米倉涼子「本当に未熟」今の課題は? 女優人生を支える糧、夢を叶える秘訣も…モデルプレスインタビュー
2016.04.08 07:00
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女優の米倉涼子が主演する松本清張スペシャル『かげろう絵図』がフジテレビ系で4月8日(後9:00)に放送される。モデルプレスは2003年放送のNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』以来の時代劇出演となる彼女にインタビューを行い、お芝居や美意識について聞いた。
同作は、江戸時代後期に世間を騒がせた一大ゴシップ“感応寺事件”をもとに描く歴史サスペンス。米倉は殺された父の敵でもある現政権の悪事と裏事情を探るため、スパイとなって江戸城大奥に奥女中として入り込んだ勇猛果敢なヒロイン・縫(ぬい)を演じる。
米倉:絶対に厳しい道や辛そうな道を選びます。でも年齢を重ねてくると、緩い方がいいかなって思う時もある(笑)。昔は「何でもやります!」「泥んこも大丈夫!」と思っていましたが、今は寒いとか、冷たいとか、痛いとか、本音を言うと、泥んこも少し嫌ですね(笑)。
― それでもあえて選んできた険しい道のりが、今の米倉さんを支えている糧になっているのでは?
米倉:そうですね。大河ドラマの時は、とにかくお稽古を重ねて、資料を読み込んで勉強をしました。いま振り返ると、初めて着物を着てお仕事をさせていただいたことや、山の中を駆けずり回ったことよりも、撮影に向けた準備がとても印象に残っています。また松本清張先生の作品に出会ったことも、私にとってとても大きな出来事です。
米倉:私はテクニシャンではない、例えば声をこういう風に使ったらもっとこんな風になるとか、動きをこういう風にするとすごく有効的になるとか、そういう基本的な勉強をしたことがなくて、ほとんど自分の中での瞬発力だけでやっているので、そういう意味では本当に未熟だなって思います。私の場合は特に早口で落ち着きがなく、大河の時もよく注意されていたので、今回の撮影では気をつけようと思って臨みました。もう大人になったので大丈夫かなと思っていましたが、やはり何度か指導を受けて、まだまだ未熟だなと痛感しました。
― 女優を続ける中で、支えになっている言葉やアドバイスはありますか?
米倉:いろんな役者さんとお食事させていただいて、例えば西田敏行さんや岸部一徳さんに言われたことなどは、けっこうメモをしたりしますが、いつのまにか忘れています(笑)。「これを聞けて良かったな」とは常に感じているので、それでいいのかなと思いつつも、素敵な方々とコミュニケーションを取れることが、すごくありがたいなと思っています。
― 逆に米倉さんが後輩にアドバイスすることはありますか?
米倉:たまに「ヨネさんがこういう風に言ったから私は前に進めました。それがなかったらダメになっていました」と言われることがあって、そんな時は、私もちょっとはいいことができたのかなって思います。
米倉:大人になったので「耐える」ことも必要かなって思うようになりました。その中で自分らしく、自分をいかに有効に使い、生き生きできるかを常に考えています。
― 美しさを保つためにしている努力などはありますか?
米倉:私にとってそれは努力ではないんです。努力までの値に達していないというか。例えばエステに行く、汗を流す、クリームを塗る、それは努力ではなくて当たり前のこと。ただ年齢を重ねることで、やらなくてはいけないことが増えてきたなとは思います。意識していることとしては、温める、歩く、よく食べ、よく喋り、よく飲むとか(笑)。ストレスを溜めないようにすることは大切かもしれませんが、ストレスはみんな溜まるもの。その中で自分が心地良く生きられる生き方を見つけるのも一人ひとりの使命なのかなって思います。
米倉:これまでを振り返ると、やりたいことは口に出して「自分がやりたい!」ってみんなに伝えてきたなと。「こういう自分がいるよ!」っていうアピールは自分が夢に向かっていく努力の一つなんだと思います。でも言うだけでは何も変わらなくて「伝える!」ことが大切です。
厳しい道を選んできた女優人生
― 劇中ではスパイとなって自ら危険な場所に入っていきますが、米倉さんはお仕事で選択肢がいくつもあった際、どのような道を選びますか?米倉:絶対に厳しい道や辛そうな道を選びます。でも年齢を重ねてくると、緩い方がいいかなって思う時もある(笑)。昔は「何でもやります!」「泥んこも大丈夫!」と思っていましたが、今は寒いとか、冷たいとか、痛いとか、本音を言うと、泥んこも少し嫌ですね(笑)。
― それでもあえて選んできた険しい道のりが、今の米倉さんを支えている糧になっているのでは?
