モデルプレス×映画『四月は君の嘘』リレーインタビュー連載Vol.2:石井杏奈(C)モデルプレス

石井杏奈「E-girlsの時とは違う初めての経験…こんなに感情って揺さぶられるんだ!」/『四月は君の嘘』リレーインタビュー【2】

2016.08.26 12:00
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モデルプレス×映画『四月は君の嘘』(9月10日公開)のリレーインタビュー企画(毎週金曜更新予定、全4回)、Vol.2は石井杏奈さん(18)。石井さんが演じた澤部椿という女の子と主人公・有馬公生(山崎賢人 ※「崎」は正式には「たつさき」)は幼馴染で、その関係はまさに“友達以上、恋人未満”――いつだって笑顔だった椿の募る想いがパンッと弾ける瞬間は、号泣必至のシーンとなっています。ガールズグループ・E-girlsの一員でありながら、女優としてもめきめきと頭角を現す彼女が、椿を演じて感じたことは?同じく公生の幼馴染を演じた渡亮太役の中川大志さんから届いた質問にも答えてくれました。

新川直司氏による同名人気コミックを『僕の初恋をキミに捧ぐ』(09)、『潔く柔く』(13)の新城毅彦監督が実写映画化。母の死を境にピアノが弾けなくなってしまった元天才ピアニストの有馬公生が、自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬すず)との出会いをきっかけに、ピアノと母の思い出に再び向き合う姿を描いた青春音楽ラブストーリー。

カラフルな世界に秘められたモノクロに感動

4人の青春がキラキラ輝く(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
4人の青春がキラキラ輝く(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
原作は最終巻の11巻まで一気に読んだほどハマりました。登場人物はみんな明るくて楽しいけれど、その中に切なさが秘められているんです。原作で公生が「椿の見ている世界はカラフルだ」と言うんですが、カラフルの中にあるモノクロの部分…何も考えたくないような、考えられないような想いを椿も持っていて。1人1人そういう想いを抱いているんだと感じた時、すごく感動しました。

映画はとてもかっこよく仕上がっています!ピアノやバイオリンの演奏シーンも、実際にその迫力を感じることができるので、原作とはまた別物の、映画ならではのおもしろさがしっかりと形作られていて。4人それぞれの世界観が映像美の中で重なり合う時、青春のエネルギーが生まれる。本当に感動しました。

もし、椿と同じ立場だったらどうする…?

椿が公生に想いを伝えるシーンは号泣必至(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
椿が公生に想いを伝えるシーンは号泣必至(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
賢人くんとは初めましてで、大志くんとは4年前くらいに一緒だったけどほぼ初めまして。現場に入ったばかりの頃は「どうしたらこの2人と距離が縮まって、“幼なじみ感”や“お姉さん感”が出るのかな?」ってすごく悩みました。でもやっぱり椿としては自分から行動を起こさなきゃ!と思って、カメラが回った瞬間から積極的にガツガツ行くように。そうしているうちに2人との距離も近くなって、どんどん役が出来上がっていったんじゃないかなって思います。

椿が公生に想いを伝えるシーンは、特に女性はすごく共感できるポイントなのかな?私は椿の気持ちにすっかり共感していたので、台本を読むだけでつらすぎて…。でも第三者の目線になった時、「応援したいな」って素直に思いました。もし椿と同じ立場だったら、私は言えないかな…。椿も友情を壊したくなくて本当は言わないつもりだったけど、思いが高ぶってしまったんだと思う。だから私も絶対に言わないと思います。

E-girlsの時とは違う…同じ音楽でも“初めての経験”

音楽のすばらしさ「こんなに感情って揺さぶられるんだ」(C)モデルプレス
現場ではみんな仲良しで、すごく面白かった!今想像してみたら、男の子2人がすごい仲良しで、私とすずちゃんがそれを見て笑ってるっていうイメージが浮かんできました。だから「私、何かしゃべってたかな?」って思うくらい、ただただ笑ってた(笑)。とにかく2人の様子が面白くって、みんなでワイワイしていた印象が強いですね。

すずちゃんはヴァイオリン、賢人くんはピアノをそれぞれ練習していたんですけど、その成果を本番で見た時はすごく感動しました。実際に作品の中でも椿と渡が刺激を受けるんですけど、本当に石井杏奈としても、大志くん本人としても刺激になったんです。後日、私と大志くんはソフトボールとサッカーのシーンを控えていたので「本気で頑張ろう!」って気合を入れ直して。それくらい、2人には刺激を受けましたね。

