「テラスハウス」chayの恋愛観とは?AMIAYAと赤裸々トークで本音を吐露
2013.12.17 10:00
アーティスト・AMIAYAと「テラスハウス」(フジテレビ系)にレギュラー出演中の“まいまい”ことシンガーソングライター・chay(チャイ)が対談を行い、アーティストデビューするまでの道程から自身の美について、さらには恋愛観まで幅広く語った。
AMIAYAとchayは12月18日にリリースされるhideのトリビュートアルバム「hide TRIBUTE VI ‐Female SPIRITS‐」に参加。同作には2組のほか青山テルマ、AMIAYA、小柳ゆき、倖田來未ら多彩な女性アーティスト全10組が名を連ねており、AMIAYAは「ROCKET DIVE」、chayは「FLAME」をカヴァーしている。
AYA:お話をいただいたときはホントに嬉しかったし、改めてたくさんのミュージックビデオを観させていただいたらとにかくカッコよくて。めっちゃテンション上がったよね。
AMI:うんうん。それまでももちろん有名な曲を聴いたことはあったんですけど、アルバムも聴き込んでみたら一気に大好きになっちゃったし。
chay:私も、hideさんみたいな偉大すぎる方のトリビュート作品に参加させていただけるっていうことにまず感動しまして。そこからAMIAYAちゃんと同じく作品を洗いざらい聴いてみたら…すっかりのめり込んじゃいました。
― AMIAYAさんの「ROCKET DIVE」、chayさんの「FLAME」という選曲はそれぞれの希望通りなんでしょうか?
AYA:私たちは希望通りだよね。
AMI:うん。
chay:あ、私も。
― だからですかね、エレクトロにポップにキュートに突き抜けた「ROCKET DIVE」にしろ、フォーキーでウォームな中に凛とした力強さをたたえた「FLAME」にしろ、リスペクトがあった上でそれぞれの“らしさ”がよく出ているように思います。
AYA:そうやって言ってもらえたら、すごく嬉しいよね。
AMI:ホントに。もともとはエレキギターがガンガンなカッコよさのある曲だから、それをどう変化球で表現するかっていうところで悩んだんですけど…。
chay:わかる。裏切っちゃいけないしね。でも、新しいものにはしたいし。
AYA:そう!自分らしさは絶対出したいもんね。
chay:まさに、AMIAYAちゃんたちの「ROCKET DIVE」には私もすごく“らしさ”が出てると思う。ガツンとロックな原曲の真逆をいくようなキラキラポップチューンなサウンドと世界観は、尊敬に値するなって。AMIAYAちゃんがもともと歌ってた曲にも思えるくらい、すごく合ってると思います。
AMI&AYA:うわ、嬉しい!
AYA:chayちゃんはchayちゃんで、歌声がすごく力強くて。
AMI:言葉がすごく伝わってくるし、一言一言に想いがこもってるよね。
AYA:そう。見た目はすごくかわいくて華奢だけに、そのギャップもすごく魅力だなって思いました。
chay:照れるけど…ありがとう!
― AMIAYAさんとchayさんはデビュー前から交流があるそうですが、友達として仲も良いし、アーティスト同士として尊敬もし合えるし…素敵な仲ですね。それぞれ、今回のトリビュート参加で得たもの、発見したことはありますか?
chay:私は、カヴァーアルバム(2013年1月リリースの『makeup 80's』)のときもオリジナルのカラーと自分色の狭間でいろいろ試行錯誤したしもがいたりもしたんですけど…その分だけ成長はできたと思っていて。今回の挑戦を経たことで、さらに前に進めることができたんじゃないかなとは思います。
AMI:それは絶対にあるよね。hideさんという個性の強い偉大な方の曲で自分たちらしさを出せたっていうことは、今後音楽活動を続けていく上で大きな自信になると思うし。
AYA:そうだね。どんなに時が流れても生き続けていく曲を歌うことができたっていうことも、光栄なことだし。参加させていただけて、ホントに良かったと思います。
chay:他の参加アーティストさんもいろんなジャンルのいろんな音楽性を持った方たちだから、“こういう風に歌うんだ”とか“こういうアレンジって新鮮だな”とか、多くの発見もあって。たくさん勉強できた作品でもあります。
― ちなみに、hideさんの奇抜なファッション、ヴィジュアルはみなさんからどう見えていますか?
