<Dream Ayaインタビュー>なぜヴォーカル・パフォーマー“引退”なのか?EXILE HIROへの憧れ…「E.G.family」を初めて語る
2017.06.06 11:13
views
5日、ガールズ・エンタテインメント・プロジェクト“E-girls”が、アーティスト集団「E.G.family」として組織を拡大させ、新体制となり活動することを発表した。これに伴い、E-girlsはこれまでの19人から11人体制となる。今回モデルプレスでは、ヴォーカル・パフォーマーを引退し、チーフ・クリエイティブ・マネージャーとして裏から「E.G.family」をサポートすることになったDream Ayaにインタビューを実施。Dream Ayaが、本件について取材に応じるのは、初となる。
E-girlsは「E.G.family」へと進化
2011年4月、Dream、Happiness、Flowerの3つのグループが集まりガールズ・エンタテインメント・プロジェクトとして始動したE-girls。それから6年が経ち、「これからも輝き続けるため」にメンバー19人で話し合った結果、プロジェクトを「E.G.family」として進化させ、19人全員がそれぞれの夢を叶えるべく、新しい道に進むことを決断した。E-girlsはプロジェクトからチームとなり、ヴォーカル鷲尾伶菜(Flower)・藤井夏恋(Happiness/ShuuKaRen)・武部柚那(スダンナユズユリー)、パフォーマー楓(Happiness)・佐藤晴美(Flower)・須田アンナ(Happiness/スダンナユズユリー)・坂東希(Flower)・SAYAKA(Happiness)・YURINO(Happiness/スダンナユズユリー)・石井杏奈・山口乃々華の11人体制で“新生E-girls”として始動。
藤井萩花はFlower/ShuuKaRen、重留真波・中島美央はFlower、MIYUU・川本璃はHappinessの活動にそれぞれ専念する。
Dreamに関しては、各メンバーが名字のように名前を名乗ることでグループを残していく形に。Dream Ayaはチーフ・クリエイティブ・マネージャーとなりヴォーカル・パフォーマーを引退、Dream Amiはソロ活動に専念、Dream ShizukaはDANCE EARTH PARTYのヴォーカルとして活動する。
Dream Ayaが初告白<モデルプレスインタビュー>
裏方として0からのスタートを切る決断をしたDream Aya。なぜ、ヴォーカル・パフォーマーを完全引退する道を選んだのか?今後の活動は?「E.G.family」との関わりは?――そのすべてを、初めて語る。
なぜ“引退”なのか?
― 裏方に専念するという構想はいつから考えていましたか?Aya:個人的に引退をイメージし始めたのは2年ほど前です。その頃から、E-girlsを引退した後のことをイメージしていたんですけど、タイミングは一人では決められないので、メンバーやスタッフの方に相談しながら活動をしていました。E-girlsでドームを目指すって目標が、明確になったのが2年前だったんですが、ドームに立ってるE-girlsをイメージしたときに、果たして自分がステージに立っていることがいいのか、裏方になった方がいいのか、ずっと考えていたんです。それで昨年、自分の中でここだなって思う瞬間がやって来て、メンバーに打ち明けました。そこから、メンバー全員で今後のことを一人ひとり、話し合った結果「E.G family」という形になりました。
― ヴォーカル、パフォーマー引退を意識した具体的なきっかけとは?
Aya:E-girlsという存在自体です。歌って踊ってって、ずっとやっていく方法もあったと思うんですけど、E-girlsのリーダーになって、サポートするってお仕事に興味が沸きました。自分の想いが、自分の声やダンスだけじゃなくて、彼女たち(=ほかのメンバー)がいることで永遠に続いていく。そこに集中していきたいなと。私はアーティストになって15年の間で、たくさんの夢を叶えさせていただいたので、今後はたくさんの女の子たちに、同じように夢を叶える瞬間を味わって欲しいな、それを裏から支えたいなと思ったんですよね。それは、E-girlsに出会えたから思えたことで、Dream Ayaとしてだけ活動していたら気付けなかったし、こんな夢は持てなかった。次は、「E.G family」で新しい仲間を増やしていきたいです。
― メンバーの方々には、その決意が固まったあとにお話をされたのでしょうか?
Aya:そうですね。でも、2年ほど前から自分がいつか引退するときが来るっていうのは、メンバーには言い続けていたので。それに、DreamがE-girlsを卒業するときがもしかしたら来るかもしれないって言うことも、具体的に話すというより、常にメンバー全員でイメージしていたんです。
― タイミングが自然とやってきた感覚でしょうか。今回、ヴォーカル、パフォーマーは完全に引退することを発表されましたが、Dreamとしてはその道を残すという選択肢はありましたか?
