JAY’ED(画像提供:所属事務所)

EXILE ATSUSHIの誘いでLDHに…刺激を受けた言葉とは?JAY’ED「第2章の幕開け」語る<インタビュー>

2017.06.20 17:00

今年、EXILEらが所属するLDH JAPANと契約したアーティストのJAY’EDが、インタビューに応じた。EXILE ATSUSHIがプロデュースする、3年ぶりのオリジナルアルバム『Here I Stand』を6月21日にリリース。今回のインタビューでは、EXILE ATSUSHIへの想い、前作のアルバムから今作までの3年間の想いを語ってもらった。

“10年来の友人”EXILE ATSUSHIが語るJAY’ED

JAY’ED自身とともにEXILE ATSUSHIが全面プロデュースした同作は、PKCZ(R), 今市隆二(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、DOBERMAN INFINITY、Crystal Kay、AKLOら豪華客演陣を迎え制作。

JAY’EDニューアルバム「Here I Stand」初回版(6月21日リリース)/(画像提供:所属事務所)
JAY’EDニューアルバム「Here I Stand」初回版(6月21日リリース)/(画像提供:所属事務所)
先行シングル「Here I Stand」、豪華アーティストとのコラボレーション楽曲にくわえ、自身の人気曲「ずっと一緒」のニューアレンジバージョンや、2009年にヒットを記録した「明日がくるなら」(JUJU with JAY’ED)のセルフカバーなどが収録され、JAY’EDの新しいシンガーとしての確立と、今後のアーティストとしての決意と覚悟を感じさせる作品に仕上がった。

EXILE ATSUSHI、JAY’ED/リリース記念イベントより(photo:高田梓)
EXILE ATSUSHI、JAY’ED/リリース記念イベントより(photo:高田梓)
“10年来の友人”というEXILE ATSUSHIは、「良い意味で、ずっと音楽仲間として、刺激しあってきた仲です。2年前、久しぶりに話したのをキッカケに、自分の紹介でLDH JAPANに入ることになりました」とJAY’EDがLDH所属となった経緯を明かし、「日本で最高峰のR&Bを歌えるバイリンガルなシンガーの1人ですし、自分にはできないことができるJAY'EDという素晴らしいアーティストと共に、僕が留学している間、サウンドプロデュースという形で、音楽をみなさんにお届けできることを心から嬉しく思います」とコメントしている。

事務所を離れた3年間

JAY’ED(画像提供:所属事務所)
JAY’ED(画像提供:所属事務所)
― 今作までのこの3年間はJAY’EDさんにとってどのような時間でしたか?

JAY’ED:所属事務所を離れていた時期もあって、もうアルバムを出すことはできないんじゃないかって弱気になっていた頃があったのも事実です。でも、自分は音楽が好きで、そんな自分に賭けたいという気持ちはずっと持ち続けていました。そうしたら、以前からお世話になっていたEXILE ATSUSHIさんからLDH JAPANに来ないかってお誘いいただいて。また音楽がやりたい!という気持ちを強く意識したのが、この3年間だったと思います。

さらに今作の制作にもEXILE ATSUSHIさんが関わってくださって、またさらに音楽を勉強できた時間だったと思います。EXILE ATSUSHIさんがアーティストとして自分自身と闘っている姿も間近で見られましたし、アーティストとして何が必要なのか、そんな話も聞けました。その姿や姿勢に凄く感銘したからこそ、このアルバムの制作が進むにつれて、アルバムのテーマに掲げた<Here I Stand>という今の自分の気持ちが、より明確になっていったと思います。

― 今作は既発曲のリミックスやセルフカバーも収録されますが、そこにはどんな想いがあったのでしょうか?

JAY’ED:今回のアルバムは、JAY’EDってこんな人ですよという名刺代わり的な部分も必要なんじゃないかって、EXILE ATSUSHIさんからアドバイスをいただいたんです。昔の曲のセルフカバーというマインドは僕にはなかったのですが、よく考えてみたら、コンセプトに掲げた<Here I Stand>に通じるところがあるんですよね。しっかりと自分のルーツを表現することは、このアルバムのコンセプト的にも、JAY’ED第2章の幕開けを告げるタイミング的にも必要だったと思います。結果的に既発曲のリミックスやセルフカバーに挑戦して新たな発見もありましたし、いろんな角度から楽しめるアルバムになったと思います。

EXILE ATSUSHIへの想い

JAY’ED(画像提供:所属事務所)
JAY’ED(画像提供:所属事務所)
― EXILE ATSUSHIさんが今作の共同サウンド・プロデューサーとして参加することになったのは、どういう経緯からだったのでしょうか?