AMI:私はすごく好きですね。
AYA:私も。シド・ヴィシャスみたいなパンクスなテイストもあるし。
AMI:ピンクの髪とかもカッコイイよね。ヴィジュアル系なのにスポーティーなダボっとした服を着てたりとか、オリジナルのファッション性もあるし。最近はそこまでいききってるロックミュージシャンをあまり見ないから、もっとhideさんみたいな人がいてもいいのになって思ったりもします。
chay:ね。(サポートしてくれる)バンドメンバーに聞くと、当時男の人がメイクするとか髪を長くして染めるっていうことってすごく斬新だったみたいなんですけど…そういうhideさんを今見てもオシャレだと思う。
AYA:そう、それがスゴいんだよね。
AMI:音楽だけじゃなく、そういう色褪せない存在感とかセンスにも憧れちゃいますね。
AYA:私たちはPUFFYさんに憧れてアーティスト活動を目指したんですけど…ファッションでも自分たちの個性を表現したかったので、今のAMIAYAとしてのスタイルを見つけ出すのにもすごく時間はかかったんですよ。
AMI:アーティスト活動が始まるまでに10年くらいかかって、その間には読者モデルをしたりもしたんですけど…もどかしく感じることもあったもんね。
AYA:でも、おかげで自分たちの個性とかファッションに出会えたりしたので…。
AMI:やっぱり、それも大事な経験だったよね。そういう時期があったから、ファッションと音楽を融合させたAMIAYAの今があると思います。
chay:AMIAYAちゃんのそういう個性、すごく素敵だと思う。私は幼稚園のころから歌手になりたくて、小学生のころからなんとなくピアノで作曲を始めてはいたんですよ。でも、高校まで学校がすごく厳しくてオーディションとかを受けることさえもできなかったので、大学入学と同時に音楽塾通いとギターを始めて。その後はいろんなレコード会社にデモテープを送ったりオーディションを受けまくったりしつつ、路上ライヴも始めてやっとデビューできたんです。とはいえ、なかなか売れない時期が続いたんですけど(苦笑)…そういう鳴かず飛ばずの時代に“もっといろんな人に歌を聴いてほしい、届けたい”ってもがいたことも、自分の糧になっていると思っています。最近は『テラスハウス』で私の存在を前よりも多くの方に知っていただくことができたわけだし、ここからchayとして歌でどれだけの人を惹き込めるかっていうのは自分次第かなと思ってます。で、アコギを弾いて歌う女の子って、日本人だとわりと…。
AYA:カジュアルなスタイルが多いよね。
chay:そうそう。でも、私はテイラー・スウィフト(アメリカのカントリーミュージック歌手。ファッショナブルなシンガーソングライター)が大好きで。
AMI:アコギ持って、ワンピースにヒール履いてね。
chay:そうなの!ギターめちゃめちゃ弾くのにすっごくオシャレで、すごく憧れるんですよ。そういう意味では、私もAMIAYAちゃんみたいにファッションと音楽を発信できたらいいなと思ってるんです。
― それぞれ表現方法は違っても、苦労した時代を経験していたり、表現欲が旺盛だったり…AMIAYAさんとchayさん、共感できる部分は多いんじゃないですか?
chay:うん、すごくあります。AMIAYAちゃんがアーティスト活動したいっていうことはずっと前から聞いてたから、今年の1月にデビューしたときはすごく嬉しかったし。
AMI:まだchayちゃんが高校生のころかな。青山で初めてライヴをしたときは、私たちも観に行ったしね。
AYA:そうそう。私たちは私たちで、『テラスハウス』にchayちゃんが出るっていうのもすごく嬉しかったもん。
― そんな二組が、同じトリビュートアルバムに参加するって…すごい奇跡でもあります。
AYA:ですよね。すごくびっくりした。
AMI:そこにもテンションが上がりました。
chay:ホントに。なんか運命感じます(笑)。
AMI:私は肌がすごく弱いので、お肌のお手入れはすごく気を付けてて。皮膚科でお薬をもらったりしてるんですけど、自分に合ったケアの仕方が大事だと思いますね。あと、AMIもAYAもいろんなお茶を飲むようにしてます。今だと…。
AMI:ルイボスティーだよね。
AYA:そう、毎朝毎晩飲んで、健康にも気を付けてます。
AMI:私は毎日ヨーグルトを食べるのと…納豆とかお豆腐とか大豆製品はよく食べるようにしてますね。ただ、食事制限は絶対にしないんですよ。
AYA:AMIはそうだよね。AYAは、お酒を飲むからご飯を食べすぎないように気を付けてたりするんですけど。