広瀬すずはヴァイオリン、山崎賢人はピアノを猛練習して撮影に臨んだ(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
広瀬すずはヴァイオリン、山崎賢人はピアノを猛練習して撮影に臨んだ(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
E-girlsでは自分が音楽を届ける側なのに対して、今回は届けられる側だったので、初めての経験でした。「こんなに届くんだ。こんなに感情って揺さぶられるんだ!」って。これまでクラシックはあまり聴く機会がなく、ゆったりしたイメージだったんですけど、ヴァイオリンとピアノはエネルギーがすごい!前のめりになってしまうくらい見入ってしまい改めて、音楽には本当の気持ちが出るんだなって思いました。公生がお母さんの思い出とピアノを重ねたように、音楽って自分の今の感情を代弁してくれるものだと思うんです。

人と関わることで、自分の壁を乗り越えられる

「女優」としての成長は…?(C)モデルプレス
「女優」としての成長は…?(C)モデルプレス
私、撮影中にモニターを確認しないようにしているんです。『ソロモンの偽証』の時、監督から「今、この瞬間のありのままで勝負しろ」とアドバイスをいただいてから続けていることなんですが、今も自分の演技を初めてスクリーンで観た時は反省点ばかり。「こういう風に映っていたんだ」という新たな発見もありながら、「これがこの時の実力だったんだ」って受け入れることにしています。

色々な役をやらせていただく中で、葛藤も多くて難しいんですけど、最近は人との距離感を表現するお芝居が楽しくなってきました。例えば「相手が先生だったらどういう距離感なのかな?」とか、「幼なじみだけど、ちょっとうまくいってない時はどうなのかな?」とか。自分が体験したことがないからこそ客観的に見ることが出来て、すごく楽しいなって日々感じています。監督から言われたこともすんなり受け入れられるようになりました。

悩んだときは“人を見る”(C)モデルプレス
悩んだときは“人を見る”(C)モデルプレス
時には壁にぶち当たったり、悩んだりすることもあります。だけど私はそれをあまり周りに知られたくないので、相談したりはせず、逆に“人を見ること”で解決しようとします。人と話す中で「この人だったらどうするかな?」と考えてみたり、今はドラマ「仰げば尊し」で寺尾聰さんとご一緒させていただいているので、寺尾さんのお話を聞いていると「自分の悩みなんてちっぽけだ」って思えてきたり。何よりも、今は今しかないから全力で行くのが一番。そう思えば、たいていのことは大丈夫!

それでも自分の中でワーッとなりそうな時は、家に帰った時に発散します。例えば悲しい映画を観て泣いたり、文字に書くといいって聞いたので、バーッと書いてみたり。実はそんなこともしているんですよ(笑)。

18歳の1年間は…「大人の感情も身につけたい」

18歳…大人の石井杏奈が開花する?(C)モデルプレス
18歳…大人の石井杏奈が開花する?(C)モデルプレス
7月に18歳の誕生日を迎えました。心境の変化はやっぱりあります。前までは現場で共演者の方などに年齢を聞かれて「16歳です」と言うと「まだそんなに若いんだ!?」って言われていたけど、18歳になってちょっとだけ反応が変わったような気がする(笑)。やっぱり同じお仕事をさせていただいているからには同じレベルで頑張りたいので、「若い」って言われるのがすごく悔しかった時期もあって。今は「18歳なんだ」って、納得される感じもあるような…。「高校3年生です」って言うとやっぱり驚かれるんですけどね(笑)。自分としては年齢的にも大人に近づいているし、甘えずにもっともっと頑張りたい。全然まだまだだと思っています。

18歳の1年間は、今だからこそできることを大切に。とにかく今目の前にあるお仕事を頑張っていく中で、大人の感情も身につけたいと思います。例えば、前までは映画を観て、泣いて、笑って…それだけだったけれど、「なんで今自分は泣いたのか?」とか「なんでここで笑ったんだろう?」とか、そうやって一つ一つ考えていきたい。厚みを増す、っていうことなのかな。10代でやり残したことは…ないです(笑)。10代は本当に満喫したので、早く20歳になりたい。20代は大人なイメージだし、幅も広がるような気がして。キャリアウーマンの役とか、すごく憧れます!

