「兄を持ち運べるサイズに」オーディションで抜擢・ニコラモデル青山姫乃って?母役・満島ひかりと初共演シーン撮影直前にハグ「声をかけてくださって」【注目の人物】
2025.11.15 08:00
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“いま”見逃せない人物を、モデルプレス編集部がピックアップして紹介していく<注目の人物>シリーズ。今回は、11月28日公開の映画「兄を持ち運べるサイズに」でオーディションでメインキャストに抜擢された青山姫乃(あおやま・ひめの/16)にフィーチャーする。
「兄を持ち運べるサイズに」満里奈役・青山姫乃って?
青山は、2022年「第26回二コラモデルオーディション」でグランプリを獲得し、雑誌「nicola」(新潮社)専属モデルとして活躍中。2025年3月に放送されたTVドラマ「介護スナック ベルサイユ」(東海テレビ/2025年)で映像作品デビュー。「兄を持ち運べるサイズに」では、オーディションでメインキャストを勝ち取り、映画作品デビューを果たす。本作は、作家の理子(柴咲コウ)が、疎遠だった兄(オダギリジョー)の急死を知らされ、兄の元妻・加奈子(満島ひかり)とその娘・満里奈(青山)と共に遺品整理をする4日間を描いた物語。ゴミ屋敷と化したアパートを片付ける中で、家族写真を発見した理子は、加奈子の言葉をきっかけに、自分勝手だった兄の知られざる一面や、家族の形について見つめ直していく。青山は満里奈として、天真爛漫で周りを明るくしていき、母・加奈子を支えながら弟の良一(味元耀大)を気遣う役柄を演じる。
青山姫乃「兄を持ち運べるサイズに」オーディション合格時の心境
― メインキャストとして映画初出演となりますが、オーディションに合格したときの心境はいかがでしたか?青山:オーディションのとき、台本に「可愛らしい服を着ている満里奈」と書いてあったので、私の中での満里奈のイメージで可愛い服を着て、なりきって受けに行きました。原作を読んでからオーディションに臨みましたが、満里奈はあまり登場していなかったので、正直メインキャストだとは思っていませんでした。オーディションで監督から「いい役」だよとは聞いていましたが、オーディションに合格してから柴咲コウさんや満島ひかりさんと一緒に撮影することを知ったので、とってもびっくりしました。
― 撮影が始まるタイミングでプレッシャーを感じることはありましたか?
青山:初めての映像のお仕事が映画で嬉しい反面、不安や緊張もあり、テレビの中でしか見た事がない憧れの方と親子という関係性で撮影をすること、どうしたらママという存在に思えるか悩んでいた時期もありました。
― 離れて暮らす父を亡くした満里奈を演じる上で意識したことや、「ここは自分と似ている」「ここは自分と対照的だ」と感じた満里奈の一面を教えてください。
青山:お父さんとようやく会えたのが亡くなってしまった後という、実際の私の周りでは想像もつかない出来事を満里奈は経験しているので、お父さんがいない事実をどう自分の中で実感を持たせるかとても悩みました。撮影期間中は家族と離れていたので、長く続いたらどうなるんだろうと想像したり、アパートのセットでお父さんと良ちゃん(良一)が暮らしている様子を目に浮かべたりして、満里奈との経験の差を縮めることを意識しました。
似ている部分はいくつかあります。よく笑うところや表情に出てしまうところ、とにかく元気でルールに厳しいところです。台本を読みながら満里奈を思い浮かべてクスッと笑っていたときもありました。逆に、私が満里奈にうらやましいと思うところもあります。思ったことを正直に相手にぶつけるところや、素直に人前でわんわん泣いてしまうところなど満里奈の素直さにうらやましさを感じる事がよくありました。撮影ではうらやましいと思うところ含めて全部、素直にできたので嬉しかったです。
青山姫乃、母役・満島ひかりは「特別な存在」
― 親子役を演じた満島ひかりさんについて「いつの間にか一緒にいると安心するような私にとって特別な存在になりました」とコメントされていましたが、安心できると感じた現場での思い出深いエピソードや、撮影前後でかけてもらった印象的な言葉などはありますか?青山:顔合わせで初めてお会いしたときに、普段からママと呼ばせていただく事と本当の親子の関係性でいられるよう、タメ口で話したいとお願いしました。満島さんは笑顔で「いいよー」と答えてくださってそのときから少しずつ緊張がほぐれていったと思います。満島さんは特別な言葉というよりも日常の会話を重ねて、感覚的に親子としての絆を生み出してくださっていました。
言葉ではないですが印象的だった行動があります。初めての共演のカットでカメラがまわる前、「ハグしていい?」と声をかけてくださって3秒ほどの温かいハグをしたのが家族の温もりを感じた最初の行動でした。それから満島さんの笑顔を見ると安心するようになり、1度満島さんがいない現場のとき、無意識に探していました。満島さんがいないと撮影がうまくいかなかったり、どこか不安に思ったりすることを感じて、満島さんはいてくれるだけで安心する私にとって特別な存在になっていたと気づきました。
青山姫乃をもっと知る一問一答
Q1.デビューのきっかけは?青山:お母さんがニコラモデルのオーディションをネットで見つけて応募し、グランプリになったことがきっかけ。まずモデルとしての生活が始まりましたが、事務所のレッスンでお芝居をしていたら面白くて、お芝居も色々なオーディションにチャレンジするようになりました。
Q2.好きな食べ物/嫌いな食べ物
青山:好きな食べ物はチーズケーキ、嫌いな食べ物はきのこ全般
Q3.好きなタイプ
青山:仲間想いで、その人の周りがいつも笑顔な人
Q4.座右の銘
青山:日々感謝。当たり前のように過ごせている毎日も誰かのおかげで存在しているので、日々感謝を忘れずに過ごしていくことを心掛けています。
Q5.これだけは他の人に負けない!