AMI:私もご飯を減らしてた時期があるんですけど、逆にストレスが溜まってしまって。それ以来、間食はしないけど、お米もがっつり食べるし我慢しないようにしてます。お肌も体も健康が一番大事ですね、やっぱり。
AYA:そうだよね。私は運動が好きなので、夜走ったりもしてます。あとは、友達とお酒を飲んだりして自分が好きなことをする時間を作るとか。息抜きもたまには必要だと思う。
chay:うんうん。私は前に急激なダイエットをしたときに、1か月弱で5kgくらい痩せて、肌は荒れるし声が全然出なくなっちゃったんですよ。それ以来、ちゃんと食べて運動するようにしてますね。もともと肌が弱いので、肌ケアは皮膚科のお薬を中心にケアしつつ…『テラスハウス』の女子は美意識の高い人たちが多いので、いろいろ教えてもらったりしてます。
AMI:AMIは、見た目は男らしい人が好きですね。がっちりしてる人。
chay:そうなんだ。私、細い人が好き。
AYA:草食系のほっそりした人だ。私、胸板が厚い人がいいな。
AMI:すっごいピンポイント(笑)。私、中身は生活感があまりないっていうか、謎めいてる人が好き。
AYA:私も何考えてるかわかんないような人に惹かれるんだけど…結局、付き合う人はいつもストレートな人ですね。“AYA、好きだ!”みたいな(笑)。結局はそういうピュアでわかりやすい人が好きなのかな。
chay:服装はオシャレな人が好き?
AYA:自分の中のラインを越えてれば大丈夫。ブランド物で固めてる人よりは、古着とかも着るし、そこにハイブランドをミックスしちゃうような人がいいな。chayちゃんは?
chay:私は、細くてかわいらしい人が好きだから男らしくなくていいんだよね。服装もオシャレじゃなくてよくて、GパンにTシャツにパーカーで、黒髪で、眉毛とかも整えてないほうがいいな。
AYA:わかる!逆に男の人は整えてほしくない。
AMI:眉間がつながってたらイヤだけど(笑)…そうじゃなかったら自然でいいよね。
chay:ね。あと、謎めいてる人は私も好き。“なんでそういう答えになったんだろう?”って思うと、つい気になっちゃう。
― そうやって気になった人がいたら、みなさん積極的にアプローチできますか?
AMI:しますね。めっちゃ積極的だと思う。自分から告白するし。小学校のころからそうです。
AYA:AYAも積極的なほうだとは思いますね。歳を重ねるごとに少しずつ怖くなっちゃったりはするけど、気になったらご飯誘ったりしますよ。“美味しいワインのお店行こうよ!”とか。
chay:私は、アタックするときもあれば待ってるときもあるし。でも…結構アタックすることが多いかな。“ご飯行こうよ”って誘ったりしますね。
― 好きだと思ったら、悩んでいないでまずは行動してみると。
chay:うん、行動したほうがいいと思います。後悔するのはイヤだよね。
AMI:そうそう。何もしないで後悔するぐらいだったら、行動して後悔したほうがいいと思う。
AYA:何もしないでモヤモヤするほうが、絶対引きずるもんね。どういう結果になったとしても、行動すれば自分の中でケジメはつけられるから。
chay:うんうん。すごく共感します!
AMI:私たちは年明け1月25日に“GGC5(GUNMA GIRLS COLLECTION 5)”に出演します。
AYA:衣装とか新しく用意しようかなと。それを皮切りに、2014年も自分たちらしく発信していきたいなと思ってます。
chay:私は1月29日に2ndシングルをリリースするんですけど、それは『テラスハウス』に入ってから書いた曲なので。楽しみにしててほしいし、2014年はchayとしてよりたくさんの方に知っていただけるように頑張ります!
― では、お互いにエールを送るとしたら?
AYA:2013年は一緒にライヴできたし、トリビュート盤に参加できたり…同じフィールドに立っていろいろできたから、2014年はお互いさらに上を目指していきたいよね。
AMI:うんうん。ベクトルは違ってもお互い発信したいファッションと音楽があるんだから、一緒にイベントやったら面白そうだし。
chay:ね、いつか実現させたい。私としては、AMIAYAちゃんみたいなファッショナブルで独特の世界観を持つアーティストは他にいないと思ってるので、このまま突き進んでほしいなって思います。
AYA:chayちゃんも、chayちゃんの真っ直ぐでひたむきな音楽をいろんな人に伝えていってほしいよね。
AMI:ホントに。これからも、お互い頑張ろうね!
