「第67回エミー賞」の見どころは?/写真は昨年「第66回エミー賞」の模様【モデルプレス】

人気海外ドラマが激突 「第67回エミー賞」の見どころをおさらい

2015.09.20 12:00

20日(現地時間)、米ロサンゼルスにて「第67回エミー賞 授賞式」が開催される。

同アワードは世界の放送業界において顕著な実績のあった番組や俳優、プロデューサー、制作技術者に贈られる放送業界で最も権威と歴史のある賞。1948年に設立され、1949年の第1回授賞式以来、今年で67回目を迎える。

今年の見どころは?

作品賞では、昨年もノミネートされた人気シリーズ「ダウントン・アビー」「ゲーム・オブ・スローンズ」「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が激突。そして昨年の「第66回エミー賞」ドラマ・シリーズ部門の作品賞を受賞した「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」もノミネートされている。

「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージ画像(c)2015 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(r)and related service marks are the property of Home Box Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージ画像(c)2015 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(r)and related service marks are the property of Home Box Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
中でも注目を集めているのが最終シーズンを迎えた「MAD MEN マッドメン」。2008年から2011年まで4年連続で作品賞を受賞した実績を持つ同作が、有終の美を飾るか期待されている。また主演のジョン・ハムも主演男優賞にノミネート。これまで7回主演男優賞にノミネートされながらも、一度も受賞を果たしていないジョンの行方も気になるところだ。

ジョンがノミネートされている主演男優賞には、ほかにも「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のケヴィン・スペイシー、「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカークなどの実力派が名を連ねている。

返り咲きか、飛躍か…主演女優賞に輝くのは?

主演女優賞も見逃せない。ここ数年は「HOMELAND」のクレア・デインズ(2012年、2013年)と「グッド・ワイフ」のジュリアナ・マルグリース(2011年、2014年)が栄冠を手にしている。

クレア・デインズ
クレア・デインズ
ジュリアナ・マルグリース
ジュリアナ・マルグリース
今回、ジュリアナはノミネートされていないが、もう一人注目したいのが「オーファン・ブラック~暴走遺伝子」のタチアナ・マズラニー。遺伝子操作やクローン人間を題材とした同作で、シーズン1だけでも1人7役を演じ分け、その演技力が高く評価されている。また、最終シーズンの「MAD MEN マッドメン」よりエリザベス・モスもノミネートされている。

果たして、クレアが頂点に返り咲くのか、それともタチアナが主演女優賞の座に踊り出るのか。もしくは「MAD MEN マッドメン」の人気を牽引したエリザベスが強さを見せるのか。熾烈な競争が予想される主演女優賞には6人がノミネートされている。

昨年の賞を総嘗めした「ブレイキング・バッド」のスピンオフが参戦

昨年の「第66回エミー賞」では、最終シーズンを迎えた「ブレイキング・バッド」がドラマ・シリーズ部門にて作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞と主要部門を総嘗め。今回はそんな「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」が作品賞をはじめ、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞にノミネートされている。

昨年賞を総嘗めした「ブレイキング・バッド」(C)2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
昨年賞を総嘗めした「ブレイキング・バッド」(C)2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
「ブレイキング・バッド」の人気を受け、スピンオフが制作された「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」に登場した弁護士、ソウル・グッドマンことジミー・マッギルを主人公にストーリーが展開。主演はコメディアンで放送作家としても活躍するボブ・オデンカークがつとめている。

昨年のエミー賞を沸かせた「ブレイキング・バッド」の意思を引き継ぐ「ベター・コール・ソウル」。今年も受賞に輝くのか注目したい。

「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」(C)2015 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」(C)2015 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.

日本でも視聴可能

いよいよ発表される今年のエミー賞。日本では、海外ドラマ専門チャンネルAXNが2003年より日本独占放送を行なっており、今年で13回目を迎え、「第67回エミー賞 授賞式」も9月21日(月・祝)AM7:55より無料放送。(modelpress編集部)

ドラマ・シリーズ部門

【作品賞】
・「ベター・コール・ソウル」
・「ダウントン・アビー」
・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・「HOMELAND」
・「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
・「MAD MEN マッドメン」
・「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」

【主演男優賞】
・ボブ・オデンカーク・「ベター・コール・ソウル」
・カイル・チャンドラー・「Bloodline」
・ケヴィン・スペイシー・「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
・ジョン・ハム・「MAD MEN マッドメン」
・ジェフ・ダニエルズ・「ニュースルーム」
・リーヴ・シュレイバー・「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」

【主演女優賞】
・タラジ・P・ヘンソン・「Empire 成功の代償」
・クレア・デインズ・「HOMELAND」
・ロビン・ライト・「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
・ヴィオラ・デイヴィス・「殺人を無罪にする方法」
・エリザベス・モス・「MAD MEN マッドメン」
・タチアナ・マズラニー・「オーファン・ブラック~暴走遺伝子」

【助演男優賞】
・ジョナサン・バンクス・「ベター・コール・ソウル」
・ベン・メンデルソーン・「Bloodline」
・ジム・カーター・「ダウントン・アビー」
・ピーター・ディンクレイジ・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・アラン・カミング・「グッドワイフ」
・マイケル・ケリー・「ハウス・オブ・カード 野望の階段」  

