<EXILE岩田剛典インタビュー>久々“純愛モノ”で「びっくりした」こととは?初共演・杉咲花に「癒やされた」現場エピソードも
2018.10.05 11:40
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EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典(29)が、モデルプレスのインタビューに応じた。杉咲花とW主演を務める映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」が10月5日に公開。有賀リエ氏の人気漫画『パーフェクトワールド』(「Kiss」連載中/講談社)を実写化した同作は、再会した初恋の人が、車イス生活を送っていた――という物語。岩田が映画初主演を務めた「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(2016年)の制作チームが集結し、切なくも温かい純愛ストーリーを描き出す。岩田にとっては、久々の恋愛作品。今回のインタビューでは、初共演となった杉咲の印象、現場でのエピソードをはじめ、約2年間の充電期間を経て活動を再開したEXILEとしての活動についても語ってもらった。
岩田剛典、久々“純愛モノ”で「びっくりした」こととは?
― 「HiGH&LOW」シリーズ(2016年~2017年)、「去年の冬、きみと別れ」(2018年)、「Vision」(2018年)など近年は映画の公開も続きましたが、「パーフェクトワールド」は岩田さんにとって「植物図鑑」以来久々の恋愛映画となりました。岩田:久しぶりの純愛モノで新鮮な気持ちでした。キラキラした役自体も久々だったんです。ただ、撮影自体は去年の6月頃で、結構前なんですよね。花ちゃんは19歳から21歳になってますから。
― 今回演じたのは、突然の事故で車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹。杉咲さん演じるインテリアコーディネーター・川奈つぐみにとって樹は初恋の相手となりますが、演じてみていかがでしたか?
岩田:夢に向かって仕事に打ち込む姿勢、自分の中で優先順位がはっきりしている点、自分の力で自分の道を切り開いていこうとするところは共感できました。車イス生活を送っているという部分以外では、すんなりと役に入っていけたと思います。
― 直前に撮影していた作品は「HiGH&LOW」「去年の冬、きみと別れ」などでしょうか?
岩田:撮っている時期だと「HiGH&LOW」が直前だと思います。
― 久々の純愛モノでもありますし、久々の“日常系”で。
岩田:確かに(笑)。ぶっ飛んだ世界観のものが続きました(笑)。ドラマだと「パーフェクトワールド」みたいな題材のものってやったことないですし。
― 久々に「やりたいな」という気持ちはありましたか?
岩田:「やりたい」というと違うかもしれない…。特にこの作品に関しては、少女漫画原作のキラキラした雰囲気かと思いきや、命を扱った題材です。どう命を使うのか、大切な人のために何ができるのか、そういうことを突きつけてくるような作品だと思っています。僕としては、キラキラだけの作品は今はいいかなって感じている時期でもありますね。
― 色々なことを考えさせられる物語ですよね。とは言え、恋愛映画はファンの方にとって「待ってました」という気持ちもあるかと…。
岩田:ギリギリですよ(笑)。
― 先日、完成披露舞台挨拶では制服姿を披露していることについて「勘弁して」ともおっしゃっていましたが、全く違和感なく!
岩田:ありがとうございます。「大丈夫かな?」と思う気持ちはありますけど、感情移入してもらえるなら、役なので制服でももちろん着ます。舞台挨拶では、ちょっと“言ってるだけ”なところもありました(笑)。高校生を演じたとはいっても、1人の人間の40、50年を描いた作品ではないので、警察官を演じるとか、医者を演じる、っていう感覚と一緒で。「クローズ(EXPLODE)」(2014年)で学生服を着たことはありましたけど、もう着ることはないと思ってたので、それはびっくりしました。僕は当時28歳だったんですけど、(樹の高校時代の恋人・雪村美姫役の)大政絢さんとはお互いの制服姿を散々いじり合ってましたね(笑)。隣にね、つい最近まで制服を着ていた花ちゃんがいるわけですよ。それに関しては「ちょっときついよね」って(笑)。
杉咲花に癒やされる「妹にしたい」
― 杉咲さんとは初共演だったと思いますが、現場での印象を教えてください。岩田:めちゃくちゃいい子。妹にしたい(笑)。
― (笑)。特に覚えている「いい子だな」と思ったエピソードはありますか?
