藤田ニコル、ハーフへの偏見訴え 「絶対言われてきた」言葉に衝撃
2016.12.30 13:01
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雑誌「Popteen」モデルでタレントの“にこるん”こと藤田ニコルが29日放送のNEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキがMCをつとめるTBS系バラエティ番組「NEWSな2人SP」(よる11時40分より)にゲスト出演。ハーフであるがゆえに偏見に苦悩していることを明かした。
にこるんが言われた暴言に衝撃
同番組は、異色の“インテリジャニーズ”である小山と加藤が、現代日本で様々な怒りや問題を抱えた若者たちの“デモ隊”と向き合うデモバラエティ番組で、毎週金曜深夜0時50分よりレギュラー放送中。今回初のスペシャル、全国ネット放送となった。議題となったテーマは「私たちは日本人だ!ハーフへの偏見ハンターイ!」。2015年の新生児は50人に1人がハーフ。リオオリンピックで活躍した陸上のケンブリッジ飛鳥選手やハリウッドデビューを果たしたローラなど、各界で多数のハーフが活躍しているが、日本にはまだまだハーフへの偏見が根強く残っているといい、スタジオに集まったにこるん、ラブリ、ざわちんなどが“デモ隊”として偏見を訴えた。
父親がロシアとポーランドのハーフ、母親が日本人のにこるんは、見た目への偏見にスポットを当て「ハーフ=可愛いって思うな!」と主張。「ローラさんとかそういう人がハーフって思いすぎて(イメージが強すぎて)、『完璧なひとたち』っていうイメージになっている」そうで、完璧な可愛さを求めるのはおかしい、と意見。「学校行っても『ハーフの失敗作だ』って言われたこともある」「小中学校は絶対言われてきました」と明かし、強烈な暴言にスタジオ出演陣は衝撃を受けていた。
タメ口キャラクターにも問題提起
また、にこるんは「ハーフ=タメ口ってやめて下さい」とも訴え。タメ口キャラクターとして定着しているにこるんだが実際は敬語も使えるといい「全員が全員タメ口って(思うのは)やめて欲しい。私は自分のスタイルに合っているから。これが求められてるって分かってるから(使う)」とハーフ代表のように自身のキャラクターを捉えられることへの違和感を告白。ラブリは「ハーフタレント=タメ口、おバカキャラクターポジション」のように扱うテレビ業界にも問題があるとし、これから出てくるハーフタレントにも「(タメ口は)武器にもうならない!ローラが使い切った!」とバッサリと呼びかけた。
番組では、このほかざわちん、宮本エリアナの過去のいじめ経験などを再現VTRにし放送。様々な苦労を乗り越えてたくましく成長した“デモ隊”の話を聞き、加藤は「かっこいいなってイメージがあったけどかっこいいのは見た目だけじゃない」「ハーフの人から学ぶことが多い」と感心していた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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