― ありがとうございました。
(モデルプレス)
■トリビュートアルバム「hide TRIBUTE VI ‐Female SPIRITS‐」/発売日:12月18日
hideが生み出した珠玉のサウンドに豪華絢爛な女性アーティストがhideの“SPIRITS”に色とりどりの華を添える。
【参加アーティスト「収録曲」】
全10曲収録(※倖田來未「ピンク スパイダー」は既発音源を収録)
01.AMIAYA 「ROCKET DIVE」
02.mini 「In Motion」
03.chay 「FLAME」
04.分島花音 「Beauty & Stupid」
05.詩音 「HURRY GO ROUND」
06.青山テルマ 「TELL ME」
07.MAY’S 「MISERY」
08.JAMOSA 「GOOD BYE」
09.小柳ゆき 「ever free」
10.倖田來未 「ピンク スパイダー」
hideの“Rock SPIRITS”を伝承するアーティストが集結。hideへのリスペクトとそれぞれのクリエイティブが交錯し未来へと光を放つ。
【参加アーティスト「収録曲」】
全11曲収録 (※GLAY「MISERY」は既発音源をINAが新たにリミックスした音源を収録)
01.氣志團 「ROCKET DIVE」
02.D’ERLANGER 「限界破裂」
03.J 「FLAME」
04.筋肉少女帯 「DICE」
05.GLAY 「MISERY」 Remixed by INA
06.CUTT 「POSE」
07.THE CHERRY COKE$ 「D.O.D.[DRINK OR DIE]」
08.THE NOVEMBERS 「DOUBT」
09.ZEPPET STORE 「GOOD BYE」
10.森雪之丞 with 今井寿(BUCK‐TICK) 「EYES LOVE YOU~Ver.2013」
11.THE PINK SPIDERS[Shame,PATA,CHIROLYN,JOE,INA] 「ピンク スパイダー」
hideトリビュートアルバムSPIRITSシリーズ http://www.tkma.co.jp/jpop_top/hide.html
■AMIAYA(アミアヤ)プロフィール
鈴木亜美(すずき・あみ/妹)、鈴木亜耶(すずき・あや/姉)、生年月日:1988年11月8日、出身地:静岡県、血液型:B型
幼少期からアーティストを夢見て15歳で上京。美容室のカットモデルや雑誌のストリートスナップで活動を開始する。17歳からは「mina」「Zipper」「SEDA」「CUTiE」をはじめとする多数の原宿系雑誌にレギュラー出演。その後「ファッションは自由だから原宿系(青文字)と渋谷系(赤文字)の壁を壊したい」と渋谷系人気雑誌「Popsister」のレギュラーモデルや表紙モデルを務めた。
モデル業以外ではファッションブランド「jouetie(ジュエティー)」をコンセプターとして立ち上げる。現在は雑誌「ViVi」「Zipper」でも連載をスタートさせ、モデルからアーティストヘ転身。2012年7月に放送された「GTO」でドラマ初出演を果たすなど幅広く活躍している。2013年1月にはミニアルバム「TOKYO POP」でアーティストとしてメジャーデビュー。同年8月には「SUMMER SONIC 2013」に出演を果たしている。2013年1月25日、音楽とファッションで刺激する真冬のフェス・GGC5に出演決定。
AMIAYAオフィシャルHP http://www.tokyo-pop.com/
■chay(チャイ)プロフィール
生年月日:1990年10月23日、出身地:東京都
幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を開始した。2012年2月、デビュー前にもかかわらず、オリジナル曲「LOOP」が「洋服の青山」CMソングに、同年4月からは「together」がBSフジ「なでしこリーグ2012 中継」&「INAC TV」のテーマソングに起用される。
同年6月27日、ワーナーミュージックジャパンより、カバー曲「君たちキウイ・パパイ・マンゴーだね。」で配信デビュー。同年9月より、オリジナル曲「はじめての気持ち」が、ロッテガーナミルクチョコレートCM ソングに起用され、同年10月24日、同曲のシングルCDリリースをもって本格デビュー。
2013年1月23日、80年代の化粧品のCMソングをカバーした初のアルバム「makeup80’s」をリリース。同年10月よりフジテレビ系「テラスハウス」(毎週月曜23時)に本名の永谷真絵(ながたに・まい)名義でレギュラー出演中。
chayオフィシャルHP http://www.topcoat.co.jp/artist/chay/
「hide TRIBUTE VI ‐Female SPIRITS‐」参加にあたっての想い
― hideさんといえば、ソロ活動20周年を迎えた今も音楽面、ファッション面でミュージックシーンに影響を与え続けている方なので、トリビュートアルバムへの参加が決まったときには、AMIAYAのお二人もchayさんも、アーティストとして胸が高鳴ったのではないですか?AYA:お話をいただいたときはホントに嬉しかったし、改めてたくさんのミュージックビデオを観させていただいたらとにかくカッコよくて。めっちゃテンション上がったよね。
AMI:うんうん。それまでももちろん有名な曲を聴いたことはあったんですけど、アルバムも聴き込んでみたら一気に大好きになっちゃったし。
chay:私も、hideさんみたいな偉大すぎる方のトリビュート作品に参加させていただけるっていうことにまず感動しまして。そこからAMIAYAちゃんと同じく作品を洗いざらい聴いてみたら…すっかりのめり込んじゃいました。
― AMIAYAさんの「ROCKET DIVE」、chayさんの「FLAME」という選曲はそれぞれの希望通りなんでしょうか?
