Netflix、世界経済に約50兆円の貢献!ネットフリックス効果一覧が見られる特設サイトを公開
2016年1月、Netflix(ネットフリックス)はサービス展開を130の国と地域へと拡大し、一夜にして190以上の国々で視聴可能となった。それから約10年。現在、同社は自らが生み出した経済的影響と、文化的インパクトを大々的に喧伝している。Netflixの発表によれば、過去10年間で映画やドラマシリーズに投じた資金は1350億ドル(約20兆9000億円)以上にのぼる。この投資が世界経済に対して計3250億ドル(約50兆4000億円)以上の貢献をもたらしたというのだ。さらに、これらのプロダクションは42万5000以上の雇用を創出し、加えて70万以上のエキストラや日雇い労働者の仕事を生み出したと主張している。
2026年は200億ドルを投入するNetflix
自社のグローバルな影響力を詳細に示すため、Netflixは「ザ・ネットフリックス・エフェクト(The Netflix Effect)」という新しいサイトを立ち上げた。
共同CEOのテッド・サランドスはブログ投稿において、このサイトが「我々の映画やシリーズがもたらす経済的、文化的、そして社会的な影響、およびそれが日ごとに、週ごとに、経済、産業、そして日常生活の至る所へとどのように波及していくかを包括的に見たもの」であると述べている。
もちろん、これらはすべてNetflix自身の集計によるものであり、独立した第三者機関によって検証されたデータではない。しかし、この数値を公表する背景には、同社が世界中のコンテンツに対する巨額の支出を継続する意思を改めて示す狙いがある。2026年、Netflixは前年比10%増となる200億ドル(約3兆1000億円)の現金コンテンツ支出を予測している。
テッドは「今や、我々にはそのフライホイールを回し続ける責任がある」と記し、「他のエンターテインメント企業が投資を控える一方で、我々は身を乗り出している。毎年、何百億ドルもの資金をコンテンツに費やし、世界各地の制作施設や人材育成に投資しているのだ」と、その強気な姿勢を強調した。
数字で見る「ネットフリックス効果」:世界50カ国、4,500都市での制作実績
「ザ・ネットフリックス・エフェクト」で強調されているデータからは、その活動規模の凄まじさが読み取れる。
グローバルな制作体制Netflixの番組や映画は、50カ国以上の4,500を超える都市や町で制作されてきた。協力した制作会社は世界中で2,000社以上に及ぶ。
ライセンス作品の重要性公共放送を含む3,000社以上の企業からコンテンツのライセンスを受けており、実は全タイトルの約75%をこれらが占めている。
次世代の育成過去5年間で1,000以上のトレーニングプログラムを組織し、75カ国以上の9万人を超えるクリエイティブ人材に教育の機会を提供した。
個別作品がもたらす巨大な経済波及効果
特定の作品が地域経済に与えるインパクトも無視できない。Netflixはいくつかの具体例を挙げている。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5シーズンの放送期間を通じて、米国経済に14億ドルの貢献をし、8,000以上の雇用を支えた。最終シーズンだけでも200人以上のスタントパフォーマーが参加している。
『リンカーン弁護士』4つのシーズンでカリフォルニア州経済に4億2500万ドル以上の貢献。ロサンゼルス全域の50以上の場所で撮影を行い、4,300人以上のキャストとスタッフを雇用した。
『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』エディ・マーフィ主演の本作は、カリフォルニア州に1億4000万ドルをもたらし、900以上のベンダーを雇い入れた。エディの代表作の復活は、経済面でも大きな成功を収めたと言える。
文化の書き換えと観光への波及:『SUITS/スーツ』から『エミリー、パリへ行く』まで
経済的な数字以上に興味深いのは、視聴者の行動や文化そのものを変容させる力だ。かつて放送されたシリーズがNetflixで「再ヒット」される現象は顕著である。その代表格が『SUITS/スーツ』だ。最初の放送から12年経った2023年、アメリカでは12週連続ストリーミング首位を記録し、累計視聴回数は4億5000万回を超えている。また、非英語タイトルの勢いも増しており、10年前は全体の10パーセント未満だった視聴シェアが、現在は3分の1以上にまで成長した。
さらに、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は単なるヒット作に留まらず、社会現象を巻き起こした。挿入歌「Golden」がK-pop史上初のグラミー賞に輝き、映画自体もオスカー2部門を受賞。Duolingoでの韓国語学習者が急増し、韓国への航空券予約が25パーセント増加するなど、一作品が国家レベルの観光需要を揺り動かしている。
こうした「聖地巡礼」の動機付けは、Netflixの得意とするところだ。調査によれば、作品で新しい場所を目にした後、その国を旅行先として選ぶ可能性は2.4倍高くなるという。実際、パリを訪れた観光客の38%が、訪問の動機として『エミリー、パリへ行く』を挙げている。
エンターテインメントの枠を超え、経済、教育、そして個人のライフスタイルにまで食い込む「ネットフリックス効果」。世界を繋いだこの10年の勢いは、2026年以降もさらに加速していきそうだ。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety
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