桜井日奈子、吉沢亮とのキスシーン秘話 映画初主演が「ママレード・ボーイ」で今思うこと<モデルプレスインタビュー>
2018.04.27 07:00
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女優の桜井日奈子(さくらい・ひなこ/21)がついに、ついに映画初主演!上京してはや2年、“岡山の奇跡”として一躍脚光を浴びた彼女は、そのキャッチフレーズに名前負けすることなく、人気少女漫画を実写化した映画『ママレード・ボーイ』(4月27日公開/廣木隆一監督)の主演(小石川光希役)を掴んだ。W主演の吉沢亮(松浦遊役)との美しいキスシーンはキュンキュンすること間違いなし。モデルプレスは公開を控えた今の心境や映画への手応え、初キスシーンの感想などを本人に聞いた。
桜井日奈子、夢の中でも不安でいっぱい
― 初主演映画がついに公開です。桜井:やっと来た、という感じです。ただ街中を歩いていると、いたるところでポスターとかを見るので少し不安にもなります。こんなに宣伝してもらって、もしたくさんの人に見てもらえなかったらどうしようって…。でも自信を持ってオススメできる作品にはなっています。…うん、でも夢でもたくさんの人に見に来てもらえるかな、って不安になる自分がいるんです(苦笑い)。
― 世間の大きな期待はやはりプレッシャーになっている?
桜井:そうですね。プレッシャーはどんどん大きくなってきています。撮影のときは意外となかったんですけど、実写化ということもあるのか、公開日が近づくに連れて皆さんの反応が気になってきました。
「ママレード・ボーイ」のここに注目
― 試写を見た方からはどんな感想を聞いていますか?桜井:大人の方に「泣きました」って言われます。遊と光希だけの話ではなくて、両親の話や家族の絆もあるので、グッとくるみたい。原作があるので、当時ハマっていた方にもきちんと伝わる映画になったのかなと思いました。
― 完成した作品を見たとき、桜井さん自身はどのように感じましたか?
桜井:自分の演技の幅のなさを痛感しました。海辺のシーンもほとんど監督の演出で、自分から動けたと胸を張って言えることが少なくて…。それができたらもっとお芝居が楽しくなると思うんです。それはこれからの課題。まだ数えるしか演技経験がないので、たくさん、たくさん挑戦していきたいと思います。
― 桜井さん演じる光希のどこを特に注目してほしいですか?
桜井:最初すごく幼かった光希が、遊と出会って恋を知って愛を知って、そんなちょっとずつ成長していくところを見てもらいたいです。私も完成した作品を見て、一人の男の子と恋愛したな、という気分になりました。
桜井日奈子が見た、現場での吉沢亮
― 今回の映画は、いかに光希と遊がお互いのことを好きなように見えるか、恋人同士に見えるか、が肝だったと思うんです。実際に映画を見て、2人から「好き」という感情がにじみ出ているように感じましたが、そう見えるように努力したことや意識したことはありますか?桜井:この作品が始まる前に吉沢さんってどんな方なんだろう、と事前にインタビュー記事など読ませていただきました。ただ撮影している間はもう惚れ惚れしてしまうくらい美しい方だったので、意識して好きになろうという感じは全くなかったです。それに役について2人で話し合ったということは一切なかったんです。でも不思議なんですけど、常に自然体でいられました。
あとから聞いてびっくりしたんですけど、吉沢さんって普段そんなに自分から話しかけたり喋ったりする方ではないみたいで。でもこの現場では全然そんなことなくて、本当にたくさん話しかけていただきましたし、みんなでご飯に行こうって率先して誘ってくださいました。私は本当に自分のことで精一杯で、主演としての振る舞いみたいなものは吉沢さんがたくさんやってくださって。吉沢さんに頼ることができたので、私は自然体でいられたんだと思います。
桜井日奈子、初めてのキスシーンは…
― 今回、桜井さんにとって初めてのキスシーンもありましたね。緊張しましたか?桜井:しました(笑)。その中でも保健室のシーンが初めてのキスシーンになったんですけど、その撮影日は、今日キスシーンだな、ってずっとドキドキしていました(笑)。光希は目をつむって寝たふりをしている状態なので、そういう意味でもいつ来るんだろう、って。初めての注射くらい心臓がバクバクでした(笑)。
― やっぱり初めてのキスシーンの前は入念に歯を磨いたんですか?(笑)
桜井:しました(笑)。私、口の周りに結構、食べかすとかついちゃっているタイプなので(笑)。
― (笑)。
桜井:これ本当なんですよ。本当についちゃってる(笑)。舞台でも一度、前歯に青のりを付けたまま、最初から最後までやっちゃったことがあって(笑)。そんなこともあったので入念にチェックしました(笑)。
― キスシーン以外では、どのシーンが恥ずかしかったですか?