Aya:まだまだ歌って踊れる体力には自信があるんですけど、皆と同じラインに立ってる今の状態で物作りをしていきたいな、というのが私の想いです。昨年すごくやりきったなって感覚があって、Dreamとしては、3人で活動していくって言うよりも、一人ひとりの活動に専念していこうと。それも中途半端な状態ではなく、私がヴォーカルとパフォーマーを引退するという形でいこうと。裏方という0からのスタートだからこそ、とにかく集中したいという想いがあったので、中途半端な状態でいたくなかったんです。それは、AmiちゃんもShizukaちゃんも理解してくれました。ただ、これはとても前向きな決断で、Dreamが15年前掲げた目標は、「一人ひとりが違う場所で活動していても、成立したアーティストになること」だったので、それが現実になって「すごいね」って話もしました。私はマネージャーさんともスタッフさんとも違う、特殊な立ち位置になるので、これまでの経験を活かして裏方に専念していきたいです。
― その想いがあるからこそ、活動名が「Dream Aya」「Dream Ami」「Dream Shizuka」に。
Aya:そうです。
― 5月28日のコメント発表では、「E-girls Aya」という表記にざわつきも…。
Aya:皆さんの反応が、意外でした(笑)。あのときは、E-girlsについてのカウントダウンだったので、E-girls代表という気持ちで「E-girls Aya」として発表させていただいたんです。色々な心配事をされた方もいらっしゃったみたいですが、特に深い意図があったわけではないですね。
― Amiさん、Shizukaさんが選んだ道というのは、Ayaさんから見てどう感じますか?
Aya:2人も私と同じように、突然それぞれの活動に専念しようと決断したわけではないので、まず応援したいという気持ちが第一です。それに、ShizukaちゃんがDANCE EARTH PARTYに加入して、その後にAmiちゃんがソロとして始動して、2人の活動が私の背中を押してくれたんです。昨年(Dreamの)Erieが芸能界を引退したとき、私の中ではDreamとしての最終的な形が4人だったのかなと思えて。3人で歌って踊って活動を続けることが今後のDreamのためじゃないのかもしれないと感じ、AmiちゃんShizukaちゃんがそれぞれの場所で頑張っている姿を見たとき、「自分がやるべきことをやるのは今だな」と決意が固まりました。ここから新たにDreamが動き出す瞬間だなと、感じたんです。3人で歌って踊らなくても、E-girlsやほかのグループと同じように、Dreamもここから新たにスタートを切るという気持ちがあります。
鷲尾伶菜へ「彼女の覚悟はすごい」
― 新生E-girlsについては、いつ頃知りましたか?Aya:0から関わらせていただいたので、話し合いの過程からずっと見てきました。私が今後を考え始めると同時に、ほかのメンバーの話し合いも始まって、本格的に進んでいったのは昨年末です。ごく自然な流れでした。今までは、Dream、Happiness、Flowerが中心でしたけど、個々の輝きがどんどん増していくことで、E-girlsというプロジェクトのエンタテインメントの枠が広がっているなと、全員が感じていたんだと思います。
― これまでのE-girlsでは、Amiさんがメインアイコンとして活躍されていましたが、新体制ではビジュアル的にもガラッとイメージが変わって。
Aya:そうですね、ビジュアルのイメージはもちろん、耳でも大きな変化を感じていただけると思います。Amiちゃん、Shizukaちゃん、璃、私っていうヴォーカルが抜けて、鷲尾、夏恋、武部の3人の声が合わさったとき、どういう音になるのか、そして、11人でのパフォーマンスがどうなるのか、楽しみにしていてほしいです。
― リーダーは立てないということですが、その歌声でグループを引っ張っていくことになるヴォーカルの鷲尾さんについてはいかがですか?
Aya:鷲尾さんについては、今回の件でたくさんコミュニケーションをとりました。実は、メンバーで1番話すのが鷲尾さんで、これまで以上にご飯にも誘ってくれました。メンバー皆気合いが入ってるんですけど、Amiちゃんと同じラインで歌い続けてきた鷲尾さんが、新生E-girlsを引っ張っていくって覚悟を決めた姿に、全員が引き込まれています。あの熱量はすごいです。彼女の覚悟はすごいです。新生E-girlsにとって、とてもいい空気作りをしてくれています。
EXILE HIROへの“憧れ”
― チーフ・クリエイティブ・マネージャーとしての具体的な活動を教えてください。Aya:今まであまり関わってこなかったクリエイティブな部分に集中してきます。作品創りからすべてに携わりながら、裏方としてサポートしていきたいと思っています。
―「EXILE TRIBE」にとってのEXILE HIROさんのような立ち位置でしょうか?
Aya:HIROさんの存在が大きすぎて「なりたい」なんて言うのはおこがましいですが、憧れです。E-girlsのリーダーという役割をいただいたとき、HIROさんの背中を見始めて、そこからHIROさんとの関係性が変わっていったんですが、学ばせていただくことが本当にたくさんありますし、お言葉をくださるというよりは、背中を見せ勉強させていただいています。HIROさんが先陣を切って、今の立場になられて、その姿を見ているうちに、私の目指す場所というか、そういうものが見えてきました。それに、こうやって裏方という選択肢ができたのは、LDHだからだなと実感しているんです。女の子がステージを降りて「引退します」って言ったら、もしかしたら解雇になる可能性もあるのに、次の夢を叶えるチャンスをいただけた。HIROさんがいるからだと感謝しきれない気持ちです。
― 今回の発表を受け、ファンの方に“これだけは自分の言葉で伝えたいこと”は?
