乃木坂46生田絵梨花、人生のターニングポイントは? ピアニストを目指した女の子がアイドル・女優の道へ
2015.02.25 07:00
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乃木坂46の生田絵梨花(いくたえりか・18)がモデルプレスのインタビューに応じた。現在、フジテレビ系連続ドラマ『残念な夫。』(フジテレビ系/毎週水曜 後10:00)で、母親と進路のことで衝突する17歳の女子高校生・美香を好演中の彼女。ピアニストを目指している設定など、自身とリンクする部分も多いというが、芸能界で日々邁進する彼女はこれまでどのようなストーリーを歩んできたのだろうか?
「こんなに自分の境遇と似ている役は、後にも先にもないんじゃないかと思います。ピアノを小さい頃からずっと続けているところ、年齢もほぼいっしょで進路について悩んでいるところ、あと普段は親に反抗しない優等生タイプ?なところとか」。
ドイツのデュッセルドルフで生まれ、5歳から東京で育った。中学生の頃はピアノにクラシックバレエ、英語、書道…毎日習い事をびっしり詰め込んだ。4歳から始めたピアノは本気でプロを目指すと決意したこともある。
「中学生の時、音楽の道に進みたいと思っていたんですけど『音楽で食べていくのはすごく大変なこと、みんながそれを活かした職につけるわけじゃない。だから簡単には認められない』って親に反対されました。それでも私は自分の決意を話して、グランドピアノを買ってもらいました」。
「お母さんには言っていたんですけど(笑)。最終審査の前にお父さんに『いま実は乃木坂46のオーディションを受けていて』って打ち明けたら、『あれ?ピアノはどうしたの?』って当然ながら言われて…。『受かるかわからない』ってその場は終わったんですけど、受かったので『両方やります!』って宣言しました。芸能活動を始めることを反対されることはなかったですね」。
「『音楽の道に進みたい!』って両親に伝えた時、乃木坂46もピアノも『両方やります!』って宣言した時、それぞれ言ったものの、将来どうなるのかなって不安もありました。でも今はアイドル活動でピアノを活かせていて、グループを離れたお仕事でもこうやってピアノを披露することができて、ピアノをきっかけによりたくさんの人に自分を知ってもらえていることがすごく嬉しい!昔の自分に『大丈夫だよ!』って言ってあげたいです(笑)」。
「あと私は乃木坂46に入って、以前に増して音楽が楽しいなって感じるようになりました。これまでピアノは一人でとにかく孤独なもの。自分で何時間もこもって練習して本番も一人…。でも乃木坂46に入ってからは、例えば音楽番組で他の楽器の人とアンサンブルできるようになったり、みんなの歌に合わせて弾けるようになったり。そうやって誰かと一緒に音楽を作るようになって、やっぱり音楽は楽しいし、これからもっと磨きたいなって思うようになりました」。
「まだそんな女優と呼んでもらえるような立場では全然ないと思っています。やっぱりまだ自分でもどう演じていいのかって常に迷いながらになってしまっているし、実際にいま、ベテランの方とたくさん共演させていただいて、自分には表現のレパートリーとか引き出しがすごく少ないと感じることがとても多いです」。
『残念な夫。』の現場では、「普段はけっこう早口でぼそぼそって喋っちゃっているんだなって実感しました。でもそれだとやっぱり観ている人には伝わらなくて…。第三者に伝える難しさを日々感じています」と悪戦苦闘ぶりを明かす。父親役の岸谷五朗、母親役の大塚寧々から、家族関係についてのアドバイスをもらうこともあるようだ。
「オンエアを毎回観て反省して…の繰り返し。『もっとこうすればよかった』っていうのを岸谷さんや大塚さん、スタッフさんと話し合って、自分で考えて改善していっています。ほかにも自分の演技力を高めるために、ドラマを観ることが増えました。今まではドラマとかもなんとなく観ているだけだったんですけど、いま観る時は一つひとつの動作に注目してみたりとか、表情をどうしているのかなど、細かいところも観るようにしています」。
一つのことに夢中になると、そこを極めるまで突き進むのも彼女の魅力。女優としての目標は?