米倉:そうですね。大河ドラマの時は、とにかくお稽古を重ねて、資料を読み込んで勉強をしました。いま振り返ると、初めて着物を着てお仕事をさせていただいたことや、山の中を駆けずり回ったことよりも、撮影に向けた準備がとても印象に残っています。また松本清張先生の作品に出会ったことも、私にとってとても大きな出来事です。
「本当に未熟」今の課題は?
― 松本清張作品と米倉さんが縁深いことは誰もが知るところで、米倉さんの女優人生でも大きなターニングポイントになったような気がしています。テレビに映画、舞台、ミュージカル、多彩なフィールドで幅広い役どころを演じられていますが、あえて今、ご自身のお芝居について課題を挙げるとしたら何でしょうか?米倉:私はテクニシャンではない、例えば声をこういう風に使ったらもっとこんな風になるとか、動きをこういう風にするとすごく有効的になるとか、そういう基本的な勉強をしたことがなくて、ほとんど自分の中での瞬発力だけでやっているので、そういう意味では本当に未熟だなって思います。私の場合は特に早口で落ち着きがなく、大河の時もよく注意されていたので、今回の撮影では気をつけようと思って臨みました。もう大人になったので大丈夫かなと思っていましたが、やはり何度か指導を受けて、まだまだ未熟だなと痛感しました。
― 女優を続ける中で、支えになっている言葉やアドバイスはありますか?
米倉:いろんな役者さんとお食事させていただいて、例えば西田敏行さんや岸部一徳さんに言われたことなどは、けっこうメモをしたりしますが、いつのまにか忘れています(笑)。「これを聞けて良かったな」とは常に感じているので、それでいいのかなと思いつつも、素敵な方々とコミュニケーションを取れることが、すごくありがたいなと思っています。
― 逆に米倉さんが後輩にアドバイスすることはありますか?
米倉:たまに「ヨネさんがこういう風に言ったから私は前に進めました。それがなかったらダメになっていました」と言われることがあって、そんな時は、私もちょっとはいいことができたのかなって思います。
美を保つことは「努力ではない」
― 米倉さんが目指す理想の女性像について教えてください。米倉:大人になったので「耐える」ことも必要かなって思うようになりました。その中で自分らしく、自分をいかに有効に使い、生き生きできるかを常に考えています。
― 美しさを保つためにしている努力などはありますか?
米倉:私にとってそれは努力ではないんです。努力までの値に達していないというか。例えばエステに行く、汗を流す、クリームを塗る、それは努力ではなくて当たり前のこと。ただ年齢を重ねることで、やらなくてはいけないことが増えてきたなとは思います。意識していることとしては、温める、歩く、よく食べ、よく喋り、よく飲むとか(笑)。ストレスを溜めないようにすることは大切かもしれませんが、ストレスはみんな溜まるもの。その中で自分が心地良く生きられる生き方を見つけるのも一人ひとりの使命なのかなって思います。
夢を叶える秘訣
― 夢を叶えたいと頑張っている女の子にメッセージをお願いします。米倉:これまでを振り返ると、やりたいことは口に出して「自分がやりたい!」ってみんなに伝えてきたなと。「こういう自分がいるよ!」っていうアピールは自分が夢に向かっていく努力の一つなんだと思います。でも言うだけでは何も変わらなくて「伝える!」ことが大切です。
豪華キャストが集結
縫がひそかに恋心を寄せる従兄弟で、武術に優れた武士ながらも、父が無実の罪で失脚しお家断絶となったため闇医者をやっている島田新之助役に山本耕史。新之助が身を寄せる三味線と富本節の師匠で、江戸城の陰謀の裏で謎めいた死を遂げた妹の真相を探ろうとする豊春役に夏川結衣。ほか國村隼、竹中直人、津川雅彦、白石加代子、高畑淳子、木下ほうか、木村祐一、宇梶剛士などが脇を固める。(modelpress編集部)米倉涼子(よねくら・りょうこ)プロフィール
1975年8月1日生まれ、神奈川県出身、B型。身長168cm。1992年、高校生の時に「第6回全日本国民的美少女コンテスト」に出場し、審査員特別賞を受賞。翌年モデルとしてデビューし、女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルとなる。2000年に『恋の神様』(TBS)で女優デビュー、その後『整形美人。』(フジテレビ/02年)で初の主演を飾った。2012年に主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)の第1シリーズが放送されて高視聴率を獲得、現在第3シリーズ(14年)まで放送され、今夏には『ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル』の放送を控える。2012年にはブロードウェーミュージカル『CHICAGO』にも出演。日本人がアジア系以外のアメリカ人の役柄を演じることはブロードウェイ史上初。また、日本人女優がブロードウェイのロングランミュージカルに主演することも史上初となった。
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