青山:麺への愛です!毎日どこかで一食、麺を食べています!ラーメンやうどん、パスタ、そうめん、そば全てが好きで常に家にストックがあります。すごいときは3食すべて麺だったこともあります。それくらい麺が大好きです。
Q6.自分にキャッチコピーをつけるとしたら?その理由は?
青山:クルクル変わるえくぼの笑顔。お芝居で表情や表現をすぐに変えられることと、笑顔はえくぼがチャームポイントだからです。
Q7.スタイルキープのためにやっていること
青山:食べたいものは基本的に我慢せずに食べていて、その代わりに毎日15分以上は必ず歩くのとエスカレーターやエレベーターより階段を利用するなど日常で簡単にできることをしています。ヨーグルトや白湯を飲んで内側から整えたりもしています!
Q8.最近ハマっていることは?
青山:塗り絵。デジタル塗り絵にハマっていて、本当はクレヨンで画用紙に絵を描きたいのですが、持っていないのでタブレットで塗り絵をしています!
Q9.最近した初体験
青山:飛行機に初めて乗りました!!初めての離陸のとき、アトラクションみたいでびっくりしました!実はジェットコースターが苦手なので必ず離陸と着陸は目を瞑ってしまいます。
Q10.今、一番会いたい人
青山:上白石萌音さんです。色々なことに挑戦をされているので、今までの経験や感じた事をお聞きしてみたいです。
Q11.今、最も情熱を注いでいること
青山:お芝居です。私の中で今最も夢中かつ、最も楽しくておもしろいもので、いろんな台本にチャレンジして、たくさんの作品に出演できるようになりたいと思っています。
Q12.今、悩んでいること
青山:食べたいものがどんどん増えていきます...。
Q13.悲しみを乗り越えた方法
青山:友達と会ってお話しして、たくさん笑う事が1番だと思います。悲しかったことも嫌なことも忘れるくらい楽しいことで埋め尽くしちゃいたいタイプです。1人で落ち着きたいときは温かい飲み物と甘いものを食べながら本を読んだり動画を見たりしています。新学期で学校での友達との関わり方がわからなくなってしまい、うまく会話ができない自分に悲しさが込み上げてしまった時期がありました。ですが、学校で友達と話しているときに何も意識していなくてもなんとなくの会話で大笑いできた瞬間があり、そのときに何も悩むことなんてなかったんだと乗り越えられました。
Q14.今の夢
青山:たくさんの作品に出演して、自分とはかけ離れた役など普段できない色んな人格を演じてみたいです。役を通してその人の価値観や見えている世界から、自分とは全く異なる発見をたくさんしたいと思っています。また経験を積んで成長した姿で満島ひかりさんとまた共演させていただけるように頑張りたいです!
Q15.夢を叶える秘訣
青山:大きな目標をつくり、それを達成するための小さな目標をつくる。目の前のことを一つ一つ努力して積み重ねていくことが1番大切なことだと思います。地道にスタート地点の地盤を固めて安定させていき、日常の色々な学びから、道を少しずつ増やしていくイメージで進んできました。勇気をだしてチャンスをつかむことも大きな前進に繋がります。何もできなくて後悔するより、悩んでいるなら手を伸ばしてみるほうが多くチャンスを掴めると思います!そして、自分1人だけで進んでいるわけではないということも大切にするべきだと思います。挫折しても周りの皆さんが支えてくれる。逆に周りが困っていたら同じように今度は自分が支える番。というように支え合うことを大切にしていけばきっと夢は叶うと思います。
青山姫乃(あおやま・ひめの/16)プロフィール
2009年8月4日生まれ、山形県出身。中学1年生のときに「第26回二コラモデルオーディション」でグランプリを獲得したことがきっかけでデビュー。現在も雑誌「nicola」専属モデルとして活躍中。2025年3月に放送されたTVドラマ「介護スナック ベルサイユ」(東海テレビ/2025年)で内村美里役を演じた。「兄を持ち運べるサイズに」はオーディションで抜擢され、本作が映画デビュー作となる。(modelpress編集部)
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