「演技の振り幅を大きくしたい。真面目とかシリアスとか何でも演じられるようになりたいですね。コメディにも興味があって、クスっと笑ってもらえるようなお芝居をすることも目標。歳を重ねても舞台にずっと立って、何か表現していきたいっていう気持ちもすごく強いです」。
「夢が一つあったとして、いまの自分の生活に『これはいらないな』とか『これはちょっと遠回りになりそうだからもっと近づけるものにしよう」とか、そうやって選ぶのが私はあまり良くないと思っていて。なるべくいろんなことを経験した方がいいですし、それがたとえ直接その夢に通じていなくても絶対どこかに活きてくるはずなので、いま自分がやっていることは、絶対にそのまま続けていった方がいいと思います。自分の武器といえるものをいっぱい持つことが大切です」。
ピアニストを目指した女の子が、アイドルになり女優にもなった。幼少期、ピアノの練習ではなく友達と遊びたいと思うこともあった。それでも彼女はピアノに没頭。その血のにじむような努力が、いまの彼女を支え、活躍のフィールドを広げている。(modelpress編集部)
愛称:いくちゃん/生年月日:1997年1月22日/血液型:A型/身長:160cm
■『残念な夫。』第7話あらすじ
榛野陽一(玉木宏)宅に、知里(倉科カナ)が須藤由衣(高橋メアリージュン)、優斗(高村佳偉人)母子を連れて来た。知里は、由衣たちを泊めたいと言う。由衣は夫の俊也(黒木啓司)から時折、DV(家庭内暴力)を受けていた。この夜も、そんな俊也から逃げて来たのだ。事情を知った陽一は承諾する。
翌日、由衣母子は陽一たちに心配されながらも帰宅。出社した陽一は、昨夜の出来事を細井茂(岸谷五朗)に話す。陽一も茂も理想の夫婦と思えた須藤家の問題に驚いていた。茂自身も妻の美和子(大塚寧々)と娘の美香(生田絵梨花)の衝突が解決していない。茂は、こんなことにならないためにも、もう1人子どもを作ったらどうかと陽一に勧める。
茂の勧めを考えている陽一に、大石かおり(笛木優子)が知里とセックスレスになっているのではないのかと囁いた。かおりは自分の離婚原因がセックスレスだったと話す。離婚への発展を避けるため、知里に接近するが良いタイミングがつかめない。
知里が陽一の行動を友人の桐島楓(西原亜希)に相談すると、求められていたのではないかと言われる。楓は産後セックスレス夫婦の危機を特集した雑誌を知里に見せた。そこに知里の元カレ、向井和之(田中圭)が現れる。話の流れを知った和之に、妻との関係が無くなったら自分なら浮気に走るかもしれないと言われ驚く知里。
その頃、陽一はNBAの試合観戦をしようと、かおりからスポーツバーに誘われていた。
ドイツのデュッセルドルフで生まれ、5歳から東京で育った。中学生の頃はピアノにクラシックバレエ、英語、書道…毎日習い事をびっしり詰め込んだ。4歳から始めたピアノは本気でプロを目指すと決意したこともある。
「中学生の時、音楽の道に進みたいと思っていたんですけど『音楽で食べていくのはすごく大変なこと、みんながそれを活かした職につけるわけじゃない。だから簡単には認められない』って親に反対されました。それでも私は自分の決意を話して、グランドピアノを買ってもらいました」。
乃木坂46との出会い…「両方やります!」
それから出会ったのが乃木坂46のオーディション。美香は両親に内緒で、ピアノバーでピアノを弾くアルバイトをしていたが、生田自身も「お父さんには乃木坂のオーディションを受けていることを最終審査まで言っていなかったんです」と似たような過去を持つ。「お母さんには言っていたんですけど(笑)。最終審査の前にお父さんに『いま実は乃木坂46のオーディションを受けていて』って打ち明けたら、『あれ?ピアノはどうしたの?』って当然ながら言われて…。『受かるかわからない』ってその場は終わったんですけど、受かったので『両方やります!』って宣言しました。芸能活動を始めることを反対されることはなかったですね」。
生田といえば、バラエティー番組でピアノを演奏し、その技量の高さと軽やかに弾きこなす姿が反響を呼んだことも。もちろん乃木坂46で披露することも多々あり、ドラマ劇中でも実際にその腕前が視聴者の目を引きつけている。
「『音楽の道に進みたい!』って両親に伝えた時、乃木坂46もピアノも『両方やります!』って宣言した時、それぞれ言ったものの、将来どうなるのかなって不安もありました。でも今はアイドル活動でピアノを活かせていて、グループを離れたお仕事でもこうやってピアノを披露することができて、ピアノをきっかけによりたくさんの人に自分を知ってもらえていることがすごく嬉しい!昔の自分に『大丈夫だよ!』って言ってあげたいです(笑)」。
「あと私は乃木坂46に入って、以前に増して音楽が楽しいなって感じるようになりました。これまでピアノは一人でとにかく孤独なもの。自分で何時間もこもって練習して本番も一人…。でも乃木坂46に入ってからは、例えば音楽番組で他の楽器の人とアンサンブルできるようになったり、みんなの歌に合わせて弾けるようになったり。そうやって誰かと一緒に音楽を作るようになって、やっぱり音楽は楽しいし、これからもっと磨きたいなって思うようになりました」。