岩田:いっぱいあるんです。電車のホームでのシーンがあるんですけど、朝から長時間撮影していて、キャスト、スタッフが心身ともに疲れてくる時間帯に、お菓子の入ったバスケットを持って「お疲れ様です」って皆のところを回ってたんです。マッチ売りの少女みたいな。僕はできないなーと思って感心してました。
― まさに、気遣いの人。
岩田:若いのに素晴らしい。逆に照れちゃう人もいるだろうし、ああいうことってなかなかできないと思います。でも、ピュアにストレートにど真ん中に投げられる感じはさすがです。
― 岩田さん自身が受けた“気遣い”のエピソードもあればぜひ。
岩田:僕は基本的にちょっかい出してたんですけど、大して面白くもないことにキャッキャキャッキャ笑ってくれて。気遣いかは分からないけど(笑)、僕はそれだけで癒やされました。癒し系キャラでした。
― 杉咲さんの声を聞くだけでも癒しの効果がありそうです。
岩田:あの声はマイナスイオンが出てる。花ちゃんのオリジナリティです。
― 完成披露舞台挨拶では、キャスト陣から岩田さんと杉咲さんが「似ている」という声も上がっていましたが、主演の2人が現場の癒しキャラだったのでしょうか?
岩田:いやいや、似てないでしょ(笑)!
― ふんわりとした雰囲気とか?
岩田:そうかなあ…?でも、この作品は2人のコンビネーションも大事ですし、そういう部分もよかったのかもしれないですね。
今は「ジムでトレーニングばかり」
― 9月からはEXILEの3年ぶりの全国ドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2018-2019“STAR OF WISH”」も開幕しました。「パーフェクトワールド」の撮影時はEXILE復活前で、各々が個人活動に力を入れていた頃かと思いますが、その点で意識していたことはありますか?岩田:EXILEのツアーがあるということで、それを軸に逆算してほかのスケジュールが決まっていったんです。僕なら連続ドラマ(「崖っぷちホテル!」2018年4月期、日本テレビ系)とか。復活までの期間に俳優として色々な活動をさせていただきましたし、その中で吸収することも多かったので、それをEXILEに持って帰れればとも思っていました。撮影に入っていたときにはできなかったので、最近はジムでトレーニングばかりしていました。
― それもツアーに向けてということでしょうか?
岩田:そうですね、去年の三代目のツアー(三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2017 “UNKNOWN METROPOLIZ”)の頃の筋肉量に戻りました。
― 俳優業に注力している時期には落として?
岩田:作品に入ると服が入らないようになるので、ゴツくなりすぎないように落とすんですけど、「崖っぷちホテル!」のときはヤバかったです(笑)。ドラマの撮影が終わってツアーのリハーサルがはじまったとき、リハビリみたいな感覚で。「ベンチプレスが全然上がんねえ」って(笑)。
― (笑)。
岩田:体はデカくした方が体幹がブレなくなってスタミナもつくのでいいんですけど、軽い方が動けるのでバランスも大事なんです。ダンスは長距離でもあり短距離でもあると思うので、その辺りは調整しています。
― では、最後になりますが、モデルプレス読者に向け「パーフェクトワールド」の見どころをお願いします。
岩田:映画館で泣きたいとか、切ないラブストーリーが観たいとか、キュンキュンしたいとか、そういう風に思っている方がいらっしゃったらこの映画がぴったりです。この秋一番切ない純愛映画になったかなと思っていますので、大切な方とぜひ観ていただきたいです。恋愛の先にある本当の愛の物語なので、恋をしたくなるだろうし、恋人がいる方はもっと相手を大切にしたいと思うと思います。恋する皆さんに届けたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール
EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2018年は日本テレビ系日曜ドラマ『崖っぷちホテル!』で主演を務めたほか、映画『去年の冬、きみと別れ』、映画『Vision』、映画『ウタモノガタリ‐CINEMA FIGHTERS project‐』が公開。今後は映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などが控える。
映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』ストーリー
インテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲花)は、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹(岩田剛典)に久しぶりに再会する。しかし彼は、大学生の時に事故にあい、車イスに乗る生活を送っていた。最初は戸惑うつぐみだったが、建築士として前向きに生きる樹とふれあう中、彼への想いを再びつのらせていく。【私は――先輩が好きなんだ、今でも】そんなつぐみの、ひたむきでまっすぐな想いに、「一生、ひとりで生きていくって決めたんだ。」とかたくなだった樹も心を開いていく。
一緒にいる幸せをみつけた2人だったが、やがてある事件が起き…。大切な人と出会い、いくつもの壁を乗り越えながら、絆を深めていく2人がたどりついた結末とは…。
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