モデルプレスでは、夢を追いかけている女性を応援中!今回は、大学卒業後、人材紹介会社を経て日系医療機器メーカーの営業職に就職。約7年勤めた会社を退職し、やりたいことを見つけ今年10月に起業した上野真里子さん。これまで働いていた業界とは全く違うファッション業界へ飛び込んだのだ。いくつもの葛藤を乗り越え、転職を決めたきっかけはなんなのか―――。
外回りでの歩き疲れを軽減させるために、移動時は低いヒール、お客様と会う商談で気持ちを引き締めたいため、高いヒール…という思いで、靴を2足持ちしているという女性も多いはず。しかし、それだと、資料などの手荷物も多くてさらに大変に…。
「フラットシューズで移動して、病院の先生とお話しするときはヒールを履くという2足持ちをしていたのですが、カタログなどの資料もあり、ただでさえ荷物が多くて…。それに、靴をカバンに入れていたら見栄えも良くない」と悩んでいたときに、「ヒールが取り外せて、ヒールだけ持ち歩けば、荷物も減るし、負担が軽減できるなと思い、初めはそんな靴を自分で作りたいなと思ったんです。それでまずはネットで調べてみました」。そのとき出会ったのがパリのシューズブランド「TANYA HEATH Paris(ターニャヒースパリス)」だったという。そう、ヒールが取り外せて付け替えできる靴なのだ。
上野さんが「ターニャヒースパリス」を知ったのは今から約3年前。彼女は長い間「自分はなにがしたいのか」という葛藤と戦っていた。今年の6月「ターニャヒースパリス」のアカウントに連絡をとり、実際にフランスのパリにまで行ったことがきっかけで、上野さんの人生が変わったのだ。そして、自ら起業して「ターニャヒースパリス」を日本初上陸させた。
上野さん:そうですね。社会人としての経験を積んで、自分自身や会社に対しての馴れ合いみたいなものが自分の中にあるのが苦しくて、このままではいけないと思っていました。医療機器を扱う仕事も大好きで楽しかったのですが、3年前に知った、あの便利なターニャヒースの靴の存在が忘れられなくて…自分に何ができるか考えた時に、いくつかあったのですが、一番やりたいと思えたことがターニャヒースの靴を日本に広めることでした。女性ならではの働く大変さや靴に関する悩みを知って、同じような経験や悩みを持っている人がいたらそこを助けてあげられるのが靴なんじゃないのかなと思いました。この靴が体力やメンタル面での負担を軽減できるんじゃないかと思えました。そう思って気付いたらフランスにメールを送っていました。
― 数年間もの葛藤があったなんてビックリです!
上野:すごく辛くて、大変な時期でしたね。ファッション業界で働きたいとか、そういう夢とかもなく、かといって他に行きたい会社もなく…でも、今はその葛藤があったからこそ、パリに行くきっかけが生まれて、自分で会社を立ち上げることになりました。
上野さん:パリでは車で往復8時間かけて工場視察にも行き、やっぱりいいもの(靴)なんだなということがわかりました。滞在中はずっとターニャ本人から直接様々なことを聞くことができました。もちろんブティックにも足を運び、実際に靴を試着したり、少しだけですが、接客もさせてもらいました。フランス滞在最終日、ターニャは「あなたの個性とあなたのイメージはターニャヒースパリスと非常に合っている。だから、あなたのような女性と一緒に仕事がしたい」と話してくれました。
パリに行ったら、これまでの仕事の実績や学歴、家族構成までも完結に自己紹介ができるように事前準備をして行ったのですが、ターニャに問われたことはこれまでの過去の私につてではなく、今現在の私の考え方、そして今後どうしたいかという点がメインでした。履歴書、職務経歴書を見せて、その上で判断してもらう経験しか持ち合わせていなかった私にとって、これは衝撃的でした。
また、社会的な女性の立場だったり、歴史的な側面も交えての話もしました。ターニャ本人も3人の子供を育てながら、コンサルタントの仕事をしていたようで、ハイヒールを履いて靴の疲れを感じるけど、おしゃれも楽しみたいという気持ちがあったし、何より、「世の中の女性に多くの選択肢を与えることが私のビジョン」と言っています。そういう話しで盛り上がって、私も強く共感して、日本への展開を決断できました。
― 起業後、現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
上野さん:こうやってメディアの方とのやり取りや、ブティックをオープンできる物件探しています。あとはホームページの日本語バージョンを作ったり、販路開拓の営業をしたりという感じですね。ゆくゆくは自分のブランドを立ち上げたいという思いもあって。でも今はターニャヒースパリスジャパンのブティックを持って、たくさんの人に「ターニャヒースパリス」を履いてもらい、良さを知ってもらいたいです。必ず重宝すると思います。
