「世の中には2種類の男しか居ない。 俺か、俺以外か」現代ホスト界の帝王・ローランド(ROLAND)に迫る<モデルプレスインタビュー>

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【ローランド/モデルプレス=9月9日】現代ホスト界の帝王・ROLAND(ローランド)― ― 。2018年、TV番組に出演するやいなや、品格漂う佇まい、桁違いに豪華な暮らしぶり、次々に飛び出す名言など、溢れ出す魅力に虜になる人が急増している。モデルプレスのインタビューでは、そんなローランドの素顔に迫った。<vol.1>では、今のローランドがどうやって誕生したのか、そして仕事への真摯な情熱、壮大なビジョンなどを聞いた。
ローランド(ROLAND)/(C)モデルプレス
ローランド(ROLAND)/(C)モデルプレス

現代ホスト界の帝王・ROLAND(ローランド)とは

ローランドは、お酒を飲まずに接客、売掛(お代をお店やホストが一時的に建て替えること)をしない、キャッシュで支払ってもらう、ホテルのスイートルームに住んでいるなど、他のホストとは一線を画すスタイルで、多くのメディアから注目を集めているスーパーホスト。

新宿・歌舞伎町の「PLATINA-本店」の歴代売上記録保持者で、最高月額売上は4200万円。2017年度は1億7000万超えの売上を叩き出した。プレイヤーとしてだけでなく、取締役として後進の育成にも尽力している。

名言を連発

「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」

「下手なテレビを観るより、鏡を見ている方が面白い」

「1時間あったら東アジアの女性くらい全員幸せにできる」

といった名言をテレビ、SNSなどで連発し話題になった。

7月10日に放送されたテレビ朝日系「ソノサキ ~知りたい見たいを大追跡!~」で特集された際には、Twitterトレンドに「ローランド」が入るほど、大きなインパクトを残した。

「歌舞伎町が呼んでいる感じ」ローランドがホストになるまで

そんなローランドだが、同月14日には年内をもって現役を引退し、独立して新たにホストクラブをオープンすることを発表。インタビューは、その発表直前に行われた。

― まずは、ホスト業界に入ったキッカケをお聞きしたいです。

ローランド:大学に入学してすぐに辞めてホストになりました。敷かれたレールが嫌だというのが1番大きかったんですよね。うちの父は音楽家で、腕一本で稼ぐ仕事をしていたから、敷かれたレールから外れる厳しさを分かっていたと思うんです。だからアブノーマルな仕事じゃなくて、4年制の大学を出て一般企業に就職してほしいと念を押されていました。

自分は帝京高校の体育科に通っていて、プロサッカー選手になりたいと思ってたんです。両親もそれを応援してくれていたんですけど、結局プロになれなかった。そこでどうしようと思っていた時に、親から「大学進学が一番無難じゃない?」って言われました。人に流されずに生きてきたんですけど、唯一流されて決めた進路が大学進学。結局入ってすぐに違うなと思ったんですけどね。

― それですぐに中退してホストへ?

ローランド:はい。1回ぐらいは大学の授業に出たんですけど「なんでこんなやつ(教授に)に偉そうにされなきゃいけないんだ?」って感じました。座右の銘が“人生1回”なので、「1回の人生なのにこんなこと(大学に通学)していて…男に生まれてきた意味あるかな?」と思っていて。そこから頭の中に漠然とあった世界、ホストへ。

サッカー選手目指していたのも、スポットライトを浴びる存在への憧れが強かった部分があったんだと思います。サッカーしかやってこなかったし学歴も何もないから歌舞伎町へ行って一旗揚げたいと思い、父親に「もう俺ホストやるわ」って伝えました。そしたら、めちゃくちゃ大反対されて。入学して1週間とかだったので(笑)。

― 決断が早いですね。

ローランド:母は「まあ、いいんじゃない?」て感じだったんですけど、父はめちゃくちゃ怒って勘当する勢いでした。

― そんなに反対されてまでホストを選んだのはなぜ?

ローランド:ちょっと後付なんですけど、歌舞伎町が呼んでいる感じはしました(笑)。

― (笑)。結果的には間違いない道でしたよね。

ローランド:そうですね。今となっては“ホストやるために生まれてきた”とか言われるんですけど、逆にホスト業界が俺のために生まれてきたんだって思ってます。

ローランドにもあった苦労

― とはいえ、ローランドさんでも最初から今のポジションだったわけではないですよね?

ローランド:かなり苦労しましたね。最初に入った店では、ちょっと生意気だったんでしょうね。

― それはお客さんに対して?同僚に対して?

