モデルプレスのインタビューに応じた山下健二郎(C)モデルプレス

三代目JSB山下健二郎、“強烈”合コンシーンに共感?「男の本能なんでしょうね」 緊張の初主演ドラマ、初恋の思い出も…<モデルプレスインタビュー>

2017.03.10 18:00

三代目J Soul Brothersの山下健二郎(31)が、モデルプレスのインタビューに応じた。3月20日より、主演ドラマ「Love or Not」(dTV&FODで同時配信)がスタート。山下にとって自身初となるドラマ主演。共演には、本仮屋ユイカ、町田啓太、浅見れいな、八木将康、水沢エレナらが名を連ね、男女6人による王道のラブストーリーを紡ぎ出す。

男女6人の王道のラブストーリー

ドラマ「Love or Not」/(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
ドラマ「Love or Not」/(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
1通のメールをきっかけに出会った男女6人の交錯する恋模様を描いた同作。山下は、料理や掃除など家事は得意だが、仕事はイマイチやる気が出ない会社員という、どこか頼りない“ダメ男”・ 宇佐美幸助役に挑戦。22年ぶりに再会した初恋の女性に心惹かれつつも、自分の想いを素直に伝えることができず空回りばかりしてしまう繊細な男心を表現する。

山下演じる主人公の初恋相手で、本作のヒロイン・広澤真子を務めるのは本仮屋。さらに、幸助の後輩で実家がお金持ち・イケメン・仕事ができる“ハイスペック男子”佐野亘を町田、真子の高校時代の同級生でフリーカメラマン・北条志保を浅見、幸助たちの行きつけのカフェ&バー「いつもの」店長・矢吹草太を八木、真子と志保の後輩でウェブライター・森美鈴を水沢がそれぞれ演じる。

スタッフには「ビューティフルレイン」や「ファースト・クラス」など、数多くのヒットドラマの演出を手掛けてきた水田成英氏をはじめ、フジテレビの制作力を活かした信頼の制作スタッフが集結。初恋、浮気、バツイチなど様々な恋愛を題材に誰もが共感できる本格ラブストーリーに仕上っている。

ドラマ初主演 プレッシャーも…

山下健二郎(C)モデルプレス
― ドラマ初主演となりますが、いかがでしたか?

山下:最初はすごく緊張しましたし、初の主演ということでプレッシャーもありました。でも、周りにいる皆さんに助けられながら、すごく良い空気感の中、撮影をすることができました。

― 最初は、プレッシャーを感じたということですが、誰かに相談などをすることはありました?

山下:具体的に相談というよりは、監督と色々お話させていただいたり、町田と将康と1回ご飯を食べに行ったり。どういう風にやっていきたいか、「こうがいいんじゃな?」「こういうのはどう?」ってざっくばらんに話しました。あとは、「女性キャストの皆さんと仲良くなれるか不安だよね」って(笑)。

― リアルな…(笑)。実際はいかがでしたか?

山下:最初は、僕らのイメージが怖かったみたいです。LDH!三代目!って体育会系で男くさくて、レモンサワーばっかり飲んでる集団だと(笑)。声をかけづらかったっておっしゃってたんですけど、今ではいじられ放題です(笑)。

― レモンサワーのイメージ普及率がすごいですね(笑)。

山下:何度もおっしゃってました(笑)。こんなに知られてるんだ~って、僕もびっくりしました!

― 今では、すっかり仲良しに!

山下:こっちも緊張していたし、向こうも探り探りでしたけど、蓋を開けてみればそんなことはなく、2、3日で仲良く。皆でドラマのことを1番に考えながら、やっています。現場に行くのが楽しかったです。

役柄に共感「リンクする部分が多い」

山下健二郎(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
― 幸助という役柄については、共感できましたか?

山下:最初に台本を読ませていただいたときから、自分とリンクする部分が多いなと思いました。後輩に助けられるところ、持ち前の明るさがあるところ、ちょっと抜けてておっちょこちょいなところ…あと、将康が演じる草太にアドバイスをするシーンが何度か出てくるんですが、そこも近いものを感じました。

― 共感できる部分の多いキャラクターだったと。では、町田さん演じる後輩・亘、八木さん演じる同級生・草太を身近な人に当てはめると?

