“乃木坂46の成長=生駒里奈の成長” トラウマ級の傷があった過去「私は変わることができた」
2015.07.10 11:30
views
乃木坂46の生駒里奈(19)がモデルプレスのインタビューに応じた。
乃木坂46にとって初めてのドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が7月10日に公開された。結成からもうすぐ4年。デビューシングル『ぐるぐるカーテン』(12年2月)から5thシングル『君の名は希望』(13年3月)までセンターポジションを務め、12thシングル『太陽ノック』(7月22日発売)で7枚ぶりにセンターに返り咲くなど、グループを代表する一人といっても過言ではない彼女が“乃木坂46”に抱く想いとは?
「最初は素人の集まりで全然ライバル視できないレベル。でもだんだん乃木坂46の形をみんなで創ってきて、たくさんの方から乃木坂46を知っているという声を聞くようになり、私としては今やっと勝負できるところまできたなと思っています。まだまだ一つのグループとして未熟ではありますが、AKB48のライバルグループとして生まれたからには、脅威になりたいですし、そのようになれるくらい乃木坂46を大きくしたいとずっと思っていました。ライバル視という表現は違うかもしれませんが、AKB48に認められるようなグループにはなることは目標の一つです」。
「まだ(対決の)スタート地点には立てていない。でも確実にスタート地点というか勝負できるフィールドには近づいていると思うので、ここで甘くならずにしっかりと力をつけて『乃木坂46の勢いがヤバイ!』と思っていただけるようになりたいです。乃木坂46の良い部分は“控え目なところ”。でもそれは悪い部分でもあります。今のアイドルは前にどんどん出て行くのがスタンダードですが、乃木坂46ってそれを恥ずかしいと思う子が多いので、自分たちから前に出てキャーキャーやれない。それがマイナスに働いてしまうこともあって、でも他のグループにはない色だと思うので、それが良い形で“おしとやか”と表現されていけばいいなと思います」。
「体力的にも精神的にも、AKB48を兼任している時が一番つらかったです。本当にこなすので精一杯といった感じ。体力的には去年の夏、乃木坂46のツアーの初日が大阪であって、翌週に福岡、その1週間の間に3回もAKB48として東京ドームでのコンサートがあって…という時期が覚えなきゃいけないことも多くて本当に大変でした」。
それでも逃げ出さなかった理由を続ける。
「その時は自分で兼任することを選んだのに『無理!』と言ったら周りの人に示しがつかないと思いましたし、自分はどうやったら成長できるのかなと考えている時期でもあって『今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう』という不安から、諦めるわけにはいかないと思っていました」。
「家族は東京に来てご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれました。メンバーは『生駒ちゃん大丈夫?』『今ここ(乃木坂46)にいる時はゆっくりして大丈夫だからね』と言ってくれました。スタッフさんも移動の時などに気にかけてくださいました。自分だけではなく、みんながいるから兼任できている、活動できているということをすごく実感しました。支えがなかったら、今の私はいないかもしれません」。
実に晴れやかな表情。劇中ではメンバーそれぞれの密着インタビューも盛り込まれ、生駒の過去も赤裸々に明かされている。生駒は「世間のイメージだと生駒里奈は『明るくて活発な子』だと思いますが、実はそういう人じゃないことがわかると思います。これまで見せたことのない素の表情も満載です」とアピールし「私としては今回を最後に、過去のことを語ることはないですし、素の表情も見せないかもしれないと思っています」と微笑んだ。
「AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした。寝ないで振り付けを覚えることもありました。どれだけ体が悲鳴を上げていても『きつい』と言わないようにしてきました。そしたらそういう姿をみんながちゃんと見てくれていて『大丈夫?頑張っているから心配いらないよ』と声をかけてくれました。自分なりに精一杯頑張れば、みんなから返ってくるものがあると実感できました。なので頑張ることを止めたらダメだと思います。私はこれからも頑張ることを続けていきます」。―――透き通った綺麗な瞳をキラキラと輝かせていた。(modelpress編集部)
AKB48の公式ライバル
乃木坂46は2011年8月に“AKB48の公式ライバル”として結成された。いきなり課せられた宿命。当時まだ15歳だった生駒はセンターとして、否応なしにそれを意識せざるを得なかったという。
「最初は素人の集まりで全然ライバル視できないレベル。でもだんだん乃木坂46の形をみんなで創ってきて、たくさんの方から乃木坂46を知っているという声を聞くようになり、私としては今やっと勝負できるところまできたなと思っています。まだまだ一つのグループとして未熟ではありますが、AKB48のライバルグループとして生まれたからには、脅威になりたいですし、そのようになれるくらい乃木坂46を大きくしたいとずっと思っていました。ライバル視という表現は違うかもしれませんが、AKB48に認められるようなグループにはなることは目標の一つです」。
乃木坂46のアピールポイント
もちろん“公式ライバル”の言葉だけがひとり歩きしている向きもある。それは「選抜総選挙」への参加などはなく、AKB48グループとは一線を画して支持を広げているから。それでも生駒はその対立関係があるからこそ、乃木坂46の存在が際立っているとも考えている。「まだ(対決の)スタート地点には立てていない。でも確実にスタート地点というか勝負できるフィールドには近づいていると思うので、ここで甘くならずにしっかりと力をつけて『乃木坂46の勢いがヤバイ!』と思っていただけるようになりたいです。乃木坂46の良い部分は“控え目なところ”。でもそれは悪い部分でもあります。今のアイドルは前にどんどん出て行くのがスタンダードですが、乃木坂46ってそれを恥ずかしいと思う子が多いので、自分たちから前に出てキャーキャーやれない。それがマイナスに働いてしまうこともあって、でも他のグループにはない色だと思うので、それが良い形で“おしとやか”と表現されていけばいいなと思います」。
乃木坂46の成長=生駒里奈の成長
乃木坂46の成長は、イコール(=)秋田で生まれた一人の少女、生駒里奈の成長でもある。彼女が背負ったプレッシャーは並大抵のものでないことは容易に想像がつく。AKB48への交換留学もまたその一つに数えられる。「体力的にも精神的にも、AKB48を兼任している時が一番つらかったです。本当にこなすので精一杯といった感じ。体力的には去年の夏、乃木坂46のツアーの初日が大阪であって、翌週に福岡、その1週間の間に3回もAKB48として東京ドームでのコンサートがあって…という時期が覚えなきゃいけないことも多くて本当に大変でした」。
それでも逃げ出さなかった理由を続ける。
「その時は自分で兼任することを選んだのに『無理!』と言ったら周りの人に示しがつかないと思いましたし、自分はどうやったら成長できるのかなと考えている時期でもあって『今ここで頑張らないと私は何もできない人間になってしまう』という不安から、諦めるわけにはいかないと思っていました」。
生駒里奈を支えたもの
小動物のようなクリっとした瞳の奥で、闘争本能をむき出しにする。一方で「たくさんの人の支えもありました」と頬をゆるませる。「家族は東京に来てご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれました。メンバーは『生駒ちゃん大丈夫?』『今ここ(乃木坂46)にいる時はゆっくりして大丈夫だからね』と言ってくれました。スタッフさんも移動の時などに気にかけてくださいました。自分だけではなく、みんながいるから兼任できている、活動できているということをすごく実感しました。支えがなかったら、今の私はいないかもしれません」。
「私は変わることができた」
“人は変われる”――同作のテーマの一つだ。生駒は「映画のタイトルになっている『悲しみの忘れ方』は私にぴったりだなと思いました。私には昔、トラウマ級の傷がありまして…。映画を観たら『こういうことだったんだ』とわかると思います。私は二重人格者レベルで今と昔が違う。どちらかと言うとすごく根暗な人だったので、それを『悲しみ』と捉えると、その通りだなって。でもその時の自分を忘れてしまったらその時の自分が可哀想。なので忘れないでいようと思いますが、ずっとそこに囚われていたら今の自分が報われない。そんなことを考えつつ、でも今は支えてくれるみんなのおかげで私は変わることができたと思っています」。実に晴れやかな表情。劇中ではメンバーそれぞれの密着インタビューも盛り込まれ、生駒の過去も赤裸々に明かされている。生駒は「世間のイメージだと生駒里奈は『明るくて活発な子』だと思いますが、実はそういう人じゃないことがわかると思います。これまで見せたことのない素の表情も満載です」とアピールし「私としては今回を最後に、過去のことを語ることはないですし、素の表情も見せないかもしれないと思っています」と微笑んだ。
夢を叶える秘訣
乃木坂46で刻んだ時間は、生駒に自信と勇気、そして仲間を与えた。それでも彼女にとって今はまだ、上り坂の途中であることも事実。これからさらに駆け上がっていく。最後に夢を叶える秘訣を聞いてみると…「AKB48との兼任は自分の中で挑戦でした。寝ないで振り付けを覚えることもありました。どれだけ体が悲鳴を上げていても『きつい』と言わないようにしてきました。そしたらそういう姿をみんながちゃんと見てくれていて『大丈夫?頑張っているから心配いらないよ』と声をかけてくれました。自分なりに精一杯頑張れば、みんなから返ってくるものがあると実感できました。なので頑張ることを止めたらダメだと思います。私はこれからも頑張ることを続けていきます」。―――透き通った綺麗な瞳をキラキラと輝かせていた。(modelpress編集部)
生駒里奈(いこま・りな)プロフィール
生年月日:1995年12月29日/出身地:秋田県/血液型:AB型/星座:やぎ座/身長:153cm
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
「Dark Idol」出身・Luuna(橘ななみ)、最終未来少女へ加入発表「絶対後悔させてやる」強いマインドが武器に 韓国事務所所属の過去も【インタビュー】モデルプレス
-
日向坂46山下葉留花、小坂菜緒は“恩人” 不安な時期に救われた言葉とは「自分はここにいて良いのかなと思ったことも…」【「卒業写真だけが知ってる」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】詩羽&セントチヒロ・チッチ、人見知り同士が奇跡のタッグ!コラボ曲の歌声も「ちょっと嬉しそう」制作秘話語る<『bonsai feat.CENT』インタビュー>ワーナーミュージック・ジャパン
-
坂東龍汰、過去の死別経験と向き合った日々「運命的なものを感じた」飛躍の2024年に実感した“夢を叶える秘訣”【「君の忘れ方」インタビュー】モデルプレス
-
日向坂46上村ひなの「もっと強く存在感を」先輩卒業で決心 “けやき坂46(ひらがなけやき)イズム”に強い思いも【「卒業写真だけが知ってる」インタビュー】モデルプレス
-
【木戸大聖インタビュー後編】ミュージシャン役で歌唱挑戦 事務所先輩との交流秘話も「『自分も付いていきたい』と思わせてくれる存在」モデルプレス
-
なにわ男子・長尾謙杜、6キロ増量で挑んだ本気の初アクション「長尾謙杜史上1番かっこいい」【「室町無頼」インタビュー】モデルプレス
-
乃木坂46五百城茉央、悩んだとき支えとなった存在 先輩からアドバイスも「優しさを繋いでいけるように」【「未来の作り方」インタビュー後編】モデルプレス
-
SNSざわつかせた「僕達は誰でしょう?」メンバー7人が顔出し 一体何者?過去の活動は?イケメン新グループVll(セプテム)本人に直撃【インタビュー】モデルプレス