倖田來未、15周年ツアー終了後に直撃 圧巻パフォーマンス完成までの苦労を語る モデルプレスインタビュー
2015.07.09 07:00
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アーティストの倖田來未がモデルプレスのインタビューに応じた。
4月4日からスタートした全国アリーナツアー「Koda Kumi 15th Anniversary Live Tour 2015 ~WALK OF MY LIFE~ supported by Mercedes-Benz」を6月28日にファイナルを迎えたばかりの彼女。同ツアーは、3月にリリースされたアルバム「WALK OF MY LIFE」を引っ提げた約2年ぶりの全国アリーナツアーで、8都市12公演で約11万人を動員した。
オープニングでは、ベンツに乗り、高さ8.5mの空中より登場。「WALK OF MY LIFE」ではグランドピアノの弾き語りを初披露し、「Dance In The Rain」では命綱なしの空中パフォーマンス。同楽曲にちなみ、雨にうたれながらも8.5mの高さで圧巻のフライングを行った。さらに、「Fake Tongue」ではドラムパフォーマンスを行い、ギター演奏を初披露するなど、終始ファンを驚かせ続けていた。
今回のモデルプレスのインタビューでは、同ツアーを振り返ってもらうとともに、アジア公演への意気込みを語ってもらった。
― オープニングからベンツに乗り、空中から登場してきたパフォーマンスには驚きました。
倖田:ありがとうございます。前回の「Bon Voyage」はホールツアーだったので、できることが限られていました。でも今回はアリーナツアーなので、アリーナでしかできないことをやりたく、オープニングから迫力のある演出ができたと思います。
― 「Dance In The Rain」の水に濡れたままの空中パフォーマンスにも圧倒されました。
倖田:「Dance In The Rain」はミュージックビデオをイメージして演出を考えました。あとは、15周年イヤーというところで過去にやってきたライブの演出も織り交ぜたくて。アンコールで最後に歌った「walk」の演出は「LIVE TOUR 2006~2007 ~second session~」ものであったり、2幕で歌った「BUT」は「KODA KUMI PREMIUM LIMITED LIVE IN HALL」の演出の延長戦にあるものなんです。実はそこが今回の裏テーマの一つでもありました。
― 空中パフォーマンスの練習は大変でしたか?
倖田:かなり練習しました。何回やっても感覚が掴めないんです。マイクを持ちながら歌わないといけないので、動きにも制限がでてくる。「あっ、感覚掴めた!」と思っても、少し時間を置くとわからなくなってしまうんです。それでも、歌詞の世界にあった振り付けになったと思います。
倖田:家に帰ったら練習することがいっぱいでしたね。家にはピアノ、ギター、ドラムを用意して、楽器だらけになってしまいました(笑)。特に、ピアノでの「WALK OF MY LIFE」の弾き語りは、私の歌とピアノだけの世界。絶対に間違えられないという緊張感がありました。
― そうですよね。歌とダンス以外に楽器をやるということはプレッシャーを感じますよね。
倖田:常に気が抜けなかったですね。でもやっぱり新しいことに挑戦してファンの皆さんに驚きや新鮮な印象も持ってもらいたかったので、やってよかったです。
― アリーナツアーとしては最大面積のLED画面を背負ってのライブパフォーマンスだったそうですね。セットだけでも迫力がありました。
倖田:今回は“WALK OF MY LIFE”をテーマにした近未来の街が舞台。LEDで表現した街にはデパートがあったり、看板を並べたり…、これまでのライブのような船や工場、宇宙といったテーマがない分、自由度の高いステージで“今の倖田來未”を表現できたんじゃないかなと思います。
倖田:MCは毎回考えているんですけど、探すのはけっこう大変なんですよね(笑)。
― それから最後の感動的な「walk」。今回は15周年イヤーということで今まで以上の想い入れがあったと思います。
倖田:ファイナルを迎えた朝は、スタッフのみんなと「今日が最終日じゃないみたいだね」って話していました。あっという間の3カ月でしたね。ファンの皆さんからの声援をもらって、「walk」を歌っているときは「これで最後なんだ」「帰りたくない」って、ただそれだけを思っていました。
― アリーナツアーが終了して改めて感じることはありますか?
