モデルプレスのインタビューに応じたemma(C)モデルプレス

emma「大きな心境の変化がありました」――「A-studio」から受けた影響&ファン層拡大の1年を振り返る<モデルプレスインタビュー>

2017.12.21 19:00

モデル・emma(23)。2014年、「ViVi」専属モデルに加入してから約3年。2017年は、TBS系トーク番組「A-Studio」(毎週金曜よる11:00~)の9代目アシスタントに抜擢、自身初のセルフプロデュースのビジュアルスタイルブック「emma」が発売されるなど、活躍の幅を広げた1年に。そして、12月21日発売の「ViVi」2月号では、自身2度目の単独表紙を飾る。モデルプレスでは今回、emmaにインタビューを行い、「大きな心境の変化がありました」という2017年を振り返ってもらった。

emma「ViVi」2度目の単独表紙

「ViVi」2月号(2017年12月21日発売、講談社)表紙:emma(画像提供:講談社)
「ViVi」2月号(2017年12月21日発売、講談社)表紙:emma(画像提供:講談社)
― 2017年4月号(2月発売)以来、2度目の単独表紙。率直な心境を教えてください。

emma:表紙は皆が目標にしているものだし、最初に表紙をやれたときもすごく嬉しかったんですけど、今回の号は年内最後の号になるので、より緊張しました。前回を上回る表紙にしたいという思いはもちろんViViモデルの誰よりもファッショナブルでインパクトのある表紙にしたかったです。「ViVi」っぽさも自分の個性も出したかったので、編集の方々と相談させていただきながら撮影しました。

― 前回の表紙から、意識的に変わった部分はありますか?

emma:この1年「ViVi」は、先輩方が何人も卒業して、新しい子達がたくさん入ったんです。いつまでも後輩だと思っていたら、私も上の方になっていて。「ViVi」自体が大きく変わった年でもあったので、そんな中改めて「ViVi」を考えるようになって、「雑誌を引っ張っていけるようになりたいな」と自然と思うようになりました。表紙に起用していただけるなら「目標の存在になりたい」と思い始めたのも今年です。以前は“出させてもらう”って感覚だったんですけど、初めて単独表紙を飾ってからは“私が引っ張っていきたい”って思えたのは、大きな心境の変化でした。

emma(C)モデルプレス
― 年齢的には、何番目に?

emma:上から3番目くらいかな?下は22歳、21歳、20歳がすごく多いんです。新しい子が増え、雑誌が変化することに対して、ネガティブな意見を目にすることもあったのが一番悔しかったですね。だからこそ、「今が一番いい」って言ってもらえるような雑誌に自分がしたいなって思います。

― ネガティブな意見も受け止めて、ということでしょうか?

emma:どの雑誌も読者のためのものなので、やっぱり見てくださる方の意見を大事しなきゃいけないと思うんです。ダイレクトに意見が届く「ViVi」のInstagramのコメント欄やSNSをチェックすることがも多いです。「こういう表紙だと、こういう意見が出るんだ」とか。それを見るようになったのも、この1年。「ViVi」でもっと頑張ろうと思ってからです。

「A-Studio」から受けた影響

emma(C)モデルプレス
― 今年は「A-Studio」など、雑誌以外でのお仕事も多かったと思いますが、その辺も心境の変化に影響していますか?

emma:モデル以外のお仕事をたくさんさせていただいことで、よりモデルというお仕事を意識するようになりました。特に「A-Studio」では色んな方とお会いしてお話を聞いて、それがすごく刺激になりました。ゲストは俳優さんや女優さんが多いんですけど、その方々のお話を聞いて「じゃあ、私はモデルとしてどこまでいけるんだろう」って考えるようになりました。今後もモデルを軸に活動していきたいので、「こういうのはモデルにも活かせるな」とかヒントをたくさんもらいました。

― 一番印象に残っているお話は?

emma:本当に本当に皆さんとのお話が印象深いので、誰とかは選べないんです。それこそゲストの方のご家族や一般の方々から学ぶことも多かったですし、“一番”がなくて“全部”なんです。俳優さん、女優さん、アーティストさん、芸人さん…色々な職業の方、皆さんからとても影響を受けています。

emma(C)モデルプレス
emma(C)モデルプレス
― 笑福亭鶴瓶さんとは、お仕事についてお話されますか?