AYA:私たちは希望通りだよね。
AMI:うん。
chay:あ、私も。
― だからですかね、エレクトロにポップにキュートに突き抜けた「ROCKET DIVE」にしろ、フォーキーでウォームな中に凛とした力強さをたたえた「FLAME」にしろ、リスペクトがあった上でそれぞれの“らしさ”がよく出ているように思います。
AYA:そうやって言ってもらえたら、すごく嬉しいよね。
AMI:ホントに。もともとはエレキギターがガンガンなカッコよさのある曲だから、それをどう変化球で表現するかっていうところで悩んだんですけど…。
chay:わかる。裏切っちゃいけないしね。でも、新しいものにはしたいし。
AYA:そう!自分らしさは絶対出したいもんね。
chay:まさに、AMIAYAちゃんたちの「ROCKET DIVE」には私もすごく“らしさ”が出てると思う。ガツンとロックな原曲の真逆をいくようなキラキラポップチューンなサウンドと世界観は、尊敬に値するなって。AMIAYAちゃんがもともと歌ってた曲にも思えるくらい、すごく合ってると思います。
AMI&AYA:うわ、嬉しい!
AYA:chayちゃんはchayちゃんで、歌声がすごく力強くて。
AMI:言葉がすごく伝わってくるし、一言一言に想いがこもってるよね。
AYA:そう。見た目はすごくかわいくて華奢だけに、そのギャップもすごく魅力だなって思いました。
chay:照れるけど…ありがとう!
― AMIAYAさんとchayさんはデビュー前から交流があるそうですが、友達として仲も良いし、アーティスト同士として尊敬もし合えるし…素敵な仲ですね。それぞれ、今回のトリビュート参加で得たもの、発見したことはありますか?
chay:私は、カヴァーアルバム(2013年1月リリースの『makeup 80's』)のときもオリジナルのカラーと自分色の狭間でいろいろ試行錯誤したしもがいたりもしたんですけど…その分だけ成長はできたと思っていて。今回の挑戦を経たことで、さらに前に進めることができたんじゃないかなとは思います。
AMI:それは絶対にあるよね。hideさんという個性の強い偉大な方の曲で自分たちらしさを出せたっていうことは、今後音楽活動を続けていく上で大きな自信になると思うし。
AYA:そうだね。どんなに時が流れても生き続けていく曲を歌うことができたっていうことも、光栄なことだし。参加させていただけて、ホントに良かったと思います。
chay:他の参加アーティストさんもいろんなジャンルのいろんな音楽性を持った方たちだから、“こういう風に歌うんだ”とか“こういうアレンジって新鮮だな”とか、多くの発見もあって。たくさん勉強できた作品でもあります。
― ちなみに、hideさんの奇抜なファッション、ヴィジュアルはみなさんからどう見えていますか?
