河西智美が語る「すごく怖かった」卒業から今までの苦悩と成長 ソロ2年目で見えた次のステージとは
2014.12.17 11:40
views
元AKB48で歌手の河西智美(23)がモデルプレスのインタビューに応じた。ソロ2年目を迎えた今年は「キエタイクライ」「今さらさら」のシングル2枚をリリースすると共に、各地でライブやイベントを行いアーティスト活動に専念。作詞活動もスタートさせ“アーティスト・河西智美”として新たなステージを目指す彼女が、ソロ活動でぶつかった壁やターニングポイント、来年へ向けての抱負を語ってくれた。
インタビューを行った場所はシンガポール。12月5日~7日、サンテックシンガポール国際会議展示センターで開催された東南アジア最大のポップカルチャー&アニメイベント「アニメ・フェスティバル・アジア2014」(通称:AFA)のステージ後を直撃した。3日間で9万人を動員した一大イベントで、海外では初となる単独ライブパフォーマンスに臨んだ彼女。ただでさえ緊張するであろう異国の地で、1日に数ステージを行き来するハードスケジュールとなったが、その表情に疲れはなく、むしろ充実感に満ちあふれていた。
それもそのはず、彼女のステージには多くの現地ファンが押し寄せ、「Call me チユウ!(※河西のニックネーム)」と呼びかければ、一斉に“チユウ”コールが起きた。握手会には長蛇の列ができ、CDも見事ソールドアウト。「シンガポールには4年前くらいAKB48時代に来たことがあるんですけど、今回はアニメがメインのイベントということで若干アウェイ感を感じつつ、ソロだとどんな感じかな?大丈夫かな?なんてちょっと心配もしていました。でも初日から現地のファンのみんながたくさん来てくれて、スタッフさんからも『今のところ一番人が集まってるよ』と報告を受けて。緊張もありながら、安心してステージに立つことができました。ソロでもこんなにたくさんの人が来てくれるんだと思うとすごく嬉しいし、日本語の曲でも『良い歌だね』と言ってもらえると、本当に音楽は国境を越えられるし、言葉の壁なんてないんだなって。今回で自信もついたので、また色んな所でライブをやっていきたいなと思いました」と確かな手応えをのぞかせる。
特に今年1月にリリースした、キマグレン作詞・作曲によるソロ3rdシングル「キエタイクライ」は河西にとってひとつのターニングポイントとなった。「初めて秋元(康)さん以外の詞を歌ったのがすごく新鮮で、刺激になりました」。それがきっかけで、最近は「新しい自分を見つけたい」と自ら作詞活動に取り組む日々。「秋元さんが書くものにはもちろん追いつけないけど、私は23歳の女の子のリアルを知っているわけだから、それに対して女の子が共感してくれたり、男の子が『女の子ってこんな風に思うんだね』と反応してくれるのは、すごく面白いなって。例えば西野カナさんは、私達と同世代の子が聞いた時に『そうそう!』って思える身近な言葉を、さりげなく詞にのせられるのはすごいですよね。私も無理に作った言葉ではなく、自分がリアルに感じるような詞を書いて、リアルに感じてもらいたい。まだ決まってはないんですけど、とにかく来年はアルバムに向けて動きたいので、そこになるべく多く自分の詞を入れたいと思っています」とアーティストとしてのステップアップに意気込んだ。
「カナさんもそうだし、大好きなWHITE JAMさんやback numberさん、aikoさんのように“その人らしい言葉遣い”が、自分にも出来てきたら面白い」と、作詞を通じて“自分らしさ”を模索すると同時に「AKB48にいた時から感じるのは、“自分らしさ”やキャラクターって、無理に作るものじゃないのかなって。自分がありのままに表現すれば、みんなが『面白い』『セクシー』『甘えん坊』という風にイメージを作ってくれるから、それが私なんだと思う」とあくまで自然体を貫く。携帯にメモをする歌詞は、恋愛をモチーフにしたものがほとんど。「いつかは良い恋愛をして、結婚もしたい。そういうのも、また詞にできたらいいなって」と女の子らしい願望ものぞかせた。