桜井:クローゼットのシーンですね。キスは未遂に終わるんですけど、親が帰ってきてもイチャイチャする感じが恥ずかしかったです(笑)。光希だから演じきることができたけど、日奈子だったら照れちゃって絶対にできない。そういう意味では自然体を意識しながらも、現場では光希になれてたのかなって思います。
― ありがとうございました。
インタビューメモ/友だちがほしい…
今年成人を迎え「芸能界の友だちを作りたい!」と意気込んでいた桜井さん。人見知りな性格ですが『ママレード・ボーイ』のプロモーションが始まれば、同世代のキャストが多いから「チャンス!」と思っていたそう。それから4ヶ月、「友だちはできましたか?」と取材後の雑談で聞くと、「できてない、なにも変わってないんです…未達です(笑)」と少し焦る姿がとってもキュートでした。上京してはや2年、右も左もわからない状態から持ち前の明るさと負けん気で、芸能界のシンデレラストーリーを順調に歩んできた。「今の目標はとにかく『ママレード・ボーイ』をヒットさせることです」。その言葉に力を込める姿はとても頼もしい。でも最後は…「友だちはそのあとに絶対にほしい!大丈夫だと思います。大丈夫、これからできる(笑)」と自分に言い聞かせていました。
(modelpress編集部)
桜井日奈子(さくらい・ひなこ)プロフィール
1997年4月2日生まれ、岡山県出身。14年に岡山美少女・美人コンテストで美少女グランプリを獲得しスカウトされる。15年CM出演をきっかけに“岡山の奇跡”として一躍注目を浴びる。16年に舞台『それいゆ』で女優デビュー。CM、テレビドラマと幅広く活動する。17年に『ラストコップ THE MOVIE』で映画初出演。今年11月には映画『ういらぶ。』の公開を控える。映画『ママレード・ボーイ』(2018年4月27日公開)
<ストーリー>本気の恋は 甘いだけじゃない
ある日突然、両親から離婚することを告げられた高校生・光希。旅先で出会った松浦夫妻と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたためお互いパートナーを交換して再婚すると言いだして!?更には松浦夫妻の1人息子で光希と同い年の遊も含めてみんなで一緒に暮らすことに…。一度自分をフったはずの初恋相手の銀太からの告白、親友の茗子のある事件など思いがけない出来事が起こる日々のなかで、光希は次第に遊に惹かれていく。甘いけれどクールな遊に翻弄されながら、ひとつ屋根の下に住む毎日はトキメキの連続。でも、ある日、遊は光希と自分の間にある秘密を知ってしまう。二人の恋の行方は…?
出演:桜井日奈子 吉沢 亮 佐藤大樹 優希美青 藤原季節 遠藤新菜 竹財輝之助 / 寺脇康文 筒井道隆 谷原章介 檀 れい 中山美穂
原作:「ママレード・ボーイ」吉住 渉
監督:廣木隆一
脚本:浅野妙子 廣木隆一
音楽:世武裕子
【Not Sponsored 記事】
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