AMI:私はすごく好きですね。
AYA:私も。シド・ヴィシャスみたいなパンクスなテイストもあるし。
AMI:ピンクの髪とかもカッコイイよね。ヴィジュアル系なのにスポーティーなダボっとした服を着てたりとか、オリジナルのファッション性もあるし。最近はそこまでいききってるロックミュージシャンをあまり見ないから、もっとhideさんみたいな人がいてもいいのになって思ったりもします。
chay:ね。(サポートしてくれる)バンドメンバーに聞くと、当時男の人がメイクするとか髪を長くして染めるっていうことってすごく斬新だったみたいなんですけど…そういうhideさんを今見てもオシャレだと思う。
AYA:そう、それがスゴいんだよね。
AMI:音楽だけじゃなく、そういう色褪せない存在感とかセンスにも憧れちゃいますね。
アーティストデビューするまでの道程
― 今では多くの人に愛されて、特に女の子からは“憧れられる”存在であるAMIAYAさんとchayさんなわけですが、ここに至るまで、決して平坦な道を歩んできたわけではないんですよね。
AYA:私たちはPUFFYさんに憧れてアーティスト活動を目指したんですけど…ファッションでも自分たちの個性を表現したかったので、今のAMIAYAとしてのスタイルを見つけ出すのにもすごく時間はかかったんですよ。
AMI:アーティスト活動が始まるまでに10年くらいかかって、その間には読者モデルをしたりもしたんですけど…もどかしく感じることもあったもんね。
AYA:でも、おかげで自分たちの個性とかファッションに出会えたりしたので…。
AMI:やっぱり、それも大事な経験だったよね。そういう時期があったから、ファッションと音楽を融合させたAMIAYAの今があると思います。
chay:AMIAYAちゃんのそういう個性、すごく素敵だと思う。私は幼稚園のころから歌手になりたくて、小学生のころからなんとなくピアノで作曲を始めてはいたんですよ。でも、高校まで学校がすごく厳しくてオーディションとかを受けることさえもできなかったので、大学入学と同時に音楽塾通いとギターを始めて。その後はいろんなレコード会社にデモテープを送ったりオーディションを受けまくったりしつつ、路上ライヴも始めてやっとデビューできたんです。とはいえ、なかなか売れない時期が続いたんですけど(苦笑)…そういう鳴かず飛ばずの時代に“もっといろんな人に歌を聴いてほしい、届けたい”ってもがいたことも、自分の糧になっていると思っています。最近は『テラスハウス』で私の存在を前よりも多くの方に知っていただくことができたわけだし、ここからchayとして歌でどれだけの人を惹き込めるかっていうのは自分次第かなと思ってます。で、アコギを弾いて歌う女の子って、日本人だとわりと…。
AYA:カジュアルなスタイルが多いよね。
chay:そうそう。でも、私はテイラー・スウィフト(アメリカのカントリーミュージック歌手。ファッショナブルなシンガーソングライター)が大好きで。
AMI:アコギ持って、ワンピースにヒール履いてね。
chay:そうなの!ギターめちゃめちゃ弾くのにすっごくオシャレで、すごく憧れるんですよ。そういう意味では、私もAMIAYAちゃんみたいにファッションと音楽を発信できたらいいなと思ってるんです。
― それぞれ表現方法は違っても、苦労した時代を経験していたり、表現欲が旺盛だったり…AMIAYAさんとchayさん、共感できる部分は多いんじゃないですか?
chay:うん、すごくあります。AMIAYAちゃんがアーティスト活動したいっていうことはずっと前から聞いてたから、今年の1月にデビューしたときはすごく嬉しかったし。
AMI:まだchayちゃんが高校生のころかな。青山で初めてライヴをしたときは、私たちも観に行ったしね。
AYA:そうそう。私たちは私たちで、『テラスハウス』にchayちゃんが出るっていうのもすごく嬉しかったもん。
― そんな二組が、同じトリビュートアルバムに参加するって…すごい奇跡でもあります。
AYA:ですよね。すごくびっくりした。
AMI:そこにもテンションが上がりました。
chay:ホントに。なんか運命感じます(笑)。
美について
― それぞれ、スタイルキープや美肌の秘訣を教えてください。AMI:私は肌がすごく弱いので、お肌のお手入れはすごく気を付けてて。皮膚科でお薬をもらったりしてるんですけど、自分に合ったケアの仕方が大事だと思いますね。あと、AMIもAYAもいろんなお茶を飲むようにしてます。今だと…。
AMI:ルイボスティーだよね。
AYA:そう、毎朝毎晩飲んで、健康にも気を付けてます。
AMI:私は毎日ヨーグルトを食べるのと…納豆とかお豆腐とか大豆製品はよく食べるようにしてますね。ただ、食事制限は絶対にしないんですよ。