ローランド:歌舞伎町には200店舗ぐらいホストクラブがあって、その中でトップレベルの店は一握り。自分はアルタ前で最初にスカウトされた店に入ってやろうと決めて、そこで声をかけられた店に予備知識もないまま入ったんです。だけど規模がすごく小さい店だったから、「歴史に残るようなホストになりたい」ってモチベーションを持ってる自分と、他のホストの間に溝もありました。お客様に対しても横柄な態度をとってましたね。18歳の新人でまだブランド価値がないときから、「君じゃまだ僕のこと知るのは早いんじゃない?」とか言って(笑)。

― 結果的には、そのブランディングが今活かされているわけですよね。

ローランド:そうですね。でも、売れてから調子乗るヤツはいっぱいいるんですけど、売れる前から調子乗ってるヤツって…これは一種の才能なんじゃないのかなって(笑)。

―(笑)。

ローランド:売れて変わってしまったことでお客様が離れたりするパターンも多い中で、自分は売れる前から変わらなかったので、あまりバッシングもないですね。

― 「歴史に残るようなホストになりたい」など、ローランドさんの強気な姿勢、自信はどこから来るんですか?

ローランド:なんですかね?もともと自信家だったんでしょうね。

― サッカーに打ち込んでいた時も?

ローランド:サッカーをやってる時も「俺ができないわけ無いでしょ」みたいな感じでした。自信は教訓でしょうね。例えば負けた時、「俺が悪いから負けた」っていうより、「この俺に勝つんだから相手超すげえじゃん」とか。酒は強くないですけど「俺が弱いんじゃなくて酒が強すぎるだけ」と思ってるんで。責任転嫁術じゃないですけど、あくまで自分は悪くないんだぞっていう感じです。そうすると勝者を気持ちよく讃えてあげられますし、卑屈になることもない。楽しくハッピーに人生を過ごせますよね。

ローランド、トーク力の裏に…

― 仕事への熱量に結果がついてくるようになったのはいつ頃?

ローランド:売れるまでの1年間は、自分が歌舞伎町の最先端で最高級のクオリティを持っていて、ただそれが最先端過ぎてみんなが追いつけてないだけ、いずれ絶対自分の時代は来るって思ってたんです。そんなときに「あなた若くて勢いあってちょっと面白いわね」って1人のお客様が気に入ってくれたんです、漫画みたいな話なんですけど…。

その方が結構な金額を使ってくれたのでナンバー上位に入ることが増えて、それまでの発言が負け犬の遠吠えではなく、結果に裏打ちされたものになって面白く聞こえてくるんです。そんな相乗効果もあって、面白いホストが居るぞと話題になりました。

― 話題になっただけでなく、結果もしっかり残せたのは?

ローランド:実際会いに来たらお客様を納得させられる自信は確実にありました。自分はどっちかって言うとビジュアル売りって言うよりかはトークスキルで勝負していくタイプのホストなので、会いに来てくれるキッカケが欲しかった。それが、1人のお客さんに愛されたことから始まって、徐々に口コミで広がって会いに来てくれる人が増えて、結果に繋がっていきました。

― なるほど。お客さんを楽しませるトークスキルはどこから?

ローランド:昔からかな。高校時代、先生に授業で当てられて大喜利みたいなことをしていました(笑)。周りは男ばっかりだったので、家庭科の女の先生をなんとか笑わせようとしたり(笑)。

― トーク力の原点は学生時代だったんですね?男の子が多いとはいえ、その頃からモテたのでは?

ローランド:いや、自分もこんなにモテるってことを知らなかったっすね(笑)。ホストになって、最初は女の子と喋るのもすげえ緊張したんです。

― ローランドさんにもそんな時代があったなんて!

ローランド:ありましたありました(笑)。

― 先程は「自信の源」はお伺いしましたが、トーク力に関して、自信を持つためにやっていること、意識していることはありますか?

ローランド:僕らって言葉を扱う仕事じゃないですか。だから語彙力っていうのは、八百屋さんで例えるとその商品の数だと思うんですよね。「可愛いね」しか言わないのホストにも、人参しか売ってない八百屋にもお客さんは来ない訳ですよ。売れるかどうか分からないけどいっぱい陳列できるってことはすごく大事なことじゃないですか。しかも、仕入れの値段で言ったら1000円ぐらいの本で言葉をいくつも学べる。それをしないのは言葉を扱う仕事として努力不足だと思います。

日本語には「好きですよ」「愛してますよ」「月が綺麗ですね」とか色んな言い回しがあって、風情があるじゃないですけど、そういうのはホストに必須の能力だと思います。だから語彙力や言い回し、比喩表現を身につけるために日々色々な本を読んでます。

― 今もすごくお忙しいようですが、仕入れは欠かさない?

ローランド:そうですね、もともと本が好きっていうのもありますけど。

― 趣味というか、仕事にも繋がっていると。

ローランド:日本語は奥が深いなって思います。仕入れた言葉をパッて言ってみると、お客様がすごく明るい表情になったりとかするんです。そういうのが面白いですよ。

― もともと自信もあって、それを確かなものにする行動力が、今のローランドさんを作り上げているんですね。

ローランド:見た目で誤解されることが多いので、その分ハードルが下がって飛び越えやすい。「最終学歴も幼稚園中退でしょ?」って目で見られるので、ちょっとモノを知ってるだけで「すごい」と思ってもらえるのはラッキーかな(笑)。

お酒を飲まない接客…ローランドの考え

― お酒を飲まない接客はいつ頃からなんですか?