emma:最近だと「ViVi Night」でランウェイを一緒に歩いたんですけど、私がモデルとして働いているところを初めて見て頂けて「すごいなお前」って言ってくださったのがすごく嬉しかったです。その言葉をいただけて、改めて「モデルって楽しいな」「もっともっと頑張りたいな」と思えました。

― 色々なところから刺激を受けた1年になったと。

emma:そうですね。去年はそれが旅だったんです。仕事も兼ねて行ける機会が多くてそこで学ぶことが多かったんですけど、今年は「A-Studio」とかお仕事の場で色々刺激をもらった気がします。

― 今年だと、女優業にも初めて挑戦されて。

emma:ご縁がありまして…恥ずかしい!スタッフさんが手取り足取り教えてくださって何とか。今までは飛び込もうともしていなかったんですけど、今回すごくいい経験になりました。モデルって瞬発力だけど、演技は集中力が必要なので改めて俳優さんや女優さんを尊敬しましたし、「こんなにもたくさんの人達が関わって1つのもの作ってるんだ」ってところは学ばせていただきました。どの現場に行っても学びがあればなと思うタイプなので、日々勉強勉強です。

“モデル”にこだわる理由 ファン層拡大の1年に

emma(C)モデルプレス
― emmaさんは「今後もモデルを軸に活動していきたい」ということですが、その想いとは?

emma:私は常に表現していたいんです。モデルの仕事ってセルフプロデュースだと思っていてそれが好きなんです。憧れてもらえたり、少しでも元気を与えられたり、そういう存在になりたい。だから、モデルというお仕事が好きです。モデルじゃないお仕事のときにも、例えばラジオとか「A-Studio」でも、いかに自分らしくいられるかってことが大前提にあります。色んなことを考えつつやらないといけないけど、自分らしくいられないとダメになる。1つ嫌になると全部ダメになるタイプなので、できるだけ楽しんで、飛び込もうって気持ちを持っています。

― 目標やチャレンジしたいことなどあれば、教えてください。

emma:まだ内緒な部分も多いのですが自分のお店を持ったり、裏方のお仕事もしてみたいです。今年、初めて本(ビジュアルスタイルブック『emma』)を出させていただいたんですけど、そのお仕事が本当に楽しくて楽しくて。深夜3時位まで事務所で文字チェックすることもあったんですけど、それが苦じゃなかったし、そういうこともやっていきたいなと思うことがあります。将来的にはライフスタイルを提案できる人になりたいですね。

emma(C)モデルプレス
― emmaさんのファッションやヘアメイクを真似するファンの方も多く、すでにライフスタイルのお手本になっていると思います!

emma:直接会うことが出来るイベントでも同じ髪型とか、赤リップとかしているファンの方を見ると、愛おしくて嬉しくてもっと頑張ろうって思えます。ファンの方が本当に優しくて。綺麗事に聞こえるからあんまり言いたくないんですけど、ファンの子がいて成り立つお仕事だから本当に感謝しています。

― 今年は、ファン層も広がったのでは?

emma:バラエティ番組にいくつか出演させていただいた影響だと思うんですけど、男性ファンの方にお会いする機会が増えました。以前はイベントに来てくれるファンの方は、100%女子だったんですけど、最近は男性同士も見かけて。街で声を掛けてくださる男性も増えて、テレビの影響だなーって。この間も、「TGC広島」(TGC HIROSHIMA 2017 by TOKYO GIRLS COLLECTION)に前乗りして行ったんですけど、広島観光をしているときに、男性の方が声を掛けてくださったんです。地方で声を掛けてもらえる機会ってあまりないので、嬉しかったです。

― テレビのお仕事で、今後挑戦してみたいことはありますか?