AYA:AMIはそうだよね。AYAは、お酒を飲むからご飯を食べすぎないように気を付けてたりするんですけど。
AMI:私もご飯を減らしてた時期があるんですけど、逆にストレスが溜まってしまって。それ以来、間食はしないけど、お米もがっつり食べるし我慢しないようにしてます。お肌も体も健康が一番大事ですね、やっぱり。
AYA:そうだよね。私は運動が好きなので、夜走ったりもしてます。あとは、友達とお酒を飲んだりして自分が好きなことをする時間を作るとか。息抜きもたまには必要だと思う。
chay:うんうん。私は前に急激なダイエットをしたときに、1か月弱で5kgくらい痩せて、肌は荒れるし声が全然出なくなっちゃったんですよ。それ以来、ちゃんと食べて運動するようにしてますね。もともと肌が弱いので、肌ケアは皮膚科のお薬を中心にケアしつつ…『テラスハウス』の女子は美意識の高い人たちが多いので、いろいろ教えてもらったりしてます。
恋愛観
― みなさん、どんな男の子がタイプですか?AMI:AMIは、見た目は男らしい人が好きですね。がっちりしてる人。
chay:そうなんだ。私、細い人が好き。
AYA:草食系のほっそりした人だ。私、胸板が厚い人がいいな。
AMI:すっごいピンポイント(笑)。私、中身は生活感があまりないっていうか、謎めいてる人が好き。
AYA:私も何考えてるかわかんないような人に惹かれるんだけど…結局、付き合う人はいつもストレートな人ですね。“AYA、好きだ!”みたいな(笑)。結局はそういうピュアでわかりやすい人が好きなのかな。
chay:服装はオシャレな人が好き?
AYA:自分の中のラインを越えてれば大丈夫。ブランド物で固めてる人よりは、古着とかも着るし、そこにハイブランドをミックスしちゃうような人がいいな。chayちゃんは?
chay:私は、細くてかわいらしい人が好きだから男らしくなくていいんだよね。服装もオシャレじゃなくてよくて、GパンにTシャツにパーカーで、黒髪で、眉毛とかも整えてないほうがいいな。
AYA:わかる!逆に男の人は整えてほしくない。
AMI:眉間がつながってたらイヤだけど(笑)…そうじゃなかったら自然でいいよね。
chay:ね。あと、謎めいてる人は私も好き。“なんでそういう答えになったんだろう?”って思うと、つい気になっちゃう。
― そうやって気になった人がいたら、みなさん積極的にアプローチできますか?
AMI:しますね。めっちゃ積極的だと思う。自分から告白するし。小学校のころからそうです。
AYA:AYAも積極的なほうだとは思いますね。歳を重ねるごとに少しずつ怖くなっちゃったりはするけど、気になったらご飯誘ったりしますよ。“美味しいワインのお店行こうよ!”とか。
chay:私は、アタックするときもあれば待ってるときもあるし。でも…結構アタックすることが多いかな。“ご飯行こうよ”って誘ったりしますね。
― 好きだと思ったら、悩んでいないでまずは行動してみると。
chay:うん、行動したほうがいいと思います。後悔するのはイヤだよね。
AMI:そうそう。何もしないで後悔するぐらいだったら、行動して後悔したほうがいいと思う。
AYA:何もしないでモヤモヤするほうが、絶対引きずるもんね。どういう結果になったとしても、行動すれば自分の中でケジメはつけられるから。
chay:うんうん。すごく共感します!
2014年に向けて
― 2014年、それぞれどんな年にしたいですか?AMI:私たちは年明け1月25日に“GGC5(GUNMA GIRLS COLLECTION 5)”に出演します。
AYA:衣装とか新しく用意しようかなと。それを皮切りに、2014年も自分たちらしく発信していきたいなと思ってます。
chay:私は1月29日に2ndシングルをリリースするんですけど、それは『テラスハウス』に入ってから書いた曲なので。楽しみにしててほしいし、2014年はchayとしてよりたくさんの方に知っていただけるように頑張ります!
― では、お互いにエールを送るとしたら?
AYA:2013年は一緒にライヴできたし、トリビュート盤に参加できたり…同じフィールドに立っていろいろできたから、2014年はお互いさらに上を目指していきたいよね。
AMI:うんうん。ベクトルは違ってもお互い発信したいファッションと音楽があるんだから、一緒にイベントやったら面白そうだし。
chay:ね、いつか実現させたい。私としては、AMIAYAちゃんみたいなファッショナブルで独特の世界観を持つアーティストは他にいないと思ってるので、このまま突き進んでほしいなって思います。
AYA:chayちゃんも、chayちゃんの真っ直ぐでひたむきな音楽をいろんな人に伝えていってほしいよね。
AMI:ホントに。これからも、お互い頑張ろうね!