ローランド:一緒に酔っ払ってあげる喜びと、自分が完璧な状態で接客した時に生まれる喜びを天秤にかけたら、後者の方が満足度が高いと思うんです。3年前ぐらいから始めたんですけど、当時はノンアルで接客するホストはほぼいなかったんですよね。なので差別化を図る意味でもこういうやつが1人いてもいいかなってブランディングも込みで始めました。実際メディアも飲まないで売ってるというところをフィーチャーしてくれて、おいしい隙間産業だなと。

― 確かに珍しいですよね。最初の頃は「飲みなさいよ」みたいなこともあったのでは?

ローランド:ありました。でもそこは取捨選択じゃないですかね。自分自身っていうコンテンツに会いに来てくれる子だけを大事にしてあげようと思うようになりました。最初は売り上げが落ちたんですけど、まあしょうがないかなと。

― 売上が落ちたときに不安はなかった?

ローランド:なかったです。ブランディングに関してはかなりリサーチして方向性を決めてるんで、最初から結果がでなくてもゴール地点は逆算して見えていますし、この段階ではこれぐらいしか売れないだろうなって数値も大体合ってました。飲まないで仕事するんだったらそれぐらい壮大なプランを掲げていかないと。

― ちゃんと先を見据えた上での行動だったんですね。

ローランド:思いつきで「今日から飲まないで売ろう」って言ってもそれは無理。だから業界の中で何が流行ってるのかとか、どんなものが来てるのかとか、逆にこういうことはやってはいけないんだなっていうアンテナを敏感に張って決めています。

壮大なローランドのビジョン

― “現代ホスト界の帝王”としてトップに君臨していますが、その立場に在りながらさらに上を目指すためにしている努力があればお聞きしたいです。

ローランド:努力してることねぇ…まあ人前に出る仕事なんで最低限の体型維持とかかな。

あとは、どの業界の人にも言えることですが、経験が長くなってくると周りから注意されることもなくなるので、伸び辛くなってくると思うんです。だから自分は、接客において上下関係関係はないと思ってるし、金を払ってでもクレームを聞きたいぐらい。8年目なので、女の子も自分が行くと「大御所がついた」と思って何を言っても愛想笑いとかするんですよ。本当に笑ってくれてるんだって勘違いすると接客もどんどん乱れてくる。だから常に地に足つけてるためにも、クレームやお客さんの意見に敏感になることが大切だと思っています。

― では、具体的な今後のビジョンを教えてください。

ローランド:ちょっと壮大なビジョンがありまして…。

― 是非聞かせて頂ければ。

ローランド:20万円のピンヒールとか、何十万のドレスがありますけど、世の中どうしようもないブス男ばっかりだったら誰も買わないじゃないですか。良い男がいて、「私も可愛くなりたい」と思うから、高いヒールやドレスを買うわけで。良い男がいなかったらそんなもん売れないですよ。

だから「いい男を世に輩出して日本を元気にする」。大きすぎるかもしれないですけど、結局それぐらいの話になると思うんです。花嫁修業みたいな学校はあるにしても、良い男を作る学校ってひとつもないじゃないですか。だから自分の店舗は宝塚みたいに、「あそこに入れたら一人前にしてくれる」って親御さんが進んで子どもを預けられる店舗にしたい。接客のスキルもそうですし、人間性の教育もそう。いい男を作る教育機関まで引き上げられたらといいなと思っています。

― 今の所、ビジョンはどれぐらい近づいていますか?

ローランド:1月から完全に独立して1店舗やります。良い男作って、ひいては良い女を。

モデルプレスのインタビューに応じたローランド(ROLAND)/(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたローランド(ROLAND)/(C)モデルプレス

ローランドの夢を叶える秘訣

― 最後に、ローランドさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

ローランド:自分に嘘をつかないこと。人に嘘はついてもいいんですよ、嘘ついたことないヤツなんていないじゃないですか。でも、自分にだけは嘘つかないで欲しい。たとえば「100万円欲しい」と思ったとしても、「お金なくても今まで生活してこられた」とか何かしら言い訳をする人が多い。思ってることを無理やり捻じ曲げて、卑屈になって、色々言ってるやつはダメです。だから人に嘘ついてもいいけど、自分にだけは嘘ついちゃダメだと思います。

ローランドインタビューは、美容、食事、住まいなどの私生活について語った<Vol.2>へ続く。(modelpress編集部)

ROLAND(ローランド)プロフィール

1992年、東京生まれ。高校卒業後すぐに大学を中退し18歳でホストデビュー。1年間の下積み時代を経た後、歌舞伎町の数々の最年少記録を更新し20歳にして当時所属していた店舗の代表取締役に就任する。

2013年、KG-produceに現役ホストとしては史上最高額の移籍金で移籍。その後は数々のテレビ番組に出演するなどタレントとしても活躍。2017年度に4200万円を売り上げ店舗最高記録を樹立すると共に年間売り上げも1億7000万Over。現在はコラム執筆やタレント活動をすると共にKG-produceの取締役を務め現役ホストとしても活動中。2018年をもって現役を引退することを発表している。


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