山下:草太は劇団EXILEの青柳翔ですね。僕らタメなんですよ、実は(笑)。釣りっていう共通の趣味もあって、プライベートでも仲が良いんです。幸助と草太は、大学のスキーサークルだったって裏設定があるので、リンクします。亘は、そのまま町田です。真面目で助けてくれて…ってまさしく。町田のこと「公務員みたいだね」ってよく言うんですけど、本当に真面目なんです。あと、あいつは話し全然面白くないんですよ(笑)。「お前つまんねぇな」っていじると、「本当っすか!?」って返ってきます(笑)。僕は関西人なのでオチを求めちゃうんですけど、「オチは?」「今ので終わりましたけど?」「話つまんねぇな!」で周りが笑うっていうのが、いつものパターンです。

― そこまでがセットで成立(笑)。

山下:ツッコミを入れて成立です。僕が助けないと、町田は本当につまんないやつってことになっちゃうんですよ(笑)。

― いい関係ですね。現場の楽しそうな様子が伝わってきます。

山下:僕は元々劇団EXILEだったので、町田とは何度も同じ舞台に立ちましたし、話しやすいです。将康もですけど、2人は僕にないものを持ってるから、色々話しちゃいます。役者として頑張っているので、戦っているフィールドもちょっと違うし、だからこそ色々聞いています。今回も、「良い意味で俺らのイメージが強いかもしれないから、全部とっぱらって、『あの人ああいう役もできるんだ』『イメージと違うけど、ハマってる』って言われたら勝ちだよね」「じゃあ、そのためにはどうしようか」って話していました。

台本はお風呂で覚える派

山下健二郎(C)モデルプレス
― 撮影自体はいかがでしたか?

山下:正直、大変でした。台本はすべて早めにいただいていたんですけど、撮影自体は飛び飛びだったので。全体の流れが入っているので、このシーンの次はあれ、って気持ちは作りやすかったんですけど、どうしても忘れるときは読み直しながら。

― 私生活でも役を引きずるタイプですか?

山下:全く引きずらないです。

― 現場でスイッチが入る?

山下:そうですね。あとは、台本を覚えるときにカチッと。めっちゃ声出して、耳で覚えるタイプなんですよ。相手の台詞も少し声変えて読む。じゃないと、タイミングが掴めなくて無理なんです。心で読んで覚えられる方が羨ましいです。

― どこで覚えることが多いですか?

山下:お風呂場です。携帯とかテレビとか、誘惑するものがないのでいいんです。熱くなったら、縁に座って、休んでまた浸かってを繰り返しながら。台本を読むときはちょっと恥ずかしいので、1人でやりたい派ですね。現場でも、1人でブツブツ…。

― 覚えてきたものを、もう一度確認するように。

山下:現場で気持ちが入っていくと、たまにパーンって飛ぶことがあるんですよ。なるべく本番と同じ画を思い浮かべて練習してきて、それを最終確認。ダンスと一緒です。僕は、絶対に同じテンションで練習した方がいいタイプですし、流してしまうと身体もそれで覚えてしまうので。

出会いは合コン「強烈だなって思った」

本仮屋ユイカ、山下健二郎(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
― 今回、初恋相手と22年ぶりに再会するところからストーリーが始まりますが、その場所が合コン。しかも、かなり強烈でした(笑)。

山下:僕も強烈だなって思いました(笑)。台本を読んでるときは、「この人達、おかしくないか?」ってなってました(笑)。でも、現場でキャストやスタッフの皆さんと作り上げているときには、良いものができるだろうなって感じたんです。強烈は強烈なんですけど(笑)、皆いい味出してるし、面白いシーンになったと思います。

― 幸助は、好きな女の子にちょっかいを出す、中学生男子のような行動に出ますが…。

山下:中学生から成長してないような、やりとりですね(笑)。ピュアで真っ直ぐ、そのまま大人になったような男です。

― 理解できましたか?

山下:自分の学生時代を思い出すと、そうだったかもしれないです。男の本能なんでしょうね(笑)。気になってるがゆえに話しかけられない、優しくしちゃうと「私のこと好きなんだ」って思われて恥ずかしい、って。

― 「優しい人」がタイプという女性も多い気がしますが、ついついいじめちゃうのが性なんでしょうか。

山下:優しさは最後なんじゃないですか?いじめていじめて、最後の最後、いざっていうときに優しくする。「いつもと違うな?」って思ってもらえれば、そこから気にしてもらえますから。…とか言って、男は基本バカなので何も考えてないですよ(笑)。

初恋の思い出は?

山下健二郎(C)モデルプレス
― ちなみに、山下さんの初恋は?

山下:中1かな。2つ上の先輩で、向こうは中3。小学校のときの好きはまだ恋じゃなくて、中学生のときに「あっこれが初恋かな」って感覚がありました。

― どんな女性でしたか?

