青山テルマがバラエティーで“素”をさらけ出した理由とは「受け入れてもらえて嬉しかった」“せっかち伝説”のその後も明かす<モデルプレスインタビュー>
2017.02.08 18:00
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アーティストの青山テルマ(29)がモデルプレスのインタビューに応じた。2007年9月、シングル「ONE WAY」でメジャーデビューし、2008年1月にリリースした2ndシングル「そばにいるね feat.SoulJa」はロングヒットを記録。パワフルかつ感情豊かな歌声が持ち味の実力派シンガー。最近はバラエティー番組に出演し、イメージを覆すキャラクターが話題に。モデルプレスではテレビ出演の反響やフォロワー45万人を超えるInstagram、最新シングル「My Only Lover」について話を聞いた。
目次
バラエティー番組出演 反響の大きさを実感
― 最近、「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)などバラエティー番組へのご出演が増え、せっかちすぎる性格やサバサバしたキャラクターが話題を呼んでいます。反響の大きさは実感していますか?青山:そうですね。私はずーっとこういう性格なんで、ライブのMCは結構こういう感じでやっていたんですけど、今までテレビで出す機会はなかったので。関西出身でお笑いを見て育ったっていうのもあると思うんですけど、何にも狙ってなくて。いつもの感じがそのまま出ちゃった(笑)。
― 素を出そうと思って出したわけではなかったと?
青山:はい。だからたまに「なんでそんなに面白いって思ってもらえたんだろう?」って思ったりもしますけど、面白いって思われるのって嬉しいじゃないですか。もっとバンバン叩かれるのかなって勝手に思っていたので、受け入れてもらえたのは嬉しかったですね。思った以上に共感してくれた人も多くてびっくりしています。
― 言いたいことをバシッと言ってくれる青山さんのトークは、見ていて気持ちがいいです!でも、楽曲の印象からこちらが勝手に抱いていたイメージとはギャップがあるなとも思いました。
青山:今までも別に隠してたわけじゃないんですよ。ただ出す場面もなかったし、デビュー当時19歳の時、結構大人っぽい曲とかバラードでしんみり聴かせる曲が多かったので、それを聴かせる立場として世界観に自分がハマるようにしていた部分は多少あります。だって、すごいバラードを歌った後に「タイマンしました!(※1)」みたいな話とかしたら場違いじゃないですか(※1「今夜くらべてみました」で明かした学生時代のエピソード)。
― 確かに(笑)。
青山:今までは出す場面もなかったので、そういうのも隠れてましたけど。最近は「今夜くらべてみました」とか出す場所をいただいたので、いつもの調子で喋ってたら火がついちゃったって感じなんです(笑)。
せっかちな性格 写真撮影は2秒!?
― なるほど。「上には上がいるもんだ」(日本テレビ系)にご出演された時、せっかちエピソードをたくさんお話されていましたよね。街で声をかけられた時、『テルマ?』『YES!』『写真撮ろう!』『OK!』ぐらいテンポよくやりたいと仰っていたのは実現しましたか?
青山:しました。みんなめっちゃ早い!超早い!もう写真撮るのは2秒ぐらいですね。
― よかったですね(笑)。
青山:だけどみんな気を使って早くしてくれているのに、早すぎて最近ちょっとそれが寂しいみたいな(笑)。みんな撮ったらすぐ去るんですよ。
― 本当に言っていた通りに。
青山:撮ったらもう「じゃあね!」みたいな。「もうちょっと喋ってもいいんじゃない?」っていう(笑)。
― 余韻一切ないんですね。
青山:それはたまに寂しく思うんですけど(笑)。でも、私がそうしたいって言ったことをきちんとわかってくれてありがたいです。
― 今後もバラエティー番組に出演したいという思いはあるんですか?
青山:そうですね。今後もきっともうスケジュールに入ってるので(笑)。
― それは楽しみです。
青山:全力でやるしかないです。元々バラエティー番組がめちゃめちゃ好きなんです。出演されている方々も尊敬しているし。その中で私はやっぱり本業ではないので、あんまりドカドカ入っていかずにこのまま素でやろうと思っています。それで、テレビを見た方が「もっとトーク聴きたいな」と思ってライブに来てくれたりとか、私の音楽活動に繋がればいいなって。バラエティーもそうだし、自分でやっているフリーペーパーとかも全部音楽のためにやっているので、どこからでも音楽に興味を持ってくれたら嬉しいですね。
人気のInstagram 気をつけていることは?