「やっぱり踏み出す勇気は必要なのかなって思います。私だったらAKB48のオーディション。当時の私は人前がすごく苦手で、芸能界に憧れていたわけでもなかったけど、『一個なにかやってみよう』と試しに受けてみたオーディションが全ての始まりだったから。AKB48を卒業するのもすごく勇気がいることで、『AKB48の看板がなくなったらどうなるんだろう』というのはリアルに考えました。でもそこで『ちょっと怖くても行ってみよう!』って踏み出したからこそ今がある。特に私の同世代は『何でもいいよ』って人任せにしがちな人も多いと思うけど、自分が何を考えて、どう行動するのかという意志を持って踏み出していけば夢に近づくと思うし、その決断が正解でも不正解でも、自分で決めたことだから納得できるんじゃないかなと思います」
(modelpress編集部)
出身地:東京都
身長:156cm
血液型:A型
趣味:カラオケ、ネコの写真を撮る
特技:料理
好きな食べ物:お寿司、バタークッキー
嫌いな食べ物:さば、パクチー
2006年2月「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、AKB48の中心メンバーとして活躍。2012年12月「まさか」でソロデビュー。2013年5月に同グループを卒業し、今年1月にソロ3rdシングル「キエタイクライ」、9月に4thシングル「今さらさら」をリリースした。
それもそのはず、彼女のステージには多くの現地ファンが押し寄せ、「Call me チユウ!(※河西のニックネーム)」と呼びかければ、一斉に“チユウ”コールが起きた。握手会には長蛇の列ができ、CDも見事ソールドアウト。「シンガポールには4年前くらいAKB48時代に来たことがあるんですけど、今回はアニメがメインのイベントということで若干アウェイ感を感じつつ、ソロだとどんな感じかな?大丈夫かな?なんてちょっと心配もしていました。でも初日から現地のファンのみんながたくさん来てくれて、スタッフさんからも『今のところ一番人が集まってるよ』と報告を受けて。緊張もありながら、安心してステージに立つことができました。ソロでもこんなにたくさんの人が来てくれるんだと思うとすごく嬉しいし、日本語の曲でも『良い歌だね』と言ってもらえると、本当に音楽は国境を越えられるし、言葉の壁なんてないんだなって。今回で自信もついたので、また色んな所でライブをやっていきたいなと思いました」と確かな手応えをのぞかせる。
1人でステージに立つのがすごく怖かった
「ライブをメインにやっていきたい」との目標を掲げ、多くのファンと交流した今年、成長を感じた部分を聞くと「ファンの皆さんに安心して見てもらえるようなライブができるようになったこと」と語る。「始めは1人でステージに立つっていうことがすごく怖かったし、『こんなにステージって広いんだ』と感じました。どうやって盛り上がってもらえばいいんだろう?と色々考えて不安だらけだったんですけど、ステージを重ねていくうちに、それがだんだん良い緊張感に変わってきて。アドレナリンがバーッって出る感じ。MCも落ち着いて好きなことをしゃべれるし、それを聞いてみんなが笑ってくれる。カバー曲もやってみたり、そういうライブができるようになったのは今年に入ってからだと思うので、そこは自分でもふと『あ、なんか成長したかも』と思った瞬間でしたね」。特に今年1月にリリースした、キマグレン作詞・作曲によるソロ3rdシングル「キエタイクライ」は河西にとってひとつのターニングポイントとなった。「初めて秋元(康)さん以外の詞を歌ったのがすごく新鮮で、刺激になりました」。それがきっかけで、最近は「新しい自分を見つけたい」と自ら作詞活動に取り組む日々。「秋元さんが書くものにはもちろん追いつけないけど、私は23歳の女の子のリアルを知っているわけだから、それに対して女の子が共感してくれたり、男の子が『女の子ってこんな風に思うんだね』と反応してくれるのは、すごく面白いなって。例えば西野カナさんは、私達と同世代の子が聞いた時に『そうそう!』って思える身近な言葉を、さりげなく詞にのせられるのはすごいですよね。私も無理に作った言葉ではなく、自分がリアルに感じるような詞を書いて、リアルに感じてもらいたい。まだ決まってはないんですけど、とにかく来年はアルバムに向けて動きたいので、そこになるべく多く自分の詞を入れたいと思っています」とアーティストとしてのステップアップに意気込んだ。
