朝ドラ「あんぱん」“ヤムおんちゃん”草吉(阿部サダヲ)の壮絶過去「涙が止まらない」「地獄のような光景」
2025.06.02 11:26
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女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の第46話が、6月2日に放送された。パン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)の過去が明かされ、反響が集まっている。<※ネタバレあり>
今田美桜ヒロイン朝ドラ「あんぱん」
朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の朝田のぶを今田、のちにのぶの夫となる柳井嵩を北村が演じる。「あんぱん」草吉(阿部サダヲ)、初めて過去を語る
草吉はのぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)に頭を下げられ、頑なに拒んでいた乾パン作りを引き受けた。そして、陸軍に無事乾パンを納めると、のぶの母・羽多子(江口のりこ)に乾パン作りを伝授し、約10年間居候していた朝田家から去って行った。草吉が去って戸惑うのぶと羽多子。前夜、草吉が乾パン作りを拒んでいた理由を聞いていた釜次は、のぶたちに「やっと話してくれたがじゃ」と切り出し、それを打ち明けた。草吉は、欧州大戦(第一次世界大戦)でイギリス軍の日本人義勇兵として戦場に行っていた。当時、東京・銀座のパン屋「美村屋」で修行していた草吉は、パン作りの腕を上げるため、密航船に潜り込んでカナダへ渡った。しかし、草吉が体験したのはパンの修行ではなく、弾丸が飛び交う地獄のような戦場だった。
塹壕の中、撃たれて動けない仲間が大勢いるが助けは来ない。草吉の横で仲間たちはどんどん死んでいった。しかし、そこで1番辛かったのは空腹だった。十分な手当ても受けられず、ろくな物も口にできないまま死んでいく仲間の横で草吉の腹は鳴る。食べるものは乾パンしかなく、極限状態の中、息絶えた仲間の懐から奪った乾パンで飢えをしのいだ。そんな辛い記憶を思い出させる乾パンを草吉は朝田家のために作った。釜次から話を聞いたのぶは言葉を失い、草吉に無理強いをさせてしまったことを悔やんだ。
「あんぱん」草吉(阿部サダヲ)の壮絶過去に反響
全国を旅しながらパンを焼いていた草吉は、どこからともなくやって来た高知・御免与町で幼いのぶと出会う。草吉はすぐに御免与町を去ろうとしたが、のぶにあんぱんを売って家計を助けたいと懇願され、一度きりの約束で手伝うことになり、そのまま朝田パン開店に協力。約10年間、朝田家で住み込みで働き、のぶたち家族の一員のようになっていた。頑なに戦争に反対する姿勢を見せていた草吉の壮絶な過去が明かされ、視聴者からは「辛すぎる」「そんな過去があったなんて」「地獄のような光景」「涙が止まらない」「生きて帰ってきてくれてよかった」「ヤムおんちゃん…泣かせてくれるなぁ」と反響が集まった。(modelpress編集部)
情報:NHK
【Not Sponsored 記事】
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