石井杏奈の「1曲」―THE BLUE HEARTS『リンダリンダ』

石井杏奈の「1曲」は?(C)モデルプレス
石井杏奈の「1曲」は?(C)モデルプレス
ある1曲に母親との思い出を重ねた公生。石井さんにも、そんな1曲はありますか―?

「あります、あります!THE BLUE HEARTSさんの『リンダリンダ』を聴くと、家族旅行を思い出します。4人きょうだいの6人家族なんですけど、みんなで旅行に向かう車のBGMは決まって父が大好きだったTHE BLUE HEARTS。『リンダリンダ』や『TRAIN-TRAIN』を流して、みんなで歌っていたことを思い出します」

質問リレー!中川大志から「杏奈ちゃんに聞いてみたいこと」

石井杏奈(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
石井杏奈(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
中川大志(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
中川大志(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
大志「 E-girlsとしても活躍する杏奈ちゃん。トレーニングや食事制限はどんなことをしていますか?」

杏奈「ライブ前は心臓を鍛えるトレーニングをしています。ステージでは2~3分のMC中にどれだけ体力を回復できるかが勝負になるので、ランニングで思いっきりダッシュしたり、全力でバイクを漕いだりして心拍数を一気に180まで上げる→1分間の休憩→また心拍数を上げる…というトレーニングを繰り返し10本くらい。その後はプロテインを飲んで、タンパク質を摂ると筋肉に変わりやすいですね」

大志「E-girlsと女優、2つの活動の両立は大変ではないですか?」

杏奈「どちらも大好きなので苦ではないです!でもたまに覚えることが多くなると、何をやっていいかわからなくなることも(笑)。ドラマのせりふ覚えなきゃ!でもツアーのあれもやらなきゃ!って色々考えちゃう時もあるので、そういう時はいったん落ち着いて…頭の中で整理してから始めるようにしています」

石井杏奈から「賢人くんに聞いてみたいこと」

次回のインタビューは有馬公生役・山崎賢人さん(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
次回のインタビューは有馬公生役・山崎賢人さん(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
リレーインタビュー企画、次回は公生役の山崎賢人さん。山崎さんにつなぐバトンとして、石井さんから「賢人くんに聞いてみたいこと」はこの2つ。

Q1.私がいなかった時の撮影中のおもしろ話を教えてください。

Q2.公生のピアノがすごかったです!次に演奏したい楽器は何ですか?

気になる答えは次回、山崎さんのインタビュー記事でお届け。更新をお楽しみに!(modelpress編集部)

石井杏奈(いしい・あんな)

石井杏奈(C)モデルプレス
石井杏奈(C)モデルプレス
1998年7月11日生まれ、東京都出身。2011年にE-girlsのメンバーとなり、ドラマ「GTO」(12)で女優として注目される。主な出演映画に『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(15)、『ガールズ・ステップ』(15)、『スプリング、ハズ、カム』(17年公開予定)、『たたら侍』(17年公開予定)などがある。16年7月クールのドラマ「仰げば尊し」に出演。

『四月は君の嘘』(2016年9月10日公開)

『四月は君の嘘』2016年9月10日公開(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
『四月は君の嘘』2016年9月10日公開(C)2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C)新川直司/講談社
監督:新城毅彦
原作:新川直司『四月は君の嘘』(講談社「月刊少年マガジン」所載)
脚本:龍居由佳里
音楽:吉俣良
出演:広瀬すず 山崎賢人 石井杏奈 中川大志 甲本雅裕 本田博太郎 板谷由夏 檀れい
<STORY>
完全無欠、正確無比、ヒューマンメトロノームと称された天才ピアニスト・有馬公生(山崎賢人)は、母の死を境にピアノが弾けなくなってしまう。高校2年生となった4月のある日、公生は幼馴染の澤部椿(石井杏奈)と渡亮太(中川大志)に誘われ、ヴァイオリニスト・宮園かをりと出会う。勝気で、自由奔放、まるで空に浮かぶ雲のように掴みどころのない性格―そんなかをりの自由で豊かで楽しげな演奏に惹かれていく公生。かをりの強引な誘いをきっかけに公生はピアノと“母との思い出”に再び向き合い始める。ようやく動き出した公生の時間。だが、かをりの身体は重い病に侵されていて…。

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