「カナさんもそうだし、大好きなWHITE JAMさんやback numberさん、aikoさんのように“その人らしい言葉遣い”が、自分にも出来てきたら面白い」と、作詞を通じて“自分らしさ”を模索すると同時に「AKB48にいた時から感じるのは、“自分らしさ”やキャラクターって、無理に作るものじゃないのかなって。自分がありのままに表現すれば、みんなが『面白い』『セクシー』『甘えん坊』という風にイメージを作ってくれるから、それが私なんだと思う」とあくまで自然体を貫く。携帯にメモをする歌詞は、恋愛をモチーフにしたものがほとんど。「いつかは良い恋愛をして、結婚もしたい。そういうのも、また詞にできたらいいなって」と女の子らしい願望ものぞかせた。
夢を叶える秘訣は「踏み出す勇気」
「毎年新しい自分に会っていきたいし、ファンのみなさんがいつ見てもドタバタ飽きない河西でいたいなって。まだまだ2年目のベイビーなので(笑)。ワクワクが止まらないです」と瞳を輝かせる。最後に“夢を叶える秘訣”を聞くと、「私こそ、秘訣があるなら聞きたいくらい」と笑いつつ、熱いメッセージをくれた。「やっぱり踏み出す勇気は必要なのかなって思います。私だったらAKB48のオーディション。当時の私は人前がすごく苦手で、芸能界に憧れていたわけでもなかったけど、『一個なにかやってみよう』と試しに受けてみたオーディションが全ての始まりだったから。AKB48を卒業するのもすごく勇気がいることで、『AKB48の看板がなくなったらどうなるんだろう』というのはリアルに考えました。でもそこで『ちょっと怖くても行ってみよう!』って踏み出したからこそ今がある。特に私の同世代は『何でもいいよ』って人任せにしがちな人も多いと思うけど、自分が何を考えて、どう行動するのかという意志を持って踏み出していけば夢に近づくと思うし、その決断が正解でも不正解でも、自分で決めたことだから納得できるんじゃないかなと思います」
(modelpress編集部)
河西智美(かさいともみ)プロフィール
生年月日:1991年11月16日出身地:東京都
身長:156cm
血液型:A型
趣味:カラオケ、ネコの写真を撮る
特技:料理
好きな食べ物:お寿司、バタークッキー
嫌いな食べ物:さば、パクチー
2006年2月「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、AKB48の中心メンバーとして活躍。2012年12月「まさか」でソロデビュー。2013年5月に同グループを卒業し、今年1月にソロ3rdシングル「キエタイクライ」、9月に4thシングル「今さらさら」をリリースした。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
CiON、ユーフォニアム・サックス・ピアノ×ツインボーカルの異色編成 アイドルとバンドのいいとこ取り「自由に一緒に遊びましょう」【「STARRZ TOKYO 2025」インタビュー】モデルプレス
-
「ジュノンボーイ」谷原七音、水沢林太郎&野村康太の存在の大きさ「誰よりもこれから一緒に頑張っていく仲間」救われたエピソード&初対面明かす【「奪い愛、真夏」インタビュー後編】モデルプレス
-
「奪い愛、真夏」でドラマ初出演・谷原七音、兄的存在・GENERATIONS白濱亜嵐に「心を預けています」人間関係に悩んだ学生時代…自分を認められるようになった出来事とは?【「奪い愛、真夏」インタビュー前編】モデルプレス
-
ASTRO出身ROCKY(ラキ)の持つ魅力は「ステージを掌握するエネルギー」日本でのツアーファイナルへの思いも【「STARRZ TOKYO 2025」インタビュー】モデルプレス
-
「アルプス一万尺」テーマの新曲に注目・@onefive「出会って11年目の仲」息の合ったステージに意気込み【「STARRZ TOKYO 2025」インタビュー】モデルプレス
-
ILLIT独占カット到着 WONHEEの前髪をカットしたのは?日本デビューシングルMVの裏話公開【‘時よ止まれ’インタビュー】モデルプレス
-
ISSEI「一人ひとりと握手することでファンのことをより深く知れた」近い距離感で感じた団結力と熱量【「STARRZ TOKYO 2025」インタビュー】モデルプレス
-
ばんばんざい・ぎし“子育てしてない”炎上の真相 妻・桜井美悠が証言「結局は尊敬」【独占インタビュー】モデルプレス
-
【独占】ばんばんざい・ぎし&桜井美悠、第1子と初の3ショット取材 クリエイター夫婦が「結婚して本当に良かった」語る理由モデルプレス