4年連続アジアNo.1レストランの『ガガン』と日本人スターシェフがコラボした『ゴーガン』イベント!
2018.10.26 17:08
タイの新たな魅力を発見する「Open to the New Shade Feel Thai Diversity」
日本とタイの修好130周年を記念して開催された「クルンシィ・アユタヤ絆駅伝」。今冬で3度目となる開催に先駆けて、10月3日(水)にクルンシィ・アユタヤ絆駅伝参加ツアー告知記念イベント「Open to the New Shade Feel Thai Diversity」が行われた。会場となったのは、ハイセンスな店が集まる、東京・南青山に2017年オープンしたフレンチレストラン『AIX:S(エックス)』。
ゆったりとした開放的な空間でひと際目を引くのが、モザイクタイルとその奥に潜むオープンキッチン。壁一面には店名「X」のイニシャルが、この日のイベントのテーマ“日本とタイの絆”を示すように途切れることなく描かれている。
本イベントの指揮をとるのは、『世界のベストレストラン50』『アジアのベストレストラン50』で日本の評議委員長を務めるジャーナリストの中村孝則氏(写真上)。タイは、文化のダイバーシティ(=多様性)に富んだ国であり、それを象徴するのが、様々な国のジャンルが混在している“食”にあると語った。
4年連続アジアNo.1に輝く『ガガン』のアナンド氏と、福岡No.1のフレンチシェフ・福山剛氏によるトークショー
「今日はまさしく、食の多様性を象徴するにふさわしいゲストをお招きしております!」。中村さんの掛け声とともにまず現れたのは、イベントに合わせての来日となった『Gaggan(ガガン)』シェフのガガン・アナンド氏(以下、ガガンシェフ)。インドのカルカッタで生まれ育ち、インドの元大統領のシェフとして活躍後、スペインの伝説のレストラン『エル・ブリ』へ。初のインド人スタッフとして研鑽を積み、2010年にタイの首都バンコクにて『ガガン』をオープンした。2015年に『アジアのベストレストラン50』1位に選ばれて以来、4年連続で1位を獲得。『世界のベストレストラン50』でもトップ10にランクインする、いま世界中で愛されるスターシェフの1人である。
続いて、『ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ』オーナーシェフの福山剛(たけし)氏(以下、剛(ごう)シェフ)が登壇。
福岡で生まれ育ち、フレンチレストラン『イル・ド・フランス』をはじめ同県内で修業後、2002年に西中洲に自身の店となる『ラメゾン ド ラ ナチュール ゴウ』を開業した。『アジアベストレストラン50』に選ばれたのは2016年。東京、大阪を除く都市では初のランクインとなったことが話題となり、予約困難な店として注目を集めている。
「2人はそれぞれの名前を組み合わせた『GohGan(ゴーガン)』というポップアップレストランを行っています。非常に仲が良く、楽しいイベントを日本各地で企画していますが、このプロジェクトについて迫りたいと思います」。
中村さんの軽快なアナウンスとともに、名シェフたちによるスペシャルなトークショーが幕を開けた。
タイ国の食に対する価値をも変えた、唯一無二の体験ができるレストラン『ガガン』
ガガンシェフの発想は、実にユニーク。オープン当初、『ガガン』は味見をしてからオーダーするというシステムだった。あらゆる賞を獲得した2016年、世界中からゲストが来るようになると、誰もがわかる携帯の絵文字でメニューを表記し、コースの中には手を使って食べる献立を22品も提案している。
「食べるということは、とても主観的なことです。僕たちは、ただ料理を振舞っているだけではありません。オンリーワンの体験を提供しているのです」。
オープンから8年で、タイ国の食に対する価値や高級料理の定義を変えただけではなく、世界中のレストランに新たなイノベーションをもたらした。その要因は、味だけじゃない。料理の“楽しさ”“驚き”“分かち合える価値観”といった皿の上にある多様性が評価されている、と中村氏は解説する。
安くてうまいが定義。福岡の食文化に新風を吹き込んだ『ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ』
福岡で生まれ育ち、修業先も地元のみ。開業に選んだ地も博多。県外を知らない剛シェフは、日本と海外のレストランに求めるものの違いについてこう語る。「海外の嗜好など知らなかった僕が他国のシェフと仕事をするようになって感じたことは、海外のお客さまにとってレストランは料理を楽しんだり、愛する人と時間を共有する場所であるということです」。
楽しく過ごしてもらうために『ゴーガン』が選んだのは、あらかじめ献立を考えないというスタイルだ。その地にたどり着き、食材に触れたときのインスピレーションで生まれる料理とは一体――。
いまや世界的ブーム! コラボレーションイベントのきっかけとなった『ゴーガン』
毎年2回開催している『ゴーガン』のイベントも、来月で10回目を迎える。「『ゴーガン』は、日本料理でもフレンチでもタイ料理でもありません。コンセプトは、予期しないことをすること。実験のような料理もチャレンジへと変わり、次回はどうなるか我々にもまだ想像がつきませんが、きっとファンキーなイベントになるでしょう。それは、僕と剛さんがお互いの足りないものを補い合える陰と陽のような関係だから叶うことなのです」とガガンシェフは言う。
いまや国やジャンルを超えて、世界中のシェフたちが行っているコラボレーションイベントだが、自国以外のさまざまな場所で開催することにガガンシェフはこだわる。『ゴーガン』の料理はまるでブルースのように、最高の食材、未知なる場所、スタッフ、世界中のゲストと2人のセッションによって完成するのだ。
ここで『ゴーガン』のスペシャリテである「クラブカレー」を作るために厨房へと向かう2人に代わって、『エックス』オーナーシェフの山下敦司さんが登壇した。
