【季節限定】涼やかな珠玉の和菓子。わざわざ食べたい京都名店の手土産7選
2024.07.16 17:05
蒸し暑い日が続く夏は、見た目から涼を運んでくれる和菓子に惹かれるもの。今回は、京都の伝統ある3つの和菓子店から、お取り寄せもできる、夏におすすめの和菓子をご紹介します。ひと目でみずみずしさが伝わってくるものや、果物の風味が感じられるものなど、バリエーションが豊富です。
1946年創業。透明感あふれる京菓子が豊富な「永楽屋」
徳島県の特産・木頭柚子の果皮を閉じ込めた「琥珀 柚子」 透き通った宝石のようなお菓子「琥珀 柚子」。京都河原町駅や祇園四条駅のほど近くで、1946年から続く京佃煮と京菓子のお店「永楽屋」の代表といえるお菓子です。透明感あふれる琥珀糖に、徳島県木頭村で収穫される香り豊かな木頭柚子の皮を一つひとつ手作業で閉じ込めてあります。口に含むと薄氷のような表面がシャリッと割れて、滑らかな寒天が溢れ出すと、ほのかな甘味とゆずの香りが広がります。舌触りの変化や華やかな風味に驚かされる、繊細なお菓子です。
永楽屋
琥珀 柚子
6包(12本)入 1,100円(税込)
木頭柚子が浮かび上がる。つるんとしたのど越しの「柚子ゼリー」 同じく木頭柚子をふんだんに使った、永楽屋の「柚子ゼリー」。
水面のように艶やかなゼリーに、柚子の皮のスライスが浮かび上がるさまは見るからに涼しげ。冷蔵庫で冷やして食べれば、ひんやり・つるんとした食感とのど越し、爽やかな柚子の風味が夏の暑さを忘れさせてくれます。
永楽屋
柚子ゼリー
単品 400円(税込)
4個入 1,820円(税込)~
ほか水羊羹との詰め合わせなどもあり
※9月10日(火)までの夏季限定品
瀬戸田レモンの果肉ごと包んだ雫型の「琥珀 レモンの雫」 しずく型の形が可愛らしい「琥珀 レモンの雫」は、永楽屋の夏限定の琥珀糖。
広島県瀬戸田町で、無科学肥料栽培で育てられたワックス・防腐剤不使用のレモンが使われています。果肉と果皮をそのまま包み込んでいるため、レモンそのものの果汁感もたっぷり。爽やかな香りと酸味がリフレッシュさせてくれます。
永楽屋
琥珀 レモンの雫
9個入 1,100円(税込)
※8月31日(土)までの夏季限定品
1945年創業。和にとらわれない新鮮なお菓子に出合える「京菓子處 鼓月」
3色の餡が入ったくずまんじゅう「くずたま」 ほんのり緑色や桜色に染まったゼリーのようなお菓子「くずたま」。戦後間もない1945年10月に創業し、それまでにない和菓子を生み出し続け、今では全国各地にお店を構える「京菓子處 鼓月(こげつ)」の夏のお菓子です。奈良・吉野の本葛で作ったあっさりとしたまんじゅうで、小豆・抹茶・桜葉風味の餡の玉をくるんでいます。ぜひ冷やして、みずみずしくもっちりとした生地と風味豊かな餡子のくちどけを堪能してください。
京菓子處 鼓月
くずたま 6個入 2,268円(税込)~
※8月22日(木)までの夏季限定品
見た目も味も桃を模した洋風まんじゅう「摘み果 白桃」 京菓子處 鼓月がとれたての果物をまんじゅうで表現する「摘み果」。夏の味のひとつが「白桃」です。
艶やかなピンク色の生地はまるで桃そのもの。中には、白桃の果汁を合わせた特製の白桃餡がギュッと詰まっていています。さらに桃の果肉もゴロゴロと入っていて、フレッシュな桃のジューシーさを堪能できる味わい。しっとり柔らかな生地と、シャキシャキ食感のコントラストも楽しい一品です。
京菓子處 鼓月
摘み果 白桃
5個入 1,512円(税込)~
※8月22日(木)までの夏季限定品
1803年創業。湧き水を活かしたみずみずしいお菓子を届ける「亀屋良長」
旬の桃とレモンがフルーティーな羊羹「桃の菓」 スライスレモンと白桃が透けて見えるさまがなんとも爽やか。1803年の創業より、店先から湧き出る良質な水を活かしてお菓子を作る「亀屋良長」の夏の羊羹のひとつ「桃の菓」です。レモンと白桃の層の下には、寒天や砂糖、水あめなどに、蒸して乾燥させたもち米を煎って作る味甚粉(みじんこ)を加えて固めたみじん羹、さらに桃の羊羹も重ねられています。旬の桃やレモンを使うだけではなく、みじん羹には乳酸菌入り。フルーティーで爽やかな味わいが夏にぴったりです。
亀屋良長
桃の菓
1,512円(税込)
※8月上旬までの夏季限定品
あんみつを手軽に味わえる寒天菓子「あんみつ・ミツマメ」 夏の和菓子の定番、あんみつとみつ豆を一口で楽しめるようにした「あんみつ・ミツマメ」。亀屋良長とパティシエ・藤田怜美さんが作るお菓子のブランド「Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA」の夏限定品です。
「あんみつ」は2種類あり、黒糖または宇治抹茶の寒天で大納言の粒あんとミルクムースをくるんでいます。透明の寒天の「ミツマメ」にはもっちりとした求肥とみかんゼリーが入っていて、こっくりとした赤えんどう豆が食感と味のアクセント。伝統の味わいを新しいかたちで表現した和モダンな寒天菓子です。
亀屋良長(Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA)
あんみつ・ミツマメ
1,620円(税込)
※8月頃までの夏季限定品
和の素材のコクと香りが引き立つ。プルンと柔らかな「わらび羹」 一般的にはもっちりと弾力のあるものが多いわらび餅を、みずみずしく柔らかに仕上げた亀屋良長の「わらび羹」。
三温糖と黒糖によるコクと甘味を、ぷるんとした食感とのど越しですっきりと味わえる一品です。別添えの香ばしいきなこをかけると原料のわらびの香りも一層引き立ち、深い余韻を残します。
亀屋良長
わらび羹
単品 378円(税込)
3個 1,350円(税込)~
※8月下旬までの夏季限定品
夏に涼を届ける。見た目も味わいも爽やかなお菓子
京都の和菓子の名店から、夏におすすめのお菓子をご紹介しました。透明感のあるものや、つるんとのど越しがよいもの、旬の果物を活かしたもの…あなたはどれに惹かれましたか。旅行のお土産にするのはもちろん、お取り寄せも可能なので遠方に住む方でも楽しめます。夏のお茶のひとときや手土産に選んでみてはいかがでしょうか。writer / ゆりか
※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。
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