倖田:最終日のさいたまスーパーアリーナ2日目が終了したあとWアンコールがあって、ファンの方が「WALK OF MY LIFE」を歌い出したんです。ファンのみなさんは「walk」を好きな方が多いから、「walk」を歌うのかなって思ってたんです。「WALK OF MY LIFE」を歌ってくれたとき、「倖田來未らしく歩いて行ってね」と言われているような気がして、涙が止まりませんでした。本当に素敵なファンとスタッフに恵まれていると感じています。
― ファンの皆さんは揃って「くぅちゃんはファン想い」と話していますよ。
倖田:私よりみんな(ファン)の方が……。いつも会場のみなさんがアンコールで私の歌を歌ってくれるんですけど、いつも驚かされるんです。改めて歌が伝えるメッセージのすごさを感じることができます。あれだけの人数で大合唱されると、本当に感動の一言ですね。
― 幅広い世代の方に愛されながら、15周年イヤーを迎えた“倖田來未”のすごさを改めて感じることができたアリーナツアーでした。
倖田:デビューからもうすぐ15年。ファンのみなさんの中には家族ができて、環境が変わっても、変わらずに応援してくれている方もいるんです。お子さんもつれて。それがすごく嬉しいですね。女子高生の子からも「くぅちゃん」って友達みたいに呼んでくれて。年齢問わずたくさんの方から支えてもらっているんだなって実感します。
― 今後もライブを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします!
倖田:ライブはみなさんの時間を共有する場所。来ていただいたみなさんに、想像以上のステージでライブを楽しんでもらいたいし、楽しかったねと言ってもらいたい。それ以上嬉しい言葉はないんですよね。そこを目標に毎回ライブをやっているので、これからもみなさんに満足してもらえるようなライブを作り続けていきたいです。
― 次はいよいよアジアでのライブですね。なかなか海外に行けない日本のファンは、どのような内容になるのか、気になっていると思います。
倖田:これまでやってきたアリーナツアーと違い、よりお客さんと近いステージでのライブになるので、パフォーマンスもセットリストも少しだけ変える予定です。楽しいパーティーのような雰囲気で始まり、バラードもやります!距離が近い分、みなさん一人一人の顔もよく見えるので、すごく楽しみです!
― では、最後に意気込みをお願いします!
倖田:言葉は違うけど、音楽に国境はありません。自分の歌を通して想いが伝わればいいなと思います!
― ありがとうございました。
無事に全国アリーナツアーを完走した倖田來未からは、清々しい笑顔と達成感に満ち溢れていた。
アジア公演後の7月22日にはサマー・コレクション・アルバム「SUMMER of LOVE」をリリース。収録曲は、ホットな新曲3曲「EX TAPE」、「NO ONE ELSE BUT YOU」、「HURRICANE」に加え、2006年「4 hot wave」以降にリリースしたサマーシングルから選りすぐりの曲がセレクト。
そして「a-nation」などの夏フェスに出演することも決定。まだまだ続く15周年イヤーの倖田が、その後はどのようなイベント開催を発表し、どのようなパフォーマンスでファンを驚かせてくれるのか―――。進化し続ける倖田來未に、モデルプレスでは今後も追っていく。(modelpress編集部)
オープニングでは、ベンツに乗り、高さ8.5mの空中より登場。「WALK OF MY LIFE」ではグランドピアノの弾き語りを初披露し、「Dance In The Rain」では命綱なしの空中パフォーマンス。同楽曲にちなみ、雨にうたれながらも8.5mの高さで圧巻のフライングを行った。さらに、「Fake Tongue」ではドラムパフォーマンスを行い、ギター演奏を初披露するなど、終始ファンを驚かせ続けていた。
今回のモデルプレスのインタビューでは、同ツアーを振り返ってもらうとともに、アジア公演への意気込みを語ってもらった。
― オープニングからベンツに乗り、空中から登場してきたパフォーマンスには驚きました。
倖田:ありがとうございます。前回の「Bon Voyage」はホールツアーだったので、できることが限られていました。でも今回はアリーナツアーなので、アリーナでしかできないことをやりたく、オープニングから迫力のある演出ができたと思います。
― 「Dance In The Rain」の水に濡れたままの空中パフォーマンスにも圧倒されました。
倖田:「Dance In The Rain」はミュージックビデオをイメージして演出を考えました。あとは、15周年イヤーというところで過去にやってきたライブの演出も織り交ぜたくて。アンコールで最後に歌った「walk」の演出は「LIVE TOUR 2006~2007 ~second session~」ものであったり、2幕で歌った「BUT」は「KODA KUMI PREMIUM LIMITED LIVE IN HALL」の演出の延長戦にあるものなんです。実はそこが今回の裏テーマの一つでもありました。
― 空中パフォーマンスの練習は大変でしたか?