上野さん:目の前のことをとにかく一生懸命やる。ということでしょうか。私も、歩けなくなるまで毎日営業していなければ、ヒールが付け替えられる靴があったら便利!だなんて、考えつかったと思います。無駄なことなんて一つもありません。だからどんなことにも前向きな気持ちでチャレンジしてみてほしいです。
― では、最後にそんな上野さんが考える夢を叶える秘訣を教えてください。
上野さん:私もまだまだ夢を叶えている途中の身なので大きなことは言えませんし、夢なんてなくても幸せに生きていくことはできると思っているので、人それぞれだと思いますが…もし夢があって、それを絶対叶えたいと思うなら、叶うまでやり続けることなのかなって思いますね。どうしたら叶うかということだけただひたすら考えて行動し続ける。ただそれだけなんじゃないのかなと思います。
― ありがとうございました。
今回モデルプレスの取材に応じてくれた上野さんは、いくつもの葛藤を抱えていたなんて思えないほど、キラキラと輝いていた。それはきっと「自分のやりたいこと」だけでなく、「自分のやるべきこと」に出会えたからだろう。初めて「ターニャヒースパリスを履いたとき、どう感じましたか?」と聞くと「楽しい」とキッパリ。意外な回答だったため、理由も聞くと、「何百種類もの組み合わせができて、それを替えるだけでコーディネートが楽しめて、幅も広がるんですよ。考えるだけでワクワクするじゃないのですか。すごい味方を手に入れて、パワーアップできる、もっと動けるという気分です」と語ってくれた。
クラウドファンディングとは、誰でも、いますぐ、ネットでワンコインから参加できる“支援の輪”。起案者は、専用のインターネットサイトを通じて支援提供を呼びかけ、支援者を集めることができる。
朝日新聞社は、誰もが等しく挑戦でき、支援できる社会にするため、2015年3月25日にA-portを立ち上げ。クラウドファンディングが定着することで、世の中の課題を解決し、新しいビジネス、文化を創っていくことを目指している。
モデルプレスは、朝日新聞が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」とともに夢を追いかける女性を応援しています。
(modelpress編集部)
自分との葛藤を乗り越え、転職を決断
「勤めていた医療機器メーカーでの仕事が楽しかったので、他に働きたい会社がなかった。だから、やるなら自分で立ち上げるしかないと思っていた」と語る上野さん。そのとき、営業職として1日中、重たい荷物を持ち、歩き回っていた彼女だからこその“悩み”があった。「常にヒールで歩いていると足が痛くて辛い。でも商談のときはヒールを履きたい」外回りでの歩き疲れを軽減させるために、移動時は低いヒール、お客様と会う商談で気持ちを引き締めたいため、高いヒール…という思いで、靴を2足持ちしているという女性も多いはず。しかし、それだと、資料などの手荷物も多くてさらに大変に…。
「フラットシューズで移動して、病院の先生とお話しするときはヒールを履くという2足持ちをしていたのですが、カタログなどの資料もあり、ただでさえ荷物が多くて…。それに、靴をカバンに入れていたら見栄えも良くない」と悩んでいたときに、「ヒールが取り外せて、ヒールだけ持ち歩けば、荷物も減るし、負担が軽減できるなと思い、初めはそんな靴を自分で作りたいなと思ったんです。それでまずはネットで調べてみました」。そのとき出会ったのがパリのシューズブランド「TANYA HEATH Paris(ターニャヒースパリス)」だったという。そう、ヒールが取り外せて付け替えできる靴なのだ。
上野さんが「ターニャヒースパリス」を知ったのは今から約3年前。彼女は長い間「自分はなにがしたいのか」という葛藤と戦っていた。今年の6月「ターニャヒースパリス」のアカウントに連絡をとり、実際にフランスのパリにまで行ったことがきっかけで、上野さんの人生が変わったのだ。そして、自ら起業して「ターニャヒースパリス」を日本初上陸させた。
「ターニャヒースパリス」を日本初上陸させた上野真里子さんにインタビュー
― パリに行ったことがきっかけで、転職を決めたわけですね。上野さん:そうですね。社会人としての経験を積んで、自分自身や会社に対しての馴れ合いみたいなものが自分の中にあるのが苦しくて、このままではいけないと思っていました。医療機器を扱う仕事も大好きで楽しかったのですが、3年前に知った、あの便利なターニャヒースの靴の存在が忘れられなくて…自分に何ができるか考えた時に、いくつかあったのですが、一番やりたいと思えたことがターニャヒースの靴を日本に広めることでした。女性ならではの働く大変さや靴に関する悩みを知って、同じような経験や悩みを持っている人がいたらそこを助けてあげられるのが靴なんじゃないのかなと思いました。この靴が体力やメンタル面での負担を軽減できるんじゃないかと思えました。そう思って気付いたらフランスにメールを送っていました。
― 数年間もの葛藤があったなんてビックリです!