Aya:残念に思ってくださる方もたくさんいると思うんですけど、皆さんがたくさん応援してくださった分、私も新生E-girlsに全力を注いでいきたいなと思っています。自分の想いは、これからもE-girlsの歌とパフォーマンスになって届いていくと思うので、E-girls、そして「E.G family」を応援していただけると嬉しいです。皆さんの応援があって、私も存在していられます。Dream Ayaとして、歌って踊るということはこれからなくなりますが、写真や絵、それこそ新人発掘など、クリエイティブな部分で皆さんにエンターテイメントをお届けしていきますので、これからの進化を楽しみにしていただければ。
― ヴォーカル、パフォーマーとして復活する可能性は、全く考えていないですか?
Aya:はい、7月15、16日のさいたまスーパーアリーナでのライブが最後になります。私も驚いたんですけど、最後のパフォーマンスの日になる7月16日は自分の30歳の誕生日なんです。誰も予期せぬことでした。人生でこんなことないだろうなってくらい大切な日になると思います。最後に皆さんに感謝の気持ちを込めて、ステージに立ちたいです。
“夢を叶える秘訣”
― では、最後に新たな一歩を踏み出す今だからこそ実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。Aya:ずっと言い続けてることなんですが、“継続”です。私がこうやって次のステップにいけるというのは、15年間やり続けたからだと思います。Dreamが解散を宣告されて、それでも諦めずに路上ライブをやって、HIROさんと再会できて、LDHに移籍できて、E-girlsに出会えて、紅白に出れたりツアーができたり、色んな夢を叶えられたのは、継続してきたから。ここからまた、0からのスタートになりますが、次の夢を叶えていきたいなと思います。
― ありがとうございました。
メモリアル・ライブ開催
今回、E-girlsは、7月15・16日にさいたまスーパーアリーナ2DAYS「E-girls LIVE 2017 ~E.G.EVOLUTION~」を開催することをあわせて発表。19人のE-girls6年間の集大成となるライブであり、新生E-girls、「E.G.famil」の新たな時代への第⼀歩となるメモリアル・ライブ。出演は19人体制のE-girls、11人体制の新生E-girls、Dream Ami、DANCE EARTH PARTY、Happiness、Flower、ShuuKaRen、スダンナユズユリーで、進化したカタチをこの場で体感できる2日間となる。
7月16日、2002年にDream(当時はdream表記)としてデビューしたDream Ayaは、15年のアーティスト生活に終止符を打つ。しかしそれは、決して後ろ向きな決断ではなく、“「E.G.famil」のために”という未来を見据えた決意。今後は、E-girlsのリーダーとしてグループを引っ張ってきた彼女にしかできない、新たな表現方法で「Love Dream Happiness」を届けていく。(modelpress編集部)
Dream Aya(ドリーム・アヤ)プロフィール
誕生日:1987年7月16日出身地:大阪府
血液型:B
身長:154cm
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
E-girls新体制発表「E.G.family」に反響 ファンの反応は?モデルプレス
-
“新生E-girls”始動<メンバー11人の魅力を解説>モデルプレス
-
新生E-girls11人で始動 Ami・Shizuka・藤井萩花ら“専念組”、ヴォーカル・パフォーマー引退Ayaの今後は?<新プロジェクト「E.G.family」概要>モデルプレス
-
E-girls新体制に Amiソロ専念、Ayaヴォーカル・パフォーマー引退へ<19人全員コメント全文>モデルプレス
-
E-girls、“大切な発表”に向けコメント<全文>モデルプレス
-
Happiness、E-girls“大切な発表”に向けコメント<全文>モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
仲万美、初の男装姿は「引き締まる思い」ミュージカルでの挑戦&ダンスへのこだわりとは【Neo Doll】モデルプレス
-
千葉雄大、抱かれるイメージへの率直な心境と6年間の変化「楽になった部分はある」【「喋って食って零キロカロリー」インタビュー】モデルプレス
-
藤岡真威人、評価続く「ウイングマン」実写に感じていたプレッシャー 父・藤岡弘、からの言葉とはモデルプレス
-
“福岡の16歳アイドル”LinQ有村南海、グラビアでも躍進 撮影までの体作り&表情のこだわり明かすモデルプレス
-
【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うことモデルプレス
-
「光る君へ」敦明親王役・阿佐辰美が話題 大河ドラマ初出演の心境&共演者に“救われた”エピソード明かす【注目の人物】モデルプレス
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス