朝ドラ「まれ」山崎賢人が模索する夢、湧き上がる想い「幅広く認知してもらえたら」<インタビュー>
2015.06.22 05:00
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連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか/月~土、あさ8時)でヒロイン・希(土屋太鳳)の幼なじみの紺谷圭太役を好演する山崎賢人(20)がインタビューに応じた。希をめぐる三角関係がさらなる盛り上がりを見せる第13週。朝ドラ初出演の山崎は、自身を客観的に見つめつつ「幅広い層の方に認知してもらえたら嬉しい」と今作にかける想いを語る。
「朝の放送を見ると、毎朝やっているドラマに出ている自分というのがすごく新鮮に感じますね。でも単純に、いち視聴者として楽しく見ています。周りからは『なんで一子(清水富美加)と付き合うんだ!』とか(笑)、『漆職人っていいね』『圭太はアツい』という感想をもらいますね。朝ドラは幅広い層の方が見てくれていると思うので、年上の方にも認知してもらって『いいなぁ』と思ってもらえたら嬉しいです」。
「現場の女性スタッフの皆さんの間では、完全に大輔派が多いですね。やっぱり大輔は大人だから。圭太に関してはいつも『ダメだなぁ~』ってなっちゃうんですよ(笑)」。
確かに圭太は一子という彼女がいながら、希に特別なプレゼントを贈ったりと、悪気なくどっちつかずの態度をとってしまい一子をヤキモキさせる。「ここぞ!」というところで決められない節もあり、女性としてはハッキリとした大人の男・大輔のほうに惹かれてしまうだろう。しかし、そんな展開も圭太が“まっすぐ”だからこそ。夢に向き合う者同士、不器用にぶつかる希と圭太の成長過程には思わず感情移入してしまう。
「圭太は一子に対する想いも、希に対する想いも、本当にまっすぐその人のことを好きでやっている行為だから、同時に2人が好きとかはないと思います。希と自分は似ていると感じる部分もあるから、一子と付き合っていても、希のことは純粋に応援したい。そこは圭太にとって曲げられない気持ちなんですよね。僕自身、圭太を演じていて『そこで決めろよ!』ともどかしく思ったこともあります(笑)。ただ、漆塗りに対してひたすらまっすぐで、職人として1人前になりたいという熱さが圭太の一番の魅力。一本筋が通っているところは、男として圭太のことをカッコイイなと思います」。
まさに“吸収”の1年。「最近、自分から話すよりも人の話を聞くのが面白くて。(渡辺)大知くんや高畑(裕太)くんと映画の話をしている時、すごく興奮して『それで、それで?!』って前のめりになったりして。そういう意味でも、今は周りから得るものが大きいなぁと思います」としみじみ。おいしそうなスイーツがたくさん登場する今作にちなんで、好きなスイーツを聞くと、少し悩んだ後「シュークリームが好きです。わりとカリカリめの。クッキーみたいな感じの皮に、トロットロのクリームが入っているシュークリームが好き」。そう語りながらはにかむ笑顔は圭太そのものだった。(modelpress編集部)
1994年9月7日生まれ。東京都出身。身長178cm。A型。2010年の「熱海の捜査官」(テレビ朝日系)でドラマデビュー。代表作に映画「アナザー Another」「L・DK」、ドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「水球ヤンキース」(フジテレビ系)がある。2015年はNHK連続テレビ小説「まれ」に出演するほか、スペシャルドラマ「永遠のぼくらsea side blue」(日本テレビ系、6月24日よる9時)、ドラマ「デスノート」(同/7月5日スタート、日曜よる10時30分 ※初回のみ30分拡大よる10時)のL役が決定。映画「ヒロイン失格」が9月19日公開。
“大輔派”が多数?圭太の魅力は「筋の通った熱さ」
第92作目「まれ」は、家庭の事情で都会から石川県能登地方に移り住んだ希が人々と触れ合う中で、一度は忘れかけたパティシエになるという夢を取り戻し、世界一のケーキ職人を目指す姿を描いた成長物語。第13週は、能登で輪島塗職人を目指す圭太と、横浜でマイペースに生きる大輔(柳楽優弥)、2人の男性の間で揺れる気持ちに混乱しながらも、ケーキ作りの修業に打ち込む希。全てに全力な希の恋模様が見逃せない展開となり、特に女性視聴者の間では“圭太派vs大輔派”の熱い議論も。「現場の女性スタッフの皆さんの間では、完全に大輔派が多いですね。やっぱり大輔は大人だから。圭太に関してはいつも『ダメだなぁ~』ってなっちゃうんですよ(笑)」。
確かに圭太は一子という彼女がいながら、希に特別なプレゼントを贈ったりと、悪気なくどっちつかずの態度をとってしまい一子をヤキモキさせる。「ここぞ!」というところで決められない節もあり、女性としてはハッキリとした大人の男・大輔のほうに惹かれてしまうだろう。しかし、そんな展開も圭太が“まっすぐ”だからこそ。夢に向き合う者同士、不器用にぶつかる希と圭太の成長過程には思わず感情移入してしまう。
「圭太は一子に対する想いも、希に対する想いも、本当にまっすぐその人のことを好きでやっている行為だから、同時に2人が好きとかはないと思います。希と自分は似ていると感じる部分もあるから、一子と付き合っていても、希のことは純粋に応援したい。そこは圭太にとって曲げられない気持ちなんですよね。僕自身、圭太を演じていて『そこで決めろよ!』ともどかしく思ったこともあります(笑)。ただ、漆塗りに対してひたすらまっすぐで、職人として1人前になりたいという熱さが圭太の一番の魅力。一本筋が通っているところは、男として圭太のことをカッコイイなと思います」。
夢を模索しながら、湧き上がる想い「やってやるぞ」
希のように夢を追う女性は「すごく好きです。魅力的ですよね」と照れ笑い。ドラマの恋の行方も気になるが、山崎自身の未来も注目の的だ。2010年に役者デビューし、昨年、“壁ドン”を披露した映画「L・DK」や連続ドラマで一気にブレイク。そして今年、朝ドラと並行して「永遠のぼくらsea side blue」(日本テレビ系)、「デスノート」(同)のL役と新たなドラマ出演のニュースが続々。9月には映画「ヒロイン失格」の公開も控え、出演作に切れ目がない。「圭太が日本一の漆職人になるという大きな夢に向かって、地道な修行をコツコツ続けているように、自分も作品ごとにコツコツと、その場その場を全力で取り組むことでいい役者になれたらいいなぁと思っています。圭太のように明確な夢は、まだ探している途中。自分が今一番、前のめりになるものは何だろう?って。今、お芝居することはすごく楽しくて、新しい台本が届いた時は前のめりになりますね。特に『まれ』は続きが気になってしょうがない。今回共演している同世代の6人はみんな意識が高いし、先輩方の演技を毎日見ることで刺激を受けて、勉強になります。そういう環境に長い期間いるという初めての経験が、また一つ自分の中で糧になっていくし、気持ちは上がっています。『やってやるぞ!』って」。
まさに“吸収”の1年。「最近、自分から話すよりも人の話を聞くのが面白くて。(渡辺)大知くんや高畑(裕太)くんと映画の話をしている時、すごく興奮して『それで、それで?!』って前のめりになったりして。そういう意味でも、今は周りから得るものが大きいなぁと思います」としみじみ。おいしそうなスイーツがたくさん登場する今作にちなんで、好きなスイーツを聞くと、少し悩んだ後「シュークリームが好きです。わりとカリカリめの。クッキーみたいな感じの皮に、トロットロのクリームが入っているシュークリームが好き」。そう語りながらはにかむ笑顔は圭太そのものだった。(modelpress編集部)
山崎賢人(やまざきけんと)プロフィール
※「崎」は正式には旧字(立つ崎)1994年9月7日生まれ。東京都出身。身長178cm。A型。2010年の「熱海の捜査官」(テレビ朝日系)でドラマデビュー。代表作に映画「アナザー Another」「L・DK」、ドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「水球ヤンキース」(フジテレビ系)がある。2015年はNHK連続テレビ小説「まれ」に出演するほか、スペシャルドラマ「永遠のぼくらsea side blue」(日本テレビ系、6月24日よる9時)、ドラマ「デスノート」(同/7月5日スタート、日曜よる10時30分 ※初回のみ30分拡大よる10時)のL役が決定。映画「ヒロイン失格」が9月19日公開。
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