上野:すごく辛くて、大変な時期でしたね。ファッション業界で働きたいとか、そういう夢とかもなく、かといって他に行きたい会社もなく…でも、今はその葛藤があったからこそ、パリに行くきっかけが生まれて、自分で会社を立ち上げることになりました。
実際にパリの「ターニャヒースパリス」で感じたこと
― 今年6月に実際にパリに行っていかがでしたか?上野さん:パリでは車で往復8時間かけて工場視察にも行き、やっぱりいいもの(靴)なんだなということがわかりました。滞在中はずっとターニャ本人から直接様々なことを聞くことができました。もちろんブティックにも足を運び、実際に靴を試着したり、少しだけですが、接客もさせてもらいました。フランス滞在最終日、ターニャは「あなたの個性とあなたのイメージはターニャヒースパリスと非常に合っている。だから、あなたのような女性と一緒に仕事がしたい」と話してくれました。
パリに行ったら、これまでの仕事の実績や学歴、家族構成までも完結に自己紹介ができるように事前準備をして行ったのですが、ターニャに問われたことはこれまでの過去の私につてではなく、今現在の私の考え方、そして今後どうしたいかという点がメインでした。履歴書、職務経歴書を見せて、その上で判断してもらう経験しか持ち合わせていなかった私にとって、これは衝撃的でした。
また、社会的な女性の立場だったり、歴史的な側面も交えての話もしました。ターニャ本人も3人の子供を育てながら、コンサルタントの仕事をしていたようで、ハイヒールを履いて靴の疲れを感じるけど、おしゃれも楽しみたいという気持ちがあったし、何より、「世の中の女性に多くの選択肢を与えることが私のビジョン」と言っています。そういう話しで盛り上がって、私も強く共感して、日本への展開を決断できました。
― 起業後、現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
上野さん:こうやってメディアの方とのやり取りや、ブティックをオープンできる物件探しています。あとはホームページの日本語バージョンを作ったり、販路開拓の営業をしたりという感じですね。ゆくゆくは自分のブランドを立ち上げたいという思いもあって。でも今はターニャヒースパリスジャパンのブティックを持って、たくさんの人に「ターニャヒースパリス」を履いてもらい、良さを知ってもらいたいです。必ず重宝すると思います。
夢を叶える秘訣を語る
― 葛藤を乗り越え、やりたいことを見つけた上野さんが働いている女性に伝えたいことはありますか?上野さん:目の前のことをとにかく一生懸命やる。ということでしょうか。私も、歩けなくなるまで毎日営業していなければ、ヒールが付け替えられる靴があったら便利!だなんて、考えつかったと思います。無駄なことなんて一つもありません。だからどんなことにも前向きな気持ちでチャレンジしてみてほしいです。
― では、最後にそんな上野さんが考える夢を叶える秘訣を教えてください。
上野さん:私もまだまだ夢を叶えている途中の身なので大きなことは言えませんし、夢なんてなくても幸せに生きていくことはできると思っているので、人それぞれだと思いますが…もし夢があって、それを絶対叶えたいと思うなら、叶うまでやり続けることなのかなって思いますね。どうしたら叶うかということだけただひたすら考えて行動し続ける。ただそれだけなんじゃないのかなと思います。
― ありがとうございました。
今回モデルプレスの取材に応じてくれた上野さんは、いくつもの葛藤を抱えていたなんて思えないほど、キラキラと輝いていた。それはきっと「自分のやりたいこと」だけでなく、「自分のやるべきこと」に出会えたからだろう。初めて「ターニャヒースパリスを履いたとき、どう感じましたか?」と聞くと「楽しい」とキッパリ。意外な回答だったため、理由も聞くと、「何百種類もの組み合わせができて、それを替えるだけでコーディネートが楽しめて、幅も広がるんですよ。考えるだけでワクワクするじゃないのですか。すごい味方を手に入れて、パワーアップできる、もっと動けるという気分です」と語ってくれた。
朝日新聞が運営・クラウドファンディングサイト「A-port」
今回上野さんは朝日新聞が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」を利用し、「ターニャヒースパリス」を多くの女性に広げようとしている。「朝日新聞に勤めている友人に教えてもらい、『A-port』を知ったのですが、ターニャは『A-port』の主要読者である働く女性のニーズに応えることができると思って始めました。『A-port』を通じて多くの女性に興味を持ってもらいたいです」と話してくれた。クラウドファンディングとは、誰でも、いますぐ、ネットでワンコインから参加できる“支援の輪”。起案者は、専用のインターネットサイトを通じて支援提供を呼びかけ、支援者を集めることができる。
朝日新聞社は、誰もが等しく挑戦でき、支援できる社会にするため、2015年3月25日にA-portを立ち上げ。クラウドファンディングが定着することで、世の中の課題を解決し、新しいビジネス、文化を創っていくことを目指している。
「A-port」×「モデルプレス」
モデルプレスは、朝日新聞が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」とともに夢を追いかける女性を応援しています。
(modelpress編集部)
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【夢を追いかけている女性を応援中】パリで訪れた人生の転機…数…
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