クリスマスに作りたい!時短&失敗しない「鶏もも肉のクリーム煮」【簡単オシャレな肉料理 #2】
2021.12.08 06:00
クリスマスや大晦日など、イベントごとが増える12月。ちょっと豪華な肉料理で、食卓を彩ってはいかがでしょう。本連載「簡単オシャレな肉料理」では、シェフ直伝の肉料理レシピを毎週ご紹介。第二回は、寒い冬やクリスマスに食べたい「鶏もも肉のクリーム煮」です。
本格フレンチをラクに再現!鶏もも肉のクリーム煮【簡単オシャレな肉料理#2】
12月の毎週水曜日連載「簡単オシャレな肉料理」では、家庭で再現できる本格的な肉料理のレシピを、新進気鋭のシェフに紹介してもらいます。第二回は、「鶏もも肉のクリーム煮」。
レシピを教えてくれたのは、東京 幡ヶ谷にある「bistrot semaille(ビストロスマイユ)」の石谷シェフです。
幡ヶ谷「bistrot semaille(ビストロスマイユ)」/石谷有吾シェフ幼い頃から料理が好きで、高校卒業後は地元京都の洋食店へ。当時の師匠がフレンチ出身だったことから、さまざまなフレンチの基礎を学ぶ。その後、銀座の名フレンチ「サラマンジェ ド イザシ ワキサカ」で修業を積み独立、ビストロスマイユをオープン
「今回の『鶏もも肉のクリーム煮』は、フレンチの定番『フリカッセ』を再現したレシピ。フリカッセは、炒めた肉を煮込む冬の家庭料理です。別名“白い煮込み”。肉は軽めに焼いて煮込み、白く仕上げるのが基本ですが、今回はあえてしっかり焼いて香ばしくさせ、濃厚さを出すために生クリームを使いました。時短にもなって、失敗なく仕上がりますよ」
前回の記事はこちら▼
ホワイトソースなしで激ウマ!「牛ひき肉のポテトグラタン」をシェフが伝授【簡単オシャレな肉料理 #1】
材料(1人前)
・鶏もも肉……125g(大きいもので1/2枚くらい)・ベーコン……20g
・きのこ(お好みで3種ほど。今回は、しめじ、マッシュルーム、エリンギ)……計50g
・生クリーム……60cc
・水……50cc
・白ワイン、または料理酒……20cc
・バター……4g
・チンゲン菜……1/4束
・塩……適量
・こしょう……適量
・パセリ(あれば)……少々
下ごしらえ
バターライスを炊いておく
米1合に対して、バター10g、コンソメ小さじ1杯を加え、目盛りよりも水を少し少なめにして炊飯器で炊きます。炊き上がったら、軽く塩・こしょうを振って混ぜておきましょう。ローリエといったハーブがあれば、加えるのもおすすめです。「バターライスは油が入るので、少し硬めに炊き上げておきます。メインのご飯というより、付け合わせ感覚です」
チンゲン菜をゆでておく
作り方(5ステップ)
1. 鶏もも肉を焼く
鶏もも肉に塩、こしょうをふります。「こしょうは焦げやすいので、しっかり焼く皮目には振りません。身の部分だけでOKです」 フライパンにサラダ油(分量外)をひき、中火で皮目から焼きます。皮と身の間にある脂を、ジワジワと出すようなイメージで焼きましょう。皮目がしっかり焼けたらひっくり返し、身の表面の色が変わるまで焼き上げたら、いったん取り出しておきます。
「煮込む段階でしっかり火を入れていくので、ここでは表面に火が通る程度で大丈夫です」
2. 同じフライパンで、ベーコンときのこを炒める
鶏もも肉を焼いたフライパンで、ベーコンを炒めます。脂が多かったら、キッチンペーパーで拭いて少し減らしておきます。 ベーコンから香りが出て色付いてきたら、きのこを加えてさらに炒めましょう。「どの料理を作るときも、きのこは3種以上使うのがおすすめです。旨味と香りが出て、味に深みが出ますよ。今回は、しめじ、マッシュルーム、エリンギを使います」
3. 鶏肉をフライパンに戻し、白ワインを加える
取り出しておいた鶏もも肉をフライパンに戻し、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。4. 生クリームと水を加えて煮込み、バターを加える
生クリームと水を加えて、5分ほど煮込みます。塩・こしょうを加えて味を調え、最後にバターを加えてコクを出します。「バターは風味を残したいので、必ず最後に入れます。入れたら、すぐ火を止めましょう」
5. バターライスと共に盛り付ければ完成!
炊いておいたバターライスを皿に盛り、肉、きのこソースを添えていきます。 彩りにチンゲン菜を飾れば、完成です!お好みでパセリをかければより豪華に。肉ときのこの旨味たっぷり!あったかクリーム煮込み
鶏肉はふっくらやわらかく、グリルとは違ったやさしい味わいです。複数のきのこの芳醇な香りと、ベーコンの旨味、クリームのコクがたっぷりで、付け合わせのバターライスともぴったり。シャキシャキでさっぱりしたチンゲン菜が、いいアクセントです。
本格的な味を簡単に再現できるのはうれしいですよね。このひと皿で、食卓が一気に豪華になります。見た目も冬らしく、おもてなしや、ちょっと特別なディナーに活躍するレシピです。
次週は「豚バラ肉と鶏手羽元のポトフ」を紹介
次週は、「豚バラ肉と鶏手羽元のポトフ」のレシピをご紹介!豚バラ肉、鶏手羽元と野菜だけでだしをとったスープは、旨味がたっぷり溶け出し、体の中からあったまるスープに。コンソメを使わなくてもできるレシピは必見です。お楽しみに!
これまでの連載はこちら▼
ホワイトソースなしで激ウマ!「牛ひき肉のポテトグラタン」をシェフが伝授【簡単オシャレな肉料理 #1】
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