倖田:かなり練習しました。何回やっても感覚が掴めないんです。マイクを持ちながら歌わないといけないので、動きにも制限がでてくる。「あっ、感覚掴めた!」と思っても、少し時間を置くとわからなくなってしまうんです。それでも、歌詞の世界にあった振り付けになったと思います。
― ピアノとドラムとギターの楽器演奏全部が完璧で、驚きの連続です!
倖田:家に帰ったら練習することがいっぱいでしたね。家にはピアノ、ギター、ドラムを用意して、楽器だらけになってしまいました(笑)。特に、ピアノでの「WALK OF MY LIFE」の弾き語りは、私の歌とピアノだけの世界。絶対に間違えられないという緊張感がありました。
― そうですよね。歌とダンス以外に楽器をやるということはプレッシャーを感じますよね。
倖田:常に気が抜けなかったですね。でもやっぱり新しいことに挑戦してファンの皆さんに驚きや新鮮な印象も持ってもらいたかったので、やってよかったです。
― アリーナツアーとしては最大面積のLED画面を背負ってのライブパフォーマンスだったそうですね。セットだけでも迫力がありました。
倖田:今回は“WALK OF MY LIFE”をテーマにした近未来の街が舞台。LEDで表現した街にはデパートがあったり、看板を並べたり…、これまでのライブのような船や工場、宇宙といったテーマがない分、自由度の高いステージで“今の倖田來未”を表現できたんじゃないかなと思います。
15周年イヤーを迎えて感じる「walk」とは
― 倖田さんのライブと言ったら、かっこいいパフォーマンス以外に笑いあり、涙ありのMCも見どころですよね。倖田:MCは毎回考えているんですけど、探すのはけっこう大変なんですよね(笑)。
― それから最後の感動的な「walk」。今回は15周年イヤーということで今まで以上の想い入れがあったと思います。
倖田:ファイナルを迎えた朝は、スタッフのみんなと「今日が最終日じゃないみたいだね」って話していました。あっという間の3カ月でしたね。ファンの皆さんからの声援をもらって、「walk」を歌っているときは「これで最後なんだ」「帰りたくない」って、ただそれだけを思っていました。
― アリーナツアーが終了して改めて感じることはありますか?
