居酒屋『Jige(ジゲ)築地店』の本マグロが豪快すぎ! がっつりマグロを味わう超人気の海鮮居酒屋
2021.09.30 18:00
(※お酒の提供については、国や自治体の要請に準じています)
築地を東西に走る大通り、新大橋通りから細い路地を入って少し歩くと『Jige(ジゲ)築地店』が見えてくる。目印は、“Jige”のJの字が“串”になっている看板。大通りの喧噪が遠くに聞こえるような落ち着いたエリアだ。
店内は1階と地下1階の2フロアで構成。木材とガラスを使った外観がシックな印象だ。地下は外側の階段から降りる造りとなっており、入口前のあしらいが、和の落ち着いた雰囲気を醸している。
地下は、靴を脱ぐスタイルで、座椅子とテーブル、カウンター席がある。
一方、1階は椅子とテーブル、カウンター席となっており、席数は全部で60席。現在は、ソーシャルディスタンスを考慮し、席数を絞っている。
少しダークな照明に、和モダンなインテリア。大人がくつろげる空間で、家族や友人だけではなく、大切な人のおもてなしにもぴったりだ。
その後、築地に2号店をオープン。こちらでは、築地というロケーションを生かしてマグロ料理を新たな看板メニューとして登場させている。
▲店長の治下 真舞(じげ まなぶ)さん(左)と、仕入担当の羽村(はむら)修一さん
「“シンプル イズ ベスト”がモットーなんです。市場が近いので、毎朝、仕入れ担当者が出向いて、仲卸しと直接、その日一番おいしい素材を仕入れるようにしています。その素材をシンプルにお客さまに楽しんでいただきたいですね」と店長の治下真舞(じげ まなぶ)さん。名物のマグロ料理や鶏の炭火焼きだけでなく、旬の野菜や魚介をシンプルに生かしたメニューも人気だ。
マグロの産地は、その時々で一番おいしいところのものを厳選。取材時は鳥取・境港のものだ。
「これでも小さいほうなんですよ」と治下さん。このボリュームで5人分。2つの大皿いっぱいに広がる大きさに、登場すると歓声があがるという。
サイズだけでなく、もちろん味も一流だ。
「最初は、なかなか中落ちだけを譲っては貰えなかったんです。20~30回、マグロの仲卸さんに通い詰めて、やっと売ってもらえるようになったんです。今では、『Jigeさん、いいものが出たよ』と向こうから連絡をもらえるくらいになりました」(治下さん)
市場で一番高値の、銀座の一流店が身の部分を仕入れたマグロの中落ちを分けてもらうこともあるのだそう。長年築き上げた信頼関係のたまものだ。
仕入れたマグロの中落ちはきちんと下処理してから、テーブルに供される。ハマグリですくうのは漁師のやり方を真似たのだとか。安心して食べてもらうために一人ずつビニールの手袋も用意されている。
骨まわりの身は脂分の少ない赤身。大ぶりの貝殻で豪快にすくい、小皿にとって薬味と一緒にいただく。少しねっとりした身は、うまみの濃い味わいがたまらない。余った分はユッケやなめろうなどにアレンジしてもらえる。
マグロのカマとはエラの後ろにある部位で、マグロ1本あたり2個しかとれない希少なものだ。よく動く場所にあるため、身が締まり脂ものっている。この希少部位を、毎朝、市場中のマグロの仲卸しを回って、仕入れてくる。
同店のカマ焼きのおいしさは、良質な素材だけでなく、炭火で焼くことにもある。炭火はガス火より高温になるため、表面をサッと焼き、うまみをギュッと閉じ込める効果が期待できる。脂もほどよく落ち、炭火ならではの香ばしい風味もごちそうだ。
プリップリの身は、まるで肉のように弾力があり、脂がじんわり溢れてくる。甘めの醤油ダレとたっぷりの大根おろしで食べれば、白いご飯が止まらなくなる。
取材時は、コリッとした歯ごたえと濃いうまみが詰まった北海道産の活ホッキ貝と活ツブ貝、トロトロにやわらかいマグロの脳天。刺身で楽しんだ後は、七輪の炭火でいただきたい。
醤油をハケでひと塗りして、炭火で焼けば、ジュワ~ッと醤油の焦げる香りが立ちのぼり、まるで海辺で楽しむバーベキューのよう。火を通すのは、サッと炙る程度に。中身がレアに仕上がった魚介は、さらに甘みを増して、たまらないおいしさだ。
▲左から「ねぎま」、「ぽんじり」、「レバー」
ほどよい歯ごたえと、ジューシーさのバランスが取れた鶏肉だ。この鶏肉のササミ、砂肝、レバー、ハツといったさまざまな部位を炭火でじっくり焼いている。
塩をふった肉をベテランの職人が、火通りが均一になるようにしながら、絶妙な火加減で焼いていく。人気は、外はカリッと香ばしく、中はトロッとレアなレバー。いずれの串も噛みしめるとジュワ~ッと沸くようにジューシーな肉のうまみに、思わず笑顔がこぼれる。
隠れた人気なのが、鳥取の蔵元『梅津酒造』が作った梅酒(写真手前)。鳥取でしか生産されていない「野花梅」という大ぶりの梅を、専用に醸造した日本酒に2年以上漬け込んで造られた特別な梅酒だ。他のドリンクと共に味わってみたい。