JAY’ED:デモ曲を聴いてもらった3時間のミーティングが濃厚で、アルバム制作に関する具体的なアドバイスをいくつも提案してくださったんです。今回のアルバムでは、昔のJAY’EDと新しいJAY’EDの両方を見せたらどうかとか、こんなアーティストやミュージシャンと一緒に曲を作ってみらたどうか、などなど。「Here I Stand」の歌詞も書いてくださることになり、もし良かったらサウンド・プロデュースという形で一緒にアルバムを作れないかとEXILE ATSUSHIさんから言ってくださったんです。本当にありがたい提案でした。

― EXILE ATSUSHIさんのプロデュースを経て、刺激を受けた点を教えてください。

JAY’ED:刺激ばかりなんですが、その中で今思い出すのは、アルバムの1曲目は大事にした方がいいという言葉ですね。ライヴを意識して、1曲目を聴いた瞬間に『Here I Stand』の世界観になるような曲を作った方がいいとアドバイスをいただきました。僕は今までライヴを意識してアルバムを作ったことがなかったので、その視点はとても勉強になりました。

― EXILE ATSUSHIさんと一緒に制作をした中で最も印象に残っているエピソードは?

JAY’ED:タイトル曲の「Here I Stand」でレコーディングに立ち会ってくださった時に、日本語を大事にして細かいフレーズまで意識して歌った方がいいとアドバイスしてもらったことです。僕は今までR&B的なスタンスで歌ってきたので、雰囲気重視なところがあったと思うんです。でも、EXILE ATSUSHIさんからアドバイスをいただいて、語りかけるような気持ちで歌ってみることで、自分の想いの伝わり方に違いが出ることに気がつきました。

― 「Here I Stand」に関しては、EXILE ATSUSHIさんもレコーディングに立ち会ったそうですね?

JAY’ED:はい。僕の日本語の表現の仕方には甘さがあったので、日本語を伝えることを大事にしてきたEXILE ATSUSHIさんからは、そこをディレクションしていただきました。もちろん他のHIP HOP的なアプローチの曲では、今まで通りR&Bのスタンスで歌いたいと僕の意見も汲み取っていただきましたし、意見を交わしながらサウンド・プロデュースしていただいた感じです。「Here I Stand」はレコーディングに立ち会っていただきましたが、他の曲はアメリカにいるEXILE ATSUSHIさんとやり取りしながらアドバイスをもらっていました。

― 「Here I Stand」の歌詞の中で最も気に入っているフレーズはどこですか?また、その理由を教えてください。

JAY’ED:やはり<歌うことしかない>です。常に目に見えるところに貼っておきたい言葉です。挫折しそうになったこともありましたけど、それでも歌いたいと思っていたからこそ今があるので、やっぱり僕は歌うことしかできないんです。アーティストJAY'EDとしてずっと抱き続けていく言葉でもありますし、後輩アーティストにも伝えていきたい歌い手としての覚悟だと思っています。

“夢を叶える秘訣”は?

JAY’ED(画像提供:所属事務所)
JAY’ED(画像提供:所属事務所)
― 今作で2ndシーズンへ本格的に突入するJAY’EDさん。意気込みは?

JAY’ED:今の自分だからこそ冷静に自分を見られるし、これまでの経験を活かしてJAY'ED像を作り上げていくことが、今の自分に必要なことだと思っています。今回のアルバムを制作してみて、もっと自分はこうなりたいとか、こういうことがもっとできるかもって課題も見つかりました。自分にしっかり向き合って、一歩一歩確実にクリアしてきたいと思っています。

― これまでの人生で実感した“夢を叶える秘訣”や夢を追いかける方へのアドバイスをお願いします。 

JAY’ED:夢や目標に対して情熱をしっかり持つこと。夢を達成するための道筋をしっかり自分で見つけて、その道を作っていくことなのかなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

JAY’ED(ジェイド)プロフィール

JAY’ED(画像提供:所属事務所)
JAY’ED(画像提供:所属事務所)
日本人の父とニュージーランド人の母の間に生まれ、10歳までニュージーランドで過ごしてきた。17歳から大阪のクラブを中心に活動を始める。2008年メジャー・デビュー。