倖田:最終日のさいたまスーパーアリーナ2日目が終了したあとWアンコールがあって、ファンの方が「WALK OF MY LIFE」を歌い出したんです。ファンのみなさんは「walk」を好きな方が多いから、「walk」を歌うのかなって思ってたんです。「WALK OF MY LIFE」を歌ってくれたとき、「倖田來未らしく歩いて行ってね」と言われているような気がして、涙が止まりませんでした。本当に素敵なファンとスタッフに恵まれていると感じています。
― ファンの皆さんは揃って「くぅちゃんはファン想い」と話していますよ。
倖田:私よりみんな(ファン)の方が……。いつも会場のみなさんがアンコールで私の歌を歌ってくれるんですけど、いつも驚かされるんです。改めて歌が伝えるメッセージのすごさを感じることができます。あれだけの人数で大合唱されると、本当に感動の一言ですね。
― 幅広い世代の方に愛されながら、15周年イヤーを迎えた“倖田來未”のすごさを改めて感じることができたアリーナツアーでした。
倖田:デビューからもうすぐ15年。ファンのみなさんの中には家族ができて、環境が変わっても、変わらずに応援してくれている方もいるんです。お子さんもつれて。それがすごく嬉しいですね。女子高生の子からも「くぅちゃん」って友達みたいに呼んでくれて。年齢問わずたくさんの方から支えてもらっているんだなって実感します。
― 今後もライブを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします!
倖田:ライブはみなさんの時間を共有する場所。来ていただいたみなさんに、想像以上のステージでライブを楽しんでもらいたいし、楽しかったねと言ってもらいたい。それ以上嬉しい言葉はないんですよね。そこを目標に毎回ライブをやっているので、これからもみなさんに満足してもらえるようなライブを作り続けていきたいです。
アジア公演への意気込み
今後は、アジア公演も開催。3年連続4回目となる台湾公演(7月11~12日)に加え、今回は初のシンガポール(7月18日)でも開催される。― 次はいよいよアジアでのライブですね。なかなか海外に行けない日本のファンは、どのような内容になるのか、気になっていると思います。
倖田:これまでやってきたアリーナツアーと違い、よりお客さんと近いステージでのライブになるので、パフォーマンスもセットリストも少しだけ変える予定です。楽しいパーティーのような雰囲気で始まり、バラードもやります!距離が近い分、みなさん一人一人の顔もよく見えるので、すごく楽しみです!
― では、最後に意気込みをお願いします!
倖田:言葉は違うけど、音楽に国境はありません。自分の歌を通して想いが伝わればいいなと思います!
― ありがとうございました。
無事に全国アリーナツアーを完走した倖田來未からは、清々しい笑顔と達成感に満ち溢れていた。
アジア公演後の7月22日にはサマー・コレクション・アルバム「SUMMER of LOVE」をリリース。収録曲は、ホットな新曲3曲「EX TAPE」、「NO ONE ELSE BUT YOU」、「HURRICANE」に加え、2006年「4 hot wave」以降にリリースしたサマーシングルから選りすぐりの曲がセレクト。
そして「a-nation」などの夏フェスに出演することも決定。まだまだ続く15周年イヤーの倖田が、その後はどのようなイベント開催を発表し、どのようなパフォーマンスでファンを驚かせてくれるのか―――。進化し続ける倖田來未に、モデルプレスでは今後も追っていく。(modelpress編集部)
倖田來未(こうだくみ)プロフィール
1982年11月13日生まれ。京都府出身。2000年11月「TAKE BACK」にて全米デビュー、同曲で2000年12月に日本デビュー。以後数々のヒット曲を生み、ベストアルバムのダブルミリオンセールス、2度の東京ドーム公演、そして、近年では台湾公演も定期的に開催するなど数多くの実績を残す。特にライブでの圧倒的な歌唱力、ダンスパフォーマンスは国内外から高い評価を得ている。海外アーティストとのコラボレーションも積極的に行う中、ファッションアイコンとしても幅広い活動を行っている。2014年9月、世界初のバーチャルリアリティミュージックビデオ「Dance In The Rain」を発表し、音楽業界はもちろんのこと様々な業界から注目を集めた。2014年12月に15周年イヤーに突入、2015年3月にニューアルバム「WALK OF MY LIFE」をリリースし、オリコンウィークリーランキング初登場首位を獲得、7月22日にはサマー・コレクション・アルバム「SUMMER of LOVE」がリリースされる。
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