「ああ、うまいなァ~」と思う瞬間、心が解きほぐされていく。そんなひと時を『Jige築地店』でぜひ楽しんでみてはいかがだろう。
【メニュー】
鮪中落ち 2,200円~/1人前
本鮪かま焼き 2,200円~(2人前より)
海鮮刺焼 5種 3,850円
串焼き レバー 300円
串焼き ポンジリ 240円
串焼き 正肉 310円
※本記事に掲載された情報は取材日時点のものです。価格は店舗メニューでのご案内となり、予告なく変更となることもあります。また、価格はすべて税込みです。
03-3248-6332(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月~金
ランチ 11:30~14:00
(L.O.13:30)
ディナー 17:00~23:00
(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
土
17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
日曜日
祝日
https://r.gnavi.co.jp/e800401/
この記事の筆者:小田中雅子(ライター)
市場直送! 鮮度抜群の魚介類を気軽に楽しめる店
市場が移転してもなお海鮮料理の人気店がひしめく築地。その築地で、24年間、おいしい魚料理、とくにマグロ料理を食べるならここ! と周辺のオフィスワーカーから絶大な支持を得ている海鮮居酒屋が『Jige(ジゲ)築地店』だ。築地を東西に走る大通り、新大橋通りから細い路地を入って少し歩くと『Jige(ジゲ)築地店』が見えてくる。目印は、“Jige”のJの字が“串”になっている看板。大通りの喧噪が遠くに聞こえるような落ち着いたエリアだ。
店内は1階と地下1階の2フロアで構成。木材とガラスを使った外観がシックな印象だ。地下は外側の階段から降りる造りとなっており、入口前のあしらいが、和の落ち着いた雰囲気を醸している。
地下は、靴を脱ぐスタイルで、座椅子とテーブル、カウンター席がある。
一方、1階は椅子とテーブル、カウンター席となっており、席数は全部で60席。現在は、ソーシャルディスタンスを考慮し、席数を絞っている。
少しダークな照明に、和モダンなインテリア。大人がくつろげる空間で、家族や友人だけではなく、大切な人のおもてなしにもぴったりだ。
毎朝、市場に通う仕入れの達人がおいしさを支える
『Jige』の1号店が誕生したのは東中野。鮮度抜群の鶏肉や魚介類などの素材のうまみをじっくり引き出す炭火焼きメニューが評判を呼び、たちまち人気店となった。その後、築地に2号店をオープン。こちらでは、築地というロケーションを生かしてマグロ料理を新たな看板メニューとして登場させている。
▲店長の治下 真舞(じげ まなぶ)さん(左)と、仕入担当の羽村(はむら)修一さん
「“シンプル イズ ベスト”がモットーなんです。市場が近いので、毎朝、仕入れ担当者が出向いて、仲卸しと直接、その日一番おいしい素材を仕入れるようにしています。その素材をシンプルにお客さまに楽しんでいただきたいですね」と店長の治下真舞(じげ まなぶ)さん。名物のマグロ料理や鶏の炭火焼きだけでなく、旬の野菜や魚介をシンプルに生かしたメニューも人気だ。
銀座一流店が仕入れるマグロの中落ちという贅沢
この名物料理のために訪れる人も多いという「鮪中落ち」(写真上)。天然本マグロの骨まわりについた身を、ハマグリの貝殻でそぎ取りながら食べるという、マグロ好きには夢のようなメニューだ。マグロの産地は、その時々で一番おいしいところのものを厳選。取材時は鳥取・境港のものだ。
「これでも小さいほうなんですよ」と治下さん。このボリュームで5人分。2つの大皿いっぱいに広がる大きさに、登場すると歓声があがるという。
サイズだけでなく、もちろん味も一流だ。
「最初は、なかなか中落ちだけを譲っては貰えなかったんです。20~30回、マグロの仲卸さんに通い詰めて、やっと売ってもらえるようになったんです。今では、『Jigeさん、いいものが出たよ』と向こうから連絡をもらえるくらいになりました」(治下さん)
市場で一番高値の、銀座の一流店が身の部分を仕入れたマグロの中落ちを分けてもらうこともあるのだそう。長年築き上げた信頼関係のたまものだ。
仕入れたマグロの中落ちはきちんと下処理してから、テーブルに供される。ハマグリですくうのは漁師のやり方を真似たのだとか。安心して食べてもらうために一人ずつビニールの手袋も用意されている。
骨まわりの身は脂分の少ない赤身。大ぶりの貝殻で豪快にすくい、小皿にとって薬味と一緒にいただく。少しねっとりした身は、うまみの濃い味わいがたまらない。余った分はユッケやなめろうなどにアレンジしてもらえる。