山下:バレー部の先輩です。僕はバスケ部だったんですけど、体育館を半分使ってて、もう半分がバレー部だったんです。練習しているところを見て「可愛い」ってなりました。家も近かったので、帰り道も一緒でした。でも、2個上だし、声掛けれないじゃないですか?結局何もないまま、ご卒業されました。

― 叶わない恋の思い出は、キラキラと残りますよね。

山下:ここ1年位の間に、地元で同窓会があったらしくて、僕は参加できなかったんですけど、友達から写真を見せてもらったら、そこに写ってて「あ!」ってなりました。もう結婚してお子さんもいて、今は好きなわけじゃないですけど、何となくショックというか「ああ~…」って思いましたね(笑)。すぐ分かりましたし、お綺麗なままでした。僕の可愛いレーザーは正しかったんだってホッとしました(笑)。

夢を叶える秘訣

山下健二郎(C)モデルプレス
― では、最後になりますが、モデルプレス読者に“夢を叶える秘訣”やアドバイスをお願いします。

山下:僕、今年の抱負を「ハッピー」にしたんです。やっぱり、ポジティブにプラス思考でいた方が自分にとって得だし、周りもハッピーになれると思うんです。特にこういう仕事をしてますから、その気持ちは大事だなと思います。とはいえ、僕は自分が信じて貫いてきたものが形になったので、とにかく好きになることが秘訣なんじゃないかなと思っています。これがないと無理っていうものが、僕には2つあって、釣りとダンスだったんです。釣りで仕事に就くのはなかなか難しいなって分かっていたので、ダンスを頑張ろうと。毎日毎日踊っても全然飽きないし、こんな楽しいことを仕事にできたら幸せだなって思っていたところで、EXILEに出会って、「やっべぇ!面白い!」って憧れるようになりました。好きって気持ちを忘れずに居続けると、自然と繋がっていくんだと思います。実力も大事ですけど、続けていることで人もよってくるだろうし、運を掴むためには偽物じゃダメなんだなって。「一言でこれだ!」って秘訣はないですけど、好きでいるってことは絶対に大切だと思います。

― ありがとうございました。

スーツのポイント◆

ネイビーのスーツに、ストライプのシャツ。ネクタイも同系色で、爽やかなスタイルに。

山下健二郎(C)モデルプレス
「パンツは細身がいいですってリクエストを出しました。その方が今流行りですし、すっきりするかなと。僕は筋肉がついているので、アスリートの方が着る用のスーツを持ってきていただきました。それを着たら、『あっ!めっちゃいいやん!』ってすぐに決まりました。

色はグレーもあったんですけど、僕はネイビーかなと。このスタイルがベースで、あとはもう少し濃い色やストライプが入っているもの。ネクタイは選んでいただいています(笑)。何が合うか全く分からなくて。

締めるのは、もちろん自分で。昔、マック(マクドナルド)でアルバイトしてたので、それはできます!バイトでどんどん階級が上がっていくと、ネクタイが必須なんです。僕はスイングマネージャーをやっていたので、ネクタイでした(笑)」。

(modelpress編集部)

山下健二郎(やました・けんじろう)プロフィール

5月24日生まれ。2010年劇団EXILEのメンバーとなり、同年三代目J Soul Brothersのパフォーマーに抜擢。11月「Best Friend's Girl」でデビュー。俳優としては、連続ドラマ「ある日、アヒルバス」(2015年、NHK BSプレミアム)、「ナポレオンの村」(2015年、TBS)、配信ドラマ「福家堂本舗 -KYOTO LOVE STORY-」(2016年、Amazonプライム・ビデオ)、「HiGH&LOW」シリーズなどに出演し活躍。

dTV×FODドラマ「Love or Not」

配信開始日:2017年3月20日
配信話数:全10話(週1更新予定/1話=25分)
監督:水田成英(FCC)・浅見真史
脚本:ますもとたくや・岸本鮎佳
出演:山下健二郎(三代目J Soul Brothers)、本仮屋ユイカ、町田啓太、浅見れいな、八木将康 、水沢エレナ

<ストーリー>

インテリアデザイナーとして働く真子(本仮屋)は、小学生の頃にいじめから助けてくれた初恋の相手を忘れられず、恋愛に対して積極的になれずにいた。

そんな真子に、初恋の相手と同じ名前の幸助(山下)から、突然メールが届く。「オレの事覚えていますか?久しぶりに会いたいから連絡ください」

22年ぶりの再会に胸躍る真子だったが、現れた幸助はイメージとはかけ離れていて…1通のメッセージをきっかけに出会った男女6人の恋の行方は――。
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