【助演女優賞】
・ジョアンヌ・フロガット・「ダウントン・アビー 」
・レナ・ヘディ・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・エミリア・クラーク・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・クリスティーン・バランスキー・「グッド・ワイフ」
・クリスティーナ・ヘンドリックス・「MAD MEN マッドメン」
・ウゾ・アドゥーバ・「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」

【監督賞】
・ティモシー・ヴァン・パタン・「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」
・デビッド・ナッター・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・ジェレミー・ポーズワ・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・レスリー・リンカ・グラッター・「HOMELAND」
・スティーブン・ソダーバーグ・「The Knick」

【脚本賞】
・ジョシュア・ブランド・「The Americans」
・ゴードン・スミス・「ベター・コール・ソール」
・デイヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス・「ゲーム・オブ・スローンズ」
・セミ・チェラス、マシュー・ワイナー・「MAD MEN マッドメン」
・マシュー・ワイナー・「MAD MEN マッドメン」

コメディ・シリーズ部門

【作品賞】
・「Louie」
・「モダン・ファミリー」
・「パークス・アンド・レクリエーション」
・「Silicon Valley」
・「Transparent」
・「Unbreakable Kimmy Schmidt」
・「Veep」

【主演男優賞】
・アンソニー・アンダーソン・「black-ish」
・マット・ルブラン・「マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!」
・ドン・チードル・「House Of Lies」
・ウィル・フォーテ・「The Last Man On Earth」
・ルイス・C・K・「Louie」
・ウィリアム・H・メイシー・「Shameless」
・ジェフリー・タンバー・「Transparent」

【主演女優賞】
・リサ・クドロー・「The Comeback」
・リリー・トムリン・「Grace And Frankie」
・エイミー・シューマー・「Inside Amy Schumer」
・イーディ・ファルコ・「ナース・ジャッキー」
・エイミー・ポーラー・「Parks And Recreation」
・ジュリア・ルイス=ドレイファス・「Veep」

【助演男優賞】
・アンドレ・ブラウアー・「Brooklyn Nine-Nine」
・アダム・ドライヴァー・「Girls」
・キーガン=マイケル・キー・「Key & Peele」
・タイ・バーレル・「モダン・ファミリー」
・ティトゥス・バージェス・「Unbreakable Kimmy Schmidt」
・トニー・ヘイル・「Veep」

【助演女優賞】
・メイエム・ビアリック・「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」
・ニエシー・ナッシュ・「Getting On」
・ジュリー・ボーウェン・「モダン・ファミリー」
・アリソン・ジャニー・「Mom」
・ケイト・マッキノン・「Saturday Night Live」
・ギャビー・ホフマンTransparent」
・ジェーン・クラコウスキー・「Unbreakable Kimmy Schmidt」
・アンナ・クラムスキー・「Veep」

【監督賞】
・クリストファー・ミラー・「The Last Man On Earth」
・ルイス・C・K・「Louie」
・マイク・ジャッジ・「Silicon Valley」
・ジル・ソロウェイ・「Transparent」
・アーマンド・イアヌッチ・「Veep」

【脚本賞】
・デヴィッド・クレーン、ジェフリー・クラリク・「Episodes」
・ウィル・フォーテ・「The Last Man On Earth」
・ルイス・C・K・「Louie」
・アウレック・バーグ・「Silicon Valley」
・ジル・ソロウェイ・「Transparent」
・アーマンド・イアヌッチ、トニー・ローチ・「Veep」

リミテッドシリーズ/テレビムービー部門

【リミテッドシリーズ部門】
・「American Crime」
・「American Horror Story: Freak Show」
・「The Honorable Woman」
・「Olive Kitteridge」
・「Wolf Hall」

【テレビムービー作品賞】
・「Agatha Christie’s Poirot」
・「Bessie」
・「Grace Of Monaco」
・「Hello Ladies」
・「Killing Jesus」
・「Nightingale」

【主演男優賞】
・ティモシー・ハットン・「American Crime」
・リッキー・ジャーヴェイス・「Derek Special」
・エイドリアン・ブロディ・「Houdini」
・デヴィッド・オイェロウォ・「Nightingale」
・リチャード・ジェンキンス・「Olive Kitteridge」
・マーク・ライランス・「Wolf Hall」

【主演女優賞】
・フェリシティ・ハフマン・「American Crime」
・ジェシカ・ラング・「American Horror Story: Freak Show」
・クィーン・ラティファ・「Bessie」
・マギー・ジレンホール・「The Honorable Woman」
・フランシス・マクドーマンド・「Olive Kitteridge」
・エマ・トンプソン・「Sweeney Todd」

【助演男優賞】
・リチャード・カブラル・「American Crime」
・デニス・オヘア・「American Horror Story: Freak Show」
・フィン・ウィットロック・「American Horror Story: Freak Show」
・マイケル・K・ウィリアムズ・「Bessie」
・ビル・マーレイ・「Olive Kitteridge」
・ダミアン・ルイス・「Wolf Hall」

