

【チョコの雑学】ホワイトチョコレートはチョコレートじゃない?白色をしているのはなぜ?
2024.02.10 05:42
チョコレートと言えば、カカオマスの苦みや香りのある印象が強いですが、ホワイトチョコレートはどうして白色なんでしょうか?もしかしてカカオが入っていないから?と思ったことはありませんか?本記事では、ホワイトチョコレートが本当にチョコレートなのか調べてみました。
ホワイトチョコレートの特徴
ミルキーな甘さが特徴のホワイトチョコレートですが、巷ではチョコレートじゃないと言われています。本当はどうなんでしょうか?本記事では、ホワイトチョコレートの特徴や、ほかのチョコレートとの違いについて解説します。ホワイトチョコレートの原材料
ホワイトチョコレートは、ココアバター・砂糖・粉乳・レシチン・香料が主な原材料です。カカオ分にはココアバターのみ使われ、原材料はすべて白色のものを使っているのが特徴です。ほかのチョコレートとの違い
チョコレートを大きく分類すると、ブラック・ミルク・ホワイトの3種類。ブラック・ミルクチョコレートとの決定的な違いは、カカオマスが入ってるかどうか。メーカーによって原材料の配合は違いますが、どのメーカーのホワイトチョコレートにもカカオマスは入っていません。
なぜホワイトチョコレートは白い?
カカオマスが入っていない
ホワイトチョコレートが白い理由は、カカオマスが入っていないためです。ブラックやミルクチョコレートの特有の色や香りは、カカオマスによって生み出されます。カカオマスの含有量が多いほど、色や香りが濃くなるのもポイントです。カカオマスはチョコレートには必要?
チョコレート独特の苦みや風味は、カカオマスなしでは味わえません。チョコレートと言えば、ビターな味わいを好む方が多いので、カカオマスは必要と言えます。ただ、ホワイトチョコレートのミルキーな甘さは、心を落ち着かせる味わいです。その日の気分によって食べていきましょう。
覚えておきたいチョコレート用語
カカオマス
チョコレートは、カカオ豆を加工することでできますが、さまざまな工程を経て作られます。カカオ豆を焙煎し、粉砕してペーストしたものを「カカオマス」と言います。見た目はおなじみのチョコレートですが、この時点では砂糖など加えていません。カカオ100%のチョコレートのため、味はとても苦い味です。
ココアバター
カカオマスを圧搾した際に、カカオの中に含まれる油脂を取り出す工程があります。その油脂が「ココアバター」です。バターの見た目をした乳白色の固形物ですが、成分や味などはまったく違います。チョコレート以外で使う機会は少ないため、なじみのない方が多いかもしれませんね。
カカオパウダー
カカオマスを圧搾した際に残る固形物を、粉末にしたものを「カカオパウダー」と言います。ココアパウダーにそっくりですが、大きな違いは焙煎しているのかがポイントです。加熱すると、カカオの香りはよくなる代わりに、栄養素が低くなります。健康に気を使う方はローカカオ使った、カカオパウダーがおすすめです。
カカオニブ
「カカオニブ」とは焙煎したカカオ豆を荒く砕いたものです。チョコレートのなめらかさはありませんが、カリカリとした食感がポイント。甘みはない代わりに、カカオ豆本来の味や風味を楽しめます。クーヴェルチュール
バレンタインシーズンによく耳にする「クーヴェルチュール」。一般的なチョコレートに比べると、流動性や滑らかさがあるので、主に製菓用で使うことが多いです。国際規格の基準「カカオバター31%以上を含む」をクリアしたチョコレートのみ、クーヴェルチュールと呼ばれます。国産のクーヴェルチュールは、日本独自の規格で作られるため、国際規格とは少し品質が異なるので注意しましょう。
ホワイトチョコレートはチョコレートと言えるのか?
1) チョコレート生地カカオ分が全重量の35パーセント以上(ココアバターが全重量の18パーセント以上)であって、水分が全重量の3パーセント以下のもの(ただし、カカオ分が全重量の21パーセントを下らず(ココアバターが全重量の18パーセント以上)、かつ、カカオ分と乳固形分の合計が全重量の35パーセントを下らない範囲内(乳脂肪が全重量の3パーセント以上)で、カカオ分の代わりに、乳固形分を使用することができる。)
出典:www.jfftc.org
簡潔に言えば、カカオ分35%以上、そのうちココアバター18~20%以上、水分3%以下であれば、チョコレートと表記できるということです。ホワイトチョコレートには、カカオマスなどは入っていませんが、カカオバター35%以上含まれていればチョコレートと言えます。
※カカオ分には、カカオマス・カカオニブ・ココアバターなどが含まれます。
結論。ホワイトチョコレートはチョコレートと言える
白くてミルキーな甘さのホワイトチョコレートは、ほかの素材と合わせやすくアレンジがしやすいです。トリュフや生チョコなどのチョコレート菓子はもちろん、抹茶やいちごパウダーなどと混ぜると素材の色を活かしたスイーツが作れるのも魅力。チョコレートと言えば、カカオマスの苦みや香りの印象が強いですが、結論、ホワイトチョコレートもチョコレートです。お菓子作りをする際の豆知識としてぜひ覚えておいてくださいね。
ホワイトチョコのガトーショコラ。やさしさが口中に広がる。
なめらかな口溶け。ミルクティー生チョコ
とろける口溶け。抹茶のショコラテリーヌ
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