名物! 脂がのったマグロのカマ焼きでご飯の進みが止まらない
こちらの名物「鮪かま焼き」はメディアにも多数紹介され、ランチ時には100食以上出るという人気ぶり。マグロのカマとはエラの後ろにある部位で、マグロ1本あたり2個しかとれない希少なものだ。よく動く場所にあるため、身が締まり脂ものっている。この希少部位を、毎朝、市場中のマグロの仲卸しを回って、仕入れてくる。
同店のカマ焼きのおいしさは、良質な素材だけでなく、炭火で焼くことにもある。炭火はガス火より高温になるため、表面をサッと焼き、うまみをギュッと閉じ込める効果が期待できる。脂もほどよく落ち、炭火ならではの香ばしい風味もごちそうだ。
プリップリの身は、まるで肉のように弾力があり、脂がじんわり溢れてくる。甘めの醤油ダレとたっぷりの大根おろしで食べれば、白いご飯が止まらなくなる。
まるで海岸で楽しむバーベキューのよう! 香ばしい海鮮刺焼
「海鮮刺焼(さしやき)」は『Jige』のオリジナルメニューで、「三種盛り」(写真上、一人前)と「五種盛り」の2種類がある。その日仕入れた鮮度抜群の旬の魚介類を刺身として味わうこともできるが、卓上七輪で炙って食べることもできるメニューだ。取材時は、コリッとした歯ごたえと濃いうまみが詰まった北海道産の活ホッキ貝と活ツブ貝、トロトロにやわらかいマグロの脳天。刺身で楽しんだ後は、七輪の炭火でいただきたい。
醤油をハケでひと塗りして、炭火で焼けば、ジュワ~ッと醤油の焦げる香りが立ちのぼり、まるで海辺で楽しむバーベキューのよう。火を通すのは、サッと炙る程度に。中身がレアに仕上がった魚介は、さらに甘みを増して、たまらないおいしさだ。
外がカリッ、中がジュワッ! もう一つの名物、鶏の炭火焼き
『Jige』のもう一つの名物が、炭火で焼く鶏の串焼きだ。使用しているのは、鳥取のブランド鶏「大山(だいせん)どり」。▲左から「ねぎま」、「ぽんじり」、「レバー」
ほどよい歯ごたえと、ジューシーさのバランスが取れた鶏肉だ。この鶏肉のササミ、砂肝、レバー、ハツといったさまざまな部位を炭火でじっくり焼いている。
塩をふった肉をベテランの職人が、火通りが均一になるようにしながら、絶妙な火加減で焼いていく。人気は、外はカリッと香ばしく、中はトロッとレアなレバー。いずれの串も噛みしめるとジュワ~ッと沸くようにジューシーな肉のうまみに、思わず笑顔がこぼれる。
マグロに合わせたい赤ワインからレアな日本酒まで
おいしい魚料理と焼き鳥には、おいしいお酒も欠かせない。同店では生ビールから日本酒、焼酎、ハイボールまで種類も豊富にそろっている。濃厚な味わいのマグロ料理にぴったりの赤ワインもぜひ試してみたい。隠れた人気なのが、鳥取の蔵元『梅津酒造』が作った梅酒(写真手前)。鳥取でしか生産されていない「野花梅」という大ぶりの梅を、専用に醸造した日本酒に2年以上漬け込んで造られた特別な梅酒だ。他のドリンクと共に味わってみたい。
おいしい料理をとことん食べて、気分をリフレッシュ
ご紹介したメニューの他に、ウニがてんこ盛りになったおにぎりや、ウニとホタテのグラタンなど海鮮好きなら一度は食べたいメニューがズラリ。今後は、炭火を使ったメニューをもっと増やしていきたいのだとか。「ああ、うまいなァ~」と思う瞬間、心が解きほぐされていく。そんなひと時を『Jige築地店』でぜひ楽しんでみてはいかがだろう。
【メニュー】
鮪中落ち 2,200円~/1人前
本鮪かま焼き 2,200円~(2人前より)
海鮮刺焼 5種 3,850円
串焼き レバー 300円
串焼き ポンジリ 240円
串焼き 正肉 310円
※本記事に掲載された情報は取材日時点のものです。価格は店舗メニューでのご案内となり、予告なく変更となることもあります。また、価格はすべて税込みです。
Jige 築地店
東京都中央区築地2-14-3 NIT築地ビル03-3248-6332(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月~金
ランチ 11:30~14:00
(L.O.13:30)
ディナー 17:00~23:00
(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
土
17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
日曜日
祝日
https://r.gnavi.co.jp/e800401/
この記事の筆者:小田中雅子(ライター)
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