【助演女優賞】
・レジーナ・キング・「American Crime」
・サラ・ポールソン・「American Horror Story: Freak Show」
・アンジェラ・バセット・「American Horror Story: Freak Show」
・キャシー・ベイツ・「American Horror Story: Freak Show」
・モニーク・「モニーク」
・ゾーイ・カザン・「Olive Kitteridge」

【監督賞】
・ライアン・マーフィー・「American Horror Story: Freak Show」
・ディー・リース・「Bessie」
・ヒューゴ・ブリック・「The Honorable Woman」
・ウーリ・エーデル・「Houdini」
・トム・シャンクランド・「The Missing」
・リサ・チョロデンコ・「Olive Kitteridge」
・ピーター・コスミンスキー・「Wolf Hall」

【脚本賞】
・ジョン・リドリー・「American Crime」
・ディー・リース、クリストファー・クリーヴランド、ベティナ・ジロイス、ホートン・フート・「Bessie」
・スティーヴン・マーチャント、ジーン・スタプニツキー、リー・アイゼンバーグ・「Hello Ladies」
・ヒューゴ・ブリック・「The Honorable Woman」
・ジェーン・アンダーソン・「Olive Kitteridge」
・ピーター・ストローハン・「Wolf Hall」

・コピーライト
「ゲーム・オブ・スローンズ」
Game of Thrones(c)2015 Home Box Office, Inc. All rights reserved.
HBO(r)and related service marks are the property of Home
Box Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
第4章 ブルーレイ&DVD レンタル中
発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

・ブレイキング・バッド
(C)2008-2013 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
シーズン1~ファイナル・シーズン発売中
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

・ベター・コール・ソウル
(C)2015 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
今冬、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりDVD&Blu-ray発売


【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 海外セレブ仲間入りの“関東一可愛い女子高生”が不安を告白?「誰?となりそう」
    海外セレブ仲間入りの“関東一可愛い女子高生”が不安を告白?「誰?となりそう」
    モデルプレス
  2. いよいよ発表のエミー賞 モデルプレスが主要部門を“ガチ”予想
    いよいよ発表のエミー賞 モデルプレスが主要部門を“ガチ”予想
    モデルプレス
  3. 関東一可愛い女子高生がナビゲート 「スパイダーマン」を生み出した米国“ソニー・ピクチャーズ”とは
    関東一可愛い女子高生がナビゲート 「スパイダーマン」を生み出した米国“ソニー・ピクチャーズ”とは
    モデルプレス
  4. 関東一可愛い女子高生がエミー賞レッドカーペットへ 日本を発つ
    関東一可愛い女子高生がエミー賞レッドカーペットへ 日本を発つ
    モデルプレス
  5. レディー・ガガ、エミー賞授賞式のプレゼンターに決定
    レディー・ガガ、エミー賞授賞式のプレゼンターに決定
    モデルプレス
  6. 恋も仕事も手に入れる!成功を掴む秘訣3つ
    恋も仕事も手に入れる!成功を掴む秘訣3つ
    モデルプレス

「海外」カテゴリーの最新記事

  1. エマ・ストーン、アカデミー賞でジョークのネタにしたジミー・キンメルは「嫌なヤツ」説に回答
    エマ・ストーン、アカデミー賞でジョークのネタにしたジミー・キンメルは「嫌なヤツ」説に回答
    VOGUE
  2. マット・ヒーリー、元恋人テイラー・スウィフトの新アルバムについてコメント
    マット・ヒーリー、元恋人テイラー・スウィフトの新アルバムについてコメント
    VOGUE
  3. キム・カーダシアン、「究極の乳首ブラ」のモデルを自ら務めていた
    キム・カーダシアン、「究極の乳首ブラ」のモデルを自ら務めていた
    VOGUE
  4. ルイ王子が6歳に! キャサリン妃撮影のポートレイト写真が公開
    ルイ王子が6歳に! キャサリン妃撮影のポートレイト写真が公開
    VOGUE
  5. 映画『チャレンジャーズ』でテニス選手を演じたゼンデイヤ、セリーナ・ウィリアムズにかけられた言葉とは
    映画『チャレンジャーズ』でテニス選手を演じたゼンデイヤ、セリーナ・ウィリアムズにかけられた言葉とは
    VOGUE
  6. ビヨンセ、ド派手なデコトラ&日本のコンビニで買い物する姿公開「衝撃的」「かっこよすぎ」と反響
    ビヨンセ、ド派手なデコトラ&日本のコンビニで買い物する姿公開「衝撃的」「かっこよすぎ」と反響
    モデルプレス
  7. ヴィクトリア・ベッカム、50歳の誕生日パーティーにスパイス・ガールズが集結
    ヴィクトリア・ベッカム、50歳の誕生日パーティーにスパイス・ガールズが集結
    VOGUE
  8. ヘンリー王子、正式に居住国をアメリカに変更
    ヘンリー王子、正式に居住国をアメリカに変更
    VOGUE
  9. クエンティン・タランティーノ、引退作となる監督10作目の制作を打ち切る
    クエンティン・タランティーノ、引退作となる監督10作目の制作を打ち切る
    VOGUE

あなたにおすすめの記事