【UNIQLO and JW ANDERSON 2024秋冬コレクション】スタイリスト佐藤かなさんおすすめ3選

2024.10.16 23:30

提供：fashion trend news

2024年10月18日（水）、2017年からスタートした人気のコラボレーション【UNIQLO and JW ANDERSON（ユニクロアンドジェイダブリューアンダーソン）】が発売。ということで、ひと足早く、スタイリストの佐藤かなさんが【ユニクロ】プレスルームでおすすめの3アイテムをピックアップ。どんなふうに着こなすのが気分かも教えてもらいました。

伝統的な英国ファッションに今の空気が吹き込まれたコレクション

今回で15回目を迎えた【UNIQLO and JW ANDERSON】のテーマは、“懐かしい海辺の情景を感じる、暖かな日常”。英国発ブランド【JW ANDERSON】デザイナー、ジョナサン・アンダーソンは、「英国の海岸部からインスピレーションを得た今回のコレクションは、フィッシャーマンのような、素朴で懐かしい雰囲気を取り入れました。レイヤリングしやすいあたたかで着心地の良いアイテムの数々を、季節の移ろいとともに楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメント。

スタイリストの佐藤かなさんにコレクション全体の感想を聞いてみると、「イギリスの海にまつわる伝統的なアイテムが、今の空気に合うようアレンジされていたり、遊び心が加えられたりしていてワードローブに加えやすそうだな、と感じました」との回答が。
さっそく佐藤さんが注目した3アイテムを披露していただきましょう！

波打つ裾のドレープが美しいブロックチェック柄のワンピース

まず、佐藤さんが気になったのが、ブルーとダークグリーンの2色で展開する、ブロックチェック柄のワンピース。少し起毛した心地いいコットンが秋冬ならでは。
「シャツワンピースの裾がアシメトリーになっているのが特徴。ベーシックななかに、ほんのりモードな雰囲気が漂うアイテムです」

そして、本コレクションのテーマのキーワードである“海”を彷彿させるドレープもきれい！

「1枚で着ても素敵なワンピースですが、私は旬な重ね着でこなれさせるのが気分です」

合わせたのは、ブラックの2WAYタックストレートパンツ。テーパードシルエットになっているのは、裾にあしらわれたボタンとタブで裾幅を調整したから。

起毛したストレッチ素材なので、保温性と動きやすさも◎です。

バランスがとりやすいハーフ丈のダッフルコート

「毎年、必ずショップに並ぶダッフルですが、このコートで今年らしいなと感じたのはお尻が隠れるくらいのハーフ丈なこと。軽やかな見た目で、全体のバランスがとりやすいのも魅力です」

「ショルダー部分の色の切り替えがアクセントになってくれます」

「イギリス海軍が防寒着として採用していたことがルーツのダッフルコートなので、カーキのボトムスを選んでメンズライクなミリタリーテイストにしてみました」
コートを脱ぐと、Vネックのケーブル編みニットとのシンプルなコーデなのに、それぞれのアイテムに存在感があるのでいい感じの大人カジュアル感！

丸みを帯びたカーブシルエットのパンツは、トレンド最前線！取り入れるだけで、今年らしいスタイルが完成します。

メンズのデニムパンツをブカブカではくのがかわいい

「メンズですけど、このデニムパンツが気になります」と、MとLの2サイズを持って試着室へ入った佐藤さん。選んだのは、Lサイズ。
「Mもオーバーサイズでいけましたが、Lのインパクトのあるブカブカ感のほうが好みでした。丸みを帯びたワイドシルエットが、いまっぽさ満点です」

ハリのある素材が脚をすっぽり覆ってくれて、あらゆる脚のコンプレックスをカバーしてくれるのが嬉しいところ。横から見ると、ワイドなのにスッキリ！

コーディネートしたのは、2色の糸を使用し、陰影を強調した太めのリブニット。心地よくフィットするから、流行中のワイドボトムスと合わせると好バランスに！
「ベルトでウエストマークしてメリハリをつけると、脚長効果も高まります」

ワイドフィットジーンズは、このブルー以外にオフホワイト、ダークオレンジ、ダークグリーンもあり、全部で4色展開。

安定のベーシックカラーは着回しやすく、洒落感がグッと上がるのはニュアンスカラー。さあ、どの色を選ぶ？

見逃し厳禁！【UNIQLO and JW ANDERSON】の素敵な小物類

【UNIQLO and JW ANDERSON】といえば、複数買いしている人が多い靴下も見逃せない！今季も、配色やストライプ、チェック柄、ダイヤモンドステッチの編み地など、ハイセンスな足元を演出してくれるものばかり。機能も充実していて、吸湿発熱と保温性に優れたヒートテック素材が使われているほか、消臭機能まで！どの色柄にしようか、楽しく迷えます。

また、セットで使うと統一感が生まれるニット帽とマフラーも。

上品な色合いやアクセントになる柄が高ポイント。吸湿発熱機能を持つヒートテックであたたかいうえ、チクチクしにくいなめらかな肌ざわり。秋冬ならではのおしゃれが満喫できるニット小物です。

ここでは紹介しきれなかったパデッドトレンチコートやシャツ、ウールのラップスカートなど、魅力あふれるアイテムもスタンバイ。ぜひ、店舗やオンラインストアでチェックしてみて。

●佐藤かな　Profile
スタイリスト。雑誌『リンネル』などのほか、広告、カタログなどで活躍中。人気ブランドとのコラボレーションを手掛けるほか、趣味の裁縫好きが高じてソーイング本も出版。近著に『一年中着回せる簡単服』（扶桑社）が発売中。テレビ番組『すてきにハンドメイド』（NHK）では講師として出演。

senior writer：Momoko Miyake