「楽しかった」「良かった」と思って頂きたいと思っているので、そのような言葉をかけてもらえたのがとても嬉しくて。それに取材対象者からインタビューに対する感想を頂いたことも初めての経験でした。「理由は分からないけど、良かった」ということは、トータルの雰囲気が良かった、ということだと思うので、すごく嬉しかったです。
― 堤さんがお仕事をする上で大切にしていることを教えて下さい。
堤アナ:私じゃないとできないことをしようと思っています。色々なアナウンサーがいる上で、番組が私を起用して下さった理由は何だろう、と新しい番組につく度に考えます。自分の憶測ですが「私のこういうところが、番組に合っていると思ってくれたのかな」と考えて、極力そのニーズに応えるように努めています。
― 堤さんが今、描いてる将来像を教えて下さい。
堤アナ:ずっと「何でもできるアナウンサーになりたい」と言っていたんです。でも最近、それはアナウンサーとして働く以上、当たり前のことなのかなと思って。だから今は1つ強みがほしいです。それがどのジャンルなのかは、自分でもまだはっきり分からないのですが、とにかく「何でもできるけど、堤はこれをやらせたら抜群に上手いよ」と言われるような分野がほしいと思っています。なので、今は頂いたお仕事と向き合いながら、日々模索しているところです。
― そうなんですね。色々なアナウンサーさんがいらっしゃいますが、堤さんが憧れている先輩はどんな方ですか?
堤アナ:ずっと尊敬しているのは先輩の斉藤舞子アナです。斉藤アナは普段、ものすごく明るくておちゃめ。でも仕事のスイッチが入ると、ミスをしないし言葉もスッと耳に入ってくるし、100%の力で求められているものを返せる。仕事の顔と普段の顔がはっきり分かれている方なんです。本当にすごいな、と尊敬していて、後輩としても見習わないといけない姿だと思っています。
― 1月からは「みんなのKEIBA」(毎週日曜/15:00~16:00)の番組MCを担当されていますね。新しい環境で心がけていることはありますか?
堤アナ:まず、情報を正確に伝えること。そして言うか言わないかは別として、自分の調べた情報を持って、オンエアに臨むようにしています。
馬は話すことができないので、他のスポーツと違って取材が少し難しい部分もあるのですが、私がMCとして席に座っている意味を持たせるため「私だから取材できること」や「私だから気が付けたこと」を何か1つ持っていたいです。
堤礼実アナの就職活動
― 就職活動の時のお話も伺いたいです。堤さんはどうしてアナウンサーになろうと思ったのですか?堤アナ:もともと舞台が好きで、エンターテイメントの世界に携わりたいと小さい頃からずっと思っていました。それで、たまたま学生時代にアルバイトをしていたカフェで、フジテレビのアナウンススクールに通っていた先輩と出会ったんです。その方の話し方や醸し出す雰囲気にすごく惹かれて、真似をしてアナウンススクールに入りました。大学で心理学を専攻していたこともあり、言葉の力に興味があったので面白い仕事だと思っていましたし、スクールに入って勉強していくうちに面白さをどんどん感じて。最終的には大学3年生の夏頃にBSキャスターを始めて、就職試験を受けてみようという気になりました。
でも遡ってみると、高校時代の東日本大震災も大きなきっかけでした。「めざましテレビ」の中で生野(陽子)さんがひたすらボロボロと泣いている映像が流れたのですが、それをすごく強烈に覚えていて。その姿から伝わってくるものがあったんです。当時「アナウンサーって喋るだけが仕事ではないんだ」と感じたのを憶えています。
― そうだったんですね。就職活動を通じて、1番大事だと思ったことは何ですか?
堤アナ:ありのままで勝負すること!あまり気負わずに楽しむことを心がけていました。
― フジテレビに入って、良かったと思うのはどんな所ですか?
堤アナ:とにかく楽しい!それにアナウンス室の人はみんな明るくて仲良し。休みの日なのにわざわざ集まって、みんなでフットサルをすることもあります。そういう時、良い職場に入れて幸せだなぁと思います。
堤礼実アナの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者には夢を叶えたいと頑張っている女の子が非常に多いのですが、堤さんが考える夢を叶える秘訣を教えて下さい。堤アナ:言葉にすること。考えてみれば就職活動の時も、試験を受けている時からすでに内定をもらったと想像していたような気がします。最終面接の前は、お風呂に入っている時などに「堤礼実はフジテレビアナウンサーになる」と何回も何回も呪文のように繰り返していました。
小さい目標でも「私はこういう事をしたいんだ」と独り言や誰かに言うことで、自分の中で「私はこれしたいんだ」と再確認できますよね。そうしてはっきり目標を確認することで夢も近づくので、とにかく口にすることが大事だと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
堤礼実アナのとある一日
10時 出社、その後メイク11時~13時 昼食をとりながら競馬新聞や資料を元に下調べ
13時~14時 打ち合わせ
15時~16時 「みんなのKEIBA」生放送
18時~19時 「週末はウマでしょ!」打ち合わせ
19時半~21時 「週末ウマでしょ!」収録
その後帰宅
堤礼実(つつみ・れいみ)プロフィール
生年月日:1993年11月23日/出身地:アメリカ カリフォルニア/出身大学:大妻女子大学/血液型:O型/入社年:2016年<担当番組>
めざましテレビ(金)エンタメ
KinKi Kidsのブンブブーン
みんなのKEIBA
週末はウマでしょ!
フジテレビ×モデルプレスの女子アナ連載「女子アナの“素”っぴん」
— モデルプレス (@modelpress) 2019年3月16日
今回は #堤礼実 アナの素顔に迫りました🎤✨
🔻インタビュー&写真https://t.co/T0k7kI55yY#女子アナの素っぴん pic.twitter.com/IhBB2QunBq
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2019-OUR SEASONS-」
昨年に続き、新美有加アナを中心としたフジテレビアナウンサー室が完全プロデュースし、各月の季節感を色濃く反映しながら日常生活の一場面を切り取った写真は、普段テレビには映らないアナウンサーの素顔が盛りだくさん。入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで2018年10月1日より販売中。
【Not Sponsored 記事】
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