― 青山さんを知る入り口のひとつとして、Instagramもありますよね。変顔の動画をはじめ、まめに更新されているストーリーの動画も面白くて、24時間で消えてしまうのが残念です。青山:ありがとうございます。ストーリーの方が気楽なんですよね。残らないから別にオシャレなものをアップしなくてもいい。どうでもいいものとかもアップできるし、考えずにポンポンポンって上げられるのが良いですよね。
― 「SNSでイラッとする女」というような話をテレビでもされていましたが、青山さん自身が気をつけていることはありますか?
青山:まぁ自分が言ったことは気をつけています(笑)。「言ったのに同じことやってるじゃん」とかってたまに自分でも思うので(笑)。ただ別にそれが嫌いなわけじゃないし、だめなわけでもないんですよ。そういうものが必要な時もあるし。でも、誰も傷つけないように、誰かが嫌な思いをしないようにっていうのだけは気にするかな。でも、基本Instagramは私が表現する場所だから、自由なんですよね。気をつけるっていうよりも、「みんながこれを見てくれてちょっとでもハッピーになったらいいなー」的な感覚でやってます。
― ファンの方のコメントを見ていると、「テルマちゃんのインスタ見てると元気をもらえる」という声がたくさんあって、とても素敵な交流の場なんだなと。
青山:嬉しいですね。私、コメントもバンバン返すんで。もちろん忙しくて難しいこともありますけど。時間がある時はとことんコメントを返したりしていますね。
― ちゃんと届いていることが実感できて、ファンの方も嬉しいでしょうね。
青山:みんな普通にフランクに話してくれるんですよ。だけど、たまに変なこと言ってきたら「それはダメだよ」ともはっきり言います。“芸能人はこうあるべき”とか、そういうのはあんまり考えていなくて。私のSNSの使い方はそうあるべきなんじゃないかなって思うんです。だけど、やっぱり近すぎるとダメな部分もあって、遠すぎても面白くないし。
― せっかくファンの方と交流できる場所ですもんね。
青山:そう。私、Twitterとかもやってないので、SNSはインスタとブログしかない。だからこそ、そこでのコミュニケーションを大切にしたいですね。
恋する女子に送る最新シングル「My Only Lover」
Instagram、バラエティー、表現する場が変わっても、彼女の芯はブレない。「全ては音楽のため」―。自分を信じ、感じたことを臆せずに伝える彼女の姿からはパワーをもらえる。そんな彼女の最新デジタルシングルが「My Only Lover」(2月8日発売)。デビュー10周年イヤーを飾る2017年の第1弾作品であり、化粧品ブランド「ゲラン(GUERLAIN)」の人気商品「メテオリット」の発売30周年コラボレーションソング。女の子たちの新しい恋の始まりを後押しするような、ハッピーで前向きなバレンタインソングだ。
― 最近の青山さんの楽曲にはなかったような雰囲気の可愛らしいラブソングですね。
青山:そうですね。今回は本当に「ゲラン(GUERLAIN)」さんの世界観に飛び込んだような感覚でした。こういうキラキラしたガーリーな感じは久しぶりだったので、新鮮で楽しかったですね。
― 作詞を担当されていますが、「こんな私でも恋したいの」という歌詞が印象的でした。同世代の女性に響く等身大のメッセージのように感じました。
青山:私も29歳で、周りも結婚したり出産していく人が増えて。“おめでとう”が増えていく中で、自分もちゃんと祝福されるような恋愛じゃないですけど、自分も頑張らなきゃいけないって思うというか。みんなきっと恋愛をしていると「こんな私なのに」とか、「こんな私でも」って自信を失くしちゃったり、自分を下げちゃう場面があると思うんですけど、そんな自分でも平等に愛されるべきだし、そういう恋愛をみんなにしてほしいなという思いを込めました。バレンタインが近いので、好きな人に思い切って気持ちを伝えてもらえるような、ちょっとでも後押しできる楽曲になっていると思います。この曲を聴いてメイクしていつもより自信を持って好きな人にアプローチしてほしいです。
― ちなみに青山さんは恋愛するとどういう感じになるんですか?