― ありがとうございました。
(モデルプレス)
■トリビュートアルバム「hide TRIBUTE VI ‐Female SPIRITS‐」/発売日:12月18日
hideが生み出した珠玉のサウンドに豪華絢爛な女性アーティストがhideの“SPIRITS”に色とりどりの華を添える。
【参加アーティスト「収録曲」】
全10曲収録(※倖田來未「ピンク スパイダー」は既発音源を収録)
01.AMIAYA 「ROCKET DIVE」
02.mini 「In Motion」
03.chay 「FLAME」
04.分島花音 「Beauty & Stupid」
05.詩音 「HURRY GO ROUND」
06.青山テルマ 「TELL ME」
07.MAY’S 「MISERY」
08.JAMOSA 「GOOD BYE」
09.小柳ゆき 「ever free」
10.倖田來未 「ピンク スパイダー」
■トリビュートアルバム「hide TRIBUTE VII ‐Rock SPIRITS‐」/発売日:12月18日
hideの“Rock SPIRITS”を伝承するアーティストが集結。hideへのリスペクトとそれぞれのクリエイティブが交錯し未来へと光を放つ。
【参加アーティスト「収録曲」】
全11曲収録 (※GLAY「MISERY」は既発音源をINAが新たにリミックスした音源を収録)
01.氣志團 「ROCKET DIVE」
02.D’ERLANGER 「限界破裂」
03.J 「FLAME」
04.筋肉少女帯 「DICE」
05.GLAY 「MISERY」 Remixed by INA
06.CUTT 「POSE」
07.THE CHERRY COKE$ 「D.O.D.[DRINK OR DIE]」
08.THE NOVEMBERS 「DOUBT」
09.ZEPPET STORE 「GOOD BYE」
10.森雪之丞 with 今井寿(BUCK‐TICK) 「EYES LOVE YOU~Ver.2013」
11.THE PINK SPIDERS[Shame,PATA,CHIROLYN,JOE,INA] 「ピンク スパイダー」
hideトリビュートアルバムSPIRITSシリーズ http://www.tkma.co.jp/jpop_top/hide.html
■AMIAYA(アミアヤ)プロフィール
鈴木亜美(すずき・あみ/妹)、鈴木亜耶(すずき・あや/姉)、生年月日:1988年11月8日、出身地:静岡県、血液型:B型
幼少期からアーティストを夢見て15歳で上京。美容室のカットモデルや雑誌のストリートスナップで活動を開始する。17歳からは「mina」「Zipper」「SEDA」「CUTiE」をはじめとする多数の原宿系雑誌にレギュラー出演。その後「ファッションは自由だから原宿系(青文字)と渋谷系(赤文字)の壁を壊したい」と渋谷系人気雑誌「Popsister」のレギュラーモデルや表紙モデルを務めた。
モデル業以外ではファッションブランド「jouetie(ジュエティー)」をコンセプターとして立ち上げる。現在は雑誌「ViVi」「Zipper」でも連載をスタートさせ、モデルからアーティストヘ転身。2012年7月に放送された「GTO」でドラマ初出演を果たすなど幅広く活躍している。2013年1月にはミニアルバム「TOKYO POP」でアーティストとしてメジャーデビュー。同年8月には「SUMMER SONIC 2013」に出演を果たしている。2013年1月25日、音楽とファッションで刺激する真冬のフェス・GGC5に出演決定。
AMIAYAオフィシャルHP http://www.tokyo-pop.com/
■chay(チャイ)プロフィール
生年月日:1990年10月23日、出身地:東京都
幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を開始した。2012年2月、デビュー前にもかかわらず、オリジナル曲「LOOP」が「洋服の青山」CMソングに、同年4月からは「together」がBSフジ「なでしこリーグ2012 中継」&「INAC TV」のテーマソングに起用される。
同年6月27日、ワーナーミュージックジャパンより、カバー曲「君たちキウイ・パパイ・マンゴーだね。」で配信デビュー。同年9月より、オリジナル曲「はじめての気持ち」が、ロッテガーナミルクチョコレートCM ソングに起用され、同年10月24日、同曲のシングルCDリリースをもって本格デビュー。
2013年1月23日、80年代の化粧品のCMソングをカバーした初のアルバム「makeup80’s」をリリース。同年10月よりフジテレビ系「テラスハウス」(毎週月曜23時)に本名の永谷真絵(ながたに・まい)名義でレギュラー出演中。
chayオフィシャルHP http://www.topcoat.co.jp/artist/chay/
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