女優として見据える先
生田は2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、2012年に『ぐるぐるカーテン』でCDデビュー。昨年8月に発売された10thシングル『何度目の青空か?』ではセンターポジションを務めた。昨年公開された映画『超能力研究部の3人』では主演を果たしたが、連続ドラマには『ビブリア古書堂の事件手帖』『海の上の診療所』(2013年)にゲストとして出演経験があるのみ。生田にとって今作が初めての連続ドラマレギュラーとなっているが、女優業についてはどのように捉えているのだろうか?「まだそんな女優と呼んでもらえるような立場では全然ないと思っています。やっぱりまだ自分でもどう演じていいのかって常に迷いながらになってしまっているし、実際にいま、ベテランの方とたくさん共演させていただいて、自分には表現のレパートリーとか引き出しがすごく少ないと感じることがとても多いです」。
『残念な夫。』の現場では、「普段はけっこう早口でぼそぼそって喋っちゃっているんだなって実感しました。でもそれだとやっぱり観ている人には伝わらなくて…。第三者に伝える難しさを日々感じています」と悪戦苦闘ぶりを明かす。父親役の岸谷五朗、母親役の大塚寧々から、家族関係についてのアドバイスをもらうこともあるようだ。
「オンエアを毎回観て反省して…の繰り返し。『もっとこうすればよかった』っていうのを岸谷さんや大塚さん、スタッフさんと話し合って、自分で考えて改善していっています。ほかにも自分の演技力を高めるために、ドラマを観ることが増えました。今まではドラマとかもなんとなく観ているだけだったんですけど、いま観る時は一つひとつの動作に注目してみたりとか、表情をどうしているのかなど、細かいところも観るようにしています」。
一つのことに夢中になると、そこを極めるまで突き進むのも彼女の魅力。女優としての目標は?
「演技の振り幅を大きくしたい。真面目とかシリアスとか何でも演じられるようになりたいですね。コメディにも興味があって、クスっと笑ってもらえるようなお芝居をすることも目標。歳を重ねても舞台にずっと立って、何か表現していきたいっていう気持ちもすごく強いです」。
夢を叶える秘訣「武器をいっぱい持つこと」
希望に満ち溢れた瞳で、力強く語る彼女。最後にこれまでの経験から“夢を叶える秘訣”を聞いてみると…。「夢が一つあったとして、いまの自分の生活に『これはいらないな』とか『これはちょっと遠回りになりそうだからもっと近づけるものにしよう」とか、そうやって選ぶのが私はあまり良くないと思っていて。なるべくいろんなことを経験した方がいいですし、それがたとえ直接その夢に通じていなくても絶対どこかに活きてくるはずなので、いま自分がやっていることは、絶対にそのまま続けていった方がいいと思います。自分の武器といえるものをいっぱい持つことが大切です」。
ピアニストを目指した女の子が、アイドルになり女優にもなった。幼少期、ピアノの練習ではなく友達と遊びたいと思うこともあった。それでも彼女はピアノに没頭。その血のにじむような努力が、いまの彼女を支え、活躍のフィールドを広げている。(modelpress編集部)
■生田絵梨花(いくた・えりか)プロフィール
愛称:いくちゃん/生年月日:1997年1月22日/血液型:A型/身長:160cm
■『残念な夫。』第7話あらすじ
榛野陽一(玉木宏)宅に、知里(倉科カナ)が須藤由衣(高橋メアリージュン)、優斗(高村佳偉人)母子を連れて来た。知里は、由衣たちを泊めたいと言う。由衣は夫の俊也(黒木啓司)から時折、DV(家庭内暴力)を受けていた。この夜も、そんな俊也から逃げて来たのだ。事情を知った陽一は承諾する。
翌日、由衣母子は陽一たちに心配されながらも帰宅。出社した陽一は、昨夜の出来事を細井茂(岸谷五朗)に話す。陽一も茂も理想の夫婦と思えた須藤家の問題に驚いていた。茂自身も妻の美和子(大塚寧々)と娘の美香(生田絵梨花)の衝突が解決していない。茂は、こんなことにならないためにも、もう1人子どもを作ったらどうかと陽一に勧める。
茂の勧めを考えている陽一に、大石かおり(笛木優子)が知里とセックスレスになっているのではないのかと囁いた。かおりは自分の離婚原因がセックスレスだったと話す。離婚への発展を避けるため、知里に接近するが良いタイミングがつかめない。
知里が陽一の行動を友人の桐島楓(西原亜希)に相談すると、求められていたのではないかと言われる。楓は産後セックスレス夫婦の危機を特集した雑誌を知里に見せた。そこに知里の元カレ、向井和之(田中圭)が現れる。話の流れを知った和之に、妻との関係が無くなったら自分なら浮気に走るかもしれないと言われ驚く知里。
その頃、陽一はNBAの試合観戦をしようと、かおりからスポーツバーに誘われていた。
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