青山:全然変わらないです。もうこのまま。
― 恋人には甘えたりするタイプですか?
青山:うーん。甘えてるのかもしれないですけど、どうかな。でも、恋人に対しても全然フラットです。友達優先だし、あんまり恋愛の優先順位を高く置いてないですね。
― 恋愛が絶対一番ではない?
青山:全然ないです。相手にも求めないし、お互い自由でいたい。
― じゃあ恋人ができても、Instagramに載せている変顔の動画は続けますか(笑)?
青山:全然全然(続ける)!彼氏ができたからなにか行動が変わるとかは全くないですね。あれ今もアップしたいんですけど、Snapchatから顔のフィルターがなくなっちゃって。それでアップできなくて。
― 最近全然あの動画が上がっていなかったのはそのせいだったんですね。寂しく思っていました。
青山:あの顔のフィルターが復活すればまたやろうかなぁ(笑)。
夢を叶える秘訣
― いつでも待ってます!では最後に、モデルプレスの読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えていただけますか?青山:私は基本、紙に全部叶えたいことを書いて貼っているんですけど、それでほぼほぼ叶っています。その書き方もポイントがあって、「叶いますように」とか「こうなりますように」じゃなく、それが叶ったかのように書くんです。例えば、「私が出演したバラエティー番組の視聴率が高視聴率でみんなが笑顔になりました、おめでとう」みたいな。「今回のライブがすごい盛り上がった、ありがとう」とか。もう実際に起こったかのように書いて、冷蔵庫とか毎日見えるところに貼る。こうすると結構叶います。
― すごい。なんだか予言に近いですね。
青山:そう書くことで、きっとそう思うじゃないですか。それを信じ切ると、そのBPM(=テンポ)で行ける。落ち込んだ時の波と気分が良い時の波って絶対違うじゃないですか。だから思い込ませることってすごく大事で。そこのBPMで生きていると、意外とその通りにいく。
― 一番最近、青山さんが書いたのはなんですか?
青山:一番最近書いたのは、2月13日(月)に放送される「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系、毎週月曜よる9時)に出演させてもらうので、「『深イイ話』が高視聴率でみんなが笑顔になりました」です(笑)。
― 楽しみにしています!ありがとうございました。
周囲の反応が気になり、自分の言いたいことをはっきり言えないと悩む人が多い中、こんなにも飾らずに語る人も珍しい。それは自分にも人にも嘘をつかない、誠実な性格の証。音楽もバラエティーも“全力”。すべての活動が音楽に繋がるパワフルな10周年イヤーになるに違いない。(modelpress編集部)
青山テルマ(あおやま・てるま)プロフィール
1987年10月27日生まれ。B型、奈良県出身。トリニダード・トバゴ人と日本人のクォーター。聡明かつパワフル、そして感情豊かな歌声を絶妙にコントロールする実力派アーティスト。ファッションやグラフィック、アートと多趣味であり、そのセンスは同世代女性からカリスマ的な支持を得ている。音楽・ファッション・カルチャーを題材としたフリーペーパー「DREAM PAPER」の編集長を務めるなど、幅広く活躍中。青山テルマ デジタルシングル「My Only Lover」
「ゲラン」メテオリット30周年コラボレーションソング。2017年2月8日より各サイトにて配信スタート。新曲リリースを記念し、2月13日(月) 20:00より「バレンタイン恋愛どっぷりトーク LINE LIVE」の放送が決定。青山テルマが師と仰ぐお笑い芸人であり恋愛マスターのくじら氏を招いて、ファンのリアルな恋愛相談に答えていく。<ライブ情報>
【日時】2017年3月4日(土)17:30 開場/18:00 開演
【会場】大阪・和泉シティプラザ 弥生の風ホール
<出演情報>
2月13日(月)21時~放送 日本テレビ系列「人生が変わる1分間の深イイ話」出演
【Not Sponsored 記事】
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