emma:旅が好きなので、旅番組をやってみたいです。見るのも好きだし自分が行くのも大好きなので個人的に興味があります。

emmaが語った“夢を叶える秘訣”

emma(C)モデルプレス
emma(C)モデルプレス
― 今年、活躍の場をさらに広げたemmaさんが実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。

emma:とにかく自ら行動してみること。自分から動いてみることが理解してもらう事にもなりますし、相手にも影響を与えられる事が出来れば、周りにも変化が起きて自分自身が刺激をもらうことで、それが最終的に自分の中にインプットされていく。そのサイクルが、夢を近づけるきっかけになると思います。

― 旅のお話にも繋がっていきますね。

emma:そうですね。旅先から(Instagramに)ポストしてファンの方に刺激を与えることもあるし、旅先で見つけた素敵なロケーションを編集さんに「撮影に良さそうですよ」って伝えることもありますし。私が動くことで誰かに刺激を与えられて、それが何かに繋がっていくと嬉しいです。

― ありがとうございました。

期待膨らむ2018年

emma/「ViVi」2月号(2017年12月21日発売、講談社)より(画像提供:講談社)
emma/「ViVi」2月号(2017年12月21日発売、講談社)より(画像提供:講談社)
ストリート系から「ViVi」へ…加入当時、大胆なイメージチェンジでファンを驚かせた彼女が、今では同誌看板モデルのひとりとして活躍。

2017年はテレビでの露出も増え、知名度も急上昇。2018年は、どんなチャレンジでファンを楽しませてくれるのか?さらなる飛躍に期待したい。(modelpress編集部)

<おまけ>最近のビューティー事情

emma(C)モデルプレス
<ヘアスタイル>
今変えたくて迷走中なんです…伸びてるんですよ(笑)。こだわりは“ぱっつん”?昔はもっと重かったんですけど、今は少し軽めの“ぱっつん”。あとは、カラーが少し赤みがかってます。

(イメチェンは)やるからには覚悟がいるかなって。個人的にヘアスタイルを変えたらお仕事が増えるきっかけにもなるかなと、ちょっと思いつつ、なかなか勇気が出ず…ずっとこの髪型です(笑)。来年辺り、何か急に変えるかも…(笑)。

<メイク>
前は肌をマットにしていたんですけど、ちょっとハイライト入れたりファンデーションを変えたり、今はツヤ肌にしてます。女性の肌がツヤっとしてるの可愛いなってあるとき思って、変えてみたら「意外といいじゃん」ってしっくりきたんです。ハイライトは鼻と頬骨に入れてます。目頭に入れて使うこともありますね。

最近は、リップも赤リップだけじゃなくて、くすみがかったピンクとか色々挑戦しています。服に合わせてちょこちょこ変えてます。今日もパーカーと同じ色です。

emma(C)モデルプレス
<ファッション>
普段着です(笑)。秋冬はパーカーばっかり着ちゃうんです。

パンツは、この冬たくさん履いてます。「EVRIS」のものなんですけど、裾が広がってて、履きやすくてスタイルアップになるパンツ。パーカーだとカジュアルになるので、こういうパンツと靴で締めます。いつものスタイルです(笑)。

emma(エマ)プロフィール

emma(C)モデルプレス
生年月日:1994年4月1日生まれ
出身地:北海道
血液型:O型
特技:スポーツ(スキー、テニス)

emma(C)モデルプレス
イギリスと日本のハーフ。雑誌「装苑」(2013年1月号)の表紙でプロモデルとしてデビューし、特集内の「NEWCOMER 新しい才能 135人」期待の新人モデルとしても選出。2014 年には雑誌「NYLON JAPAN」(2014年2月号)にて、「NEXT IT MODELS 100」に選出され、同号のその表紙も飾り業界内外での注目度が更に加速。

その後も、「装苑」「NYLON JAPAN」「haco.」では度々表紙を飾り、「メトロミニッツ」「JILLE」「BOB」「ocappa」にも表紙で登場するなど活躍。2014年8月23日発売の「ViVi」(講談社)10月号より同誌専属モデルとして加入し、2017年2月に発売した「ViVi」4月号で初めて単独表紙を飾った。5月21日には自身初のビジュアルスタイルブック『emma』を発売。モデル以外にも活動の幅を広げており、TBS系「A-Studio」(毎週金曜よる23時)に9代目アシスタントとして出演中。
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