「silent」奈々(夏帆)の手紙のナレーションが春尾(風間俊介)だった理由「徹底した演出」と注目集まる
2022.12.16 01:26
女優の川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演するフジテレビ系木曜劇場『silent』(毎週木曜よる10時~)の第10話が、15日に放送された。生まれつきろう者の奈々(夏帆)の手紙に注目が集まっている。<※ネタバレあり>
川口春奈&目黒蓮共演「silent」
オリジナル作品となる本作は、主人公の紬(川口)がかつて本気で愛した恋人である想(目黒)と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。第9話までは、奈々と手話講師の春尾(風間俊介)が8年越しの再会を果たすとともに、大学時代には互いに想い合っていたことが回想シーンにて描かれていた。
奈々(夏帆)の明かした春尾(風間俊介)への本音
ある日、手話教室で春尾は再会時に奈々からもらった手紙を開く。紙は大学時代に奈々が使っていたノートを切り離したもので、春尾は懐かしそうに「ノート」と呟く。そして「あの頃のこと謝ろうと思って会いに行ったのに話せなかったから手紙にします」という奈々からの手紙が春尾の声で映し出された。奈々は「聞こえる人に囲まれて必死に目で文字を追いかける毎日で、春尾くんが私の顔を見て必死に手を動かしてくれることがすごく嬉しかった」と喜びを伝えるとともに「春尾くんが手話を仕事にするのが嫌だったわけじゃない。自分とは違うと思い知って辛くなっただけ」とし、自分にはできない聞こえる人の通訳を春尾ができることから、自分との違いを実感したという。最後には「優しくしてくれたのに受け入れられなくてごめんね」と結ばれていた。
明かされた奈々の春尾への本音に涙する視聴者の声が多数。また、一般的には手紙のナレーションは書いた人の声で読まれることが多いが、ろう者で声を発することが難しく自分も他人も奈々の声を知らないことから春尾の声で反映されたと考えられる。こうした設定に「徹底した演出」「奈々という人物像がよりリアルになった」など絶賛の声が寄せられている。(modelpress編集部)
情報:フジテレビ
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