服部栄養専門学校を卒業後、銀座『清月堂』で修業後、95年に渡仏。『トロワグロ』や『ピエール・ガニェール』などフランス料理界の巨匠の元で研鑽を積み、帰国後は『ル・コルドン・ブルー・パリ』にて料理講師を務める。2006年より『アルゴ』の総料理長を経て、2017年に満を持してのオープンとなった。
「オードブルをご用意させていただきました。僕の料理には、皿ごとにテーマカラーがあるのですが、タイのナショナルカラーである赤とピンクで表現しています」。山下シェフのコメントに合わせて、テーブルが鮮やかに染まっていく。
オードブルに供されたのは「天使の海老と魚介のコンポジション キャビア添え ヴェトラーヴのピューレと共に」(写真上)。
気になるのは、真っ赤に色づく透明なシート状のもの。噛むと、想像以上に強い弾力に驚かされた。「実は、嚥下(えんか)食用に企業と開発したゲル化剤で仕上げたシートなんです。ゼラチンは手で持つと溶けて崩れてしまいますが、これは胃の中に入るまで溶けません。嚥下食ってなかなか食べる機会ないでしょ」。山下シェフは他にない技術とアイデアで、多くのゲストの初体験を奪う。
サラダに続いて、お待ちかね! 「『ゴーガン』特製 クラブカレー」が登場すると、会場はアジアンムードに一転。ココナッツとスパイスのピュアな香り、ゲストの屈託のない笑顔に包まれた。
米を覆うてんこ盛りのカニ。意外だったのは、国産の米を使用していること。
「例えば、今日は蒸したご飯を使用しています。あっさりとした白飯にパワーをもたせるために、魚のだしや、バターをいつもより多く加えて、コク深い味わいに仕上げています。日本では、カレーは煮込み料理という印象ですが、ガガンは僕に『カレーはフレッシュ感が一番大事なんだ』と教えてくれたのです。僕自身、初めて食べたとき恐ろしく感動してしまいました!」と剛シェフ。
この一杯で満足させられるようきめ細やかな工夫が施されているのだ。
誕生秘話を聞きながらあっという間に完食。スパイスの上品な辛みと、ココナッツに決して媚びない甘い風味の余韻に浸る頃……
『ゴーガン』から重大発表!
「僕たちは、2020年にお互いが営む現在の店を閉めます。そして2021年、福岡にて2人の新しい店を立ち上げることになりました!」。2人からの報告に驚きの声があがる。ガガンシェフは、未来の『ゴーガン』についてこう語る。「高級料理は、キュイジーヌや希少な食材のことではなく、辺鄙(へんぴ)な場所でもその地に足を運んで食べるということに変わってきています。そういった目的地を創ることも、私たちのミッションのひとつでしょう」。
豪華特典はツアー限定!“クルンシィ・アユタヤ絆駅伝2019”特別参加&応援ツアーを見逃すな!
2019年1月13日に行われる“クルンシィ・アユタヤ絆駅伝”に際して、参加&応援ツアーの遂行が発表された。1月11日に日本を出発。バンコクへ到着後、ツアー限定で“クルンシィ・アユタヤ絆マラソン2019レセプションパーティー”へ招待していただけることとなった。さらにスペシャルな特典として、ツアーにお申し込みいただいたゲストの中からペア1組に、予約困難なアジアNo.1レストラン『ガガン』のお食事券をプレゼント! なんと豪華な特典!!美食で満たされたあとは、タイの古都・アユタヤ歴史公園を走ろう。そびえる遺跡を眺めながら、日本人とタイ人がチーム一丸となってタスキを繋ぐ。タイ観光の目玉となる世界遺産とスポーツ、美食グルメを一度に堪能できる、またとない機会をお見逃しなく。
【イベント概要】
▼開催場所
タイ王国アユタヤ県アユタヤ歴史公園
▼日程
2019年1月13日(日) AM6:30アユタヤツーリストセンター前スタート/歴史公園、遺跡群周回コース
▼内容
1チーム=1人あたり約3km×4人(タイ人と日本人それぞれ1名以上を含む)
▼参加特典
1位から10位にトロフィ授与
完走したランナー全員にメダル授与
記念品として全員に現地でオリジナルTシャツをプレゼント
駅伝参加費無料(RKB毎日放送が負担)
【ツアー概要】
出発日:2019年1月11日(金)
募集人員:30名
※お申し込みを頂いた時点で空きを確認。申込締切日は2018年11月10日
料金:大人お1人様、2名1室利用 128,000円
※上記の価格は福岡発着の場合。成田発着の場合は5,000円追加。羽田発着の場合は10,000円追加。
※上記旅行代金の他に燃油サーチャージ、国内航空施設使用料、現地航空諸税が別途必要(2018年9月現在 13,700円程度)
スペシャル特典:クルンシィ・アユタヤ絆マラソン2019レセプションに参加
ツアーにお申し込みの中から抽選で、ペア1組にバンコク屈指のレストラン『ガガン』のお食事券をプレゼント。
問い合わせ:RKB毎日放送 アジア戦略室
https://www.facebook.com/RKBASIA/
電話:092-852-6666(代表)*平日9:30~17:30
メール:asia@rkb.ne.jp
La Maison de la Nature Goh(ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ)
〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲2-26092-724-0955((受付時間 12:00~17:00))
18:00~24:00
日曜
http://gohfukuoka.com
Gaggan(ガガン)
68/1 Soi Langsuan Ploenchit Road Lumpini Bangkok 10330662-652-1700
18:00~23:00
日曜
http://eatatgaggan.com
この記事の筆者:dressing編集部
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