「御上先生」殺人犯・真山役、企画当初から性別変更 堀田真由の起用理由&なにわ男子・高橋恭平の印象は?
2025.01.26 22:09
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俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時~)の第2話が、26日に放送された。このほど、本作を手掛ける飯田和孝プロデューサーがモデルプレスら報道陣の囲み取材に応じ、同話をもって出演が解禁された女優の堀田真由、なにわ男子の高橋恭平の魅力や今後の展開を明かした。<※ネタバレあり>
松坂桃李主演「御上先生」
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師・御上孝(松坂)と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリーだ。殺人犯・真山役は堀田真由のキャスティングで性別変更
第2話放送終盤、第1話冒頭で描かれた国家公務員総合職試験会場での殺人事件を引き起こした張本人であり、元教師・冴島(常盤貴子)の娘である真山弓弦を堀田が演じていることが明らかになった。堀田とは、2024年に放送された同枠「アンチヒーロー」以来のタッグとなる飯田P。「真山弓弦という人物を演じる上で、心の中も透けて見えるような感覚がすごく大事だと思っています。これから真山にとって壮絶な境遇がどんどん明かされていきますが、それが演技にならない方にお願いしたかった。企画当初は男性を想定していましたが、単純に典型的かなと思ったのと、『アンチヒーロー』で堀田さんとご一緒した時に、まるで心臓の音が聞こえるかのように心を動かしてお芝居される方だなと感じて、ぜひ堀田さんに真山弓弦を演じてもらいたいと思い、真山の性別を男性から女性に切り替えました。だから性別が分からないように、あえて『娘さん』とは言わず『お子さん』という言い方をずっとしていたんです」と堀田の起用に合わせて、キャラクターの性別を変更したという。ピュアで穏やかな空気感を放つ堀田の印象とも、これまで彼女が演じてきたキャラクターとも全く異なる役柄となる真山。飯田Pは「前クールの『若草物語』(日本テレビ系/2024)とは真逆の役ですし、『アンチヒーロー』とは遠からず近からず…というような役ですよね。偉そうな言い方になってしまいますが、堀田さんには『今、堀田さんが真山を演じることに意味があるのではないかと思っています』と想いを伝えました。決して出番が多い役ではないのですが、生徒の誰よりもストーリーがあるキャラクターなんです。だからこそ『限られた尺の中で表現する難しさに挑戦したいのでよろしくお願いします』とお願いしました。殺人シーンの全容は3話で明らかになりますが、刺した時の表情やなぜ事件を起こすほどまでに感情が溢れてしまったのか、それらに辿り着くまでに自分の心がどうなってその言葉を発したのか、という部分の作り方は本人も『すごく難しいけど頑張ります』とおっしゃってくれました」と堀田とのやりとりを回顧した。
高橋恭平は「真面目な青年」
また同話より、もう一人の新キャストとして高橋がサプライズ解禁。一瞬の登場で役どころも謎に包まれており、言えることが限られている中、飯田Pは「すごく真面目な青年だと感じました」と高橋について語る。「助監督時代から、この事務所のタレントさんとお仕事をする機会がありますが、真弓(孟之)くんも含め、皆さん共通して演技に対してすごく真摯に向き合っているのがいつも感じられるんです。好青年という印象です」と話していた。
吉岡里帆、プロデューサーと密に相談した“是枝像”
さらに、第2話では吉岡里帆演じる副担任・是枝文香が自身の想いを赤裸々に吐露するシーンも。飯田Pは「このドラマは生徒の成長モノでもありますが、是枝先生の成長物語でもあると思っています。吉岡さんが『御上先生の言葉を聞いて、生徒の成長に感動することが自分の役割』だという風におっしゃっていました。今、生徒がどういう状況にあるのかを、是枝先生の受け取り方でしっかり視聴者に伝えたいと思っています。また2話で、是枝先生は自分が全然できていなかったこと、生徒に向き合えていなかったことに気づきます。それに気づいた大人がどう変化していくのか。生徒たちに対して抱いた嫉妬、悔しさなど変な大人のプライドを脱いで変わっていく大人の姿を日曜劇場の視聴者に届けたいなと思っていました。だから、今後どういう風にキャラクターが変わっていくのか、話しながら進めています」とコメント。また「レベルの高い生徒たちから信頼を受けている教師ならば、是枝先生もやっぱり凛としてなければいけない。弱さよりも、もう少し強さがあってほしくて、その強さは強がりでもいいと思うんです。そんな風に凛とした是枝先生が、御上先生によって自分の思っていた良い教師像を崩されます。これまで自信があった部分が「私は強がっていただけなんだ」「背伸びしていたんだ」と御上先生によって分かっていくので、1話の最初の登場の仕方は特にこだわって、是枝がどういう人物として在るべきか現場で話していました」と振り返った。
「御上先生」第3話以降の展開は?
最後に、今後の展開として飯田Pは「犯人の真山と母親である冴島のストーリーに加え、神崎(奥平大兼)が真山に対してどうアプローチするのか、ということが今後は神崎を軸に描かれていく感じになると思います。試験会場で起きた殺人事件と神崎がリークした不倫記事は関係があって、文科省とも関わっているかもしれない、と1話で御上が話していたことがどんどん繋がってきて、どういう風に絡んでいるのか明らかになります」と伝えた。(modelpress編集部)「御上先生」第3話あらすじ
殺人犯・真山弓弦(堀田真由)に面会した御上(松坂桃李)は、事件がこの世に及ぼした影響について語る。御上はなぜ真山のもとを訪れたのか。一方で、神崎(奥平大兼)は自分が書いた記事の真実を知るために悠子(常盤貴子)に食い下がるのだが…。御上の存在が3年2組を徐々に突き動かしていくのだが、反発も当然生まれていく。対して御上はどのように生徒を導いていくのだろうか。
そして、ついに御上の過去が明かされる――、御上の前に度々現れる謎の青年の正体とは。
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