代表曲「ずっと一緒」、「最後の優しさ」はYouTube再生回数が200万回以上突破。2009年にJUJU with JAY‘ED「明日がくるなら」や、「Everybody」(au Smart SportsCMソング)でブレイク。その後も数々のアーティストとのコラボも重ね、ジャパニーズR&Bシーンを牽引。2016年シンガーJAY’ED待望のセカンドシーズンが幕を開ける。
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. “好き”の一言を伝えたいの…成功率が上がる告白スポット
    “好き”の一言を伝えたいの…成功率が上がる告白スポット
    モデルプレス
  2. 「最高に嬉しい!」彼氏が喜ぶ女性からの誕生日プレゼント5選
    「最高に嬉しい!」彼氏が喜ぶ女性からの誕生日プレゼント5選
    モデルプレス
  3. 「レゴランド」夏限定フードお披露目 LEGOブロックモチーフのひんやりデザートや食べ歩きグルメが登場
    「レゴランド」夏限定フードお披露目 LEGOブロックモチーフのひんやりデザートや食べ歩きグルメが登場
    女子旅プレス
  4. 「タコベル」大阪・道頓堀に出店 人気のタコスやブリトーが関西初進出
    「タコベル」大阪・道頓堀に出店 人気のタコスやブリトーが関西初進出
    女子旅プレス
  5. 横浜赤レンガ倉庫が灼熱の楽園アフリカに!77万人来場の人気イベントで海外気分
    横浜赤レンガ倉庫が灼熱の楽園アフリカに!77万人来場の人気イベントで海外気分
    女子旅プレス
  6. 聞き上手だけじゃない!男性が“話したい”と思う女性の共通点
    聞き上手だけじゃない!男性が“話したい”と思う女性の共通点
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 島崎遥香、“転職した”20代振り返る AKB48時代から変わらぬマインド「高望みはしてこなかった」<モデルプレスインタビュー>
    島崎遥香、“転職した”20代振り返る AKB48時代から変わらぬマインド「高望みはしてこなかった」<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  2. ME:I・KEIKO、MOMONAとのデビュー前の約束「その瞬間がすごく宝物」ボーカルレッスン経て新たな目標も<「MIRAI」ソロインタビューVol.8>
    ME:I・KEIKO、MOMONAとのデビュー前の約束「その瞬間がすごく宝物」ボーカルレッスン経て新たな目標も<「MIRAI」ソロインタビューVol.8>
    モデルプレス
  3. ゆきぽよ、美人妹ゆみちぃの芸能界デビューに本音 喧嘩事情も明かす<モデルプレスインタビュー>
    ゆきぽよ、美人妹ゆみちぃの芸能界デビューに本音 喧嘩事情も明かす<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  4. <白浜朱莉インタビュー>札幌コレクション初出演で堂々ウォーキング 注目モデルの夢を叶える秘訣とは?
    【PR】<白浜朱莉インタビュー>札幌コレクション初出演で堂々ウォーキング 注目モデルの夢を叶える秘訣とは?
    株式会社JKM MUSIC
  5. ME:I・SUZU、10代半ばで単身渡韓を決断できた理由 “何も未来が見えなかった”時期経て辿り着いた今「神様はどこかで見てくれているのかな」<「MIRAI」ソロインタビューVol.7>
    ME:I・SUZU、10代半ばで単身渡韓を決断できた理由 “何も未来が見えなかった”時期経て辿り着いた今「神様はどこかで見てくれているのかな」<「MIRAI」ソロインタビューVol.7>
    モデルプレス
  6. FANTASTICS瀬口黎弥、休養期間に勇気づけられたメンバー&ファンからのメッセージ “1番刺さる言葉”をくれる人物とは<モデルプレスインタビュー>
    FANTASTICS瀬口黎弥、休養期間に勇気づけられたメンバー&ファンからのメッセージ “1番刺さる言葉”をくれる人物とは<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  7. “話題作多数出演”山田愛奈、陰のある役にもやりがい 蒼井優からも刺激「ずっと憧れだった」<「春になれ!」インタビュー>
    “話題作多数出演”山田愛奈、陰のある役にもやりがい 蒼井優からも刺激「ずっと憧れだった」<「春になれ!」インタビュー>
    モデルプレス
  8. ME:I・RAN、結成後のグループのターニングポイント明かす「正直に話し合った」<「MIRAI」ソロインタビューVol.6>
    ME:I・RAN、結成後のグループのターニングポイント明かす「正直に話し合った」<「MIRAI」ソロインタビューVol.6>
    モデルプレス
  9. Snow Man向井康二、監督一同唸ったアドリブ・俳優としての凄みとは―関西ジュニアぶり共演のプロデューサーが語る<「リビングの松永さん」萩原崇PインタビューVo.2>
    Snow Man向井康二、監督一同唸ったアドリブ・俳優としての凄みとは―関西ジュニアぶり共演のプロデューサーが語る<「リビングの松永さん」萩原崇PインタビューVo.2>
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事